深夜テンションで書いたので、少しおかしいかも?
エルザとルクスが連れていかれ、フェアリーテイル内は沈んだ空気となっていた。
「おい!俺をここから出せー!」
「ナツうるさいわよ」
「出せー!」
「出したら絶対暴れるでしょ」
カウンターでトカゲの姿にされたナツがコップの中に閉じ込められ、ミラに注意をされていた。
「暴れねーよ!つか、姿を元に戻してくれよ」
「そうしたら絶対エルザたちのところに助けに行くって言うでしょ」
「言わねぇよ。誰がエルザなんか‥‥」
「相手は評議員じゃ、手の打ちようがねぇ」
グレイがナツに言及する。
「出せー!評議員だかなんだか知らねぇが間違ってるのはあっちだろ!俺はあいつらに言ってやるんだ。間違っているのはそっちだってな!」
「評議員が黒と言えば白いもんでも黒くなっちまうんだ。ウチらの言い分なんか聞くか」
「しっかしまぁ、何だって今回に限って。今までだって色々やって来た筈だが」
「ええ。理解に苦しむね」
「絶対なにか裏があるんだわ」
ルーシィは何かおかしいと考えていた。
〇☆〇☆〇☆
エルザとルクスは途中で別れ、エルザだけが裁判所へと連れていかれようとしていた。
「ここで一旦別れるみたいだな」
「あぁ。また後でな」
二人は連れてこられてから、これが形式的なものであると理解していたからであった。
〇☆〇☆〇☆
「こちらでお待ちください。裁判が終わり次第来られるそうです」
「ありがとな」
「いえいえ。では」
俺は案内された部屋の中に入り、備えつけられているソファに座った。
「‥‥‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
暇だ。ものすごく暇だ。分かってはいたのだ。形式的なものとはいえ、裁判は裁判。仕方がないのだが‥‥
「一人だとやること無さすぎてヤバいな。せめて‥‥」
そこまで口にした時、何故か大きな爆発音が聞こえ衝撃が小さくはあるがここまで届いた。それから間もなく、評議員の男から何が起きたのかとやむなく拘束されることを聞き、俺は謝罪をして牢へと連れて行かれた。
〇☆〇☆〇☆
ギルドでは、ルーシィが証言をしに行こうとマカロフに提案をしていた。
「今からでは、どれだけ急いでも判決には間に合わん」
「落ち着けよルーシィ。あの二人を見てみろ」
グレイが指さす方向を見ると、そこにはハッピーとルビーが呑気に魚を食べていた。
「ねぇ、ルビー。エルザたちは大丈夫かな」
「大丈夫だよ〜、だってルクスがいるから〜」
「‥‥それもそうだね。それじゃお魚食べよう」
ハッピーたちは魚の追加注文をしていた。
「アイツら、特にルビーがあんなに落ち着いてんだ。だからお前も落ち着け」
「でも‥‥」
「出せー!俺をここから出せー!」
「本当にそこから出してよいのか?ナツ」
未だにナツが騒いでいたが、マカロフの言葉でピタリと騒がなくなった。
「どうしたナツ。さっきまでの威勢はなくなったか?」
「‥‥‥‥‥」
沈黙するナツにマカロフが魔法を当て、ナツがコップから出て姿が元に戻る。が、そこから出てきたのはマカオであった。
「マカオ!?」
「すまねぇ。ナツには借りがあってよ。ナツに見せかけるために自分でトカゲに変身したんだ」
「じゃあ本物のナツは!?」
「まさかエルザを追って‥‥」
「多分な」
「洒落になんねぇぞ!アイツなら、評議員すら殴りかねない!」
「全員黙っておれ!静かに結果を待てばよい」
ナツがエルザの元へ向かったことを知り、騒ぎ始めた者をマカロフは一喝して黙らせた。
〇☆〇☆〇☆
「二人もここに居たのか」
「ルクス。どうしてお前まで」
「評議員から大体の話は聞いた。暴れたのがナツだったから、同じフェアリーテイルの俺も一緒にって事らしい。何かの頼み事をするつもりだったんだろうが、これじゃそれもなくなってるだろうな」
「うぐっ」
「はぁ、全く。形式的なものだったというのに‥‥呆れてものも言えんぞ」
「形式ってどういう事だよ」
「そのままの意味だ、ナツ。今回の逮捕は評議会が魔法界全体の秩序を守るために取り締まっている、その姿勢を見せるための物だったんだよ」
「訳わかんねぇぞ」
「つまりお前が暴れなければ今日中にも帰れたという事だ」
「えーーー!」
「大体な、ナツ。本当に逮捕する気だったら俺が既に評議員に喧嘩売ってるよ」
「いや、ルクス。それはあまり堂々と言うことじゃないと思うが‥‥」
「‥‥俺は大切な誰かを失う事はしたくないんだよ」
手が届く範囲にいるのに、それを見過ごすなんてできるわけがない。
「そうそう。仲間を見捨てるなんて絶対ありえねぇからな!」
「全く‥‥。だが、二人の気持ちは嬉しいぞ」
「「痛てぇ」」
エルザに抱き寄せられるが、やっぱり鎧にぶつかった。
〇☆〇☆〇☆
あれから数日と経たずに俺たちは開放された。元々姿勢を示すためのものだったため、早く解放されたのだ。
「やっぱりシャバの空気はうめぇーー!」
ギルドに帰ってきたはいいが、ナツがずっとあの調子で騒いでいた。疲れとかないのか、アイツは。
「結局形式だけの逮捕だったなんてね〜。心配して損しちゃった〜」
「そうか!カエルの遣いだけにすぐ帰る」
「さすが氷の魔導士。半端なく寒い‥‥」
「ルクス〜、結局ルクスはなんで呼ばれたの〜?」
「俺も詳しくは分からんが、多分今までと同じような頼み事をするつもりだったんだろうな。ナツが暴れておジャンになったが」
「そっか〜」
ってか、さっきからずっと走り回っては叫んでるナツがうるせぇ。
「で、エルザたちとの漢の勝負はどうなったんだよナツ!」
「漢?」
「そうだ、忘れてた!エルザ、ルクス。この前の続きだ!」
「よせ、疲れてるんだ」
「ナツ、それは今じゃなくて別にいいだろ?」
俺たちはナツの申し出を断るが、ナツはそんなの関係ないとばかりにこっちに突っ込んできた。
「仕方ない‥‥」
「いや、ここは私に任せてくれ」
俺が立ち上がろうとすると、エルザがそれを制止する。
「いくぞ!」
「やれやれ」
エルザはナツの攻撃を軽くよけ、一発見舞う。ナツは鳩尾を殴られ、それだけでノックダウンした。
「仕方ない、始めようか」
「「終〜了〜」」
「アッハッハッハッだせぇぞナツ」
「やっぱりエルザ強え!」
そんな光景にギルドが騒がしくなるが、唐突にマスターがウトウトし始めた。
「マスター、どうかしましたか?」
「眠い‥‥。ヤツじゃ‥‥」
マスターのその言葉を皮切りに周りのみんながドンドン眠っていく。俺もまた眠気に襲われるが眠るほどではなかった。
「相変わらず、用心深い事だ」
ギルドにやって来たのは顔を布で覆い隠し杖を5本背負っている男、ミストガンであった。
「そう言ってくれるな。これは必要なことなんだ」
「‥‥分かっているさ。今度、一緒に酒でも飲もうぜ」
「‥‥ふっ。機会があればな」
ミストガンと少しだけ話をする。ミストガンとは幼い頃に少しの間だが一緒に旅をした中だったため、お互いにフェアリーテイル所属だった事を知った時は驚いたものだ。
「‥‥行ってくる」
ミストガンはリクエストボードから一つ依頼を取るとマスターに見せた。
「うむ‥‥魔法は解いてから行けよ?」
「伍、四、参、弐、壱」
カウントダウンをしながらミストガンが外へと歩いて行き、姿が見えなくなった所で皆が‥‥ナツ以外が目を覚ました。
「この感じミストガンか‥‥」
「相変わらず強力な魔法だね」
「ミストガン?」
「フェアリーテイル最強の男候補の一人だ」
「どういう訳か、誰にも姿を見られたくないらしくて、仕事を取る時はこうやって全員を眠らせちまうのさ」
ミストガンは素顔がアレだからな。俺だって後になって知って驚いたものだ。
「だからマスター以外、ミストガンの顔を誰も知らねぇのさ」
「いんや、俺は知ってるぞ。後ルクスも」
カウンター上の二階から声が掛かる。
「ラクサス!」
「居たのか!」
「もう一人の最強候補だ」
「ミストガンはシャイなんだ。あんまり詮索してやんな。ってか、ルクス。お前がミストガンと親しかったなんて知らなかったぞ」
「幼い頃からのちょっとした知り合いでな。まさか同じギルド所属になるとは思ってもみなかったが」
「ね〜ね〜ルクス〜、ミストガンってシャイで通っていいの〜?」
「一応シャイって事でいいだろ」
本当の事は皆混乱するだろうしな。
「ラクサス!俺と勝負しろ!」
「お前さっきエルザに負けたばっかじゃねぇか」
「そうそう。エルザ如きに勝てねぇようじゃ、俺には勝てねぇよ」
「何だと?どういう意味だ!」
ラクサスの挑発にナツだけでなくエルザまでキレる。まぁ、あんな言われ方してキレない方がおかしいが。
「簡単だ。俺が最強って事さ!」
「降りて来いコノヤロウ」
「お前が上がってこい」
「上等だ!」
全く、お互いに挑発しあいやがって。俺は席を立つとラクサスの元へと歩いていく。
「おっ!ルクスもやるのか。一緒にラクサスぶん殴るぞ!」
とナツが二階に上がる階段に突っ込もうとするとマスターにそれを止められる。
「二階に上がってはならん!今はまだな」
「ナツ、このルールは厳守しなくちゃいけないんだから無視するような事はするな。それと、俺はラクサスとやり合うつもりはねぇよ」
ナツに話しかけながら二階へと上がる。
「へへっ、怒られてやんの」
「お前が挑発したからだろう?ラクサス。それと、さっきのお前が最強って言葉はもう少し考えてから言った方が良いんじゃないか?」
「あぁ?」
「そもそも、あの人に勝てて無くて本気の俺にも勝てて無いことを棚に上げるなって言ってんの」
「うっせぇ。今の俺なら勝てるんだよ」
「それ、どっかのナツと同じこと言ってるぞ」
「‥‥‥‥」
「全く、あの頃のラクサスは一体どこに行ってしまったんだか」
「昔の話はすんじゃねぇよ!」
ラクサスをそれからも弄りながら、ラクサスはナツだけじゃなくエルザを挑発したりと話をしていると
「相変わらずお前の事は苦手だよ、ルクス」
そう言いながら外へと出ていった。それをキッカケに、皆の張り詰めた空気が無くなってぞろぞろと帰り始めた。
俺も帰ろうかとした時、窓から手紙を加えた鳥がやって来た。
「この手紙は‥‥なんでまたこんな短期間に出すんだよ」
やって来た手紙は王家の蝋印がされていた。つまり、国王からの呼び出しということだ。中身を見てもその通りであった
「マスター。これが来たから、明日はこっちに寄らず直接行ってくる」
「‥‥お主もお主で大変じゃのう、ルクス。分かった」
マスターの了承を得たことで、ルビーを連れて家に帰った。
〇☆〇☆〇☆
時間が経ち、ルーシィはマカロフの言っていた言葉についてミラに聞いていた。
「さっきマスターが言ってた二階には上がっちゃいけないって、どういう意味ですか?」
「まだ、ルーシィには早い話なんだけどね。二階のリクエストボードには一階とは比べ物にならないくらい難しい仕事が貼ってあるの。S級のクエストよ」
「S級!?」
「一瞬の判断ミスが死を招くような仕事よ。その分報酬はいいんだけどね。S級の仕事はマスターに認められた人しか受けられないの。資格があるのはエルザ、ラクサス、ミストガン、ルクスを含めてまだ六人しか居ないの。そう言えば、ルーシィはルクスの事驚いてなかったわね」
「まぁ、ミストガンやラクサス並に強いなんて聞けば予想できますから」
「それもそうね。まぁ、S級なんて目指すものじゃないわよ。本当に命がいくつあっても足りない仕事ばかりなんだから」
ミラから説明を受けたルーシィも時間が遅くなってきたことで家に帰っていった。
しかしルーシィは知らなかった。自分の家に既にナツとハッピーが居ることを。そして、その二人がとんでもない事をしでかしている事を。
次回からのガルナ島編はオリジナルの話2、3話分にするつもりです。
昨日fateの映画見てきたけどヤバかった。とにかくヤバかった(語彙力低下
最近新しい物を書きたくなる衝動が少しずつ湧いてる‥‥抑えなければ