Fate/grand order 仮面ライダーW 体験クエスト 作:通りすがり
「事務所も皆さんもいるんですね。記録映像で見たそのままだ」
「俺たちは3つの事件を追っている」
「自分に風都の知り合いはいない筈なんですけど……」
ひと悶着あったが風麺屋台の前である。
結局、ここに来るのは数時間後となった。
というのも
「くっそぉぉぉ………俺の切り札であるグーが効かなかっただとぉ…!」
「ふふ、甘いね翔太郎。じゃんけんには必勝法に近い方法がある。その上、君の場合少し煽ればグーを出すのは検索済みさ。」
「あんたたちー、熱くなるのは良いけど程々にしときなさいよー」
少しドヤ顔のフィリップ、orzとなる翔太郎
そんな二人をどこか冷めた目で見る亜樹ちゃんがどこか印象的だったなぁと思う立香であった。
そんなこんなで急場の機材で詳細な調査をしたり問診をしたりと様々であった。
具体的には
「君の言うカルデアと言うのは本当に存在するのかい?」
「魔術?と言うのはどういうものがあるんだい?検索を掛けても見覚えの無い言語が出てきてね…」
「サーヴァントと言うのはどういうのが居るんだい?」
と、そこそこ多岐に渡った。
立香としては魔術とやらは初心者だしカルデアにしても一般人より知ってる事はほぼ無いのだが。
だが、最後のサーヴァントはこれまでの旅路を話す事は膨大であった。
カルデアに来て初めて先輩と呼んでくれた後輩、燃え盛る街で助けてくれた
そして、10の指輪を己が存在の抹消に使った頼りなさげな英雄の話も。
ここまで語った所で待ったが入った。
翔太郎の頭がオーバーヒートしたからである。
「えー、それで…と言う事はアレか?立香はそのサーヴァント?たちの助けを借りながら世界を救ってきたって事か?正直規模がデカくなりすぎて分からなくなってきたが??」
「……そうですね、それに加えて季節ごとに規模の小さな事件が発生するのでそれを解決したりしてます。特にハロウィンは凄くてチェイテ城とピラミッドと姫路城が縦に重なtt「チェイテ城とピラミッドと姫路城だって?この3つの建造物は元は無関係のはずだ!どういう経緯でそうなったのか詳しく聞いても?」」
「やーれやれ、こりゃまた長くなりそうだぜ……しかしまぁ、俺達と同じ、それ以上に救ってる奴が居たなんてな。俺も気合入れねぇとな。」
この話を聞きながら密かに決意を新たにする翔太郎だった。
そんなこんなで風麺の時間である。
翔太郎は意気揚々と風麺の親父に注文する。
「いよっすマスター、風麺2つ頼m「3つね!」おまっ、なんで付いてきてんだ!」
なんか自然に亜樹ちゃんが付いてきていた。
「だって、このままだと翔太郎君、経費で二人分落とすかなーって思って。それならもう私の分も変わらないでしょ?」
「ぐぅ、それを言われるとまぁ……腑には落ちないが。」
「はい、風麺3人前 そういや翔ちゃん、アノ子例の物受け取ったヨ。」
「おっ、そうか!助かったぜマスター!俺たちはその時には手が離せなかったからなぁ。」
「いいってコトよ、翔ちゃんはお得意さんだからネ。」
「(………?)」
翔太郎と風麺の親父の間に『何か』あったらしいが立香には伺い知れない。
そもそもカルデアの映像記録は2017年で止まっているからだ。
2018年の後輩の話はまた別の話である。
それはさておき、三人はズルズルとラーメンを啜る。
ここのラーメンは味の面では特筆することはないがなんと言っても具のナルトである。
器を覆うほどの巨大ナルトを避けながら啜るのはどこか乙なものである。
「どうだ、うめぇだろ。」
一足先に食べ終えた翔太郎は立香になんとなく聞いてみる。
「ズルっズル!」
それに対して立香は啜る事で応える。
「おぉ、美味いのは分かったぜ…そ・れ・じゃ 情報、聞かせてもらうぜウォッチャマン。」
「ようやっとボキの出番だね〜!いや翔ちゃん昼飯まだなら言ってよ!一緒に食べたのに、なんか待つ羽目になったじゃん!あ、その子が噂の藤丸君?いや本当にいたんだねぇ、流石のボキもガセネタかとちょっぴり思ってたよ〜。あ、藤丸君写真良ーい?良い?やったぁ!ブログに上げよーっと。「うおっほん!」あぁ、情報ね。」
「そうだ、話は逸れちまったが残り2つの情報が欲しい。頼めるか。」
「良いよぉ〜どっちから聞く?『破壊者』?それとも『旋風』?」
「『破壊者』だぁ?」
この単語には翔太郎も縁がある。
しかし……彼は既に通り過ぎたはずなのだ。
その彼を象徴するあだ名に食いついた。
「そいつはねぇ、夜な夜な街を破壊して回るだけのシンプルな事件なんだけど、被害が半端じゃないのよね〜いつかのビルが溶ける事件あったじゃない?規模は一・緒。ビルが根っこから吹き飛ばされたりするらしいよ〜被害にあったのはここら辺だよ」
そう言いつつ地図で示していく。
「あの時と同じ、か……」
翔太郎の幼馴染である
「それと、『旋風』の方はまだ謎だよ〜というのは事件の規模がショボいんだよね。風都でヤケに風向きが頻繁に変わるとかそのせいで風力発電の設備に少し負荷が掛かってるんだとか。」
「そうか、助かったぜウォッチャマン。」
そう言いつつメモし終えた翔太郎はウォッチャマンに畳んだお札を渡す。
「確かに、というかさぁ翔ちゃんそろそろこの方式止めない?時代は電子マネーだよで・ん・し・マ・ネ・ー」
「いやこの形式がハ〜ドボイルドなんだよ!」
「ハイハイハードボイルドね、まぁ最近電子マネーも種類増えすぎて困ってたし逆にありがたいけど、毎度。」
「それなら文句付けるなよ……んじゃ行くか。マスター、ごちそうさん」
「は〜い、じゃあね〜ごちそうさまでした」
「はい、ありがとうございましたウォッチャマンさん、親父さん」
言いながら二人も席を立つ
「はいは〜い立香君もまた写真撮らせてね〜」
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「ということで現場を見に来たが…こりゃあ酷ぇ。」
「これは………」
翔太郎たち(亜樹子は無理やり帰らされた)の前には無残にも砕かれ原型を留めてない7階建てのビルの姿があった。
警察も捜査している真っ最中の壊されたての場所から当たっているのだ。
「情報によると規模がマチマチだったりするんだよな……数階建てのビルの時もあれば数十階ある高層ビルがターゲットの時もあるとか」
「オイオイ部外者は立ち入り禁止だz…って探偵!?しかもガキまで増えてる!?」
二人が話している間に真倉刑事が割り込む。
「あー、うるさいのが来ちまった。立香、コイツの言うことは気にするなよ。なんせナマクラだからな「うるっせぇよ大体いつもお前は事件に」」
言い争う二人に更に人影が増える、どこかで見た芸能人に似てる刃野刑事だ。
「お〜う翔太郎か。まぁ真倉もやかましいぞ。持ち場に戻れ」
「ほーらジンさんが持ち場に戻れってよ」
「ガルルルル」
しぶしぶ持ち場に戻っていく真倉刑事
「んで、どうだ翔太郎。この事件、何とかできそうか?というかその子は……?」
「えぇ、なんとかしてみせますよ。あぁ、コイツは藤丸立香。期間限定で俺の助手をして貰う事になりました。」
「助手になりました藤丸立香てす、よろしくお願いします。」
風麺を食べながら立香も身の振り方を考えていた、その結果が助手としてついていく事である。
「おう、しかしなんだな。いい目をしてんじゃないのよ、翔太郎のヒヨッコな頃よりよっぽど頼りになりそうだ。」
「いやジンさんそんなまさか」
「それ程でも……ありますね。」
「立香お前そこは乗るのかよ!?」
という一幕を挟みつつ刃野刑事から情報を貰う。
「まぁご覧の通りの有様だよ、照井警視が居ないと俺たちも後手に回ってしまう。」
「そういえば照井さんって居るんですよね。今どこに……?」
立香は前から気になってた事を聞く。
そもそも、風都の仮面ライダーは一人ではないのだ。
仮面ライダーアクセル=照井竜が居るはずなのだが……?
「照井は今は出向しててな。しばらくは留守にしてるんだ。」
「そうなんですね……?」
「理由は分からねぇ、急な出向だったからな。んじゃジンさん、資料ありがとうございます。」
「おう、あとは頼んだ。」
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二人は整理する為に人気の多い噴水の近くで話し合っていた。
「んじゃあこれをフィリップに送って、と。頼んだぜバットショット」
『★✩✦♯!』
不思議な機械音とともにバットショットは貰った資料を探偵事務所にいるフィリップに届けにいく。
十分後、翔太郎の持つスタッグフォンに着信が入る。
「どうだフィリップ、何か掴めたか?」
『ふむ、貰った資料を見ていると今回の事件は大まかに2つに分けられるね』
「犯人は複数人いるって事ですか?」
横で聞いていた立香も会話に入ってくる。
『あぁ、そういう事になる。片方は破壊痕から見てバイオレンスだろう。それにしては少々威力が高すぎるけどね。』
「どういう事だよフィリップ?」
『バイオレンスの件を思い出してごらんよ、あの時は地面に1mくらいの穴を開けてはいたが、それだけだったろう?ビルを壊すなら複数回の破壊痕が残るはずだ。だが資料には一撃で破壊された音や跡が残っていないのは妙だ……まるで、威力がかさ増しされたみたいな……』
「……要するにバイオレンスにしては出力がおかしいって事か?」
『そうなるね、それともう片方の傾向だが…これに関してはよく分からない。』
「よく分からないだぁ?お前の『地球の本棚』でもか?」
『正確には絞り込めないという感じかな。まるで複数犯のような多彩さだ。』
「まるで十徳ナイフみたいですね。」
『なるほど……その線で攻めてみよう。何かあったらドライバーで頼むよ。』
「おう」
そうやって通話は終わった。
「さて、後は……「セ・ン・パ・イ、みーつけた」うおっ、アンタは……」
「ムガゴゴゴゴ」
突然現れた闖入者に驚く翔太郎、立香は突然の事にされるがままになっている。
数分後
「あ、ごめんなさい突然……でもほんとに連れてきてくれて嬉しくて舞い上がってしまいました……」
と、闖入者である女性──『
ショートの髪に眼鏡、風都の高校である学生服に身を包んでいるが一番の特徴は────
「(なんだか……マシュに雰囲気が近い……?)」
元の世界にいる
どこか健気な後輩系のキャラがあるというか、無理をしてない(キャラ付けをしていない)のがわかる程度には馴染んでいる。
でも確かにマシュ(後輩)ではない、なんだか不思議な雰囲気の少女だ。
そんなことを考えながらも二人の会話は進んでいく。
「しかし、なんだ。これで依頼はひとまず半分は完了ってとこか?」
「えぇ、私の依頼は『藤丸立香を捜索して一目会うのとその後の保護』なので、後はまたお願いします。」
「はぁ〜依頼金は前金で都度貰っているから良いが……ほんとに良いのか?知り合いでもないって立香は言ってたが、アンタ一体何者なんだ……?」
「………………私はz「オイオイこんなところにいやがったぜ!」」
突然遮るように無粋なドレッドヘアの男の声が響く。
「……あぁん?何だテメェ。」
あまりにも不審な男の姿に翔太郎は咄嗟に聞いてしまう。
「オレぁ、コレだよ。アンタらの探し人ってやつさぁ!」『Violence』!
『おぅらぁ!』
変化するや否や、勢い良く左腕の鉄球を叩きつけるバイオレンスドーパント。
「っ!立香、桐絵さん!伏せろっ!」
直後──────爆音が響き、噴水一帯が轟音と共に振動した。
少し少し前に戻る。
ドレッドヘアの男が現れた時、立香は猛烈に嫌な予感がしていた。
いきなり話しかけてくる割に親近感が一つも感じられなかったからだ。
なので立香は翔太郎の影に隠れながらこっそり召喚の手順を進めていた。
「ーー抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!来てくれ──!」
そうやって来たのは、巨大な、
「……おぉ、我らが同胞よ。コレが今回の圧制者かね?」
次回、Fate/Grand Order 仮面ライダーW体験クエストは!
「ハァッハァー、潰れちまえ!」
「……っ!新手か?」
「信じられないが……あのドーパントは」
これで決まりだ!
今度は12月過ぎには更新していくかも。