魔法科高校の被験者   作:エウイオア

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初めまして。今回からゆっくり書いていこうと思っております。

小説を書くのは初めてなので、誤字、脱字が多いかもしれません。温かい目で見てくれると助かります。

よろしくお願いします。

※追記:誤字報告ありがとうございます。


プロローグ
プロローグ Ⅰ


 「魔法」というおとぎ話の産物が科学的に証明されてから数十年、魔法はありとあらゆるとこで影響力を持ち、国際情勢にも大きく関係してくる。だが、この俺、早乙女崇秀は魔法とは程遠い生活をしている。

2079年に早乙女家で生まれ、両親と妹と祖父母とで食いていた。両親の仕事は、なんと一流の暗殺者。早乙女家は代々裏の世界で有名で、国内に留まらず国を跨いでの依頼なども多い。魔法師の方が向いていると思われるがそんなことはない。そもそも魔法士はどこの国でも不足しており、わざわざ裏の仕事などをしなくても、十分ってわけだ。そして、俺も家を継ぐためにいろんな国の言語の勉強をしているわけだ。この家は表向きでは現役を引退した祖父が主に道場を開いており、地域でも大きな道場として有名だった。もちろん俺も平日の夕方などには他の人たちと一緒に参加しており、夜に勉強をしているわけだ。道場では剣道や、柔道などの暗殺に必要なあらゆる体術を学ぶ。勉強も祖父母から主に教わることが多い。暗殺者の仕事は不定期なため、両親は2ヶ月以上帰ってこない時もあれば、2週間程家で休んでいる時もある。休みの日は、両親も面倒を見てくれたりしていたので、仲は良かったと思う。

 

 俺は小学校に通う頃には、すでに英語は実用レベルにまでなり、ロシア語、中国語などもある程度はできるようになっていた。なぜここまでになれたのかというと、俺は母の遺伝位より脳の演算能力、記憶力が人の何十倍も優れていたからだ。なので高校数学なども解けるようになっていた。

小学校には学年が上がるにつれて、通う日が減っていった。みんなには受験勉強をするためと伝えていたが、実際は家で体術の練習を祖父としていたのだ。疲れると思われるが、俺はもう一つ能力があり、筋肉の増強、体力が長時間持続する能力だ。でも昼間ずっと動いても大丈夫ではあるが、まだ子供なので、筋肉の負担が大きく睡眠は1日十時間近く取らなければならない。

 

 

 そして、中学の頃には両親の仕事の手伝いもするようになっていた。普通は高校を卒業してから手伝うのだが、俺は能力によって、すでに暗殺のスキルは身につけていた。

 

 だが、そんなある日の夜中、突如何者かよってに家が襲撃を受けた。魔法による放火によって家は跡形もなくなった。ほんの数分で。そしてなぜか俺だけは身をとらわれ、俺以外の家族は全員火の海に巻き込まれた。

 

 俺は気を失い、気が付けば研究所のような施設にいた。ガラス張りの部屋にある、人一人寝転ぶことのできる機械に閉じ込められていた。しばらくすると、扉をあけ、機械からは出ることができたが、部屋の上を見ると研究者のような人たちがたくさんいるのがわかった。首に何やら機械のようなものも取り付けられているののも気がついた。この時俺は、何かの実験体になるんだと思った。

「家族に会いたい。」

そう思ったこともあったが、魔法というものを実感した俺はそんなこともすぐに諦めてしまった。でもそのうち警察などがくるだろう、俺の命だけでも、と考えていた。

 

そうしていると、この研究所の一人が、マイクを使って部屋越しに俺に話しかけてきた。

 

「驚かせてすまないね。私の名は八代隆雷。ここ、魔法士技能師開発第八研究所の所長であり、この実験の責任者だ。君には悪いが、君のその優れた能力が私たちの実験に必要でね、少し手荒な真似をさせてもらったよ。」

「魔法...?研究...?ふざけんな。あんな真似して、警察などが許さないとでも思ってんのか?」

「ここは、国の管理下だ。それにこの第八研究所は国防軍と結びつきが、他と比べても強くてね...そう簡単に動くこともできないのさ。それに、あの襲撃で起きた火事も、今頃警察は事故として調べているだろうね...

 

「そんな... ど、どうして俺なんだよ、いったい俺に何をするつもりなんだ?何の実験だ?」

 

「君には人間離れした記憶力、演算能力、それに筋肉の増強といった能力がある。その二つの能力がどうしても被験体に必要でね...」

 

「そんな奴、俺の他にもいるだろ。それこそ魔法を使えばそんな人間も作れるだろ...?」

 

「確かに、遺伝子操作などで魔法師を作り出すこともできる。でも君には、いや君の家は、代々暗殺者として一族を継いできた。そう、君の遺伝子にはその先祖の遺伝子なども含まれている。その遺伝子には実戦経験などの記憶も含まれている。いくら魔法でここの記録はとるのに時間がかかる。そうゆうわけだ。」

 

「...理解はしたが納得はできない。それで何の実験だ?」

 

「君にはある魔法を使える魔法師になってもらう。その名を『一方通行(アクセラレータ)計画』」

 

「俺が魔法師に?それでその魔法ってのは何だ?」

 

「その魔法と言うのは『ベクトル操作術式』。『ベクトル反転術式』の応用で、成功すれば、運動量、熱量、電気量などといったあらゆるベクトルを触れただけで、変換できる術式。君にはこの魔法の最初の使用者になるってわけだ。」

 

「魔法のことはさっぱりわからないが、とりあえずすごいのはわかった。でも俺なんかで本当にいいのか?俺に魔法なんかは使えないと思うが。」

 

「それは、気にしなくていい。君には決まった時間にあのカプセルの中に入ってもらう。あとは自由にしてもらって構わない。変な真似をしない限り、安全を保証するさ。首につけているのはCADという、魔法を使用するのに必要なデバイスのようなものだ。気にしなくて良い。他に何かあるか?」

 

「この実験はいつ終わる?そのあとはどうなるんだ?」

 

「そうだね。期間は大体3年ほどと予想している。そのあとは、この研究所を取り締まっている一族の養子にでもするつもりだ。質問はもうないかな?」

 

「...もういい。どうせ抵抗しても俺の力では無駄なんだろうな。」

 

「意外とと素直なんだな。今日はもう休むと良い。明日からはよろしく頼んだよ。」

 

そういうと部屋は暗くなり、俺はカプセルの隣にあるベットに入った。

 

 

 

 魔法というのは現在、世界情勢を揺るがすほどの力を持っており、それぞれの国では魔法に関するあらゆる分野に力を入れている。日本でも随分と魔法というのは力を持っており、様々な研究に力を入れている。

 日本には全国に十ヶ所の魔法技能師開発研究所があり、そこで様々な力のある魔法士一族を輩出してきた。その中の第八研究所は、北九州市にあり十師族の一つの八代家や八朔家などを輩出している。ここでは魔法による重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用の操作の研究が行われている。そのため、核兵器などにも応用されたりする可能性もあるので、国防軍とは関わりが強い。今回の実験も国防軍は裏で資金援助などをしている。実験の責任者の八代隆雷は八代家の次男であ理、当主の雷蔵の補佐役などをしている。

 そして今回の実験の『ベクトル操作術式』。これは系統魔法の4系統の一つ、加速系・加重系魔法の二つの種を応用した魔法であり、先程言っていたように、あらゆる種類のベクトルを触れただけで自由に変換できる。ベクトル反転術式と違うのは、ただベクトルを180度跳ね返す、いわば元に戻すようなベクトル反転術式と違い、あらゆる向きに操作することができる点だ。 

 ただ、ベクトル操作といっても、操作できるのは向きだけであって、力そのものの大きさや量は操作できない。だが、力の向きをある方向に集中させることで、大きな力をもたらすしたりすることもできるのだ。

 それに、魔法は並の魔法師では使うことが難しい。触れたもののベクトルを瞬時に認識し、向きを変えるというのは、並の人間や魔法師の演算能力や記憶能力では不可能に近いからだ。それに、体の負担なども大きい。だから今回の実験の被験者に崇秀が必要なわけだ。崇秀の能力は今ではコンピューター1台に近いレベルの処理能力を持っており、もっと成長すればそのうち触れた魔法の起動式や魔法式を瞬時に逆算し、魔法のベクトルすらも操作できるかもしれない。なのでもし、この実験が成功すれば系統魔法の中でも、トップクラスの魔法となり、崇秀もトップクラスの魔法師となるだろう。

 

 

 

 それから俺は毎日決まった時間にカプセルに入っては、サイオンを流され記録を取られる日々。そのあとは、語学だけでなく化学や、物理学、を支給されたタブレット型端末で学んでいた。時には、実際に魔法を使用し記録を取ることもあった。

 

 だが俺はこの研究所に対しては一ミリも許すつもりはなかった。殺された家族のためにもいつか復讐するつもりでいた。でも、その家族の顔はなぜか思い出せない。 

 そして、俺の名前すらもいつの間にか思い出せなくなった。おそらく実験によって、脳にある過去の思い出を改変するようなことがいつの間にか起こったのだろう。そのため俺はこの実験名の『一方通行計画』からとった一方通行という名称で呼ばれていた。

 

 

 ここに来てから一年半が経つ。世間では俺の年齢だと、中学三年生になる。この頃から俺は、この研究所を壊し、脱走する作戦を立てていた。俺の脳はもう、今ではスーパーコンピューター並みの処理能力を持つようになり、自身の情報すらも、操れるようになっていた。それを使って、研究所には虚偽の結果を送り続ける。そして、半年後くらいに、研究所が想定していない、未知の力をつかってここを破壊し、脱出する。おそらく俺はもう、ある程度の魔法の起動式、魔法式の逆算は可能だろう。

 

 

 そして、2094年10月、ついに俺は脱出するために動いた。時間帯は監視の少ない深夜。首につけているCADを起動し、部屋にあるカプセルを丸々持ちあげ、強化ガラスの壁を破壊し、部屋から抜け出し、次々と研究室を破壊した。

 

 この緊急事態にすぐに研究所側も動いたが、銃弾などはもちろん、魔法すらも効かない今の俺には、どうしようもできなかった。そう、俺が襲われたときのように...

 

 

 




プロローグは全部で2,3話ほどにしようかと思っています。  

8月中には入学式編に入りたい...
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