[尖り]
律に怒られて、諭されてからホテルに戻ろうとするとクラスの半分ほどが異常に疲れて、机に突っ伏したりしていた
「何これ…皆…どうしたの?流石に疲れすぎてない?」
「うん、そうだよね尖り君…って⁉︎どうしたの⁉︎」
近くにいた渚に、この現状を聞いてみたら何故か驚かれた…
「なんでそんなに驚いてんの?」
「尖りさん、尖りさん。額の血の事だと思いますよ…」
ん?…あーなるほど…ね。さっき自傷行為してたからね…
「ごめん、今は転んだってことで納得して」
「え…わ、わかったけど…」
「うん、ありがとう。皆のこの状態なんかわかる?」
「いや…わかんないけど…皆疲れ過ぎてる気がする」
そう話していると、岡島が吐血した
「岡島⁉︎ッ!すみません⁉︎この島の病院又は医療関係者はどこにいますか!」
「え…いや。小さな診療所はありますが当直医は夜になるとよその島に帰ってしまうので…明日の十時にならないと…」
烏間先生のスマホが鳴った。異常過ぎる出来事に気を荒立ててはいるけど、瞬時に切り替えて通話に出る
「律!この通話を流して!平気な人は皆を寝かせて!」
「はい!」
『ククク…最近の先生は察しが良いな。人工的に作り出したウィルスだ感染力はやや低いが一度感染したら最後…潜伏期間や初期症状に誤差はあるが1週間もすれば全身の細胞がグズグズになって死ぬ』
変成器を通した声で盛られたウィルスの情報をくれた
そして治療薬と引き換えに殺せんせーを背の低い男女二人と銀髪の生徒に持ってくるように要求された…おかしい…けど今は
一美に電話をかけて、今わかってるウィルスの情報とその解析を依頼した。最悪の場合を考えて一美に作って貰えるように備えておく
『うん、わかったよ。律ちゃん、と頑張ってみるね。』
「はい、全力でサポートさせてもらいます」
『でも…尖り君、貴方はどうするの?』
目を閉じて少し考える…
「うん、これはかなりきな臭い…最善策として、潜入して治療薬を強奪する」
『ふ〜ん、誰が?』
「
『そ、無事に帰ってきなさいよ。頑張って乗り越えなさい』
「ん?ちょっと待って……そういう事?…え⁉︎」
『私たちは助言しただけさ』
「あーなるほど…ありがとうね」
『それは彼女達に言いなさい、じゃあ頑張んなさい』
そう言って通話が終わった
少し疑問だったんだけど、どこでばれてたんだろうって思ってたんだけど…あそこでか…
そしてあのホテルの宿泊者を問い合わせていた園川さんがやってきた
「やはりダメです。政府として問い合わせましたが、プライバシーを繰り返すばかりで…」
「やはりか…警視庁の知人から聞いた話なんだがこの"普久間島"は別名"伏魔島"と呼ばれてる」
ちょっと待って普久間島って
「山頂のホテルは国内外のマフィア勢力やそれらと繋がってる財界人らが出入りしている聞く」
あのホテルは私兵の警備が置けて、違法な取引やドラックパーティーが連日開かれていると前に聞いた事がある…でも精神的に限界だったから気付かなかった…
そしてそんな話を聞いた一部が焦り出す
「どーすんスか⁉︎このままじゃいっぱい死んじまう‼︎」
「落ち着いて、今誰かに当たってもこの場が解決する訳じゃない」
「なんでそんなに尖りは冷静なんだ‼︎死ぬかもしれないんだぞ‼︎」
「吉田、緊急事態で最もやってはいけない事は焦って行動することだ。焦って考えた作戦で皆を助けるのはかなり難しい。それにこのウィルスは遅効性で治療手段が存在する。今は自分を落ち着かせて対策をたてるんだ」
「そうよ。そんな簡単に死なないから今はじっくり対策考えてよ」
「お、おお悪りぃな、尖り、原」
このやりとりであらかた落ち着いたかな?
「要求なんざシカトして、尖りの所の、チート科学者の所に連れてった方がいいんじゃねーのか?」
「いや人工に作ったウィルスが新型の場合、そう簡単に治療薬は作れないし、例え作れたとしても2〜3人死ぬ、副作用とか拒否反応などでね。一美なら数回の臨床試験で問題なくいけるだろうけど…誰をその2〜3人にするか決めなきゃいけない。だが決めたくないし決めさせない」
「じゃあどうすんだよ。要求通りに尖りとこのちんちくりんの3人で行くのか⁉︎人質増やすだけだろ‼︎」
「いや、それだけじゃないよ。竹林、対症療法での応急処置頼める?」
「問題ない、でも人数が多いから一人手伝いが欲しい」
「あ、じゃあ、私が手伝います」
「了解、竹林と奥田さんが患者の処置を任せる。自さん、山頂のホテルの内部の図面と警備の配置図、いける?」
{はい!すぐに始めます‼︎}
よし、後は…
「尖り君!もしや行く気か⁉︎」
「はい、そうです」
「危険だ!敵はどう考えてもプロだぞ‼︎」
「はい、わかってます…ですが、烏間先生は何か誤解してませんか?」
「誤解…?」
「まだ一人で行くとか、なんて言ってませんよ」
殺せんせーが「ほほ〜」と呟いた
「果たして安全策は僕たちが殺せんせーを引き渡すことでしょうか?」
「もしこの犯人が殺せんせーを手に入れる事だけが目的なら、背の低い女子生徒一人に来させるはずです」
「ですが、3人の生徒に持って来させると言いました。幾ら子供3人とはいえ同時に抵抗されたら非常に面倒くさいです。よって一人で持って来させるのが一番です。でもそれをしなかった。それは殺せんせーを手に入れる事以外にも何か目的があるんじゃないんですか?」
烏間先生が「確かに…」と言った
「そんな目的あると仮定したら、確実に薬を渡さずに持ってかれます」
「よって
「……理解した、今から準備してーー」
「メンバーは…烏間先生とビッチ先生、僕だけ……ではなくこの場の動ける希望者で行くべきです」
皆とても驚いている、どっちかな…
「このホテルはとても複雑で警備が厳重らしいです。とても僕たち3人では時間が足りないです」
「だが……」
「はいだから、希望者なんです。皆!相手の戦力もわからない、これは死ぬ可能性があるものだ‼︎もちろん拒否して貰っても構わない‼︎断るのも勇気がいる事だ‼︎誰も責めさせはしない‼︎」
後は…皆次第だ…今まで本当の意味で信じてなかった僕の言葉について来てくれるだろうか……
「俺は行くよ〜そんな面白い事参加しない訳ないじゃん」
「ケっ!カッコつけやがって心配しなくても行ってやら‼︎」
「こういう時の尖りの理責めはすげーな…納得するしかねよ」
と皆がやる気に満ちた目をしている…本当に魅力溢れる頼りがいのあるクラスだ…僕は本当にわかっていなかった
「まあこんな弱々しい姿のやつに言われちゃあな〜」
「え?あー血ね…後で落としてくるよ」
「それだけじゃないわよ、尖り君」
片岡さんに言われて頭を傾ける
「涙の後凄いよ…尖り君」
そう言われてボフッと効果音が出そうなほど、真っ赤になって顔を隠してしまった…だって…だって…
「本当にギャップが凄いよな…」
「これに二人は殺られたんだろうね、きっと」
その姿に皆に笑われてしまった…解せぬ
「さて、ここに15人の特殊部隊が揃いましたよ。さあ時間はないですよ?貴方ならどうしますか?」
殺せんせーの言葉に烏間先生が目を瞑って考えて
「…注目‼︎目標は山頂のホテル最上階‼︎隠密潜入から奇襲への連続ミッション‼︎ハンドサインや連携については訓練のものをそのまま使う‼︎いつもと違うのは
「「「はい‼︎」」」
僕は準備する前に神崎さんの所に行き、しゃがんで
「一美から聞いたよ、こんな僕を心配してくれてたんだね」
「うん、律がやってくれたんだね」
「うん、たっぷり絞られたよ…」
「だから…ありがーー」
お礼を伝えようとしたら人差し指を口に押し付けられて、遮られた
「まだ、でしょう?尖り君」
そう言われて理解した
「わかった、絶対助けるから…後で……臆病な僕に……勇気をください」
「うん、わかったよ。頑張ってきてね」
「でも無茶はしないでね」
「…ごめん、今回は約束できないけど…ちゃんと生きて帰ってくるよ
「フフ、じゃあ後でお仕置き…だね」
「お柔らかにお願いします」
頑張って笑顔で言ってくれるので僕も笑顔で答えた
「じゃあ行ってくるよ」
神崎さんの頭を撫でて準備に向かう
(まだ僕は
…だから不謹慎かもしれないけど…
…この潜入任務を…犯人を…踏み台にして…
…その資格を得てみせる…
…【前線の司令塔】の力をみせようか‼︎
…さあ
主人公やオリキャラの設定?プロフィールは書いた方がいいのでしょうか?書くとしても完結後になりますが
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書いた方がいい
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別に書かなくてもいい
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どっちでもいい