[尖り]
ちゃんと2分で、ある程度復活させる
「ふうぅ〜…大分体が動くようになってきた、だがまだ力半分ってところか…」
「力半分ですでに俺らの倍強ぇ…」
「あの人と尖り君で侵入した方が良かったんじゃないかって思えてくるわ…」
「いやいや、あの時も言ったけど、僕と烏間先生の2人じゃあ時間が全く足りないし、君等がいてくれたからここまで無事に来れたんだ」
「そうね、IFの話してもしょうがないわよね。ありがとう尖り君」
皆が「よし」っていう感じに気合を入れ直した
「うん、自さん。上の状況わかる?」
{はい、パソコンカメラに侵入出来ました。確認できる限りこの男ただ1人です}
自さんによってスマホに映像が流れる。
そこにはガタイの良さそうな男が、タバコを吸いながら、苦しんでいる皆の姿を見ている様子だ…
「あのボスについてわかってきた事があります。黒幕の彼は殺し屋ではない。殺し屋の使い方を間違えてます」
確かにそうだ、殺し屋というものは本来、警備に使う存在ではない。
だから僕はずっと周りを警戒していたのだが、そんな事をしようとする様子は全くなかった。
そして、黒幕の正体が少し見えてきた
僕を指名した
レジスタンスという脅威を知っていれば
こんな警備ザル同然…
と言うことは僕は知ってはいるが
レジスタンスの事はよく知らない人物で僕に恨みがある…
僕たちに恨みがある人は少なからずいるだろうが、
そのほぼ全ての奴は脅威は知っている。
浮かび上がってくる人物…それはおそらく
烏間先生もかなり勘付き始めたようだ
「烏間先生、おそらくそうでは?」
「…君もそう思うか」
「はい、確かなものはあまりないですが」
「……まあ時間がない、そいつは我々がエレベーターで来ると思ってるはずだが、交渉期限まで動きがなければ…流石に警戒を強めるだろう」
烏間先生がまだ皆に話すべきではないと判断したため僕も黙っておこう
烏間先生が役割を指示してから最上階の部屋に侵入した
部屋は遮蔽物が多いため、ナンバで移動して皆でギリギリまで忍びよろうと近づき、かなり近くなってきた時
「かゆい」
喋りだした…この声、やはりか
「思い出すとかゆくなる。でもそのせいかな?いつも傷口が空気に触れるから…感覚が鋭敏になってるんだ」
大量のリモコンをばら撒いた
「消息をたったのは3人の殺し屋の他にももう1人いる…防衛省から名前を消され、秘密保持の為に監視が置かれた人物…どういうつもりだ」
椅子を回転させて僕らに体を向ける
「鷹岡ァ‼︎」
僕らを暴力で従わせようとした男だ
「悪い子達だ…恩師に会うのに裏口から来る。父ちゃんはそんな子に教えたつもりはないぞ」
「家族でも教師でもないでしょう?唯の無職のおっさんだあなたは」
皆が刺激するなという目で見てくるがあいつはここでは爆破できない。
ここで爆破してしまえば烏間先生や僕に撃たれて目的が達成されないからだろう。
かと言って先に撃てば自暴になり爆破する可能性があるが
「相変わらず口が減らねぇガキだな〜お前は。カメラに写ってなかったからまさかと思ったが、ウイルスに感染してなかったか。まあいいお前にも後でたっぷり仕返ししてやるよ」
リモコンを見せつけ、イカれた表情で笑うと
「屋上へ行こう、俺の慈悲で生かされているんだよ、お前らは〜」
指示に従って屋上のヘリポートに向かった
「殺し屋を雇い、生徒達をウィルスで脅すこの凶行…‼︎気でも狂ったか鷹岡‼︎」
「おいおい、俺は至極まともだぜ!お前らは大人しく要求通りにしていればそれで良かったんだのになぁ〜俺の暗殺計画がスムーズに仕上がったのにな」
「その計画とはなんだ」
「ククク…それはな、茅野って言ったっか、その女の方を使う予定だった。部屋のバスタブに対先生弾がたっぷり入れてある。
そこに賞金首を抱いて入ってもらい、その上からセメントで生き埋めにする。
対先生弾に触れずに元の姿に戻るには…生徒ごと爆発しなきゃいけない…だが生徒思いの殺せんせーはそんな酷い事しないだろ?
大人しく溶かされてくれると思ってな」
皆が内容を聞いて、青ざめたり、口を押さえて怯えている
「ほぉ、それは随分と穴だらけな作戦ですねぇ。
もし殺せんせーにセメントをこじ開ける力あればどうしますか?
殺せんせーの能力はまだ未知数な所が多いです。
おそらく少しの間なら対先生弾プールで生存できるはずです。
そういった時の対処は?殺し屋ですか?たった3人で?無謀だと思いますが?」
腕を組んで淡々と言っていく
「チッ…権力でしかまともに戦える術がない卑怯者が‼︎俺に指図してんじゃねぇ‼︎クズが‼︎」
「まともに権力すら使いこなせないあなたよりはマシなのでご安心を」
「尖り君、気持ちはわかるがもうその辺にしてくれ…いつ爆破されるかわからん」
烏間先生からストップがかけられたので僕はもう何も言わないようにしよう
「俺は消えた評価は結果で戻す、受けた屈辱はそれ以上の屈辱で返す。潮田渚!丸尖り!お前らは俺の未来を汚した2人を絶対許さねぇ‼︎」
なるほど、だから背の低い男女だったのか
「へーつまり渚君と尖り君はあんたの恨み晴らすために呼ばれたわけ、その体格差で本気で勝って嬉しいわけ?俺ならもーちょっと楽しませられるし、あんたじゃあ尖り君には勝てないでしょう?」
「イカれやがって、テメーが作ったルールの中で渚に負けただけだろーが、尖りの事だって唯のしっぺ返しにあっただけだろーが」
カルマ君と寺坂の反論する
「ジャリ供の意見なんて聞いてねぇ‼︎俺の指先でジャリが半分減るって事忘れんな‼︎それに本気の俺がこんな卑怯者に負けるはずがねぇんだよ‼︎」
貴様程度の動き簡単にわかるはたわけと言ってやりたい…
「チビ!お前1人で登ってこい‼︎この上のヘリポートまで」
そう言って鷹岡は先にヘリポートに向かった
「渚、ダメ行ったら」
茅野さんが止めようとするが渚君が殺せんせーを渡して
「…行きたくないけど…行くよ。あれだけ興奮してたら何するかわからない。話を合わせて冷静にさせて治療薬を壊さないように渡してもらうから…尖り君、あんまり刺激しないでね?」
「わかってるよ、空気読んで黙っておきますよ。
でもおそらくアレがやりたい事はこの前の続きだと思う…何があっても冷静で、じゃなきゃ勝てるものも勝てない」
「うん、わかったよ。行ってくるね」
そう言って渚君はヘリポートに向かって行った
そして渚君が登りきると鷹岡が簡易的な階段を深い溝に落とした
「これでだーれも登って来れねぇ。足元のナイフで俺のやりたい事はわかるな?この前のリターンマッチだ」
「待ってください、鷹岡先生。闘いに来たわけじゃないんです」
「だろうなァ、この前みたいな卑怯な手はもう通じねぇ、一瞬でやられるのが目に見えてる」
渚君の戦闘能力では鷹岡に正面から勝つのはほぼ不可能だ
「だがな一瞬で終わっちゃ俺としても気が晴れない。やる事やって貰わなくちゃなぁ〜…謝罪しろ、土下座だ。実力がないから卑怯な手で奇襲した事について誠心誠意な」
こいつ…本当に幼稚だな、そんなので気が晴れるなんて、頭ん中空っぽかよ
渚君は言う通り、その場で正座した
「……僕はーー」
「それが土下座かァ⁉︎バカガキが‼︎頭擦り付けて謝んだよォ⁉︎」
「僕は実力が無いから卑怯な手で奇襲しました…ごめんなさい」
「そうだな〜その後、偉そうな口も叩いたよな?"出ていけ"とか。
ガキが大人に向かって、生徒が教師に向かってだぞ‼︎」
渚君の頭の踏みながら叫んでいるのをみて、目を細める。
「ガキのくせに、生徒のくせに、先生の生意気な口を叩いてしまい、すみませんでした」
「…よーし、やっと本心を言ってくれたな。父ちゃん嬉しいぞ。ご褒美に良いことを教えてやろう、あのウィルス、最終的に全身デキモノだらけ、顔面がブドウのように腫れ上がって死ぬんだぜ?スモッグの奴に見せてもらったがアレは笑えるぜ」
キャリーケースを掲げていた
やろうとする事に気付いて
スイッチを持っている手を撃ち抜こうとするが
ズキンッ、ズキンッ、ズキンッ
ここに来て、この頭痛か‼︎
さっきよりずっと酷い
咄嗟に頭を抑えてしまった
まずい‼︎
「見たいだろ?渚君」
「やッやめろーッ‼︎」
烏間先生の怒号が響いた同時に、キャリーケースが爆破した
ヤバイ…どうする…
いや、あいつの発言からするとあのウィルスの開発者はやっぱりあのスモッグという男なんだろう、製法や予備がある可能性に賭けるしかないか…
だがその前に彼をなんとかしなくては
「殺…してやる…殺してやる…よくも皆を…」
荒い呼吸で完全にキレて、殺気を放ちながら渚君がナイフを構えた
さっきの言葉なんてもう頭の中から吹き飛んでいるんだろう
まずは落ち着かせなくてはならない
だがどうする?真上に発砲したところで
少しの間注意を引けるだろうが
それだけだ気休めにもならない
どうすれば…
グッ…ダメだ、頭痛で思考がまとまらない
皆も渚君を落ち着かせる方法を焦りながら考えだし始めた
「渚君の頭を冷やして下さい、君にしかできません寺さーー」
殺せんせーが言い終わる前に
寺坂がスタンガンを渚君に向けて投げた
「チョーシこいてんじゃねーぞ渚ァ‼︎薬が爆破された時テメー俺を哀れむような目で見てただろう‼︎」
「………」
黙り込んだ渚君だったが、気付いていたのか…
「いっちょ前に他人の気遣いしてんじゃねーぞ!モヤシ野郎‼︎ウィルスなんざねてりゃ余裕で治せんだよ‼︎そんなクズでも殺せば殺人罪だ、テメーはその場の感情に任せて100億のチャンス手放すのか?」
そう言って座り込んでしまった。
ありがとう寺坂、君が作った勝機、絶対無駄にはしない
「寺坂君の言う通りです渚君。その男には何の価値もありません。
治療薬は下にいた毒使いの男に聞きましょう。こんな男は気絶程度で十分です」
「おいおい、余計な水差さんじゃねぇよ。本気で殺しに来させなきゃ意味ねぇんだ。このチビの本気の殺意を屈辱的に返り討ちにして…初めて俺の恥は消し去れる」
考えることはやめよう思っていることを言おう
「渚君!寺坂の言葉と鷹岡の言葉!
どっちが価値があるか考えろ!
君ならいける筈だ‼︎
何せ…僕らの自慢の仲間たちなんだから」
さあ叩き潰してこい
※※※※※
[渚]
ありがとう、寺坂君、殺せんせー、尖り君
僕は危うく道を踏み外すところだったよ、
僕たちの憧れの人の期待にも応えたい
スタンガンを拾ってベルトとズボンの間に挟んで、上着を脱いで、ナイフを構える
でもどうやってスタンガンの一撃を入れよう、おそらく今回の鷹岡先生は油断なんて一切しないでやってくる
「ナイフ使う気満々だな安心したぜスタンガンはお友達に義理立てして拾ってやったということか。良かったぜ」
鷹岡先生は勝手に勘違いしてくれた
「一応言っとくがここに3本の予備がある、渚君が本気で殺しに来なかったり、下の奴等が俺の邪魔をしようものならこいつも破壊する。これが最後の希望だぜ?」
深呼吸をする。
言っていたじゃないか、『何があっても冷静で』って彼はちゃんと助言をしてくれていた。
さっきは怒りと殺意で我を忘れていたけどもう大丈夫
だけど僕が暗殺に持ち込もうとしても
「あぐッ…がはッ…」
「おら、どうした?殺すんじゃなかったのか?」
近づこうとしても膝蹴り喰らわせられた
何度かナイフを振ったりしても尽く防がれて打ちのめされる
「へばるなよ、今までのは序の口だ。さぁてそろそろ俺もこいつを使うか」
鷹岡先生が置いてあった自分用のナイフを持った
「…手足を切り落として、標本にしてやる。ずっと手元に置いて愛でてやるよ」
どす黒い表情をしてナイフを向けてきた。
僕は冷静に考える。
この状況をひっくり返す方法は…ある!
ロブロさんに教えてもらった必殺技の条件は
1つ、武器を2本持っている事
2つ、敵が手練である事
3つ、敵が殺される恐怖を知っている事
(良かった、全部揃ってる…鷹岡先生、実験台になって下さい)
僕はあの時のような笑顔で近く
「この…クソガキィ」
鷹岡先生は怒ってはいるがかなり緊張している
(タイミングは、ナイフの間合いのわずかに外。敵は接近すればするほど、敵の意識はナイフに集まる。その意識ごと、ナイフを空中に置くように捨ててそのまま…)
パァン
多少大きい音が響きわたる、極限まで過敏になっていた鷹岡先生の全神経が音の爆弾によって破壊されたようだ。
「な、に、が…起、こ…」
反射的にのけぞってしまった隙を僕は逃さず
「ギッ⁉︎」
崩れ落ちたように膝をつく鷹岡先生、予想外の事に2人を除いて固まる
「「トドメだ渚(君)、首に流せるば気絶する」」
彼らの言われた通り首にスタンガンを当てて、顎をスタンガンで上げて目線を合わせる
(…殺意を教わった。
抱いちゃいけない種類の殺意があるって事。
その殺意から引き戻してくれる友達の大事さも。
殴られる痛みを、実戦の恐怖を、この人から沢山の事を教わった。
酷いことした人だけど、それとは別に授業には感謝をしなきゃいけないと思った。
感謝を伝えるなら)
(やめろ…)
(
(
もう一生
笑顔で
「鷹岡先生、ありがとうございました」
電気を流して、気絶させた
「「「よっしゃああ
皆が歓喜の叫びを送る
「よくやってくれました渚君。今回ばかりはどうなるかと思いましたが…怪我も軽そうで安心しました」
「うん、僕は平気だけど…でも…どうしよう、みんなへの薬が…」
「…とにかくここを脱出する。ヘリを呼んだから君等は待機だ。俺が毒使いの男を連れてくる」
「その必要はないみたいですよ、烏間先生。」
そう言って尖り君が銃を構えて素早く後ろに振り返る
「フン、テメー等に薬なんぞ必要無えよ」
そこにいたのは下で倒した殺し屋たちが屋上の入り口付近に立っていた
「ガキ共、このまま生きて帰れるとでも思ったかい?」
殺気を出しながらそう言ってきた
3人揃うとかなりやばい感じしかしない
主人公やオリキャラの設定?プロフィールは書いた方がいいのでしょうか?書くとしても完結後になりますが
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書いた方がいい
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別に書かなくてもいい
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どっちでもいい