FAIRYTAIL -時の滅竜魔導士-   作:ANSUR

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ビヨンド4146さん☆9の評価ありがとうございます

やっぱり他の小説を書いてる作者さんに評価されたり、読者に評価されると嬉しいものですね。モチベにもなりますし


第二話 鎧の魔導師

「や、やっと着いた‥‥うぷっ」

 

「ルクス〜、大丈夫〜?」

 

「なんとかな。さて、ギルドに戻ろうと思ったんだが‥‥」

 

駅から出ると、遠くからの地響きを感じた。この街でそんな事が起こるということは‥‥

 

「エルザが帰ってきたのか」

 

「そ、そだね〜、エ、エルザの足音聞こえるね〜」

 

ルビーが俺の頭にしがみついてガタガタと震えていた。特段ルビーが何かされた訳では無いのだが、ナツやグレイといった仲間たちをボコボコにした所を見て苦手意識が付いてしまったみたいだった。ただ、会話する分には大丈夫みたいだが。

 

「ギルドのヤツら、エルザがもう着いてるの気づいてるのかな」

 

少しだけ心配をしながらギルドへ向かった。

 

〇☆〇☆〇☆

 

ルクスたちが向かっている時、フェアリーテイル内はいつもと変わらない騒がしさであった。

 

「そういやミラ、ルクスはまだ帰ってないのか?」

 

ナツは、自分と同じタイミングで仕事に行ったルクスが居ないことに気づき、ミラに聞いていた。

 

「まだよ。まぁ、ルクスのやってる依頼は日数のかかるものだから」

 

「ん?ルクスのやつ、いないと思ったら仕事に行ってたのか」

 

「あら、グレイ」

 

ナツとミラの会話について入ってきたのは青髪の少年、グレイ・フルバスターであった。

 

「珍しいな、アイツが普通の依頼やってるなんて」

 

「あはは‥‥、ルクス自身も流石にって思ったみたいで、前回の指名の時に一時の間指名依頼はしないように約束してきたみたいよ」

 

「アイツも大変だな、そんなしちめんどくさい事しなくちゃいけないんだから」

 

「グレイ、服」

 

「うぉわ!いつの間に!」

 

グレイは何故かパンツ一丁になり、それを酒を飲んでいる女、カナ・アルベローナに注意されて自分で脱いだ筈なのに驚いていた。

 

「ホント、いつも脱いでるわねアンタ」

 

「ミラちゃんこっちにビールを三つおねがーい」

 

「こっちは二つー!」

 

「は〜い、ちょっと待っててね」

 

ミラはギルドではウエイトレスのような事もやっており、注文された物を持っていく。

 

「そういえば、そろそろ仕事しねぇとな」

 

「あい、もう食費がカツカツ気味であと少しで無くなるよ」

 

「はぁ〜、200万ジュエルやっぱ勿体なかったな〜」

 

ナツ、ハッピー、そして金髪の女ルーシィは三者三葉に所持金が危ないことを嘆いていた。少し前に200万ジュエルの依頼をこなしたのだが、ナツが報酬は受け取らないとした事で実入りが少なかったのだ。

 

「あっ!」

 

「ん?」

 

「あい?」

 

ルーシィはお金のことを考えている時、ある事を思い出す。

 

「そういえば今月の家賃危ないわ!私も仕事しなきゃ」

 

ルーシィは月7万の部屋を借りており、もうすぐその支払日であった。

 

「とは言ったものの‥‥うーん」

 

ルーシィは依頼の貼ってあるリクエストボードを見ながら唸っていた。

 

「魔法の腕輪探し、呪われた杖の魔法解除に占星術で恋占い希望、火山の魔物退治!?」

 

ギルドに入ったばかりで未だまともにリクエストボードを見たこと無かったルーシィは、その依頼の幅に驚いていた。

 

「依頼ってこんなに種類があるんだ‥‥」

 

「気に入った仕事があったら私に言ってね、今はマスターが定例会に行ってるから」

 

ルーシィがリクエストボードを見ていることに気づき、ミラがルーシィに話しかけていた。

 

「定例会?」

 

ルーシィは初めて聞く単語をミラに聞いた。

 

「定例会って言うのは地方のギルドマスターたちが集まって定例報告をする会議なんだけど‥‥リーダス、ヒカリペン貸してくれる?」

 

「うぃ」

 

ミラは近くに居たリーダスに空中に文字を書ける魔法のアイテムを貸してもらい、定例会の他に各機関について図をもちいながらわかり易く説明していった。

 

「へぇ〜、ギルド同士の繋がりがあるなんて知らなかったな〜」

 

「この繋がりは大切でこれを疎かにしていると‥‥」

 

「黒いやつら来るぞぉ!」

 

「ヒィ!」

 

ナツがルーシィの後ろから脅かす様に後ろから喋りかけた。

 

「その程度でビビるなんてルーシィもまだまだだよね」

 

「アンタ、相変わらず口悪いわね。ってか驚かさないでよ!」

 

「つーか早く仕事選べよ」

 

「あい、この前はオイラ達が勝手に選んじゃったからね」

 

「い・や・よ!大体なんで一緒に仕事する事になってんの?」

 

ナツはルーシィの言葉に心外そうな目を向ける

 

「何でってそりゃあ俺たちはチームなんだから」

 

「冗談!アンタ達とのチームなんて解消に決まってるでしょ」

 

「「えっ!」」

 

「だってアンタたち、金髪だったら誰でもよかったんでしょ?」

 

「そんな訳無い‥‥ことも無い?」

 

「寧ろそれが半分の理由だよね」

 

「もう半分は?」

 

「だってルーシィ良いやつだからな!」

 

ナツの率直な気持ちを向けられルーシィは少しだけドキッとしていた。

そして、少しルーシィが少し黙っていたらいつ間にかナツとグレイは喧嘩していた。

 

「ルーシィ、それなら僕と二人で愛のチームを作らないかい?」

 

そこにチャラチャラしている茶髪の男、ロキが入ってきたが、ルーシィの腰に着いている鍵を見ると途端怯えたようになった。

 

「る、ルーシィ。君は星霊魔導士なのかい?」

 

「そうよ?」

 

「な、何たる運命の悪戯!済まない、僕達の関係はここまでのようだ!」

 

ロキはギルドの外に駆け出して行ってしまった。

 

「何も始まってなかったわよね‥‥」

 

「ロキは星霊魔導士が苦手なのよ。何でも、昔に女の子絡みでやらかしたとか言われてるわ」

 

「あぁ〜、やっぱりそうなんだ」

 

入ったばかりとはいえ、ナンパされたりしているとミラの説明した理由が凄くしっくりきていたルーシィ。

 

「で、アンタらはまだ喧嘩してんの?」

 

「こんのタレ目野郎」

 

「なんだよツリ目野郎」

 

ナツとグレイはケンカをまだ続けていた。

そこに、先程出ていったばかりのロキが焦った様子で帰ってきた。

 

「大変だああああ!エルザが、エルザが帰ってきた」

 

『『『!!!!!』』』

 

その場にいた全員が衝撃を受けたように固まり、エルザが帰ってくる時を待っていた。

 

〇☆〇☆〇☆

 

「なぁ、ルビー。アソコに見える爪だか角だか分からん物を抱えてるのって」

 

「エルザだね〜。ちょうど一緒のタイミングだったね〜」

 

俺たちは丁度帰り着いた赤髪の女性、エルザに声をかけた。

 

「よお、久しぶりだなエルザ」

 

「エルザ〜久しぶり〜」

 

「ん?おお、ルクスにルビーじゃないか。久しぶりだな。仕事からの帰りか?」

 

「あぁ。そっちもだろ?」

 

「まぁな」

 

にしても相変わらずの力だな。これを担いでくるとか。

 

「近くで見るとより大きく見えるね〜。エルザ、これって何〜?」

 

「これか?コレは討伐した魔物の角だ」

 

「どうするつもりだ、それ。流石に大きすぎて置く場所無くないか?」

 

「確かにそうなんだが、村の人達が是非と装飾までしてくれたんだ。その行為を無為には出来ないだろ?」

 

エルザと話しながらギルドに向かうが、やっぱり視線を感じるな。まぁそこはエルザだからで済むから良いが。

 

「おぉ〜、思ったより硬い〜」

 

ルビーは角の上に乗ってペシペシと叩いていた。強度確認?

 

「さて、着いたな。では先に入ってるぞ」

 

エルザが先にギルド入っていき、俺は一息入れてから中に入ったがおかしいな。少し後に来ただけなのに何故か説教が既に始まっていた。

 

「ワカバ!吸殻が落ちているぞ」

 

「ナブ、相変わらずリクエストボードの前でウロウロしているだけか?仕事をしろ」

 

「マカオ!‥‥‥」

 

「名前呼んだんなら、なんか言えよ」

 

「全く、世話が焼けるな。今回のところは何も言わないでおいてやろう」

 

相変わらずだな。昔っからああいう風紀委員気質だったからな。

 

「それより、ナツとグレイは居るか?」

 

「や、やあエルザ。お、俺たち、今日も仲良くやってるぜ」

 

「あいっ」

 

「ナツがハッピーみたいになった!?」

 

あの二人はいつも通りだな。エルザにボコボコにされてから見えるところだとあんな感じだから珍妙といえば珍妙だな。

 

「あら、ルクスも帰ってきてたの?」

 

「丁度エルザと同じタイミングでな。飲み物頼んでもいいか?」

 

「えぇ、いいわよ。お酒にする?」

 

「いや、お茶で頼む」

 

「はーい。じゃ、これね」

 

「ありがと、ミラ」

 

ミラからお茶を受けとり、それにこの前買った30年物と言われ実際にそれぐらいの蓄積を感じるブレスレットの欠片(・・・・・・・・・)を入れてお茶を飲み、氷を食べるようにそれを噛み砕きながら話を聞く。

 

「ナツ、グレイ。お前たちに頼みたい事がある」

 

「俺たちに」

 

「頼み事?」

 

「実は、仕事先で厄介な話を聞いてな。本来ならマスターに相談するべきなんだが、私は早期解決が望ましいと判断した。お前たちに‥‥後ルクスにも協力を頼みたい」

 

エルザのその言葉に周りはザワついた。あのエルザが協力を頼むことなんて今まで見た事なかったからであろう。

俺も、エルザが誰かに協力を頼むなんて手の数ほどしか見たことないから驚いていた。

 

「面白いことになりそうだね〜、ルクス〜」

 

「確かにな、ルビー」

 

「出発は明日だ。準備しておけ」

 

〇☆〇☆〇☆

 

次の日の朝

 

「ルビー、食べ終わったら食器は運んどけよ」

 

俺は朝食を食べ終わり、着替えをする為に部屋へ戻ろうとした時、ルビーに告げた。

 

「あ〜い」

 

まだ寝ぼけているのか、頭を揺らしながら返事をするルビー。大丈夫か?食器落としたりしないよな?

 

「まだ、出る時間には少しばかり余裕があるな。さて、どうするか」

 

家を出発するには少し早いしかといって掃除などをする程の時間はない。と準備を終えて洗い物を終えながら悩んでいる時にドアをノックする音が聞こえてきた。俺とルビーはそこそこいい一戸建てを買っておりそこに住んでいるのだが、基本居ないせいで人が尋ねてくることは滅多に無いんだが‥‥

 

「は〜い、どちら様です‥‥か!?」

 

扉を開けると、そこには何故かエルザが立っていた。

 

「‥‥どうした?」

 

「いや、今から行くのなら一緒に行こうかと思ってな。少し話したいこともある」

 

「ちょっとする事があるから家で少しだけ待っててもらえるか?」

 

「いや、ここで待っているから準備してきてくれ」

 

「分かった。なるべく早く支度を終わらせるから」

 

まだ眠そうであったルビーの支度を手伝い、いつも持っている荷物の入っているバックを背負うと、いつもの様にルビーが頭の上に乗ってきた。

 

「エルザ来たみたいだね〜、早く行こ〜」

 

「よし、行くか」

 

「ん、意外と早かったな」

 

「そうか?時間が掛かった方だと思ったんだが‥‥まぁ、いいか。じゃあ行こう」

 

「あぁ」

 

「それにしても、ルビーはいつもお前の頭に乗っているな」

 

「そだね〜、ここがお気に入りの場所だから〜」

 

エルザと一緒に駅に向かいながら、お互いの近況や、最近の仕事で見聞きしたことの情報交換などをメインに話していた。

そして、話は段々と世間話やナツやグレイのことになっていった。

 

〇☆〇☆〇☆

 

一方その頃、エルザとルクスの話の話題となっていた二人は、駅の中で人目もはばからず喧嘩をしていた

 

「つーかなんで俺たちが一緒にやらなきゃならないんだよ」

 

「知るか!つーかエルザの助けなら俺とルクスだけで十分なんだよ」

 

「あ”?なにルクス巻き込んでんだ。てめぇ一人で行けよ、俺たちは行きたくねぇからさ」

 

「お前こそ何勝手にルクスの行動選んでんだ。てか、そんなに嫌ならテメェ一人で帰れ!そしてエルザにボコられちまえ」

 

ルクスはまだS級になって一年しか経っていないとはいえ、その実力は折り紙付きであったため何故か二人で取り合っているような言い合いになっていた。

 

「他人のフリ、他人のフリ。あの二人は私とは関係って顔をしないと‥‥」

 

何故かその場にルーシィもいた。

 

「なんでルーシィが居るの?」

 

「だってミラさんが‥‥」

 

『いくらルクスが居るとはいえ、あの二人は絶対エルザのいない所で喧嘩すると思うから、止めてあげてね』

 

「って頼んできたんだもん」

 

「でも止めてないし」

 

「いや、あの二人と知り合いとは思われたくないのよ‥‥」

 

ルーシィはジト目をしなごらナツたちを見ていた。

 

「すまない、待たせた」

 

そこに大量の荷物を持ったエルザと普通の荷物を持ったルクスとルビーがやってきた。

 

「荷物多っ!」

 

「俺たち今日も仲良しだぜー!」

 

「アイサー!」

 

ナツとグレイはエルザやってきたと分かるや否や肩を組んで仲良しアピールをしていた。

 

「うん。仲がいい事が一番だ」

 

「相も変わらずだなお前ら」

 

「で、君は?確か前にフェアリーテイルに居た」

 

「新人のルーシィです。ミラさんに頼まれて来ました。よろしくお願いします」

 

「私はエルザだ」

 

「俺はルクス」

 

「ボクはルビーだよ〜」

 

「しかしそうか。君がルーシィか。傭兵ゴリラを子指一本で倒したというのは君の事だったのか。力になってくれるのは有難い。よろしく頼む」

 

エルザがナツとグレイの方をチラチラ見ながら話をし、見られた時だけ仲よしを装う二人。

 

「あ〜、それボクも聞いたことあるよ〜」

 

「そんな功績を持っているのか。かなりの戦力だな」

 

「こ、こちらこそ‥‥」

 

ルーシィはエルザの言葉に内心間違った話がどんどん広まっているー!と不安になっていた。

 

「あの、ルクスさん。一緒に頑張りましょう!」

 

「?」

 

ルクスはルーシィの言葉が分からなかったが視線先にナツとグレイがいた事で大体のことを把握した。

 

「‥‥なるほど。君も苦労する側なのか」

 

「えぇ、それはもう‥‥!」

 

(妖精の尻尾最後の良心と言われるルクスさんと一緒ならミラさんに頼まれた事も何とかやっていけるかも!)

 

ナツとグレイの喧嘩を度々抑えるどころか、ギルドメンバーが街やらなにやらを破壊する度に出来る範囲で直していっているルクスとナツと行動を共にするようになってツッコミやら何やらで疲れ果てるルーシィ。内容は違えども、二人はシンパシーを感じ、がっちりと握手をした。

 

「あ、俺のことはルクスって呼び捨てにして貰っていいぞ。それに、丁寧な言葉使われると少しむず痒い」

 

「そう、なんだ。分かったわ、ルクス」

 

「そうだ!エルザ、ルクス。この仕事を手伝ってもいいが条件がある」

 

「別に俺が頼んだわけじゃないんだが‥‥まぁいいか」

 

「なんだ?言ってみろ」

 

「帰ってきたら俺と勝負しろ!」

 

「おい、早まるな。死ぬ気か!?」

 

「あの時とは違う。今の俺なら、勝てる!」

 

「確かにお前は成長した。私はいささか自信が無いが‥‥良いだろう。勝負してやる」

 

「俺も別に良いぞ」

 

「よっしゃ!燃えてきたー!」

 

ナツはテンションが上がって燃え上がっていた




関係ない話ですが、もうすぐHeaven's_Feel最終章がもうすぐ公開ですね。物凄く楽しみです!

そしてゲームのFAIRY TAILが横道に逸れることとか、マップ全部探索したりとかしてて一向に進まねぇぜ‥‥

そして、アンケートを今回設置しました。何となく気になったので。

クロスオーバーとしてますが、他作品のキャラとかって出した方がいいですか?作者自身迷ってるんですけど、どちらの場合でも書けるので気軽に答えてもらって構いません。期限は鉄の森編が終わるまでです

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