Fate/grand order 仮面ライダーW 体験クエスト   作:通りすがり

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前回のFate/Grand Order 仮面ライダーW体験クエストは!

「桐絵燿ちゃん、最近……ひと月前だったかな? ちょっと問題を起こしたっぽい」

「検索を始めよう」

「ったく有象無象が、薙ぎ払うぞ」



Bの崩壊/壊れたのは───

始まりはお互いの拳だった。

 

「ウォリャァァァァ!!!!」

 

『ッ!シッ!』

 

「うぉわぁっ!?!分かっちゃいたが重ってぇ……」

 

CJとブレイカードーパントの左手が交差し、あっけなくWが吹き飛ばされるが直ぐに受け身を取る。

そもそもの重量差が違い過ぎるのだ。

ブレイカーはある程度身体に武装を仕込んでいる。

その状態で殴りかかったので結果は火を見るより明らかだった。

 

「んにゃろうやってくr『翔太郎、ここはメモリチェンジだ。メタルにしよう』了〜解」『Metal』『Cyclone Metal』

 

「おぉぉぉぉぉ」

 

『はっ、半分硬くなったところで!』

 

軽快な風と硬派な鋼の音楽と共にサイクロンメタルにメモリチェンジ

それを見たブレイカードーパントも手をガトリングに換装、Wに叩き込む。

弾丸の束にWは予期していたのか、風を纏ったメタルシャフトを前方に振り回し、突撃する。

 

「っらぁ!」

『その長物、長すぎるだろ、カットしてやる……よっ!』

勢いにも一切怯まないブレイカーは胸を貸す待ちの体勢を取る。

 

「ハッ!オオォォォ!ってメタルシャフトが折れたァ!?」

………したのだが、まさかのメタルシャフトがまさかの力負けで延長部分が折れた模様。

 

『興味深い!手に仕込んだ溶解液でメタルシャフトの強度を下げて折ったんだ!こういう風にも使えるのか……!』

「オイオイフィリップ、そういうのはもっと早めに言ってくれ……」

 

これを見たフィリップは事前に読んでいた知識の再確認が出来た為、なんだか嬉しそうに仕組みを見抜く。

 

 

『チッ、そういうのも分かんのか。”地球の本棚”、厄介だねぇ。でもその武器は使えないだろ?次のメモリでもするかい?』

 

『翔太郎、サイクロンでマキシマムだ』

「お?……おう!」『Cyclone!MAXIMUM DRIVE!』

 

『………そんな折れた物で何を……?』

それを見ていたブレイカーは表情は窺えないがどことなく苦虫を噛み潰した声で煽る。

が、フィリップは気にした様子もなくマキシマムを指示する。

 

結果はすぐに出た。

折れたメタルシャフトをいつもみたく振り回し、ブレイカーに当てにかかる。

………明らかに届かない間合いで。

 

「『メタルエアストライカー!!』」

『明らかに距離が届いて居ないじゃあない………ッ!?ガッ!?!?』

一瞬気を抜いていたブレイカーも明らかに何かの圧を感じたのか咄嗟に防御したが、予想以上の衝撃にそれなりのダメージを負い、全身に備えついた武装がはがれ落ちていく。

 

『驚いたかい?メタルエアストライク、サイクロンメタルで使えるちょっとした裏技さ。折れた部分を圧縮したマキシマムで得た膨大な空気圧で延長する。それをそのままぶつければ射程の見えない技になる。本来はシャフトに纏ってある程度間合いを誤魔化す為の技だけど応急処置、という訳さ』

 

『何処かのアーサー王はこれを風王鉄槌(ストライク・エア)と呼んでいる様だがね、それを参考にさせてもらったよ』

つらつらとフィリップは説明していく。

 

『グッ……!舐め……るな!』

 

武装は多少はがれたが彼女にはまだ手はある。

そう、例えばーーーーーーーさっきメタルシャフトを溶かした溶解液を弾丸にするとか。

 

『ハァッ!』

『翔太郎』『Luna!』

「分かってる!」『Trigger!』

 

『Luna Trigger!』

 

咄嗟に二人はルナトリガーにメモリチェンジ、迎撃しようとするが次の瞬間

 

『おわぁぁぁぁぁあああああああああああ!1!!!!!!?????』

『ちょっ、ボグワァッッ!?!?!?』

吹っ飛んできたベクトルドーパントが溶解液の弾道に全て当たっていった。

 

『っイッテテテ、なんか掠ってんのか溶けてるじゃん何してくれてんの……』

 

『いやこっちの台詞なんだがぁ!?何攻撃持っていってるんだよ!』

 

『しょうがねぇだろこっちものっぴきならn……あっ』

『またそんな指差しても騙されませn 』

 

やたらの気の抜けるやり取りをした直後、赤黒い雷撃に二人が呑み込まれる。

 

『……………………………チッ、仕留め損なったか』

「モーさん…………」

そこに不機嫌最高潮のモードレッドと立香が駆けつける。

 

 

Wが戦いを始めた頃────

「オラオラァ!どうしたどうしたァ!」

藤丸立香と白銀のサーヴァント、モードレッドは順調にマスカレイドの軍団を倒していた。

「………チッ、歯ごたえがなさすぎる。時間稼ぎにもなんねー」

 

「モーさん、油断は──「わーってるよ、なんかおかしいことはな」」

 

「例えばそこにいる奴、とかなっ! 」

言うと同時に物陰にクラレントをぶん投げる。

 

『うひー、これでバレるのか』

 

「ったりめーだろ、殺気を隠せてない視線なんざ。いいとこ三流だからな」

投げたクラレントを拾いながらなんてことない様に言う。

 

『手厳しい、流石は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って所か()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()たぁ驚きだ』

明らかに喋り過ぎだとは思いつつペラペラと話し続けるベクトル。

「………………………………………………………………………………………」

 

「ま、不味い!アンタ、離れろっ!」

 

『えっ、オレなんか不味いk,ぶっベルごぶちゃぁ!?!??』

当然の如く吹き飛ばされる。

「テメェは跡形も残らずぶっ潰す、もう喋ンなくていいぞ」

 

『ブッ、ゲハッゴホッゴホッ。うへ、なんか土入りかけた。えっ、嘘目の前に剣がaぶるぅわぁァァァ!』

 

 

「あぁ、こうなったらもう止められない……最悪令呪で……」

何かを諦めたかのように右手の令呪を見ながら呟く立香

 

『いや、ま……だァァァァァ!』

流石にやられっぱなしは嫌なのか。

ベクトルも気合で抜け、ようとしたのだがタコ殴りである。

「チッ、やたらと頑丈なヤツだ」

 

 

そして吹き飛ばされたシーンへと繋がる。

 

ふぃー、あぶねーあぶねー。巻き込まれて二人ともオダブツになる所だった』

 

『アンタ絶対後でぶん殴るからな』

 

『おー、コエーコエー。んじゃオレはやれるだけやってみますよ、っと!』

そう言った直後、主がないクラレントがすっ飛んでくる。

 

『ウヒェッ!じゃあまた後で!』

 

『アタシは暫く会いたくないけどね』

 

「あれもアンタの仲間だよな、良いのか?」

 

『あぁ、いいのさ。騒がしいヤツだけどあんなんでも()()の幹部と同じスペックがあるのは信じられないよ』

白けてしまったのか、呆れる口調で話し出す。

 

『ベクトル・ドーパント。この世に存在する運動エネルギーの向き、則ちベクトルに干渉するらしいが真に恐ろしいのは()()()()()()()使()()()()()()()()()()事だ』

饒舌に話しているフィリップ。

 

『詳しいねぇ、やっぱりチート、チートだよそれ(地球の本棚)

 

『そりゃどうも。所で、君はお姉さんだというが君なりに思うところがあるのかい?』

 

『んにゃ無いね、暴れられたらそれで良い』

 

『なら、僕たちに負ける道理は無い。そうだろ翔太郎』

「あぁそうだなフィリップ。なんせ俺たちは、風都を泣かせる奴を許さねぇ!」

 

『あぁ?何を………………ふぅ、駄目ですねこの姉は。破壊衝動だけを押し付け過ぎた報いですかね?』

 

『じゃあ、私も本気を出そうかな……パージ』

そういうと残っていた装甲と武装が全て剥がれ落ちていく。

残ったのはスラリとしたヒトガタのブレイカー。

 

『ほう、身体を軽く……これは地球の本棚には書いていたが詳細までは無かった!』

 

『当たり前ですよ、これは私が表に出ないと使えないんですから。』

 

静かな口調で話し続ける。

『今は出張中らしいですけど、其方にはアクセル?の青いフォームみたいなモノですよ』

 

『ただし、威力は桁違いですけどね』

 

『ならこっちも奥の手を、来い、エクストリーム!』

呼びかけに応じ、鳥とも機械音にも聞こえる鳴き声を上げながら大型のエクストリームメモリがダブルをサイクロンジョーカーエクストリームへと進化させる。

 

「「さぁ行くぜ!」」

 

『えぇ……やってやろうじゃ無い、のよっ!』

 

といった直後、踏み抜かんばかりに走り出し

当たると必殺の打撃が無数に振る舞われる。

 

「ふむ、解析を完了した。翔太郎()()()()()()()()()()()

 

「はぁ?っとぉ!?」

 

フィリップの言う通りに適当に動くと

「………ぐぉぉぉぉおおお、これでも!かなり、ダメージだぞフィリップ!?」

 

「問題、ない、彼女を見なよ」

ダメージも残る体で見ると

 

『っ!なんでっ!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

武装を捨て去ったブレイカー(自分)の拳は当たると確実に相手を壊す。

ビルを壊す時に警備員に一度試したからこれは確実な筈なのにである。

 

「簡単な、話さ、君のその技術は高度過ぎて()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ダメージから復帰しつつあるのか、饒舌に語り始めるフィリップ。

 

『補、正………?』

 

「そうさ、本来君のその技は中国の発勁の達人が的確な、いや違うな。寧ろ()()()なツボを押す事で物を壊す技術だ」

淀み無くフィリップが解説していく

 

「君が試した人は速すぎて何も出来なかった様だが、僕達だと中途半端に見切れてしまう事で不完全な技になってしまったと言う訳さ」

 

『そ、そんな、馬鹿な……中途半端に動けただけで……』

 

「尤も、君のそれは確かに届いていたけどね。ある程度ダメージを受けてしまった事だし」

肩をすくめる仕草でフィリップは言う、完全に煽っている。

 

「ヒュウ〜エゲツねぇ〜………(が今回も頼もしい限りだぜ)」

 

「翔太郎、決めよう」 『Prism!』

『Cyclone Maximum Drive』

『Heat Maximum Drive』

『Luna Maximum Drive』

『Joker Maximum Drive』

 

二人は順々にメモリを装填していき、通常ではあり得ない程のエネルギー(クワトロマキシマム)がプリズムビッカーへと集まっていく。

「あぁ、これで決まりだ」

 

それを見た立香は

「向こうも決めるみたいだ。モーさん、()()()()()()()()()宝具を発動して!」

 

「やっとかよマスター!待ちくたびれたぜ!」

 

「んじゃ、我が剣にて滅びろ畜生が」

 

白銀のクラレントが展開し、禍々しい色に染まっていく。

 

「我は王に非ず、その後ろを歩む者。彼の王の安らぎの為に、あらゆる敵を駆逐する」

淡々と、ただ淡々と宝具の宣言(宝具台詞)を紡いでいく。

 

我が麗しき(クラレント)─────」

「『ビッカー──────』」

二人の怪人に振り落とされるは収束された全てを断ち切る魔剣/解析の刃。

 

 

父への反逆(ブラッドアーサー)

「『チャージブレイク!』」

 

二人へ赤黒い/虹色の刃が迫る。

 

『こんなもん反射してしまえば………なっ!?俺の、反射できる容量を超えてやがる!』

 

『こんなっ、こんなところでぇぇぇえぇぇぇえええええ!!!!!』

 

そう言い残し、二人は盛大に爆発

残ったメモリも落ちた衝撃でガラスのような小気味良い音を立てて割れる。

 

「これで、良いんだよな。エアr────」

 

「そんな……でもあの人は次に会う時は……って………」

そう言うと桐絵 燿、ベクトル両名は意識を失う。

 

「ようやく終わったぜ、しかしなんだぁ?こいつら、最後妙なこtガッッッッッ!!?!?」

 

「翔太郎!?」

 

変身を解いた翔太郎に透明な力の塊が直撃し、バウンドしながら数m吹き飛ばされる。

 

「おーおーおー、きっちりブレイカーとベクトルを倒しちゃったね。まぁ助かったけど」

黒のタキシードの上から白衣を着た不思議な男は出てきて早々ズカズカと言う。

生身で指鉄砲をした不思議な態勢で。

 

「誰……だ?」

フィリップが問いかける

 

「初めましてフィリップ君、自分は……名乗るのが畏れ多いな。街を守った仮面ライダーに仮でも名乗っていいものなのか?分からん……」

先程の不敵な雰囲気が散り、突然ボソボソと独り言をつぶやき出す。

 

「何をぶつくさ言っている。答えるんだ!」

 

「じゃあまぁ……強いて言うなら『Aero』」

男は懐から取り出したガイアメモリスターターを押す。

 

「エアロとでも呼んでくれ、本来ならもう少し良い名前があるんだけどね?」

 

「それじゃ、一本返してもらう……よっ!」 『Aero/■■■■■■』

エアロがそう呟き、指で何か指示した瞬間

「藤丸立香!」

 

「カッ、カハッ!」

 

「マスター!ちっ、契約(パス)が……安定しねぇッ!」

そう言うとモードレッドは追い立てられる様に消滅させられる。

立香はなんとか立ち上がるもすぐに倒れる。

全身が段々と光に包まれ、強制的に退去され(世界から弾かれよう)としているのだ。

 

「やはり藤丸立香の身体にあったあのメモリは、彼をここに留めておくためのメモリだったんだね」

近づいたフィリップは消えそうな立香に何かを囁く。

 

ふらつく立香の後ろには鎖で描かれたチェインメモリを咥えた龍のガジェットがエアロの手に乗る。

 

「正〜解〜、流石はフィリップ君だ。うむうむ、これで目的は完了っと、いやーお疲れ様。色々集まったから本当に助かったわぁ。それじゃ、お暇させてもらうよ」

言いたいことを言って悠々と帰ろうとするエアロ。

 

「待て!」

それを立ち塞がるフィリップ。

 

「………へぇ、まだやるんだ。相棒は立ち上がれない程度にボロボロ、来訪者は消えつつあるってのに」

 

「当たり前さ、これだけ好き勝手にやられてみすみす逃しはするものか」

怒気を孕んだ声でフィリップは言う。

 

「でも君が主体ならファングジョーカーしかないと思うが?このエアロメモリでファングは心許ないと思うけど」

男は手にしたシルバーランクのエアロメモリを持って手をヒラヒラと振る。

 

「あぁ、『僕たち』だけなら無理だったかもしれない。」

 

「けど、ここには()()()()()()()()()が居る!」

それを聞いてフィリップは否定する。

 

「そのマスター(藤丸立香)も今や退去寸前だけどねぇ、コイツで留めておかなきゃ(チェインメモリが無きゃ)この世界から弾かれる程度の、な」

 

「その結果は……こうさ!来い、ファング!」

 

『Fang!』

機械的な咆哮を上げた恐竜型ガジェットがフィリップの掌に収まる。

 

「行くよ翔太郎」

 

「あぁ、やろうぜ相棒。ここで、決める!」

『Metal』

()()()動ける程度に回復している翔太郎がメモリを構える。

 

「あら?メタルとか使えたっけか……というか直接メタルからだぁ?」

それを見たエアロは翔太郎の動きよりもそちらに気を取られてしまう。

 

そして──────

『Fang Metal!』

 

白と銀のツートンカラーで彩られた牙の戦士が堂々と宣言する。

 

「『さぁ………お前の罪を、数えろ!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、Fate/Grand Order 仮面ライダーW体験クエスト

最終回!

 

 

「藤丸立香。君は悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」

 

「あぁ、やっぱり楽しいぜ、仮面、ライダーァァァァ!」

 

「お別れだ、藤丸立香」

 

これで終わりだ!

 




お待たせしました。
もうなんかぐだぐだ。
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