新越谷の潜水艦少女   作:東方魔術師

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初練習試合の柳大川越戦を、野球部入部前に観戦した佐倉姉妹達視点のお話。


駄文かもしれません。

登場予定キャラ:佐倉陽奈・佐倉日葵・川原湊等

「」は日葵台詞。

『』は陽奈の台詞。

【】川原湊の台詞。

《》は大島留々の台詞。



後書きにて告知があります。





(番外編)9・5球目~12球目☆佐倉姉妹達の観戦記録☆

~時系列:柳大川越戦試合前~

 

 

日葵side

 

日葵こと、佐倉日葵はお姉ちゃんの佐倉陽奈とクラスメイトの川原湊ちゃんと一緒に今日学校のグランドで行われる。

 

新生新越谷野球部の初対外試合をグランドの外から観戦する為に、グランドの方へ歩いてる最中。

 

クラスメイトの川原湊ちゃんは、午後から地元の草野球チームの応援選手として参加だから試合最後まで一緒に観れないのが残念だよ。

 

 

「陽奈お姉ちゃんに湊ちゃん早く早く!」

 

『日葵落ち着きなさい、試合は逃げないわ。』

 

【日葵さん歩くの速いよ。】

 

「でもでも、柳大川越にいる留々ちゃんの打撃練習や有力選手の打撃練習もチェックしたいし・・」

 

「それに、シートノックでしょ。さらには新越谷野球部の方もチェックしたいから・・」

 

「更には、練習終わりの古谷ガールズでチームメイトだった留々ちゃんに挨拶したいし・・・時間が足りないよ」

 

陽奈お姉ちゃんと湊ちゃんに少しでも早くグランドに到着したい理由を伝えたら・・

 

 

『まったく、その情熱を普段のお店の手伝いにでも発揮してくれれば良いのに・・』

 

『私と一緒に手伝う日と、そうじゃない日の日葵の気分とお店の売り上げが違うって家族のみんなが言ってるし・・』

 

『まぁ、私も日葵と似たような点もあるから仕方ないのかしらね・・』

 

(私と日葵はやっぱり双子姉妹なのよね)

 

『分かったわ、私も古谷ガールズで一緒にプレーした留々さんに挨拶はしっかりとしたいから。少しでも時間は確保よ』

 

陽奈お姉ちゃんは陽菜お姉ちゃんらしい理由で納得してくれて。

 

 

湊ちゃんは・・。

 

【日葵さんらしい理由ですね】

 

(光お姉ちゃんも来れば良かったな・・)

 

 

【日葵さんの言う通り噂の新生新越谷野球部や、柳大川越高の力を早くチェック出来るチャンスだね。】

 

(私がもし、加入しても受け入れて貰えるかまずは練習中の雰囲気から確認かな)

 

湊ちゃんらしい理由でこちらも納得してくれた♪

 

 

不安だったけど、陽奈お姉ちゃんと湊ちゃんが日葵の理由を聞いて納得してくれて嬉しいな。

 

流石日葵の自慢のお姉ちゃんと親友の湊ちゃん♪

 

 

(陽奈お姉ちゃんや湊ちゃんに嫌われたくないから、お店の手伝いを頑張るし湊ちゃんを含むお友達を大切にしなきゃ。)

 

さてもう少しでグランドに付くよ。

 

日葵side終了。

 

 

陽奈side

 

今日は、妹の日葵に誘われて私達が通う新越谷高校対柳大附属川越高校・・通称:柳大川越との対外練習試合を、クラスメイトの湊ちゃん(川原湊)と一緒に見に学校に来ている。

 

新越谷高校野球部は、最近迄暴力沙汰等による活動自粛をしていたのだけれど・・。

 

隣のクラスの詠深(ヨミ)ちゃんや、星歌ちゃん達を中心にしたメンバーで活動を再開。

 

 

現状メンバーは、11人。

 

投手2名(内1名は野手兼任)・捕手2名(外野手兼任)・内野手4名・外野手3名の内訳。

 

対する柳大附属川越高校は、メンバーは20名以上。

 

有力選手は、3年生の左腕の大野彩優美さん・同じく3年生の浅井花代子さん・2年生の朝倉智景さんに私達と同じ1年生で古谷ガールズでチームメイトだった大島留々ちゃん等・・

 

戦力では、やや柳大附属川越側が有利ね。

 

 

日葵は、ヨミちゃんや星歌ちゃんは凄い投手なんだよとか・あの美南ガールズにいたタマちゃん(山崎珠姫さん)に蓮華ちゃん(志木さん)がいるから簡単には柳大川越には負けないもん。

 

逆に勝利して、他の学校が驚くからって言ってたけど・・。

 

今回は、日葵の予知は当たるか注目ね。

 

 

湊ちゃんは、内野陣に怪我人が出たらアウトですね・・。

 

日葵さん達や自分がいれば大丈夫なんですが・・って。

 

まだ野球部に参加してない事を悔いてる感じで呟いて。

 

陽菜side終了

 

 

日葵side

 

陽奈お姉ちゃんの協力もあって、早めにグランドに到着。

 

早速チェックしつつ、留々ちゃんに挨拶しなきゃ。

 

 

スコアボードを確認すると、柳大川越は後攻でベンチを見ると三塁側に。

 

丁度、留々ちゃんの打撃練習が終わってベンチに戻ってくる所だったから留々ちゃんに挨拶しようと。

 

~三塁側ベンチ付近~

 

[留々ちゃん!今日はスタメン?そして噂の先輩は今日はいるの?]

 

(LINEで聞いてた噂の先輩って気になるんだよね)

 

 

《日葵ちゃんに、陽奈ちゃんお久しぶりッス。そして初めましての方もいますね》

 

(初対面の子がいますね、気になるっす)

 

 

《留々は、1番中堅手でスタメンっすよ》

 

《例の先輩(朝倉)は、朝から釣りに行ってて今は不在っす》

 

(何処の川か釣りをしてるんっすかね?)

 

 

『留々ちゃんお久しぶり、例の先輩がいないからやる気出ないのでは?』

 

(朝倉さんどこで釣りしてるのかしら?)

 

 

《その台詞、新越谷にいる蓮華ちゃんにも言われそうっすよ!》

 

(確実に聞かれそう・・)

 

 

【えっと・・初めまして、私は川原湊と言います。2年生の光お姉ちゃんと共に野球部に入部するか思案してます】

 

(留々さんのメインポジションは何処だろう?)

 

 

《湊さんっすね、噂は日葵ちゃんや陽奈ちゃんから聞いてましたよ。》

 

(どんな噂かは秘密っすよ)

 

 

《留々は大島留々ッス。日葵ちゃん達と同じ1年生同士ライバルでもあり友達っすよ!》

 

(永遠のライバルになれたら)

 

【どんな噂か気になるけど・・よろしくね留々さん。私は捕手兼内外手だから捕手や外野手でスタメン時は留々さんを強肩で捕殺しちゃうよ♪】

 

(私は送球が若干それる癖があるからそこが不安かな・・)

 

 

《なら留々は、強肩を掻い潜りぬけて盗塁に味方の安打で本塁に帰ってくるよ》

 

(湊ちゃんの強肩はどの位の強肩か気になる)

 

 

留々ちゃんは、日葵達のお話後にノックを受けに外野へ。

 

湊ちゃんも留々ちゃんとおしゃべり出来て良かったな。

 

後は3人でじっくりチェックしなきゃ。

 

日葵side終了。

 

 

陽奈side

 

私と日葵と湊ちゃんの3人が留々ちゃんとお話しをした後に、早速両校のチェック開始。

 

『やっぱり、柳大附属川越は守備の動きが良いわね。』

 

『でも、新越谷の方も負けてない』

 

「そうだね陽奈お姉ちゃん。初心者と聞いてる息吹ちゃんや、白菊ちゃんは仕方ないとして珠姫ちゃんと蓮華ちゃんの美南ガールズ出身者を中心に守備も良いよ」

 

「打撃は見てみないと分からないけど、守備・走塁はほぼ互角かな・・。後は実際での試合での動きがどうか・・」

 

【練習と試合では、緊張感が違いますから・・】

 

【併殺を取れるか取れないか、咄嗟の処理判断・ベースカバー・先の塁を取れるか取れないか等、僅かな差が後々に響いたりしますから】

 

 

野手の動きをチェックして次は両校の投手をチェック。

 

これは、捕手の湊ちゃんと私達の目力が問われるわね・・。

 

最初は、三塁側の大野さんをチェックよ。

 

陽奈side終了

 

 

湊side

 

私は、同じクラスメイトの陽奈さん・日葵さんの双子姉妹からの誘いで学校のグランドで行われる野球部の柳大川越を迎えての練習試合を観戦しに来ているよ。

 

本当は、お姉ちゃんも加えた4人の予定だったけど・・。

 

都合が合わなくて、結局3人で観戦。

 

(お姉ちゃん、まだ野球部への悪いイメージを持ってるから行きたくなかったのかな?)

 

(私は、お姉ちゃんや陽奈さん達と一緒に野球をやりたいから。私が先に入部すればお姉ちゃんを入部へと煽る効果があるかも・・)

 

今は、両校の選手の打撃・守備・走塁練習の動きをチェックが終わって。

 

 

先発予定の両校の投手を3人の目でチェックだよ、柳大川越は左腕の大野さん・新越谷は隣のクラスメイトの右腕のヨミさん。

 

最初は大野さんのブルペン投球(ファールゾーンの)をチェック開始!

 

 

【大野さんの第一印象は、技巧派でゴロを打たせるタイプかなって】

 

『私も湊ちゃんと同じ意見よ』

 

「日葵も同じ、留々ちゃんから聞いた情報だと同じ投手で速球派の朝倉先輩に対抗心を燃やしてるって」

 

「だから、投球フォームや投球スタイルを変更したって聞いてたけど」

 

【見た感じ大野さんの投球スタイルと、柳大川越の内野陣の守備は相性良いかも】

 

『大野さんはコントールを乱してランナーを貯めて失点するタイプには感じないから、私たちの野球部は得点するのに苦労するかもね』

 

[得点チャンスがあるとしたら、慢心投球か味方の失策・四死球でランナーを出塁させた時かな?]

 

【大野さん視点からみたら、自身の投球や味方の好守でピンチを切り抜けたり。味方が得点等で尻上がりに調子を上げる切欠になるかも・・】

 

『勝負は時の運ね・・・』

 

大野さんのブルペン投球視察を終えて、次はヨミさんのブルペン投球をチェックしに一塁側へ。

 

湊side終了

 

 

~移動中~

 

 

日葵side

 

日葵達が大野さんをチェックしてる内にヨミちゃんの投球練習が終了してたみたい・・残念。

 

気を取り直してヨミちゃんや星歌ちゃんは、どんな球を投げるか楽しみだよ。

 

だって古谷ガールズにいた時に、美南ガールズや籠原ガールズ・小倉ガールズ等にいた有力な子達の中にヨミちゃん達の情報は無かったから・・。

 

ヨミちゃんや星歌ちゃんは、ガールズに所属してなくて中学でやってたのかも。

 

益々、この柳大川越との練習試合の翌日にも陽奈お姉ちゃんと一緒に入部予定だから。ヨミちゃんと星歌ちゃんと対戦したくなってきちゃった♪

 

湊ちゃんは、いつ途中入部するか悩んでるみたい・・。

 

 

「陽奈お姉ちゃんに、湊ちゃん、ヨミちゃんや星歌ちゃんの決め球なんだろうね?」

 

『詠深ちゃんや星歌ちゃんの情報はあんまり得る事は出来てないわ、同じクラスの息吹ちゃんに聞いてみたけど口が堅くて・・』

 

【ヨミさんは、スライダー系・カーブ系・落ちる球のどれかだと思うけど・・実際に見てみないと分からないかも】

 

 

「もう一人の投手の星歌ちゃんも、分かってるのはアンダースロー位だし・・」

 

『アンダースローだから、決め球カーブかシンカー系に絞られると思うわ』

 

【もしかしたら、ナックルやオリジナル変化球でしたら面白いですね】

 

「投法は違うけど愛称がナックル姫の吉田えり投手や、人気女子野球漫画ヒロインの早川投手みたいな?」

 

『ちなみに星歌ちゃんは、外野手でスタメンだって息吹ちゃんがLINEで唯一教えてくれた情報』

 

『しかも星歌ちゃん本人は、スタメンだって事を知らなくて詠深ちゃんの2番手としてベンチスタートだって思ってると補足で芳乃ちゃんが同じくLINEで』

 

【サプライズですね、この事を知ってるのは星歌さん以外のみんななのかな?】

 

「多分、一部の人しか知らないと思うよ・・多分」

 

 

それから、日葵達がお花畑タイム中に星歌ちゃんの目のハイライトさんが行方不明になる事件があったことを、留々ちゃんや息吹ちゃん達から後日教えて貰ったよ。

 

そろそろ試合開始・・楽しみだな。

 

 

~1回→3回迄~

 

陽奈side

 

私達は、バックネット裏から観戦。近くにはアナウンスを担当する柳大川越のベンチ外の子が。

 

私達の新越谷の後攻で試合開始した、練習試合。

 

1回に先頭の中村さんの三塁打を足かがりに、大野さんの立ち上がりを攻めて4点を先取。

 

(慢心投球して打たれたのかしら?)

 

 

それでも、川崎さんの盗塁を浅井さんが強肩で阻止した辺りから大野さんが尻上がりに少しずつ調子を上げて1回以外は0点に。

 

対して、新越谷の先発の詠深ちゃんは3回迄を味方の好守もあってノーヒット・ノーランナー投球をし柳大川越を0点に。

 

その際、詠深ちゃんが投げた決め球のナックルカーブ?に私も含めた3人が驚いたわ。

 

『あの変化球は初見ではなかなか打てるとは思えないわ』

 

「変化量・キレが良いけどその分、球審によってはなかなかストライクを取ってもらえない可能性があるよ」

 

【1~3球種程、違う変化球があればより山崎さんが配球がしやすくそしてヨミさんが勝ちやすくなると思うよ】

 

詠深ちゃんの決め球を見た感想を3人それぞれ披露して、その後に3回終了までの感想を。

 

 

『序盤戦を終えて新越谷が4点リードしてるけど、追加点を大野さんから取れるか鍵ね』

 

[後は、ヨミちゃんがまだランナーを許してないから。初めてランナーを許してからの投球に注目だね]

 

【私はグランド整備を挟んでからの中盤戦の攻防が注目してます、柳大川越の打線は4回から一巡目が終わって2巡目に突入しますから】

 

『詠深ちゃんと珠姫ちゃんのバッテリーがどう対応するか注目ね』

 

[そろそろグランド整備が終わるね、頑張れみんな!]

 

【最後ですが大野さんが、私達の近くにいた柳大川越の制服を着た方に対して挑発したのにはびっくりしました】

 

 

(あの人が留々さんと陽奈さん達の会話の中に出て来た例の先輩なのかも)

 

 

「留々ちゃんが言ってた肝心の例の先輩(朝倉)は、大野さんが岡田先輩の打球を処理したプレーに無邪気に拍手してたしね・・」

 

 

陽奈side終了

 

 

~グランド整備終了後→5回終了迄~

 

日葵side

 

遂に、4回表に膠着してた試合が動き出して・・。

 

ヨミちゃんが初めて出した安打のランナー(留々ちゃん)を切欠に1点を失い、尚無死1・3塁で4番の浅井さんを迎えるピンチ。

 

この場面で、ヨミちゃんとタマちゃんのバッテリーは浅井さんを空振り三振・重盗阻止・希ちゃんの好守もあって1点で凌いだよ!

 

[陽奈お姉ちゃん、湊ちゃん。ピンチをヨミちゃん達ピンチを最小失点で抑えた!]

 

『2点以上の失点・・もしくは同点になるかもしれなかったから凄いわ』

 

【失点を1点で食い止めたのは凄いです、ただ点が入ったって事は試合が動くサインになる確率が高いかな】

 

 

4回表の良い流れで5回裏の攻撃に繋げたかったけど、それを尻上がりに調子を上げてる大野さんが阻止。

 

5回表からは、2番手で星歌ちゃんが登板し左翼に息吹ちゃんが守備に。

 

星歌ちゃんは、四死球も絡みの3点逆転本塁打を大野さんに浴びちゃって・・。

 

更に続く留々ちゃんが風に乗ったラッキーパンチの本塁打を放って柳大川越が逆転しちゃった・・。

 

がっくりした様子のマウンド上の星歌ちゃんの周りに円陣が出来て、珠姫ちゃん達が星歌ちゃんに声を掛けてるのを見て・・

 

 

「星歌ちゃん、大丈夫かな?逆転された責任を感じてなければ良いけど・・・」

 

(む~許されるなら、今すぐにでもグランドに行って声を掛けてあげたいよ)

 

 

『捕手の山崎さんや、星歌ちゃんの幼馴染と聞いてる志木さん・同じ投手の詠深ちゃん辺りが試合後のメンタルケアをしてあげれたら』

 

(この試合までに野球部に所属していない事を後悔してるわ)

 

 

【星歌ちゃん頑張れ・・】

 

(ベンチからの伝令として来たヨミさんが来た事を合図に声かけを始める前に、率先してタイムを取って投手への声かけが出来る捕手になりたい)

 

 

5回を終了して柳大川越が1点リード・・。

 

2回目のグランド整備を挟んでからの、6回からの星歌ちゃんの2イニング目の投球次第でまだ逆転可能だもん

 

頑張れみんな!

 

日葵side終了

 

 

~6回~最終回~

 

陽奈&日葵side

 

6回が始まる頃に、湊ちゃんが午後からの地元の草野球チームの助っ人として合流する為に離脱。

 

6回からは、私と日葵の2人で引き続き観戦。

 

6回裏のマウンドには、大野さんの2番手として釣り人さん事朝倉さんが・・。

 

その朝倉さんは、新越谷野球部の攻撃を三者凡退に退ければ。

 

星歌ちゃんも、6回~7回と三者凡退に柳大打線を退け・・

 

 

遂に最終回・・・。

 

マウンド上には引き続き朝倉さん。

 

 

『遂に最終回・・、点差は1点』

 

『野球は2死からと言われるけど・・』

 

「ランナーが1人以上出塁出来れば、希ちゃんや蓮華ちゃんに打順が回るよ!」

 

「この回は、菫ちゃん・星歌ちゃん・息吹ちゃんの打順だけど。多分星歌ちゃんの所に代打が出るはず・・・]

 

運命の先頭打者の菫ちゃんは粘るも三振で1アウトに、次の代打の日葵達の佐倉和菓子店の常連様の白菊ちゃんがラッキーな2塁打で出塁すれば。

 

続く息吹ちゃんもラッキーな振り逃げで出塁を。

 

1死1・2塁のチャンスで希ちゃん・蓮華ちゃんに、長打や一発が出れば逆転サヨナラ勝利だったけど・・。

 

[希ちゃんの大打球が風に押し戻されて、留々ちゃんへの飛球に・・]

 

『蓮華ちゃんの打球は、相手の遊撃手の子にジャンプキャッチで阻まれ・・』

 

球審の試合終了のコールを聞いて実際に試合をしていないのに、心が悔しい気持ちで一杯になって・・

 

隣に居る陽奈お姉ちゃんの様子をチラ見したら、日葵と同じ表情をしてて。

 

 

「陽奈お姉ちゃん!なんだか悔しいよ。留々ちゃんの本塁打が決勝点なのが更に悔しいよ」

 

「日葵達が入部して、野球部に白星をプレゼントしたいよ!」

 

『日葵の言う通りね、私も悔しいわ』

 

『本塁打後に留々ちゃんの一瞬私達の方を向いて見せたあのドヤ顔が!』

 

『早速、週明けにも入部届を出すわよ!』

 

「うん、陽奈お姉ちゃん!」

 

「湊ちゃんも誘って3人で一緒に入部出来たら良いな」

 

『湊ちゃんの事情もあると思うけど、一緒に入部出来たら嬉しいわね』

 

日葵との会話をしながら、私達は観戦していたフェンスから離れ家路へと歩き出す。

 

3人一緒の入部を楽しみにしながら・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




陽奈「初番外編が私達で良かったのかしら?」

日葵「急遽日葵達が先に決まったらしいよ陽奈お姉ちゃん」

湊「本編より先にこちらで初登場になりましたが・・、すみません一緒に入部出来なくて・・」

陽奈「気にしないで、事情は把握してるから大丈夫よ」

日葵「一緒に野球をやれるだけでも嬉しいんだから♪」

湊「陽奈さん、日葵さん・・ありがとう」

星歌「読者の皆様にお知らせがあって、来ました!」

蓮華「なんと、先方様では告知済ですが・・」

陽奈「もしかして、例の・・」

日葵「こっちでも発表するんだね」

湊「緊張します」

星歌達「同じ球詠作品筆者の、鋼英雄様の作品の早川朱里ちゃん達と相互出演が決まりました」

星歌「鋼英雄様、コラボ打診快諾誠に有難うございます!!」

蓮華「鋼英雄様の作品に、星歌・私、佐倉陽奈・佐倉日葵の4名が番外編に。本編には4名中2名がお邪魔する事が内定してると鋼英雄様からお伺いしてます」

陽奈「こちらで公開するコラボ記念の番外編に、雷轟遥ちゃん・早川朱里ちゃん・二宮瑞希ちゃん・清本和奈ちゃん・金原いずみちゃんの出演が内定してます」

日葵「どんな番外編かは公開までお楽しみに♪」

湊「公開時期は来年2021の1月頃~を予定しています」

星歌「また水面下で、他の筆者様とのコラボの交渉をしてると聞いてるけど・・」

蓮華「まずは、鋼英雄様とのコラボが成功するかがカギだね」

陽奈「本編にお邪魔する2名が誰なのかは、鋼英雄様聞かされてないから楽しみよ」

日葵「鋼英雄様が描く日葵達にも注目だね」

湊「最後になりますが、コラボ記念番外編公開に向け本編の執筆を頑張ると筆者から伺ってます」

星歌達「こらからも、本編とたまに公開する番外編を応援よろしくお願いします」

光先輩が加入するのは

  • 夏大会前(姉妹揃って)
  • 原作通り

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