Fate/grand order 仮面ライダーW 体験クエスト 作:通りすがり
「『メタルエアストライカー!』」
「燦然と輝く─────我が麗しき父への叛逆!!」
「さぁ、お前の罪を数えろ!」
話は今の戦いの直前まで遡る
鳴海探偵事務所 ガレージ
『もし、黒幕から君の身体にあるメモリを抜き取られたときの為に、僕たちとサーヴァント契約していこう』
サラッととんでもない事を言うフィリップ。
『えっ、でもそんな事は…………? っ!』
『そう、僕は
何かに気づいて言葉に詰まった立香の言葉を繋いでフィリップは言う。
『君たちカルデアには、星から生み出された精霊種が居るらしいね。僕もその要領でいけるはずさ……多分ね』
『まぁまぁ怪しすぎる自信!』
彼は子どもの時に一度、星の記憶の意思とのアクセスポイント(通称:泉)に落ちて命を喪っている。
それを偶然触れた地球の記憶がある程度成長した少年の姿で再構成した。
その経緯をフィリップは星の触覚を担う者達──受肉した精霊のサーヴァントとして契約をしようと言うのだ。
『なんにせよやってみようじゃないか! さぁ! さぁ!』
『う、うわぁあぁぁああぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
ガレージに立香の叫び声が虚しく響き渡った…………
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「と言う経緯さ!」
『フィリップ〜〜〜〜お前っ、依頼人になんて事をさせてんだっ!』
「でもそのお陰でファングメタルに変身できたじゃないか」
「それは…………そうだけどよ、というか無意識でメタルを構えてたがまっさか変身できちまうとはなぁ〜」
ドヤ顔で言っている(?)らしきフィリップに拳を固めている翔太郎。
しかしフィリップに変身できたことを指摘されると弱いので渋々拳を下げる。
そんな
「………………………………………………わーお、まさかまさかだよ」
カルデアは現地の英霊と契約して特異点を修復していくとは聞いていたが、しかし
「あぁ──── 悔しい、哀しい、悲しい羨ましい妬ましい腹立たしい苛立たしい!」
「そして何より─────────その戦闘データが欲しくて堪らない───ッ!」
『Aero!』
『と言う事でおひとつ喧嘩しようか仮面ライダー。自分はエアロ、この街でとある事を目論むちょっと変な黒幕だよ』
吹き荒れる風と共に顕れた異形の怪物は狂った笑みを一瞬忘れさせる程に意気揚々と名乗りあげる。
「グァウ!」
獣の如く短い叫びと共に最短距離で迫ってくるW。
数撃の交錯の後、エアロが大きく吹き飛ばされる。
『ぐぅっ!? (当たり前みたいに圧縮空気層を無視して攻撃を通してくんな!)』
数m程真っ直ぐ吹き飛びながら空中で身体中の噴出口から空気を出して地面に跡を付けながら着地する。
『(が、思ってた程じゃない。まだまだ耐えられる)』
そう考えながらエアロは構えを整える。
それを見たフィリップは
「ふむ、手応えが弱い……(直前でわざと吹き飛ばされた? いや、それにしては手応えが薄い……)」
「なら『アームファング!』」
ファングメモリから飛び出た
それをファングメタルは無造作にも見える動きで振り下ろす。
これだけだと無意味に見えるが、
答えはすぐに出た。
『ぐっ、がァァァァァああああああああああああああ!?!?!』
放たれたアームファング群は何度か吹き飛ばされても不可思議な軌道を描き、エアロの身体に確かにダメージを与えていく。
『このっ、程度で! 怯んでられるかぁ!』
叫びながらファングメタルへと果敢に殴り掛かる。
しかしファングメタルは半身が
ならば、やるべきは1つ
エアロメモリに秘められた
「ハッ」
突然距離を取り柏手を鳴らすかのように手を合わせる。
すると周りに急速に立っていられない程の暴風が巻き起こる。
『う、おおおおおぉぉぉおぉおぉおおぉぉおおお!?!?』
「〜〜〜〜なんだこの風は!?」
これにはファングメタルも堪らずに数メートル吹き飛ばされてしまう。
暴威がある程度収まった後に現れたのは細身だった全身が2周りほどマッシブになったエアロだった。
『じゃ、これで最後だ。そっちもマキシマムで来な…………』
「…………なるほど、
「翔太郎を狙った理由もこれがやりたかったんだね、その奥の手────
莫大な空気の体内循環による筋力増強は繊細な操作が必要だ。僕のサイクロンメモリに少し介入されただけでもただではすまなくなる」
『何でもかんでもお見通しなのも流石だよ、腹立たしいのも通り越しちまった』
「お褒めに預かり光栄だ、とでも言ったほうが良いのかな?」
『フィリップ、そろそろ不味い。さっきのでここ一帯の空気が薄くなってきてる。立香や残した俺の身体が危ねぇ。それにこの状態も限界だ』
見ると少し離れた所で酸欠気味なのか膝を付いた立香の姿があった。
その上、ファングメタルから中心のセントラルパーテーションから限界を主張するように火花が飛び散っていた。
「そうだね、決めようか」
フィリップはファングメモリのタクティカルホーンを3回弾く。
『Fang Maximum Drive!』
全身から棘の様に隙間なく牙が生える。
『ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ────』
マキシマムに呼応するようにエアロも溜め込んだエネルギーを必要な部位に集中して循環させていく。
『(あぁ…………やっぱり強いね仮面ライダー、あの頃に憧れたそのままだ)』
そこまで考えが及んだ時、ふと何かを思い出したのか少し構えを緩めた。
『ん、やるなら今か』
『自分の罪、この計画を始めてこの街を騒がせた事』
『その過程で随分と多くの人を泣かせた』
『ドーパントにしたあの人たちにもまぁ悪い事をしたねぇ』
『あぁ、こうして数えると頭がスッキリしてきたよ』
先程の二人の決め台詞に応えた事で気持ちを整えたらしく構えにも力が篭もる。
それを聞いた翔太郎は、
『いや、嘘だな』
ハッキリと、言い切った。
『アンタは1ミリもそんな事を思っちゃいねぇ、メモリに呑まれた人達の教会全く同じ、それ以上に空っぽな言葉だ』
『だからこそ、俺は、俺たちは許しちゃおけねぇよ』
そういうとファングメタルは思い切り跳躍し、空中で数回全身を捻り
オーソドックスな蹴りの体制を取る。
「『ファングカタパルトブレイカー!』」
「………………お、おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
エアロは叫びながら今出せるだけの一撃を練り上げ、足、腰、腕、拳に瞬間的に耐えられる限界を超えた空力を注ぎ込む。
間違いなくこの瞬間、エアロに出せる最大のパンチを撃ち出せた。
直後──────激突
数秒程の拮抗の末、決着は着いた。
『ああああぁ!!!! ─────残念だ』
最後に小さく言い残すと盛大に爆発し、メモリが転がった。
変身を解いた2人が倒れた所へ向かうと
ボロボロではあるがまだ立ち上がろうとするエアロの姿があった。
「困ったな、まだほんの少しだけ欲張りたくなってしまった」
絞り出した声で懐からスロットが片方しかないバックルを取り出し、腰に──
「ハイスト────ーップ!」
横合いから突然、メモリブレイクされて倒れていたはずのベクトルが現れ、
「今出すのは不格好だぜ大将、みっともないにも程がある」
最小限の動き、いわゆる当て身の要領で意識を落とす。
よっこらせと言いながら米俵みたく抱えると
「んじゃ、オレ達は帰るわ。また会うときは味方同士が良いな」
とやたらイイ笑顔で
『Vector!』
起動し、ベクトルドーパントに変化する。
『うーん、やっぱり馴染むなぁ。これでまだ未完成なんだから大将もすげぇや。よっこいしょっとぉ!』
そう呟くと思い切り地面を殴り土煙を上げた爆発を起こす。
土煙が収まった頃には見事に逃げられていた。
「ま、待てっ! グゥゥ!」
追いかけようとするが先程吹き飛ばされた時の傷で立ち眩みが起こる。
「翔太郎! 傷が治ったわけじゃない、大人しくしているんだ」
「ムグームグー! (訳:ふざっけんなフィリップ! 1発俺の手で殴らねぇと気が済まねぇ!)」
「それはそうかもしれないがもう彼らは下がった後だ、存外潔良い逃げっぷりだったね?」
「し、釈然としねぇ……っと、大丈夫か立香?」
「えぇ、何とか生きてますよ」
「おお、そうか…………ってお前! 体が透けてるんだけどぉ!?」
「あ、そろそろ退去する時間ですね。翔太郎さん達はここの人なんで俺がここから消えないとなのか……」
「いやめちゃくちゃ冷静なんだな」
「自分のやるべき事をやったら帰還する、この感覚には慣れています」
「……なるほど、僕達がいつの日か出会ったディケイドと同じと言う訳だ」
「あ、あ~」
いつの日か出会った通りすがりのライダーを思い出す。
「ま、ここらで検索で見た、サーヴァントお馴染みの台詞を言っておこうかな。僕主体で契約しているのだし、良いだろう翔太郎?」
「お、おう」
あまり分かっていなさそうな感じだが気にせずフィリップは続ける。
「藤丸立香、短い間だったがとても楽しかったよ。
そのセリフと共に少し大仰に一礼するフィリップ。
中々に様になっている。
「…………はい!」
それに元気良く返事した立香は更に薄れていく。
「ずりーぞフィリップ! 俺も言わせろ! 何かお困りの用向きがあれば鳴海探偵事務所まで。ハァ〜ドボイルドな探偵が、お相手するぜ」
「翔太郎……もう彼は居ないよ」
「えっ、どの辺から?」
「『何かお困りの』の辺りからだね」
「もっと早く言えよ!」
「まぁ、本当に縁があれば何処かで会えるさ。いつかね」
「だと良いがなぁ」
そう言いながら見上げた空は、いつになく澄み渡っていた。
数日後、翔太郎は事務所で古めかしいタイプライターを叩いていた。
本来、報告書は所長──鳴海亜樹子がワープロを使って依頼主に渡すのだが
これは彼の事件を終わらせる儀式であり、彼曰く
「これをやらねぇと終わった気にならねぇ」
との事らしい
本来、これは鳴海荘吉がドーパント絡みの事件を秘匿する為、複数言語で打ち込んでいたのを真似ただけなので本当に形だけに近いのだが。
Houkokusyo(報告書)
この戦いが終わった後、ビルの無差別爆破事件も、鎖で吊り下げ事件も無事沈静化したとジンさんから聞いた。
メモリブレイクした人たち──
彼────藤丸立香もカルデアとやらに帰還したようだ
フィリップ曰く、『彼はこの風都にとってどこまでも漂流者だからね、チェインメモリと僕たちという重しがなくなれば元の世界に戻されるのさ』
ということらしい。
俺にはさっぱりだが、不思議とフィリップの言うとおりなのだろうなと言う確信がある。
だが、肝心のエアロとベクトルの二人の痕跡はサッパリだ。
煙に巻かれたみたいに奴らの根城にしていた場所には何も残って居なかった。
そもそも、あのエアロは一体どこからあの技術を持ってきたんだ?
まだ謎は尽きない。この事件、まだ続きそうだ──────ー
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財団X 日本支部のとある一角
「いやぁ〜負けた負けた、持ち出したメモリもほぼぜーんぶおじゃんだ!」
「…………今しれーっととんでもない事を抜かしてるな大将」
「まぁ、全部フィードバックは
そういうとどこからともなく羽を広げた小型のワイバーン型の
「それを早く言ってくれよ」
「しかし……これが『ドラゴンメモリ』かー。自律してるなんて賢くて可愛いな!」
「違う違う、『エアロドラゴン』だよ」
「その昔、
「へー、よく分かんねぇけどすげぇんだな!」
「まぁな、伊達に数年苦戦した訳ではない」
あまり分かっていなさそうな発言にも気にせず答える。
二本の融合の過程で
「興味深そうな話をしているな、進捗はどうだ?」
黒髪を肩まで伸ばした神経質そうな顔立ちの異国風の顔立ちの白服の女性────カレン・ウルスランドが現れる。
「概ね完成でっす、後はコンペで無双するだけかと」
「ッス」
「全く、財団の資金やデータをこんな事に使うのはお前らくらいだ」
「まぁ、大真面目に
「なんでもいい、お前がなんであれ結果を出しさえすれば……これで妹を……ネオンを見返せるならなんでもいい」
「優秀な
「ふっ、これまでは妹の捨てた物をひたすら拾うだけだったが、お前たちのお陰でなんとかなりそうだ。感謝するよ」
「こっちも貴方が拾い集めていた物でここまで昇華できた、Win-Winだよ」
財団Xに付くことで様々なライダー、幹部の戦闘データ。
更には
Win-Winというか確実にエアロ側が貰いまくっている気もするが……
「さて、これが自分が開発したアイテム、その名も──」
そう言いながら厳重に鍵をかけられたアタッシュケースを開くと───
「フォロワー・ファンタジーガシャット、です!」
灰色の少し古めかしい形のゲームカセット───ガシャットが一つ現れた。
「……………………………………いやガイアメモリはァ!?」
これには堪らずツッコミを入れてしまう。
冷徹そうな雰囲気がだいぶ崩れている。
「え、嫌ですねぇそんな旧世代のアイテム誰が要るんですか? 変な人だなぁ」
小馬鹿にしたアメリカンな態度でやれやれと肩をすくめる。
かなりイラッとしているのも知らぬとばかりに説明し続ける。
「これ凄いんですよ! SNSから通じて得られたパーソナルデータで各々のライダースーツが形成されるんですよ!」
力説するエアロにカレンはガックリと崩れ落ちると同時に
「嘘でしょ……私の……かき集めた予算が……こんな……胡乱な物に……」
「(胡乱とか使うんだこの人……)」
二人でシンクロした瞬間であった。
「まぁこれはジョークグッズですよ、本命はこちら!」
小振りなアタッシュケースから3本収められたメモリが姿を見せる。
「じゃーん、学園都市の超能力者の力を抽出したメモリシリーズです」
そういって『X』の文字が描かれたアタッシュケースから6本の純正ガイアメモリが現れた。
「良かった、今度はマトモそうなのが」
「原石を使い潰すだけのクオークスとは違って学園都市で体系化された能力開発の果てに現れた7人の
「…………正直さっきのイメージを置いといても一考の余地があるかもしれませんね、今度の財団X主催のコンペに打診してみましょう」
「良かったー。ここで断られたらどうしようかと思いましたよ」
「んじゃこれで俺たちは暫く暇を貰いますわ」
そう言うとどこからか用意していたスーツケースに
「待ちなさい、コンペに出す時に説明役はどうするんです!」
「そこにパワポあるんでその通り読んでください、以上」
「こ、コイツ……せめてソイツ……そのヒューマギアだけも留守役として置いていってくれないのかしら?」
あまりにも適当な返しにこめかみがヒビ割れそうになるのを自覚しながらも食い下がる。
そもそもどうしたって部下にここまで適当にあしらわれているんだと言う気持ちも膨れ上がる。
「この子、向スカラーはちょっと……折角飛電インテリジェンスからかっぱらった初期ヒューマギアをチマチマアプデしてラーニングさせたんで……」
「だよ、大将がここまで情緒を伸ばしてくれたんだ、一生付いてくぜ! いやこの場合だと機能停止とかまでか……?」
「なんかやたら人間臭くない? 何型ヒューマギアだったのこれ」
「さぁ? 強いて言うなら気さくな友人型ヒューマギア? ZAIAから耳パーツとかパク……流用したしかなりガラパゴス化してますよこの子」
「いや先進的! なんでこの技術をコンペに出さないのよ!」
「ZAIAはともかく流石に飛電に睨まれるの怖いし……」
「そんなもん
「いやまあ……正直ちょっと舐めてたっす(口調が完全に崩れている……)」
「フン、良いわ。資料をまとめておきなさい。私が全部説明するわ、良いわね?」
「了解でーす」
「えっ、俺データ抜かれんの? 分解されちゃう!??」
「そこはバックアップとかあるから……」
「なるほど、じゃあ俺は戻って休むわ」
「あいよー」
「(こいつらの呑気さ、1度シメたほうがいい気がしてきたわね……)」
2人が暢気な会話をしている間にほんのりとカレンはこっそりと頭を抱えていた。
「ん? その設計図は何です? まだ何か……」
言いながらタブレットを手に取ろうとする。
「あぁ、これはアイデアをメモにして設計図で頓挫した作品ばかりっすね」
事も無げに言い切る。
「ふ〜ん、例えば?」
「戦闘機とか」
「今でもエクソダスとかあったじゃない」
エクソダス、財団Xの日本支部の統制官を消し飛ばして一時混乱に陥れた人物、レム・カンナギが世界の支配者となる為の乗機である。
「ありゃレム・カンナギの実験室兼玉座でしょう。そうじゃなくて純粋に量産型の戦闘機を作ってみたかったんですよ。結果は机上の計算に夢中になり過ぎて没にしましたが。黙ってても空中で爆発、分解してしまう結論になってしまいましたのでね」
何かを思い出したのか吐き捨てるかのごとく言い切る。
「ほーん、所でその戦闘機の名前がどうして
タブレットに表示された戦闘機の名前は「Model Case:Aero Current」となっていた。
ほんのりと
「ウチの趣味です、良いでしょ?」
「良い悪いの前に一言くらい言いなさい!」
「そもそも言われなきゃ出さなかったものに文句を言われてもなぁ……」
「うっ、それは……」
「…………コホン、そこは私が悪かったわ。謝罪します」
「こっちも勝手に使ったのは悪いのでね、お互い様にしますか」
「えぇ……」
少しの間、気まずい沈黙が流れる。
「…………まぁ取り敢えず
「向……? 貴方そんな名前なのね。そうね、頼んだわよ」
そう言うと入ってきた時と同じくキビキビとした歩き方で去っていく。
「はぁ〜あ、黙ってりゃ見た目はバッチリ威圧感あるのになぁ、喋りも上手いし優秀、部下に甘いのが玉に瑕って所か」
本人が聞いていたら睨まれそうな事をボヤきながらも手際よくまとめていく
「ま、そこがなんかフォローし甲斐があるんだけどな。終ーわりっと」
「っと、これも大事。さっきは誤魔化せたけど次はないなありゃ」
言いながらさっきまでカレンが触っていたタブレットを慎重に扱う。
さっきはああ言ったが、この中のデータは実用化された上、データに変換されて収納されているのだった。
「んー、もっと見ないライダーのデータも欲しいな………………」
「あ、そうだ。これを実戦に送り込めば良いんだ」
そういうと先程見せていたガシャットを手に持ち、起動させる。
『フォロワー・ファンタジー』
ガシャットを起動すると灰色のオーロラが現れ、そこから一人のナニカが顔を出す。
「御用でしょうか?」
「あぁ、これをエアリアルって奴に渡して欲しいんだ」
「かしこまりました、使い方などは……?」
「問題ないよ、それに関しては彼が一番使いこなせるはずさ」
「ふむ……ではお預かりします」
丁寧に一礼するとタブレットとドライバーとメモリ────ロストドライバーとサンダーガイアメモリをアタッシュケースに詰めていく。
「よろしくお願いしますね、リチャードさん」
「仰せのままに」
かくして物語は終わり、更なる思惑は進んでいく。
「が、しかしこの話はあくまでも体験クエスト
続きはいつになるか分からない
これにて終了です、お疲れ様でした。
明かすタイミングを見失った話として
エアロは
後は最後にチラリと出てきたキャラやガシャットは
こちら( https://syosetu.org/novel/264911/ )
であるのでそちらを読んでください。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。