Fate/grand order 仮面ライダーW 体験クエスト 作:通りすがり
「決めるぜ、フィリップ。」『あぁ、メモリブレイクだ。』
「雑で結構、んじゃおつかれさん。」
「えぇ、勿論分かっています。では、これで。」
俺の名前は左翔太郎
ここ、風都でハードボイルドな私立探偵をやっている。
今回、俺はとある依頼人から人探しを引き受けた。
その人物を探していく内にここ最近風都で頻発している事件との繋がりまで出てきやがった。
紆余曲折あって目的の人物を保護したは良いもののこの事件、根が深そうda...スパーーン
「っ!?痛ッて~~な、なにすんだ亜樹子ォ!」
「なーーに黄昏とんじゃ!藤丸君が戸惑ってるでしょーが!」
────ここは鳴海探偵事務所、藤丸立香は無事『仮面ライダーW』の拠点にたどり着いていた。
翔太郎の突然なモノローグは置いといて、状況を確認する。
「っとようこそ、鳴海探偵事務所へ。歓迎するぜ。改めて、俺は左翔太郎。ハァ~ドボイルドな私立探偵をやっt「ハーフボイルドの癖に」あんだとォ!」
「はいはい気にしないでね~。んで、アタシは鳴海亜樹子。この事務所の所長を美・少・女・所長をやってまーす。」
「よく言うぜ...とっくに結婚してるのにな..」
言いながら翔太郎はソファに腰掛ける。
次の瞬間小気味良い音が翔太郎の頭で鳴り響く。
亜樹子が『やかましいわ』と文字の入ったスリッパでぶん殴ったのだ。
「~~~~~~~~~ってーな!パカパカパカパカ殴んじゃねぇよ!」
「そっちが要らんこと言うからでしょうが!あ、藤丸君はソファに座って良いからね~」
「と、どうも(いたそう)……その、喧嘩中に申し訳ないんですが。この人、何とかなりませんか?」
そう立香が示した先には
「これが令呪というものか……質感は皮膚と……変わらない様だね、実に興味深い。」
フィリップが立香に張り付いていた。
それを見た2人は観念したかのように言う。
「すまねえ、ソイツは俺の相棒なんだが…気になる事があるとそれしか映らなくてな……そのまま暫く我慢してくれ、ある程度調べれば離れてくれるはずさ。」
「そーそー、フィリップくんはこうなると止まらないからねー」
「それならまぁ……でも事務所も皆さんもいるんですね。記録映像で見たそのままだ。」
フィリップが齧りついたまま立香は話す。
「もしかして俺たちの事、知ってるのか?」
「カルデアに僕たちの記録が残っているのかい!?これは更に聞くことが増えたね。」
「まー待て待てフィリップ。ある程度俺たちの話が伝わってるのなら話が早い。こっちの事情を話せば良いわけだからな。」
そういうと翔太郎は徐に話し始める。
「一応の確認だが、藤丸。お前さんは俺たちをどこまで知っている?」
「映像記録は一通り見ました。……ええっと、あなた方が『如月弦太朗』さんの助けになったり、『駆紋戒斗』の手助けをしたのも知っています。」
まぁ見たというより見せられたに近いが、立香はつらつらと答えていく。
「そうか、カメ子は....いやそいつは野暮だな。お前さんが基本的な知識があるのは分かった。」
翔太郎はどこか懐かしむような目をした後、払う様に首を振る。
「じゃあ今度はこっちの番か。俺達は今、風都に頻発している3つの事件を追っている。」
「というのも依頼人が『藤丸立香を探して欲しい』と依頼してきたからだ。」
「………それが何故、捕まっていた自分を助けるのに繋がるんでしょうか?」
立香としては助かるのだがそれだと少し繋がらない。
そもそも立香は風都に知り合いがいないはずなのだ。
「ん?依頼人は『藤丸立香の後輩だ』と言っていたが…
そうやって、立香を探していく過程でこの街に起きている事件と繋がりがあったからなんだ。」
「んで、事件の1つである『全身拘束事件』要はチェインの件だな。それを追っていたらアンタが見つかったって訳だが。」
「.................俺は風都には来たばかりなのでそもそも知り合いがいません。その後輩はいますが多分本人ではないと思います…」
当然、立香は突然縛られていた状態から始まった為に風都に知り合いなどいるはずもない。
しかも『後輩』を名乗るという事はカルデアに居ると思われる『マシュ・キリエライト』を知っている訳で、これはそこそこ何かを知っている人の犯行なのではないだろうか。
「だとすると、依頼人に心当たり無し、か。その上お前さんの知り合いを騙って依頼してくる辺り、こいつぁかなりの厄介ごとになってきたな。」
一通り
「まぁその心配も分からんでもないが、暫くゆっくりしていくと良い。なぁに心配するな。なんせ、この街は俺の庭……なんだからな。取り敢えず調査がてら風麺一緒に行くか!美味いぞー」
「そういうのは経費で出ないからねー!」
「んなけち臭い事言わずに出してくれよ」
「無一文っぽい藤丸君のは出してもいいけど、翔太郎君のは出さないからね!」
「そこをなんとかお願いしますよ亜樹子大明神……」
「都合のいい時だけ大明神扱いすんな!」
気を取り直した翔太郎はこんなことを提案する。
風都を散歩がてら案内しようというのだろう。
流石に経費でラーメン代を落とすのはどうかと思うが。
「待ってよ翔太郎。君が連れて行ったら藤丸立香を調べられないじゃないか。調査には君一人で行きたまえ。」
そこにフィリップが割り込んで来る。
「ちょっと調査したらすぐ向かわせるから妥協してくれよ…話してる合間に少しはデータが取れたろ?」
「流石に少なすぎるよ。大体君はいつもせっかちで感情的に〜」
「んだと、そっちだって勝手に行動したりして厄介なことに〜」
しかし………段々と話が逸れてきた。
「え、えぇ。(なんだかぐだぐたしてきたなぁ今回の特異点……)」
「二人とも喧嘩しなーい!」
そう思いながら二人を何とか亜樹子と宥めていく立香。
それでもどこかゆったりした空気が流れていた。
一方、事務所で流れるラジオにはこんなニュースが。
『―――――――現在も風都の複数箇所で建物が崩壊したなどの事件が頻発しており、警察は注意を呼びかけているとのことです。』
『なお、現場には盾のマークが入った犯行声明と思われる紙があり、警察も捜査を進めている模様です。』
次回、Fate/Grand Order 仮面ライダーW体験クエストは!
「最近流行ってるらしいよ〜『破壊者』ってやつが!」
「『破壊者』だぁ?でもあれは確実に……」
「セ・ン・パ・イ、みーつけた」
「誰でも良い、来てくれー!」
「……おぉ、アレが今回の圧制者かね?」
これで決まりだ!
何かよくわからないけど話が進んでいく……