新越谷の潜水艦少女   作:東方魔術師

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ついにプレイボールが球審から告げられる。

新生新越谷野球部の初戦が今、始まる。

駄文、口調違いの場合あり。


野球ネタ入ります。

*今回だけのオリ選手(名前だけ)が出ます。

オリ展開及びスコアが原作とは変わります。

※《》は、審判・ウグイス担当のセリフになります。



10球目:対柳大附属川越高戦②(1回~3回終了迄)

試合開始まで後15分。

 

新越谷ベンチに芳乃ちゃんの手によって貼られた柳大川越のスタメン表を見る。

 

先攻柳大附属川越高スタメン

 

1番:「中」大島

 

2番:「二」亀平

 

3番:「一」山崎

 

4番:「捕」浅井

 

5番:「三」新井夢

 

6番:「右」遠藤

 

7番:「左」蔵本

 

8番:「遊」阿部

 

9番:「投」大野

 

 

 

それから一塁側ファールゾーンに出て最後のキャッチボールを蓮華ちゃんとしながら、グランド整備が終わるのを待ってて。

 

「緊張するね、蓮華ちゃん」

 

「そうだね、試合前に自分や大島さんに目のハイライト無しで迫った様な気迫で頑張れば良いさ」

 

「むっ、もうその話題は止めにしようよ」

 

「じゃあ、星歌も自分が大野さんの挑発に乗って猛打賞を狙う事になったのは秘密だよ//」

 

 

二人だけの秘密を抱えて、岡田主将と共に外野のそれぞれの守備位置へ。

 

 

星歌は、岡田主将と外野での最後のキャッチボールをして早めに切り上げ、ボールを蓮華ちゃんとキャッチボールをしてる息吹ちゃんに返球をし。

 

蓮華ちゃんは、キャッチボール相手の息吹ちゃんが星歌からのボールを受け取ってから再開して、キャッチボールを数球してこちらも終了。

 

後は、内野の稜ちゃん達のボール回しとヨミちゃんの試合前投球が終わればいよいよだよ。

 

ボール回しとヨミちゃんの投球練習が終わり。

 

 

珠姫ちゃんが

 

「しまっていくよ、絶対に勝つよ!」

 

「お!!(全員)」

 

珠姫ちゃんの滅多に出さない大声の掛け声で、皆のスイッチが入り。

 

(珠姫の奴、大声出せるんじゃん)

 

(どんどん打たせて良いわよヨミ)

 

(三塁線は抜かせないわ)

 

(ヨミちゃんのあの球が通用するか楽しみ)

 

遂に・・

 

《1回の表、先攻の柳大附属川越高の攻撃は》

 

《1番、中堅手大島さん》×2

 

出場予定の無い柳大川越野球部の子が、ウグイス嬢を担当。

 

蓮華ちゃんと仲の良い、大島さんが左打席に立つ。

 

「お願いするっす」

 

一礼して、ヨミちゃんを睨む大島さん。

 

 

ヨミちゃんが珠姫ちゃんのサインに頷いて、第1球目をミット目掛けて投球する。

 

 

(パアン)

 

1球目はストレートで、外角のアウトコースに決まり大島さんはそれを見送って

 

《ストライク》

 

ヨミちゃんの高校野球対外試合1球目は見事ストライクを。

 

2球目は低めのストレートを、それを大島さんが打ちに行くけど・・ファールに。

 

3球目は内角のストライクゾーンギリギリに、投げるけど大島さんがファールで逃げてカウントは1ボール2ストライク。

 

4球目は外角低めに投げるも、カットされて。カウントは変わらず1ボール2ストライク。

 

 

(ストレート、良いコースに決まるけど・・流石にカットで逃げられるか・・)

 

(でも、投手有利のカウントだからあの球を行くよヨミちゃん)

 

(分かったよタマちゃん)

 

5球目にヨミちゃんの例の球を投げて、大島さんがびっくりして見送って

 

《ストライクバッターアウト》

 

ヨミちゃんが初めて取ったアウトは、見逃し三振!

 

 

「良い球だよヨミちゃん!」

 

「ワンアウト!」

 

「良い球よ」

 

「自分にも投げてヨミちゃん」

 

「この調子でいきましょ」

 

ボール回し中に、ヨミちゃんに対してヨミちゃんを鼓舞する内野陣の皆。

 

遊撃手の稜ちゃんが、サインで外野の星歌達にもアウトカウントを教えてくれて。

 

「先頭を討ち取ったよ!、大島さんの負け!」

 

「油断するなよヨミ」

 

「大島さんもあの球にはびっくりするんだ」

 

 

見逃し三振に倒れた大島さんが、次の打者の亀平さんに耳打ちを

 

(ヤバイっす、カーブがすっぽ抜けかと思ったら急激に曲がってど真ん中の文句のないストライクっす)

 

(そんなにヤバイカーブなの?)

 

(初見では打てないっす)

 

(なら、狙い球から捨てないと)

 

 

亀平さんがネクストサークルから、左打席に。

 

《2番、二塁手亀平さん》×2

 

(ストレート1本狙いよ)

 

 

ヨミちゃんが珠姫ちゃんのサインに頷いて、亀平さんに対して1球目を投げる。

 

(カーン)

 

亀平さんが打ったのは外角一杯のストレート。

 

打球は三遊間を襲い・・

 

(ちっ、今から捕ってもアウトには・・)

 

稜ちゃんが諦めの表情をした時・・

 

(パシッ)

 

三塁の藤原先輩が、ダイビングキャッチでボールを取りすかさずに一塁の希ちゃんに送球。

 

《アウト!》

 

「くっ、やるなあの三塁手」

 

藤原先輩のガッツあるプレーで、2アウト!

 

そんな藤原先輩に。

 

「ナイスです理沙先輩」

 

「助かった」

 

「打つ前に守備で、ヨミちゃんを援護出来て良かったわ」

 

「ナイスプレーです」

 

「流石」

 

藤原先輩以外の内野陣が藤原先輩を褒める。

 

 

稜ちゃんが2アウトとサインで外野の星歌達に教えてくれる。

 

「ヨミちゃん良いよ」

 

「理沙の奴張り切ってるな」

 

「あの打球が抜けてるか、川崎さんが捕りに行ってても安打になって厄介な走者を1塁にだす所でしたから・・藤原先輩ナイスプレーです!」

 

 

《3番、一塁手山崎さん》×2

 

今度は、右打者の山崎さんが右打席に。

 

今日初の右打者を迎えて・・。

 

 

初球はインコースのストレートを見逃し、1ストライク。

 

2球目は、ヨミちゃんのあの球が外に外れて1ボール1ストライク。

 

3球目は、ボール球に山崎さんのバットが出て1ボール2ストライク。

 

4球目は、ストライクからボールになる様に要求したヨミちゃんの決め球を山崎さんが一か八かのスイングで拾い上げて・・

 

(カキーン)

 

良い打球音を残して、左中間・・星歌と岡田主将の間を打球が飛んで・・。

 

「くっ、間に合わん」

 

(星歌、頼んだぞ。カバーは任せろ)

 

「捕ります!捕れます!任せて下さい!」

 

(外野の練習はあんまりやれてないけど、今までの経験を活かすんだよ星歌!)

 

「頼んだぞ」

 

(星歌にあんまり外野ノックをしてやれなかったから少しは心配だったが・・あの表情を見ると大丈夫だな)

 

落下地点を判断して、カバーの岡田主将の位置を確認してから速度を緩めながらボールをランニングキャッチをして・・。

 

(パシ)

 

初外野飛球を捕球出来て良かった、星歌の守備範囲ギリギリで良かったよ。

 

 

岡田主将が星歌に近づいてきてくれて・・

 

「ナイス捕球だぞ、しかも初処理だな」

 

「はい、久々の外野スタメンで緊張してて・・捕れて良かったです」

 

「良かったな、これからも投手・野手として期待してるぞ」

 

「頑張ります」

 

星歌が飛球を捕球成功した事により、山崎さんの記録は左飛で3アウトチェンジ。

 

これで1回表の柳大川越の攻撃は三者凡退。

 

なるべく駆け足で1塁側のベンチに戻らなきゃ。

 

1塁側ベンチに戻って来るとヨミちゃんが満面の笑みを浮かべて・・。

 

「星歌ちゃん、理沙先輩ありがとう好きだよ~」

 

星歌と藤原先輩に抱き着いてきて・・。

 

「もう大げさよヨミちゃん」

 

「は・・恥ずかしいよ皆見てるからさ///」

 

そんな二人を温かい目で見守る皆。

 

「さぁ、新生新越谷野球部の最初の攻撃だよ。理沙先輩や星歌ちゃんの好守の流れをそのまま攻撃に!」

 

ベンチから芳乃ちゃんが皆を鼓舞してくれる。

 

先頭打者は、希ちゃん。ヘルメットをかぶりバットを握り名前をコールされるのを待ってる。

 

 

《1回裏、新越谷高校の攻撃は》

 

《1番、一塁手中村さん》×2

 

コールを聞いて、球審に一礼をして左打席に。

 

マウンド上は、大野さん。

 

(停部明けの野球部にこの埼玉NO1左腕の私の球を打てる訳がないわ)

 

(それに、留々と仲が良い志木さんと賭けをしてるんだから余計に打たれる訳にはいかないの!)

 

(だから、志木さんの前にランナーは出塁させたくないわけ!)

 

[私からの挨拶代わりよ!]

 

希ちゃんに投じられた、大野さんの第1球目は・・

 

(カキーン)

 

[なっ!?]

 

 

見事に希ちゃんが捉えて、右翼の遠藤さんがボール処理に少し時間を掛けてて、三塁行けると判断した希ちゃんが加速して二塁を回って三塁に到達。

 

記録は、右三塁打。

 

 

 

無死3塁で、蓮華ちゃんがネクストサークルから右打席に向かい。

 

《2番、右翼手志木さん》×2

 

球審に一礼をしてから、いつものルーティンを行い大野さんを鋭い眼光で睨み。

 

(打たせて貰います、打点付で!)

 

(先頭打者に三塁打を許したのはたまたまよ。ピンチを抑えてこそエースなんだからね!)

 

お互いに無言で睨み付け。

 

 

大野さんが投球動作に入る前に、球審にタイムを取って一塁側の芳乃ちゃんのサインを見て。

 

(芳乃さんどうする?、内野は1点OKの守備布陣だけど・・疑似スクイズのふりをする?それとも実行する?)

 

(蓮華ちゃん、相手が1点をくれるならわざわざアウトをあげて1点を取るよりは。打って1点以上を目指すよ!だから三振・浅い外野飛球・併殺になりそうなライナー以外をお願い)

 

(了解)

 

ヘルメットのつばを触ってサイン理解の合図を送る。

 

 

(新越谷サイド、スクイズしてくるかしら。まぁ仕掛けて来ても仕掛けて来なくても関係ない)

 

(埼玉左腕NO1大野彩優美が、試合にも負け勝負にも負ける事はプライド的に許されない!)

 

捕手浅井さんのサインに頷き、蓮華ちゃんに対して1球目を投げる。

 

(パァン)

 

浅井さんのミットから良い捕球音が響き。

 

《ストライク!》

 

蓮華ちゃんが見送って1ストライク。

 

内角低めに綺麗に決まったストレート。

 

俗に言うクロスファイヤーの投球をしてくる大野さん。

 

(どうよ、埼玉NO1のクロスファイヤーは!)

 

(打たなくて良かった、打ちに行ってたら外野迄飛ばせてたかな?)

 

 

大野さんが、浅井さんからの返球を受け取り急かす様に浅井さんからのサインを待つ。

 

(花代子、早くサイン出しなさいよ。志木さんに考える時間を与えたくないの)

 

(落ち着け彩優美、勝負を急ぐと仕損じるぞ)

 

(大野さんと浅井さんの呼吸が合ってない様に感じる・・・)

 

 

浅井さんが出したサインに、首を降り新たなサインを求める大野さん。

 

(私が希望する球はそのサインじゃないの)

 

(・・・これが希望か!?)

 

(そのサインを待ってたわ)

 

やっとサインが決まり頷く大野さん。

 

(やっと決まったよ・・)

 

 

大野さんの投球フォームに合わせてタイミングを取って・・。

 

2球目を待つ・・。

 

 

「手が出せない内にアウトになりなさい!」

 

(パアン!)

 

2球目は、内角高めのストレート。

 

 

反応しちゃって咄嗟にバットを止めたけど・・。

 

「やば(小声)」

 

「スイング!」

 

 

浅井さんが球審を通じて一塁塁審にスイングをしてないかを確認し・・。

 

《スイング!》

 

一塁塁審がスイングしたとジャッジして、カウントは0ボール2ストライク。

 

 

(追い込んだわよ、志木蓮華!)

 

(粘って粘って必ず中村さんを返す!)

 

(次はどうしようか・・)

 

 

バットを短く持って、どんな球に対応出来る様にして次の球を待つ・・。

 

浅井さん、大野さんの視点になって配球を考えるんだ自分。

 

(ストレートがインコースに2球、1球外すかあるいはアウトコースにボールからストライクに入れる変化球で見逃しを狙うか・・。それともボールからボールで打ち気を誘ってくるか・・・)

 

(多分、カーブかチェンジアップの球速の遅い球でタイミングをずらしてくるはず)

 

 

(2球続けて、志木さんのインコースにストレートを投げて2ストライクを奪う)。

 

(3球勝負するか、しないか・・悩むわね・・。)

 

(私は3球勝負したいわ、花代子のサインは何かしら・・)

 

(そう・・、そのサインね・・私と花代子と考えが一致で良かったわ。)

 

(じゃあ、食らいなさい球速差がある。チェンジアップを)

 

 

サインに頷き、投球モーションに入る大野さん。

 

浅井さんのミット目掛け投げられた白球(チェンジアップ)を・・

 

(カーン)

 

なんとかアウトコースのストライクゾーンギリギリのチェンジアップをバットの先で捉えて・・。

 

打球はフラフラと上がり、一塁手の山崎さんの頭上を越えライト線ギリギリに落ちる。

 

(よっしゃ!、1安打目達成!)

 

落ちたのを確認してから、三塁走者の希ちゃんが本塁に。

 

蓮華ちゃんの派手さはない玄人好み?の右線安(1点)で

 

1点を先制!

 

 

先攻:柳大川越0点

 

後攻:新越谷1点

 

なお無死1塁で、3番の珠姫ちゃんが打席に向かおうとした時・・。

 

 

《新越谷高校の第一得点の中村さんに、第一得点賞としてポ〇リ1週間分を》

 

うん?ポ〇リ1週間分??

 

《同じく新越谷高校の第一打点賞の志木さんにはアク〇〇アス1週間分を》

 

えっ?今度は、アク〇〇アス?

 

《後日、柳大川越高から郵送で送ります》

 

費用は柳大川越高負担なの??

 

突然のリアの野球で聞くフレーズが流れた後にやっと・・

 

《お待たせしました》

 

《打者は、3番捕手・山崎さん》×2

 

珠姫ちゃんが若干疲れた様な表情をして打席に。

 

 

(連打連打で1点を許すなんて・・、私とした事が・・)

 

(しかも、志木さんに安打を許したから、猛打賞を防ぐチャンスは後1~2回よね・・)

 

(困ったら、敬遠よね・・)

 

(この子を併殺にとって、一旦落ち着きましょ私・・)

 

仕切り直しに、大野さんが珠姫ちゃんに投げた1球目が・・。

 

 

(手が滑った・・)

 

(ボコ)

 

「いっ」

 

珠姫ちゃんの左お尻部分に直撃

 

直ぐに帽子をとって謝る大野さん。

 

心配してヨミちゃんが冷却スプレーを手にして珠姫ちゃんの元に向かおうとして・・。

 

「大丈夫だよヨミちゃん、心配しないで」

 

心配するヨミちゃんを手で制して、1塁に走りだす珠姫ちゃん。

 

 

一方の大野さんは・・。

 

(ヤバイヤバイ、この高校って直近まで暴力沙汰で停部でしょ)

 

(報復が来る、怖いわよ・・)

 

 

《4番、中堅手岡田さん》×2

 

無死1塁・2塁の状況で、岡田主将が打席に立つ。

 

岡田主将は、獲物を逃さん・報復は必ずするからなと言わんばかりの眼光で大野さんを睨み・・。

 

(逃げちゃダメ・・逃げちゃダメよ私・・エースなんだから・・)

 

岡田主将に投げた1球目を・・。

 

(カーン!)

 

良い打球音を残して、右中間を破るタイムリー2塁打(1点)

 

記録は右中二塁打。

 

先攻:柳大川越0点

 

後攻:新越谷2点

 

 

なお無死2塁3塁で、藤原先輩が打席へ。

 

《5番、三塁手藤原さん》×2

 

 

「タイム」

 

浅井さんが球審にタイムを取って、マウンドの大野さんの元へ。

 

「一旦落ち着け、彩優美。2番に許したポテン安打や3番に与えた死球だって偶然だ」

 

「今日の彩優美の球は調子は良いぞ、ストレートも変化球も良い。自信を持って投げてこい」

 

「そ・・そうよね先制安打や先程の死球だってたまたまよね」

 

「鼓舞してくれてあ・・ありがとうなんだからね//(小声)」

 

「じゃあ、エースらしくこのピンチをバックを信じて切り抜けるぞ」

 

 

浅井さんは、定位置に戻り。

 

タイム後に右打席に藤原先輩が立ち。

 

そんなイケイケな流れに乗りたい藤原先輩を復活しかけてる大野さんは寄せ付けない感じで・・。

 

《ストライクバッターアウト!》

 

インコースのボールゾーンからストライクゾーンに食い込むシュート系かツーシームで、藤原先輩を見逃し三振に。

 

まだチャンスは続き、1死・2塁3塁で稜ちゃんが打席に。

 

《6番、遊撃手川崎さん》×2

 

「しゃあー、打って点差を広げるぜ」

 

(打ち気満々ねこの子)

 

大野さんが投げた球を打ち気満々の稜ちゃんは

 

(か~ん)

 

打ち気満々のスイングとは別に打球は、フラフラと上がり左翼の蔵本さんの前にポトリと落ちる2点タイムリー

 

 

記録は左安(2点)

 

先攻:柳大川越0点

 

後攻:新越谷4点

 

チャンスは続いて、1死1塁で菫ちゃん。

 

 

《7番、二塁手藤田さん》×2

 

打席に立ち、1塁側ベンチの芳乃ちゃんのサインをみる菫ちゃん

 

(どうする?進塁打・・それとも送り?)

 

(一気にたたみ掛けたいから、ここはエンドランを仕掛けるよ)

 

(最低でも稜ちゃんを2塁に置きたいから・・相手が油断してるタイミングで出すね)

 

(分かったわ)

 

(分かったぜ)

 

 

了解の合図として、ヘルメットのつばを触る二人。

 

ダミーとして、一塁コーチャー役の息吹ちゃんが稜ちゃんに耳打ちを

 

「送りよ分かった?」

 

「心配すんなよ息吹」

 

「サインを見逃さないでよね(小声)」

 

「勿論だ(小声)」

 

 

柳大川越のベンチから背番号二桁の子が伝令役に、球審にタイムを申請してからマウンドの大野さんの所へ。

 

[タイムをお願いします]

 

《守備側タイム1回目》

 

亀平さん達や浅井さんもマウンドに集まり。

 

 

(監督が何かを仕掛けてくる雰囲気あり、要警戒との事です。最後に大野、浅井のサインを信じろと。)

 

(了解)×内野陣

 

(タイミングを変えながら牽制を入れるぞ彩優美、それと私のサインを信じて投げてこい!)

 

(花代子、分かったわ)

 

伝令役の子がベンチ戻り守備側タイム終了。

 

定位置に戻る浅井さん達。

 

《プレイ!》

 

プレイ再開後長くボールを持って、一塁走者の稜ちゃんを睨む大野さん

 

牽制をすると見せかけて、菫ちゃんに投げて1ストライク。

 

次は、ボールを持つタイミングを変えて一塁に牽制し稜ちゃんは手から戻る。

 

再度牽制を入れて様子を見る大野さん、それに対して稜ちゃんは今度は足から帰塁。

 

(3球連続の牽制は無いと思うから、仕掛けるよ稜ちゃん、菫ちゃん)

 

(行くぜ)

 

(空振りは絶対にダメ)

 

 

大野さんが、投球モーションに入ると同時に稜ちゃんがスタート。

 

[スタート!]

 

[走った!]

 

一塁コーチャーの息吹ちゃんの合図と、一塁手の山崎さんの稜ちゃんが走った事を知らせる合図が、ほぼ同時に。

 

(クイックで投げたけど、刺せるかは花代子次第よ頼りにするわよ)

 

大野さんが菫ちゃんに投げた球は、低めのフォークでそれを菫ちゃんが何とかバットに当てようとしたげと空振りに・・。

 

対して浅井さんは、低めのフォークを捕球後すぐさまレーザービーム並の二塁送球で単独盗塁の形になった稜ちゃんの盗塁を悠々阻止しちゃた・・・。

 

(感謝するわ花代子)

 

(2回からはしっかりな)

 

これで、2死ランナー無しでカウントは。

 

0ボール2ストライクと追い込まれて・・・。

 

 

一方浅井さんの強肩を見たベンチの反応は・・。

 

[浅井さんの肩を忘れてたよ]

 

[タマちゃん、今の送球って甲○さん並かな?]

 

[大野さん、これで調子を取り戻すかも・・]

 

[浅井さんの肩と大野さんのクイックのどちらか欠けてたら稜の盗塁は成功してるだろう]

 

[甲○さん並かは分からないけど、凄い強肩]

 

 

菫ちゃんと大野さんの勝負は続いてて、

 

2ストライクと追い込まれてからファールとボールで粘りカウントは3ボール2ストライクのフルカウント。

 

菫ちゃんへの12球目。

 

アウトロー低めのスライダーを見送り、一塁へ歩きかけた時・・ワンテンポ遅れて球審からのコールが。

 

《ストライク!バッターアウト!3アウトチェンジ》

 

球審の判定は菫ちゃんの見逃し三振。

 

1回裏が終了して、新越谷(4)対柳大川越(0)。

 

攻守交代で、2回表が始まる。

 

 

~2回表~

 

《2回表、柳大附属川越高の攻撃は》

 

《4番、捕手・浅井さん》×2

 

4番で同じく主将の浅井さんが打席に。

 

(彩優美の為にも1点でも多く返す!)

 

(柳大川越打線の精神的支柱と思う浅井さんを打ち取って、主導権を握りたい)

 

(皆がくれた4点、必ず守って勝つんだ)

 

 

浅井さんへの1球目は、ヨミちゃんの決め球を。

 

それを浅井さんが見送り。

 

《ストライク》

 

1ストライクを取り、2球目・・。

 

2球目もヨミちゃんの決め球を要求の珠姫ちゃん。

 

サインに頷き、浅井さんに対して2球目を投げるヨミちゃん。

 

浅井さんは2球目も見送り2ストライク。

 

(2球連続、3球連続で来るか?いやそれとも1球外してくるか?)

 

(浅井さん悩んでる今ならいける)

 

(タマちゃんのサイン信じるよ)

 

 

浅井さんへの3球目は。

 

[くっ]

 

(高めの釣り球だと!?)

 

《スイング、バッターアウト!》

 

高めの釣り球で、浅井さんのスイングを誘い、球審がスイングをしたと認め空振り三振に。

 

 

※高めの釣り球は、高めのボール球で打者の打ち気を誘い空振りやストライクカウントを整える配球の1つ。

 

 

1死ランナーなしで、5番の新井さんを迎える。

 

《5番、三塁手:新井夢さん》×2

 

確か、新井さんにはお姉さんがいて熊谷実業か馬宮高にいたような・・・。

 

新井さんが右打席に立ち。

 

初球のストレートを打ち上げて、岡田主将への飛球。

 

記録は中飛。

 

 

2死ランナーなしで、6番の遠藤さん。

 

《6番、右翼手:遠藤さん》×2

 

遠藤さんが左打席に。

 

 

一方三塁側ベンチでヨミちゃん達の投球を見てた大野さん達は。

 

~大野さん達side~

 

[やっぱり、山崎のリード(配球)は生意気スね]

 

(蓮華ちゃんのリードの方が対処しやすいかもっす)

 

[留々、あの捕手の子を知ってるの?]

 

(有名な子なのかしら?)

 

[山崎や、蓮華ちゃんがいた美南ガールズは全国区っすから]

 

(ある意味、全国区だからガールズ時代に対戦出来たっすよね・・)

 

[へぇ、そうなのね・・]

 

(あの志木さんもなんだ)

 

[新越谷、結構強いっすね。守備は良いし、投手の球も厄介ス]

 

[まぁ、2巡目から打ちまスよ]

 

[留々、あんたが出塁しないと得点チャンスが来ないでしょが!]

 

[頑張るっス]

 

 

~大野さんside終了~

 

場面は、6番の遠藤さんを迎えた所。

 

遠藤さんに対しての初球。

 

遠藤さんが、セーフティーバントを試みてファールに。

 

遠藤さんのセーフティーバントを実行してきた事をみて、珠姫ちゃんがブロックサインで三塁手の藤原先輩に数歩前に出て守備するように指示を。

 

遠藤さんの2球目は、遠藤さんが外角のストレートを今度は見送り1ボール・1ストライク。

 

3球目は、ヨミちゃんのあの球を。

 

遠藤さんが、びっくりしながらもセーフティーバントをでも小飛球にさせることに成功。

 

(パシ)

 

珠姫ちゃんが、ホームベース付近でキャッチ。

 

《3アウト、チェンジ》

 

2回表も柳大川越打線を三者凡退に。

 

ナイス投球だよヨミちゃん。

 

2回裏は、星歌からだから急いでベンチに戻り少し休憩してから準備して打席へ。

 

 

《2回裏、新越谷高の攻撃は》

 

《8番、左翼手:渡辺さん》×2

 

[お願いします]

 

球審に一礼してから、そして大野さんを軽く睨んでから構える。

 

(大野さん、蓮華ちゃんの身長の低さをばかにした事を許さないからね)

 

(ばかにしたつもりはないわ)

 

 

初球は、インコースにチェンジアップが来て空振り。

 

2球目は、内角低めのカーブを見送ちゃって2ストライク。

 

(2球インコースだから、1球はアウトコースかな?)

 

(この回は三者凡退にするわ)

 

 

3球目はど真ん中に球威のあるストレートにタイミングが合わずに見逃し三振に倒れちゃった。

 

(次は打ちますからね)

 

(返り討ちにしてあげるわ)

 

 

大野さんへのリベンジを誓ってベンチに戻る。

 

気を取り直して、ヨミちゃんや皆の応援を頑張るよ!

 

次はネクストサークルで待機してたヨミちゃん。

 

《9番、投手:武田さん》×2

 

「自援護しちゃうよ」

 

ヨミちゃんの自援護発言に・・

 

 

「目指せ菅〇投手!」

 

「いや、浜の哲学者の今〇選手でしょ」

 

「いやいや、暴れん坊投球の藤〇選手」

 

「広島カビパラ3兄弟の、大〇良投手だね」

 

ベンチのみんながセリーグで打撃が得意・好きな選手名をあげて

 

 

一方の大野さん達バッテリーは

 

(2018までDeNAにいたウィー〇〇ドみたいに本塁打は止めてよね)

 

(去年までいた山〇先輩が他校との練習試合で投手に見事なバックスクリーン直撃弾を浴びてたな・・)

 

 

結果は・・

 

「はい!」

 

(カーン)

 

(パシ)

 

一飛でした・・残念。

 

2死ランナーなし、打順が一巡りして1番の希ちゃんに。

 

《1番、一塁手中村さん》

 

1打席目と同じく、礼をして打席に。

 

 

初球は外角のスライダーを見送り1ボール。

 

2球目、内角のシュートをカットして1ボール1ストライク。

 

3球目、低めのカーブを見送り2ボール1ストライク。

 

4球目、ストライクを取りに来た、低めのストレートを・・

 

(カキーン)

 

大野さんの足元を抜けて行くセンター前ヒット。

 

(打撃練習みたいに打ってくれるじゃない!)

 

(中村希、要警戒だな)

 

記録は中安(2打2安の希ちゃん)

 

 

2死1塁で2番の蓮華ちゃんに打順が。

 

1打席目と同じく恒例のルーティンをして、再び大野さんと対峙。

 

(2打席目も安打貰いますよ)

 

(マルチを許すわけないでしょ)

 

(落ち着けよ彩優美)

 

 

初球は、低めのフォークを空振りで1ストライク。

 

2球目は、外角のストレートをファールで2ストライク

 

(1打席目に自分が打った球を浅井さんが要求するかしないか・・)

 

(今度は凡打になりなさい)

 

蓮華ちゃんへの3球目は・・。

 

(コン)

 

外角のストライクからボールになるシュートに手が出て大野さんへのゴロに。

 

大野さんが一塁の山崎さんに送球して3アウトに。

 

記録は投ゴロ

 

気持ちを切り替えて3回の守備を頑張るぞ

 

 

《3回表、柳大附属川越高の攻撃は》

 

《7番、左翼手:蔵本さん》×2

 

蔵本さんが右打席に。

 

蔵本さんは、

初球の外角ストレートを見逃し。

 

2球目の外角低めのストレートも続けて見逃し。

 

3球目はヨミちゃんの球にタイミング合わず空振り三振。

 

3球三振って、ヨミちゃん今日初かも。

 

 

《8番、遊撃手:阿部さん》×2

 

初球を打って菫ちゃんへのゴロ

 

記録:二ゴ

 

 

《9番、投手:大野さん》×2

 

大野さんが左打席に、大野さんの打撃が得意か不得意かどっちなんだろう?

 

 

初球:外角ストレートをファール

 

2球目:外角低めのストレートをファール。

 

3球目:ヨミちゃんの球をストライクにとって貰えず1ボール・2ストライク。

 

4球目:内角低めのストレートを打って、蓮華ちゃんへの浅いフライ。

 

記録:右飛

 

1~3回連続三者凡退に抑えたヨミちゃん、次の4回からは打者2巡目だから注意だよ。

 

 

《3回裏、新越谷高の攻撃は》

 

《3番、捕手:山崎さん》

 

 

3回裏は、3番から始まる好打順。

 

第一打席は死球を食らった珠姫ちゃん、この第二打席で倍返ししてお返ししなきゃね。

 

(第一打席に死球を与えた相手だ、落ち着けよ)

 

(外角主体にするか?)

 

(私を舐めないでよ花代子!)

 

(逃げてたら勝てないわよ、内角を攻めるわ)

 

(死球を嫌がって外角主体?それとも思い切って内角を攻めてくる?)

 

珠姫ちゃんと、大野さん達バッテリーの読みあいが・・。

 

 

注目の初球は、内角にストレート。

 

それを珠姫ちゃんがファール。

 

2球目:ストライクからボールになるシュートを見送り1ボール。

 

3球目:内角低めのスライダーを打って・・

 

(カーン)

 

一・二塁方向へ流し打ちをするも・・

 

「セカンド!」

 

大野さんの指示で二塁の亀平さんが打球を捕りに行き、一塁の山崎さんは送球に備えてバック。

 

亀平さんが打球に追いつき、慌てる事無く1塁へ送球。

 

《アウト》

 

惜しくも珠姫ちゃんは間に合わず。

 

《4番、中堅手:岡田さん》

 

打席に第一打席で、タイムリー2塁打を打った岡田主将が打席へ。

 

すると、大野さんの視線が岡田主将や浅井さんへじゃなくてバックネット裏へ。

 

そこには、ウグイス嬢を担当してくれてる野球部の子隣で仲良く話をしてる朝の釣り人(朝倉さん?)が居て・・。

 

(!!)

 

(朝倉・・なんで、今になって来るのよ。朝から釣りしてたんじゃないの?)

 

(もしや、私の試合内容を笑いに来たんでしょ!)

 

(柳大川越の背番号1を付けてるのはこの私、大野彩優美よ)

 

(元:SBの捕手で釣り番組を持つ城〇選手みたいに、釣り人に転職でもしてなさい!)

 

 

「うりゃ!」

 

大野さんが声を出しながら投げた球は、珠姫ちゃん迄の球とは違って格段に球威が増した様に見えて・・。

 

(バシン)

 

浅井さんのミットが弾かれそうになる位?の捕球音が聞こえて・・。

 

(もしや、朝倉が来てるのか?)

 

《ストライク》

 

岡田主将の眼光が増したような感じも・・。

 

 

2球目・・

 

「とりゃ!」

 

1球目と同じく声を発して投げた大野さん、球威はそのままだけど若干制球が甘くなったようで・・。

 

(カキーン)

 

岡田主将が捉えて、大野さんを襲う打球になり・・。

 

(絶対的に捕る!捕ってやるわ!捕れなかったら朝倉に笑われるに決まってるじゃない)

 

(バチィ)

 

大野さんの執念か、岡田主将の打球をダイレクトに捕球し2アウト。

 

記録:投直

 

「残念!どうだ!朝倉!」

 

(??)

 

(朝倉の事になると若干我を忘れるからな・・)

 

 

肝心の朝倉さんは、無邪気に拍手してた・・。

 

 

2アウトで打者は藤原先輩。

 

《5番、三塁手:藤原さん》

 

藤原先輩が打席に。

 

第一打席は三振に、この第二打席はリベンジですよ藤原先輩!

 

岡田主将への投球とは変わって・・。

 

初球は、内角にカーブで1ストライク

 

2球目は、高めのストレートをファールで2ストライク。

 

3球目は低めのチェンジアップに態勢を崩されてボテボテの大野さんへゴロに。

 

記録:投ゴ

 

この回は三者凡退に‥、大野さん立ち直りつつあるのかも・・。

 

~3回終了~

 

新越谷(4点)対柳大川越(0点)

 

グランド整備が終了後に4回が始まる・・。

 

柳大川越は打者2月巡目の1番大島留々さんから・・

 

はたして・・どうなるか・・・。

 

捕手のサインを・・待ってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




星歌「取り敢えず、試合編の1~3回までが終了」

蓮華「作者初の1万文字越えに驚いてた・・」

大野「そりゃ、初めての試合の様子を文字にするわけでしょ・・」

大島「他の作者の作品よりうまく表現できてるか不安なんスよ」

浅井「後は、大野の心理様子とかだな」

朝倉「対志木さんや、渡辺さんの行方も気になるね・・」

グランド整備員「整備後5分ほどで終わります」

(みんな)「は~い(っす)」

東方「駄文になってるかもしれませんが・・、これからもよろしくお願いします」

*誤字・脱字がありましたら感想・メールにてご連絡をよろしくお願いします。


光先輩が加入するのは

  • 夏大会前(姉妹揃って)
  • 原作通り
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