過去話も言い回し等を中心にちょくちょく修正しております。
ある程度大きな修正は最新話の前書き等で報告いたしますが、言い回し等の話の内容にあまり影響のない部分はサイレント修正を行っております。ご了承下さい。
「ふーふふふん、ふふふん」
鼻歌とともに、マヨイガの門前を箒で掃いていきます。
いつも
箒で『掃く』事で幸運を『かき入れ』、邪気を『払う』儀式です。
すなわちいずれ訪れる事柄を予知し、それを伝え、道を示すこと。
ひいては私自身が幸運を呼び災いを退ける
その為の修行を兼ねた儀式です。
鼻歌を歌っているのもそのためなんですよ。
『笑う門には
こうやって気分を高めて楽しく行うことで幸運を引き寄せ、悪いものを寄せ付けないようにするのです。
もっとも、他の方に儀式を行う際は軽く見られたりして逆効果にしかならないので自分用か練習時の補助にするときだけですが。
うん、マヨイガの妖気の流れがいい感じになってきた気がします。
結構掃きましたし、今日はこのくらいでいいですかね。
正直、自分ではどれくらい邪気を払えているのか分からないのですが、主様曰く毎日続ける事自体が重要な修行らしいです。
どれだけ掃くかは自分で「もういいかな」と思うまでという、すごく曖昧な基準なんですが、そうである事に意味があるらしいので素直に自分の気分に任せます。
「あら、精が出るわね」
ふぁい?
どうしようかと考えていると、そう声をかけられました。
そちらの方を向くとそこにいたのは──
「悪いんだけど、
え、あ、その……
「しょ、しょ、しょ、少々お待ちください!」
反射的に私はお屋敷に走りだそうとしました。
しかし、いくら人に変化しているとはいえ、本来は陸で活動することのない
「ふわっ!」
上半身は急いでのめるのに足は付いてこず、体はバランスを崩して頭から地面に吸い込まれ──
「おっと、危ないわ」
──激突する寸前に白蛇の女神様に抱えられて事なきを得ました。
「あ、ありがとうございます」
「気にしなくていいわ。急いでいる訳じゃないし、ゆっくりで大丈夫よ」
そう言ってもらえるのは嬉しいですが、神気が強すぎて冷静な対応なんて無理ですよぅ。
声を掛けられるまで気づく事ができなかった辺りずいぶん抑えられているのだとは思いますが、問答無用に力の差を理解させられるような神気を感じてしまいます。
木っ端妖怪の私では近くにいるだけで息が詰まるのです。
とは言ってもそれを口にする訳にはいきませんし、何とか穏便に対応しなければ。
「そんなに緊張しなくても、と言いたいところだけど無理よね。私もルミナ様がいらっしゃられた時はこんな感じだったし。ねぇ、走っていかなくても精神感応で連絡を取れたりしないかしら?」
はっ、そうでした。精神感応がありました。
私自身は精神感応なんて高度な術は使えませんが、主様の式神としての縁を使う事で主様とのみ精神感応で連絡することが出来るのです。
(わかった、玄関まで案内いたせ)
承知しました!
「フェルドナ様、どうぞこちらに」
「ええ、お邪魔するわ」
門を抜け、そこそこ距離がある玄関までの道を案内します。
白蛇の女神さまはマヨイガに来られるのは初めてではないので案内は不要かもしれませんが、これも私に与えられた仕事です。
きっちりと
ぎこちない歩みではありましたが無事玄関まで到着し、主様に取り次ぎます。
「主様。フェルドナ様をお連れ致しました」
「うむ。下がってよいぞ」
「はいっ」
これから先は主様と白蛇の女神様の会談となります。
私のような木っ端妖怪が立ち入れるものでは無いので言われた通り下がります。
「あ、そうだ。耶識路姫くん」
「ふぁい!?」
「お役目御苦労様。取り次ぎ、助かったわ」
「あ、ありがとうございます」
それだけ言って、白蛇の女神様は屋敷の中に入られました。
返事が裏返っていた事については
なんせ白蛇の女神様が私の呼び名を呼ばれたのです。
正しくは耶識路姫という名は私の名前ではなく、私に名前はありません。
しかし、耶識路姫という妖怪が私しかいない以上、それは私を指す言葉です。
私が白蛇の女神様にお会いしたのは一度だけ。
前回お見えになられた際にお茶をお持ちした時だけです。
その時に一応紹介されていたと思うのですが、正直緊張しすぎて何を言ったのか覚えていません。
一緒にお茶菓子を持っていかれたタケル様は平然とされていました。
タケル様は
立場上は主様の主様になるそうで、タケル様も凄い方なんですよね。
なんか私、凄い所に奉公に来ちゃったような……
それに比べて私は大した力もない低級妖怪。
白蛇の女神様にとっては覚える必要もなく、格が違いすぎて「式神」で一括りにしても問題ないのです。
それなのにわざわざ私を式神ではなく耶識路姫と呼んだということは……もしかして私、白蛇の女神さまに目をつけられてますか!?
いえ、さすがに自意識過剰ですよ、私。
そうです。
主様は異世界の神獣であり、月の女神様とも仲が良いと聞いています。
そんな主様の式神だから礼儀として妖怪名くらいは覚えていたと考えるのが自然です。
……ええ、きっとそうです。
いきなり重要なお客様を前にしてあがってしまったようです。
いけません、せめて落ち着いて対応できるようにならないと。
とは言ってもあの神気の前で落ち着いてなど……慣れるしかないんでしょうかね。
それにせっかく呼び名を覚えていただいていた上に労いの言葉までかけていただいたのです。
これを
まだ妖怪としては若輩の身。
主様に見限られても困りますし。
……お仕事に戻りましょうか。
私の普段のお仕事は『
それと時折臨時で主様からの指示をこなすといった感じです。
まず『
『
生簀さんの中をお掃除したり、中にいる魚にご飯をあげたり、海から取ってきた石や海藻で飾り付けをしたりします。
私の寝床もここなので、快適な感じに仕上げるのに労力は押しみません。
『涙の真珠作り』は妖術の触媒になる真珠を作ること。
私の妖怪としての能力に流した涙が真珠になるというものがあります。
実は私は結構涙もろいといいますか、涙を流すだけでいいなら何もなしに泣くことができるのです。
しかしそれでは涙の真珠はできません。
涙の真珠は私の感情が形になったもの。
その感情の強さで品質が変わり、感情の種類で触媒としての適性が変わります。
例えば喜びの涙であれば招福や祝福に類する妖術に高い効果を発揮しますし、苦痛の涙であれば呪詛や傷害系の妖術に適性があります。
基本的には主様の方針と需要の関係もあり、喜や楽などの前向きな感情で涙の真珠を作りますね。
前に人間に化けた状態で箪笥の角に小指をぶつけてしまった時に出来たものなどもあるので、苦痛系の涙も多少は在庫があります。
いつもはマヨイガさんから
こころ踊るような冒険活劇から甘く切ない異類婚姻譚、代々母から子に受け継がれる
開く度にお話の内容が変わるので飽きないんですよね。
毎日作る必要はないので三日か四日に一度くらいの頻度でやって、他の日はこの時間を妖術の修行に充てています。
『先触れ』はいずれ起こるだろう吉事凶事を予言し、凶事があればそれを防ぐ方法を探り、タケル様ご夫婦の安全を守るお仕事です。
主様曰く、私には天眼通の能力があるそうで、それを使って未来を見通すのです。
しかし、そんな凄い力を簡単に使えるはずもなく、精々が虫の知らせ程度で具体的な事はほとんど分かりません。
主様もそれは分かっておられるので、お仕事とはされていますが実質修行の一環です。
むっ、そうこう言っているうちに何かの予感がしました。
呼吸を落ち着け、印を組み、心を無にして先を読み解きます。
見えました!
今日のお昼は月見うどんです!
…………いえ、まだ私の力では見通す未来が選べないだけです。
決して私が食いしん坊だからというわけではないのです。
とりあえず今日の『
玄関と違って中は軽く掃くだけでいいとはいえ、マヨイガは結構広いので時間がかかってしまいますからね。
それが終わったらお昼まで『先触れ』の修行。
お昼を食べたら少し休憩して、その後で『
今日は
一緒に
おやつを食べたら『涙の真珠作り』──は昨日やったので今日は妖術の修行をします。
早く私も七変化の術が使えるようになりたいのです。
ミコト様が使っているのを見ると、凄く便利そうなんですもん。
今日のお昼は予言通り月見うどんでした。
タケル様の手打ちうどんですよ。
食事を作るのは基本的にタケル様かミコト様のお役目です。
たまに主様も作られますが、どなたもお料理が上手なんですよね。
マヨイガの食材はどれもおいしいのですが、料理する事によって更においしくなります。
おかげで最近食べる量が増えてふっくらしてきました。
憧れの脂の乗った体までもうすぐです。
ですがそのせいで舌が肥えてきたのも事実なんですよね。
そういえばもうすぐタケル様とミコト様は新婚旅行というものに行かれるのだとか。
詳しくは存じませんが、ミコト様の嬉しそうな顔を見るに、きっと楽しいことなのでしょう。
主様も憑いて──もとい付いて行かれるそうですが私はお留守番です。
新婚旅行というものは夫婦二人で行くものと聞いています。
主様が行かれるのはタケル様からあまり離れられない故ですし、従者が必要だったとしても呼ばれるのは力の強いごうりきさんや何でも器用にこなせるこんごうさんでしょう。
……料理が出来る方が全員マヨイガから離れられるんですよね。
食事、どうしましょう。
生簀さんの中から適当な小魚を食べてしまってもいいとは言われていますし、変化すれば野菜や果物なども食べることができます。
もしくは久々に
選択肢はいくらでもあるのですが……主様やタケル様、ミコト様の作る料理に慣れてしまうと練り餌はともかく生で食べる小魚や野菜は少々味気なく感じてしまうのです。
もちろんマヨイガの食べ物は素材のままでも十分おいしいのですが、料理されたものと比べるとどうしても。
いずれ独立する日の事を考えると、私も料理を覚えた方がいいですよね。
それからマヨイガの池から故郷の海へと飛び込み、貝や海老を取ってきました。
本来の姿は貝や海老を生きたまま捕獲するには向いていないので、人の姿に化けて捕まえます。
結構いっぱい取れましたけど、夢中になってしまったせいで結構時間がかかってしまいました。
生簀さんの中に貝や海老を放ち、いつもの場所まで戻します。
毎回生簀さんに入れるために往復するのが大変だったので、池の傍まで来てもらっていたのです。
凄い量の海水や魚たちが入っている筈なのに、私でも持ちあげられるんですよね。
生簀さんを定位置の
さーて、お掃除の時間です。
毎日掃除しているのでほとんど汚れてはいませんが、サボったりはできません。
お手製の掃除道具を鰭につけてっと。
んしょ、んしょ。
こんなものですかね。
「ヤシロさん! ヤシロさんの分のおやつ、ここに置いておきますね」
すると、外からタケル様の声が聞こえてきます。
もうそんな時間なのですね。
「は~い。ありがとうございます!」
私が返事をすると、タケル様はおやつを置いて出ていかれました。
さ~て、お掃除も終わりましたし、今日のお楽しみの時間ですよ!
生簀さんから出て変化し、人の姿になります。
今日のおやつはっと、おー、大福餅ですか。
早速いただきまーす。
はむ。
もっちりとして柔らかいお餅を噛み切れば、中からあま~い餡子が顔を出します。
その甘さが口いっぱいに広がって、幸せが溢れてきます。
海の中では甘いものなんて食べる機会がありませんでしたからね。
もちもちとした食感を味わいながら、一つ食べ終わりました。
お茶で一度、口の中を洗い流します。
次は草大福にしましょうか。
あむ。
まず感じるのは練り込まれた植物の持つほんの少しの苦み。
そこに餡の甘さが加わる事で、味の方向が一気に反転します。
その落差がより一層、餡の甘みを引き立てるのです。
他の大福に比べて風味が豊かなのもいいですね。
とても美味しかったです。
もう一度お茶を一口。
次は塩大福行きましょう。
もぐもぐ。
こちらは苦みではなく
まろやかな塩味と、より濃厚になった甘さが一つになって、絶妙な味を演出しています。
何個でも食べれてしましそうですが、残念ながらおやつには限りがあります。
味わって食べている筈なのに、あっという間に一つお腹へと消えていきました。
お茶を飲んだら次が最後、豆大福です。
もきゅもきゅ。
柔らかい大福に豆の歯ごたえが加わって、食べ応えありますね。
きめ細かいこし餡のなめらかな甘さが、口の中で溶けていきます。
甘さだけでなく豆由来の自然な旨味が加わることで味を変え、舌を飽きさせません。
あぁ、口の中が幸せです。
最後の一個も食べ終わり、お茶を飲み干します。
あ~、美味しかった。
御馳走さまでした。
少しお腹を休めたら、妖術の修行を始めましょうか。
立派な妖怪目指して、がんばるぞ!
しばらく庭で七変化の術の練習をしていましたが、全然成功しません。
一朝一夕で出来るのもじゃないですし、当然と言えば当然なんですが。
通常の変化と同じように、物を別の物の形に当てはめて姿を変えるらしいですが、これがなかなか。
私の変化は人の形に自分を当てはめて姿を変えるというもの。
この人の形というのは衣服も含まれているため、私のうろこは衣服へと変化します。
ただ、その形は固定なんですよね。
そのため変化した私は常にこの服です。
違う服に変える為には変化する人の形自体を変えなければいけない。
はっきり言って効率が悪すぎます。
そこで衣服のみを変化できる七変化の術が有用なのです。
もっとも、変化の術にも種類があって、上位の変化の術は衣服どころか姿も自由自在とのこと。
それを覚えられればいいのですが、難易度的には七変化の術の方がはるかに低く、更に上位の変化の術を覚えるための練習にもなるそうなのです。
何事も一歩ずつ確実にです。
ふと見れば、白蛇の女神様がいだてんさんに御供されてマヨイガの門を抜けていくのが見えました。
ご用事は終わったみたいです。
「耶識路姫よ。ちょっと良いかの」
「はい、何でしょうか?」
そしてそれを見送っていた主様に声を掛けられます。
お仕事ですか?
「儂について
主様についていくと、向かわれたのは稲荷神社でした。
鳥居をくぐり、社のもとまでたどり着きます。
「後日、タケルとミコトが新婚旅行に行くことは聞いておるじゃろう。儂も供する故留守にする訳じゃが、その間頼みたいことがあるのじゃ」
はい、私に出来ることであれば何なりと。
そう言うと主様は社の扉を開くと、中から黒い箱を取り出します。
「万が一、儂らが留守の間にマヨイガに危険が迫った場合、この箱を持って海に逃げるようにせよ」
「この箱を、ですか?」
「うむ。決して失わぬようにな。まぁ、万が一の話じゃ。大妖怪であるマヨイガの意思に狼藉を働けるような相手もそうはおらぬし、そうそう何かあるようなことはない。それに、何かあってもすぐ戻れるしのう」
「はい、わかりました。」
ところで、その箱には何が入っているのでしょうか?
新米式神の私に頼むくらいですし、さほど重要なものではないのでしょうけど。
思い切って聞いてみましょうか。
「ん? この箱の中身じゃと? タケルの分魂じゃよ」
へぇ、タケル様の分魂……ええ!?
「分魂って、あれですよね。神様の御霊を分けて他の神社とかに来ていただいたく……」
「それは分け御霊なんじゃが、まぁ、やっておる事は同じじゃよ。流石に神々のように元と同じ力を持った分霊とはいかぬがのう」
「なぜそのようなことを?」
主様の事ですからきっと意味があるのでしょうが、私にはさっぱりです。
タケル様は普通に活動しておられますから封印とは違うのでしょうし。
「儂とタケルがおぬしの住んでいた世界とは違う世界から来たことは話したじゃろ。そして儂らの目的が
はい、ちゃんと覚えてます。
それまでには私も主様についていくか見送るかを決めないといけないですし。
「そしてその為にはマヨイガが現世に戻るときについていくのが一番確実なんじゃが、それが何年後、何十年後になるかはいまいち分からぬ。場合によってはタケルの寿命が尽きる方が早いかもしれん」
人間の寿命は平均すると100年もないと聞いています。
妖怪となった私にとってはずいぶんと短く感じます。
妖怪化する前は同じくらいの寿命の生き物だった筈なんですけど、これが妖怪の感覚なんですね。
「そこでこの箱──
「外魂信仰……ですか?」
「あ、そこは教えておらんかったのう。外魂信仰とは、要約すれば魂を体の外に出して保管しておけば不死身になれるという話じゃ。体に魂がないからいくら傷つこうが死なないと言うわけじゃな」
「なんだか
「似てはおるが、あれはあれで別物じゃよ。それに、これもあくまで外魂信仰を再現しておるだけで外魂信仰そのものではない。封じた分魂もタケル本人に影響が出ず、自我も持てない程度のものじゃし」
へぇー。
「話が逸れたのう。要はそれを利用してタケルの老化を遅らせておるんじゃよ。儂の見立てじゃとあと二百年は生きられるじゃろう」
100年以内には帰る時が来ると言っておられましたし、200年もあれば大丈夫そうですね。
「それに現世に戻った時にこの分魂をタケルの魂と統合させることで、肉体をこの世界に来た時点まで若返らせることができるんじゃよ」
そんな事が!?
若返りまでできてしまうのですか!?
「まぁ、これはマヨイガが現世に引き戻される現象が時間軸にも及ぶことを利用した裏技のようなもの。要は玉手箱を開けて一気に年を取った浦島太郎の反対みたいなもので、普通ならば無理な話じゃ」
「浦島太郎ってどなたなのでしょうか」
「あ、浦島太郎の話はしたことなかったのう。次の座学の時にでも語るとしよう」
楽しみにしておきます。
「あとは万が一の保険という意味合いもあるが、これは本当に念のためじゃな。さて、だいたいこんな所かのう。そんな訳で大切な物じゃから頼むぞ」
「は、はい。でも、そんな大切な役目、私なんかでいいんですか? いだてんさんやこんごうさんの方が適任なんじゃ……」
とても私のような新米式神に任せるような話じゃないと思うんですけど。
「そう卑下することもあるまい。おぬしの性格や責任感は十分信頼しておるし、災いの先触れとしての能力も開花してきておる。何より水中で活動できる能力は儂の他の式神には無いものじゃ」
あ、ありがとうございます。
「おぬしなら問題なく熟せる。安心して役目を全うするがよい」
「はい!」
主様にそう言っていただけると、不思議と自信が湧いてきます。
これは信頼に応えなければ妖怪が廃るというもの。
不詳、耶識路姫。頑張ります!
その日の夜、
あ~、そこそこ。
まるで溜まった疲れが溶け出していくかのようです。
今日は白蛇の女神様に声をかけられたり、主様に重要なお仕事を任されたりと緊張することが多かった気がします。
しっかりと体を休めて、明日も一日頑張りましょう。
お掃除を終えて私の体から離れていくクリーナーシュリンプさんを見ながら、ゆっくりと目を閉じました。
おやすみなさい。
フェルドナ神は急激に神格が上昇したせいで神気をコントロールしきれていません。
そのせいでより強い霊気を持つコンとは普通に話せている耶識路姫が、フェルドナ神には「問答無用に力の差を理解させられるような神気」を感じてしまっています。
ころびかけた耶識路姫を助けようとして一瞬神威を解放してしまったせいもありますが。
(耶識路姫もコンの霊気が凄く大きい事は理解していますが、コンが完全にコントロールしているため、威圧感を感じないのです)
ちなみに耶識路姫の変化は
上位の変化の術は粘土をこねて造形するイメージ。
コンの変化はブロックを組み換えて作品を作るイメージ。
ミコトの変化はロボットが変形するイメージです。