[尖り]
(まずいな…)
皆、先生達を頼れない事にかなり緊張し過ぎている…
(緊張感を持つのはいい事だが、それによって皆の動きがぎこちなくなり始めてる…)
どうにかして過剰な緊張と不安を取り除かなければ、じゃないとこれからの戦いで命を落としてしまう…
「いやぁ〜いよいよ"夏休み"って感じですねぇ〜」
どうしようか考えてると、殺せんせーがお気楽発言をした
そして皆が白い目で
「何をお気楽な‼︎」
「ひとりだけ絶対安全な形態のくせに‼︎」
「渚、振り回して酔わせろ‼︎」
「にゅやーッ⁉︎」
皆からブーイングが飛び、殺せんせーを振り回した…
もしかして…
「殺せんせー、何でこれが夏休み?」
それで酔った殺せんせーに渚が質問をする
「先生と生徒は馴れ合いではありません。そして夏休みとは先生の保護が及ばない所で自立性を養う場でもあります。普段の体育で学んだ事にしっかりやれば…そうそう恐れる敵はいない。君達ならクリアできます。この暗殺夏休みを」
殺せんせーの言葉でだいぶ緊張と不安をが削がれて尚油断はしないという、いい感じに皆の意識が変わった
「殺せんせー、ありがとうございます」
「いえいえ、先生ですから。尖り君も一緒に頑張ってください」
「はい」
4階は何事もなく進めて5階の展望通路で、人がいた。
ハンドサインで待てと指示する
「…お、おいおい、めちゃくちゃ堂々と立ってやがる」
「…あの雰囲気」
「…ああ俺ら、でもわかるは、どう見ても"殺す"側の人間だ」
狭くて見通しがよく奇襲もできない。というかあの感じはおそらく
ビシッ‼︎
まあバレてるよね…
ほう、手の位置のガラスがヒビが入った。
という事は素手での戦闘が主なのか?
だが何故それを見せた?
見せなければ不意打ちも容易だろうに…
「もう気づいてるぬ。
足音を聞く限り、手強いと思える者が一人もいないと思ったぬが、俺も気付かない奴がいるとは…面白いぬ。
精鋭部隊出身の引率教師もいるはずなのぬ。
同時に相手をするのは、少し心配だったぬがそいつはスモッグのガスにやられたぬか…」
まあその程度で気づかれる様ではあいつらの支援なんて到底不可能だ。
だが…
「あなたはどこの部族なんですか?」
「どういう事だぬ」
「その訛りの様な口癖…あまり聞いたことがありません」
「そうだよね、おじさん"ぬ"多くね?」
(((言った‼︎カルマはわかるけど…尖り(君)は変な解釈していない…?)))
「俺はどこの部族でもないぬ。
"ぬ"をつけるとサムライっぽい口調になると小耳に挟んだ。
カッコ良さそうだから試してみたぬ。
間違ってるならそれでも良いぬ。この場の全員、殺してから"ぬ"を取れば恥にもならぬ」
手をゴキゴキと鳴らして、手を強調する様に前に構える
「素手…それがあなたの暗殺道具ですか」
「そうぬ。身体検査に引っかからず、近づきざまに頸椎を一捻り、利点が多いぬ。だが面白いモノでぬ、暗殺以外にも試したくなる。強い奴との闘い…殺し合いだ…俺はお前と殺し合いたいぬ」
「そうですか、でもあなたの相手をする程の余裕は僕らにはありません、のであなたの相手をしている隙に他の人は先に行かせます」
「ふむ、それはマズいぬ。この人数の雑魚は1人だと面倒だから仲間を呼んで皆殺しぬ」
携帯を取り出して仲間を呼ぼうとするが、カルマ君が観葉植物で携帯を叩きつけた
「ねぇおじさんぬ。尖り君と戦う前に俺と殺り合おうよ、サッサリとクラス最強に戦えるわけないじゃん?」
「尖り君、良いよね?」
一瞬止めようと思ったが…
そろそろ覚悟を決めろ!
お前は何のために来たんだ!
皆を信じるんだろ‼︎
だったら戦いにいく者に送る言葉は静止ではなく
「わかった…だが相手は手練れでプロだ、
「オッケー」
背中を押す事だろ
「よせ無謀ーー」
「ストップです烏間先生…顎が引いている」
「…⁉︎」
「油断なく正面から相手の姿を観察しているようです。」
殺せんせーの言葉に烏間先生は納得はしてないが理解はしたようだ
「柔い、もっと良い武器を探すべきだぬ」
「必要ないね」
カルマ君の持っていた
僕とは違い戦闘センスなどでやっているのか…凄いな
「…どうした?攻撃しなくては永久に倒せないぬ」
「攻撃だけが戦闘じゃないからね、おじさんの実力や戦法も分かったしここからは俺からいくよ」
「良い顔だぬ、少年戦士よ。お前ともやれそうぬ、暗殺稼業では味わえないフェアな戦いが」
そこからはカルマ君が攻めにまわり、カルマ君のラッシュが始まる
「くっ…」
敵のすねを蹴り相手に露骨な隙ができた
「背中を見せた‼︎」
「チャンス!」
トドメを決めるためにカルマ君が飛びかかるが、ガスのカウンターを喰らう
「一丁あがりぬ。長引きそうだったんで"スモッグ"の麻酔ガスを試してみる事にしたぬ」
「き…汚ねぇ。そんなモン隠し持っといてどこがフェアだよ」
「いや、戦場・殺し合いの場は騎士の一騎討ちではない。ブラフも裏切りも何でもありなんだ」
「フ、やはりお前はよくわかってるぬ。俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。拘る事に拘り過ぎない。それもまたこの仕事を長くやってく秘訣だぬ」
「そうですね。ですが、何でもありなのはあなただけではないですよ?」
ブシュッ
その時敵は至近距離からガスを喰らってしまった
「な…なんだと」
「尖り君〜ダメだよ〜せっかく
「ごめんね、でも今の反応がかなりの隙だったでしょ?」
敵がガクガクしながらナイフを出して襲い掛かろうとするが
バン、カン
「なぬ⁉︎」
ナイフを撃ち抜いた事に驚愕しているうちにカルマ君が関節を決めて体重をかけて床に叩きつけた
「尖り君!」
「了解」
頭にかかと落としを喰らわして気絶させた
「皆、拘束!気絶してるとはいえ反射で掴んでくる可能性もある!手には触れない様に‼︎」
敵をガムテープで拘束して
「は!これは⁉︎」
「目覚めましたか、拘束させてもらいました。大丈夫です、僕らは殺しに来たわけではないのでご安心を」
「それは甘さなのか、信条なのか…まあいい、何故だ赤毛の少年、俺は素手しか見せてないのに何故ガス攻撃読めた…」
「とーぜんっしょ、素手以外の全部を警戒してたからね、尖り君にも言われていたし」
「…なっ⁉︎あの時か⁉︎」
「あんたが素手の闘いをしたかったのは本当だろうけど、この状況で素手に固執するようじゃあプロじゃない。プロならどんな手段でも使うべきだし、そんな人を俺たちは身近で観ていたからね」
視線を向けられてかなり恥ずかしくなる…
僕はそんな凄い人じゃない…
でもなんか嬉しいな…
「カルマ君…ちょっと変わったな良い感じに」
「大きな敗北を知らなかったカルマ君は…期末テストで敗者となって身をもって知ったでしょう。
敗者だって自分と同じ、色々考えて生きている人間なんだと。
それに気づいた者は必然的に…勝負の場で相手を見くびらなくなり、相手の能力や事情、挙動などを観る様になる。
それは相手に対して敬意を待って警戒できる人…戦場ではそういう人を…"隙がない"と言うのです」
僕は教官にそれを相当叩き込まれたな〜
人間は生きている間は未熟である
生きている間は成長し続けることができるって言われたな〜
「…大した奴だ少年戦士達よ…負けはしたが楽しい時間を過ごせたぬ」
「え、何言ってんの?楽しいのはこれからじゃん」
爽やかな表情でわさびとからしを持っている。
まさか…
「これ入れたら、専用のクリップで鼻塞いでぇ…口の中にブート・ジョロキアぶち込んで…その上から猿轡して処置完了」
…まあ死を意識させる拷問じゃないからいいか
「さぁおじさん、今こそプロの意地を見せる時だよ」
「…時間ないから素早くね?」
「りょ〜か〜い」
爽やかな笑顔で始めた
「尖り君!止めてくださいよ!」
「殺せんせー、まあ死を意識させる拷問じゃないんで、人生経験としてやらせましょう」
5階で男性の声にならない叫びが響いた
この光景は律や神崎さんには悪影響だから今だけはいなくてよかった…
主人公やオリキャラの設定?プロフィールは書いた方がいいのでしょうか?書くとしても完結後になりますが
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書いた方がいい
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別に書かなくてもいい
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どっちでもいい