前回、早速誤字報告をありがとうございます。
そして、伊弉諾尊さん☆6、スクイッドさん☆9の評価ありがとうございます
第一話 ハジマリ
「誰か‥‥タスケテ‥‥」
俺、ルクス・クロスヴィアは今現在精根尽き果てていた
「ルクス〜、がんばえ〜」
「ルビー、テメェ他人事だと思って‥‥ウップ」
「おいおいだらしねぇな坊主。そんなんで今回の依頼大丈夫か?」
「そこはぼくが居るから大丈夫だよ船長さん〜」
こんな事になったのはある依頼を受けたからであった
〇☆〇☆〇☆
数日前
「さーて、そろそろ普通の依頼でもしようかな。折角S級になったんだし」
「そだね〜。ルクスってばずっと指名依頼ばっかりだったもんね〜」
「あの国王、絶対娘に少しばかり甘すぎる気がする」
俺は、旅を始めたばかりの頃に所属し、今では帰るべき場所となっているフィオーレ王国で騒がしさが一、二を争うギルド、
去年、漸くS級へと昇格することが出来たのだがだからといってこなす依頼が変わるわけでは無いのだが、俺は中々普通の依頼をすることが出来なかった
「俺がS級になるや否やあの国王、指名依頼を出しやがって‥‥」
「でも、報酬も良かったし〜。それに国王からなんだからギルドのためにも受けないとだからね〜」
「加減ってものを覚えて欲しいわ」
そう、とある国王がS級になった事を知ると即俺に指名依頼をしてきたのだ。一国の国王が一介の魔導士に指名依頼はどうにも角が立つ。だがS級であればそんなことは無くなる。
そんな訳で指名依頼をされまくっていたのだ。お陰で自分でも本当にS級になったか疑わしく思えてくる
「大体、月一で依頼持ってくるか普通」
「娘に甘い国王様ですから〜」
そんな事はもう頭の片隅に置いておいて、依頼を選ばないと。
と、掲示板を見ていると
「よう!俺と勝負だルクス!」
桜色の髪に首にマフラーを巻いた少年が威勢よく殴りかかってきた
「悪いがまた今度な、ナツ。今依頼を見てるところだから、なっ!」
少年、ナツの一撃を躱すと同時に頭を掴んで床に叩きつける
「んがっ!」
「あい!またナツの負けだね」
「そだね〜、ナツの負け〜」
二匹の喋る猫、青い猫のハッピーと赤い猫のルビーが笑いながらナツを指さす
「うるせぇ!次は負けねーかんな!」
「またルクスに挑んだのかよ、ナツ」
「いつものように負けてたけどな!」
『『『アッハッハッハッハッ』』』
まるで風物詩のようにさっきのやり取りを周りは笑い話にしていた。これがこのギルドの日常。この程度はただのじゃれ合いみたいなものだった
「それにしてもルクスが掲示板を見てるなんて珍しいな」
「まぁ、最近は指名依頼ばっかだったからな。たまには普通の依頼をしたいんだよ。それに、戦闘出来てなくてちょっとストレスも溜まってるし」
「おっ、それなら」
「悪いがそれはパス。今回は依頼で発散するつもりだしな」
ナツと会話をしながら再び掲示板を眺めていく。そこで一つの依頼が目に入った
「ん?なになに‥‥護衛依頼か。報酬も悪くないみたいだしこれにするか。ルビー行くぞ」
「ん〜?依頼決まったの〜?」
「あぁ」
依頼を取って丁度酒を飲んでいるマスターの元へ行く。
「マスター、この依頼を受けたいんだが」
「ほう、どれどれ‥‥ルクスにとって久しぶりの戦闘系か。ま、お主なら心配は要らんじゃろう。行ってこい!」
「行ってきます、マスター」
依頼が決まったからいざ出発しようとすると、何やらナツが他のやつに話を聞いていた
「でだ、その噂の場所なんだが」
「噂ってなに〜?」
「ん?おお、ルビーとルクスか。いや何、とある街にサラマンダーが居るって小耳挟んでな」
「で、それがイグニールかもしれないと思ったんだよ」
「それガセじゃないのか?」
「でも、行ってみないと分からないですから」
そもそも街中にドラゴンがいるわけ‥‥言っても聞かないか
「なら、せめて街を破壊することのないようにな」
「それ、ナツに出来ると思ってるの?ルクス」
「いや、思ってるわけないだろハッピー。ナツなんだし。でも、一応言っとかないとだからな」
「よっしゃー!今すぐ行くぞハッピー!」
「あいさー!」
「‥‥ナツも行ったし俺たちも行くか」
「は〜い」
〇☆〇☆〇☆
そして現在
「そもそも、船に乗るなんて聞いてねぇ」
「そりゃあ俺たちだって船使うつもりは無かったからな。だが、ここまで商品が多くちゃな」
依頼主たる男はポンと大きな箱を叩く
「船長ー!前方にソードシャーク群れが!それにバカでかいやつがチラホラといる!」
「ほら、お前さんの出番だ。しっかりと報酬分は働いてくれよ」
「わかって‥‥うっ」
「ほらほら〜、ルクスいくよ〜」
「あ”ー、船から離れると楽になった」
俺は今、ルビーに抱えられて空を飛んでいた。コレはルビーやハッピーが使える翼を生やす”
「っし。一撃で終わらせる‥‥って、なんか数が多くね?」
「そだね〜。どうする〜?」
「まぁ、だから何だって話なんだけどな。時竜の咆哮!」
ブレスで全部を屠ったつもりだったんだが‥‥
「お〜、素早いのがいるね〜」
「追いつけるか?」
「ん〜、無理そう〜」
「なら‥‥
”時間停止”
対象の時間を10秒の間だけ止めることが可能であるが、生きている相手に対して使う場合は力量差によっては使えなかったり、僅かな間しか止められなかったり、対象を目視していなければそもそも使えなかったりし、色々と制限が多い。
当たり前と言えば当たり前なのだが。
「ルビー!」
「あいあいさ〜」
「これで終わりだ。時竜の翼撃!」
「シャアアアァァァ!」
その後、倒したサメたちは元々調理すると絶品料理になるこのサメが、近頃この近隣で害獣となっていたため、依頼主の商人たちが商品とするために引き取った
「さて、坊主。もうすぐ陸に着くぞ」
「おぅ‥‥やっとか‥‥」
あれから何度か襲撃があったものの、それを切り抜けることは出来た。だが‥‥
「乗り物酔いだけはどうにも‥‥うげぇ」
「頑張れ〜後ちょっとだから〜」
「じゃあ、人のうぷっ、頭に乗って、揺れうぇ、揺れるなぁ!‥‥おえ」
頭を揺らされると余計に酔いが‥‥!!
「あ〜、大丈夫じゃねえだろうがあと十分は頑張ってくれ。そしたら着くから」
「‥‥‥」
「ありゃりゃ〜、余りの酷さに気を失ってるよ〜」
「お前、呑気だな」
〇☆〇☆〇☆
「それで報酬の受け取りはどうすんだ?」
「ぼくが受け取っておくよ〜。ルクスが起きるまでまだ時間がかかるみたいだし〜」
「そうかい。その坊主によろしく言っといてくれ。それじゃあな」
依頼主の商人はルビーにお金を渡すと去っていった
「お〜い。起きろ〜」
ルビーはルクスの顔をぺちぺちと叩くが、ルクスは起きない
「ルクス〜お願いだから起きて〜」
「ゆら‥‥すな‥‥るびー‥‥」
「あ、起きた〜?」
「おう」
ルクスの顔色はすこぶる悪かった。
それからベンチに腰をかけて休憩をとり数時間後、夜になっていたがそのお陰かルクスは元気になっていた
「さて、帰るか」
「待って〜、その前にご飯〜」
「それもそうだな、じゃ酒場で食べてから帰るか」
ルクスたちが酒場で食事をしていると、近くの席からある話し声が聞こえてきた
「それで、結局ララバイは見つかったのか?」
「いや、こっちは全滅。めぼしい場所は探し尽くしてる」
「てことは別の班に期待だな」
「あ、そういえばカゲヤマさんのチームから連絡があって、明らかに厳重な封印のされた場所を見つけたってよ」
「なら、そこが当たりだな。俺たちは一旦帰るか」
会話をしていたグループは話終わると代金を払ってから店を出ていった。
ルクスは食事をしながら、先程盗み聞きをした会話について考えていた。
「‥‥ララバイ、ね」
「さっきの話、気になるの〜?」
「ちょっとな。ララバイってのは子守り歌って意味が普通なんだけど、アイツらは封印のされた場所と言っていた。どうにも引っかかるんだよな」
「お〜、確かに〜」
「ま、取り敢えずはギルドに帰るぞ。今回の依頼だけで数日間は帰ってないしな」
ルクスとルビーは支度をして店を出ると、外はすっかり暗くなっていた
「先に宿取るか」
「そだね〜」
ルクスたちは次の日の朝一で帰ることに決め、一旦宿を取る事にした。そして次の日の朝。
「じゃあ、帰るか」
「そだね〜。じゃあ、列車頑張ってねルクス〜」
「あークソっ!せめて徒歩で帰れる距離だったらなぁ‥‥。船で移動した分列車で移動しないと時間どんだけ掛かるか分かんないしなぁ」
ルクスは分かっていた、分かっていたけど、とブツブツ愚痴を言いながら駅に向かって行った
結局昨日買ってしまったゲーム『FAIRY TAIL』。誘惑には勝てなかったよ‥‥
こんな事してるから金欠なんですけどね
クロスオーバーとしてますが、他作品のキャラとかって出した方がいいですか?作者自身迷ってるんですけど、どちらの場合でも書けるので気軽に答えてもらって構いません。期限は鉄の森編が終わるまでです
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はい
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いいえ