暗殺教室ともう一つの国家機密   作:厨二病と妄想の不審者

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課題を追わねばならない日々…辛い…マジで時間が…

訓練の時間の烏間先生のセリフ?を少し追加しました、内容は尖り君が心理戦や情報戦が得意というものです。
他にも読み直してて修正したものがあるのですが、多すぎて把握出来てません…かなり勢いで書いていたんだな〜と思い知りました


酔いの時間

[フリー]

 

迫害を受けた僕はフラフラと散歩していたら村松の実家が運営するラーメン屋の近くに来てしまった為入ってみる。

 

「どうしたんだ?元気ねぇみてぇじゃねえか」

 

無難にラーメンを注文して

村松がラーメンを作りながら疑問に思った事を聞いてきた

 

「……それがね…村松…

親友に嫌われてるかもしれない」

「…もしかして、その親友って…神崎と律の事か?」

「うん、そうだけど…どうした?」

 

村松が深い溜息ついた

 

「いや、まあなんだ…お前ら仲いいんじゃねぇのか?てかこいつの認識はまだ親友なのか…いや友達よりかはましか…

「…うん、でも…今日ね家を空けて欲しいって

家から出てけって遠回しに言われたんだよ」

 

なんか反抗期の娘に暴言を言われた

父親みたいに落ち込んでるじゃねぇか…

 

「…何があったんだ…お前何やらかした?」

「特に心辺りはないんだけど…

強いてあげるなら、この前の後処理の為に徹夜してそのまま2徹しようとしたら有希子と律にばれて縛り上げられてちゃんとした人間の生活してくれって、寝かされたりとか?」

「何やってんだよ…」

「いや、でもね!そのおかげで後処理の大半は終わったんだよ!

すごいでしよ⁉︎本当なら三ヶ月はかかる量だったんだよ?」

「それは自慢することか?……いやすげぇんだろうけどよ…」

「まあ、あとは…

『なんで‼︎数日で‼︎律がだらけきってるの⁉︎

なんでもしすぎだよ⁉︎駄目だよ⁉︎

ちゃんと自分の事は自分でやらせないと‼︎律の為にならないよ‼︎』

 

『お世話するつもりがお世話されてしまうなんて…あと少しでダメになってしまう所でした…この間の記憶(データ)は削除した方がいいのでしょうが…勿体ないような…』

 

まあ少し構い過ぎだったかもしれないけど…そんなにだったはずだよ?」

 

結果として、律はその間のデータ(記憶)削除(封印)して家事類は当番制になった

 

「……お前…AIである律を堕落させるとか…怖えよ、ほいラーメン」

 

出てきたラーメンを食べてみる

 

「うーん…なんかあれだね…食べれなくはないね」

「はっきり言っていいぜ、不味いだろ?」

「そうだね、わざわざこれを食べるんだったら、スーパーの袋麺を食べた方がいいね」

「お、おう…マジではっきり言うじゃあねぇか…」

「あはは、ごめんね。まあでも昔ながらの味を楽しみたい人が出てくるかもね……はぁ」

 

(あ〜あ、また落ち込み出したよこいつ…だが話聞く限りそんなに嫌われるような事してなさそうなんだが…

ん?家を空ける?……今日ってもしかすっと…)

 

「ちょっと待て、もしかして今日お前、たんーー」

{あああ、待ってください村松さん!ストップです!}

「…いやでもよ〜これ放置すんのか?」

{そう…ですね…すみません…なんとか準備が終わるまで時間稼ぎとか出来ませんか?}

「…はぁ全く、しゃあねえな…

俺のやり方でやっからよ、

なんかあっても文句言うんじゃねぇよ?」

{はい!よろしくお願いします}

 

ラーメンを食べ終わって、この後どうするか考えてると

 

「尖りよーこの後暇だったらゲームでもしねぇ?」

「ん?…うん、やる」

「おう、じゃあ家上がれや。

この前スマ◯ラ買ったんだわ、それやろうぜ」

 

村松に誘われて家に上がらせてもらい、

2人でゲームをやっていたのだが

 

「グフ〜何故だ…そんなに勝てないものなのか…」

「ま、まあ最近やり込んでるし?慣れさえすればいい勝負するじゃねぇ…か?」

 

いや、マジでクソ弱え…

最近覚えたコンボ数個だけでここまで勝てるものなのか?普通…

まあ本人は楽しんでるみてぇだからいいんだけどよ…問題は…

 

「ちょっと拓哉〜!

あんまり尖りくんをいじめんじゃないわよ〜」

「うるせぇ!ヤジ飛ばしてくんな⁉︎別にいじめてねぇわ⁉︎」

 

母親に尖りが気に入られたみたいで、

側から見てもボロクソにやられてる尖りを見かねて、文句を言ってきた

 

「そうですよ、村松のお母さん。

これは勝負です、手加減とかされる訳にはいきませんからね」

「まあ、かっこいい事言うのね。お母さん応援しちゃう♪」

「はい、ありがとうございます」

 

まあこいつは美形で礼儀正しいしな、

ジャニオタの母さんにぶっ刺さったんだろうな

最初は本当に友達なのかとか

なんか騙されてないかとか言われたが…あ、また勝った…

 

「ま、まあ思う存分やってやんよ」

「うん、絶対勝つ‼︎」

「おう、まずはだな。

キャラの操作感と基本的なコンボを…」

 

 

 

 

こう意気込んで、指導してもらい、

それからやり合ってをし続けて

もう夕方に差し当たって

 

 

「はぁ…はぁ…勝った」

 

何十回とやって、なんとか勝つ事ができた…

 

{村松さん、ありがとうございます。準備は整ったので…}

「あいよ…じゃあ尖り、こんな感じでやればいいからよ」

「うん、オッケー‼︎これで有希子に挑んでくる‼︎

前にフルボッコにされたからね!」

 

無邪気な笑顔をして途轍もなく喜び、

次の対戦相手に対しての闘志を燃やしていた

 

「お、おう…が、頑張れ、応援してるぜ‼︎」

「今の僕なら倒せるはず‼︎じゃあ今日はありがとう!」

「ああ、じゃあな」

 

そう言って尖りが昼間とは真逆に

テンション高く帰って行ったのを見て

 

(あいつ…初心者に毛が生えたような俺に、

やっと一勝できた程度で…

本気でプロゲーマーの神崎に

勝てるとでも思ってるのか?

…まあ、でも幾ら神崎とはいえ、

手加減くらい…

…する…よな?…わからん…)

 

 

 

 

 

 

 

自宅に帰り、勢いよく玄関を開け

 

「たっだいま〜‼︎唐突だけど勝負を……ってこれは…」

 

部屋を見て1番に目に写るのは、ペーパーチェーンやバルーンアートなどの装飾でtheパーティールームのような感じだった

 

「「「「尖り君(さん)(トガちゃん)、誕生日おめでとう〜」」」」

「え?そうだっけ?」

 

クラッカーを放たれて、

スマホを確認してみると今日は8月26日だった…ほんとだ〜

 

「も〜トガちゃんったら〜毎年忘れるんだから〜」

 

そういえば、もうそんな日だったのか…

時の流れはあっという間だな〜

 

「あ…ごめん、僕覚えてなかったから、何も準備できてないんだ…」

「いや、何故主役が準備するんですか…」

「じゃあ…よし、そうだ!

幾らか夕飯の用意は出来てるみたいだけど、

もう一品ぐらい作るね」

 

ガタっとキッチンに向かおうとする尖り君を止めとうとすると

 

「やらせてあげなよ〜

彼も祝えてもらえて舞い上がってるだけだからさ〜」

「そ、そうですね…まあ」

 

一美さんにストップがかけられてしまった

 

(尖り君の手料理食べてみたいから、いっかな?)

 

暫くたって出来た料理を持ってきた尖り君が

 

「あ、そうだった。ねぇみんな食べ終わったら、今日買ったスマ◯ラ(これ)やろうよ」

 

あ、これ私も前買ったやつだ、尖り君買ったんだね

 

「はい、じゃあチャッチャッと食べて皆さんで遊びましょうか」

 

 

みんなで賑やかに楽しく料理を食べていた時

ふと気付いた

 

「ねぇ、教官は来れないのか?」

「お義父さんだったら少し忙しくなるらしいけど、今日中には来れるはずよ?」

「そっか、夕飯は食べてく感じだった?」

「多分こっちで食べるじゃない?」

「じゃあ、幾らか取っておこうか」

 

別容器に一人前ぐらいの量を取り置いて冷蔵庫に入れた

 

そして食べ終わりとうとう僕の訓練成果を見せる時‼︎

 

 

 

 

 

の…はずだった…

 

 

 

「やっぱり尖り君ってさ」

「弱いですね」

 

ぐぬぬぬ…何故だ…村松の時は30秒ぐらいは堪えれたのに…彼女たち相手では10秒も持たずにやられるだと…

そして我がメンバーときたら…

 

「おおお……よし!見えた!」

「このプログラム的に…こうかな?」

 

青葉は男キャラの下着を見ようと躍起になってるし

一美はゲームのバグを粗探しし出してるし…

まあ期待はしていなかったけどさ…もう少しこう…

 

「でも尖り君なんか少し上手くなったよ?」

「はい、前見た時よりも動きがスムーズでした」

「ん?あーそれはね…ふふふ〜

実は午後に村松に教えてもらってね、

基本操作感をつけていたんだよ〜」

「…⁉︎」

 

なんか、律と有希子が衝撃を受けた表情をしていた

 

(そっか…そうだよね…

下手だったら教えてあげればよかったんだ…)

(尖りさんは何故かいじめたくなるのですが、失念していました…)

((村松君(さん)に先を越されてるとは…じゃあ))

 

「「尖りさん(君)!」」

「は、はい。なんでしょう?」

 

有希子と律に肩を掴まれて真剣な目で

 

「今日覚えてきた事全部忘れて」

「え?!?!なんで⁉︎」

「これは尖りさんにあったものではありません、ですので…」

「「私色に染め直す(教えてあげます)‼︎」」

 

問答無用でモノの基本を叩き込もうとされた

 

「よし、これでまずオンラインでやってみましょうか」

「うん、ちゃんと基本操作とコンボも教えたからね、やってみよっか」

「あ、うん。わかった」

 

オンラインに切り替えてやってみたら、

村松にはほんっとうにすまないが

短時間でかなり成長した感じがする…

 

そして、最初は順調に苦戦しながら戦えていたのだが…

とあるプレイヤーに当たった

 

『下手すぎw』

『もうこのゲームやめて働けw』

『雑魚乙』

 

などと言った暴言や煽りを繰り返すプレイをされ、

かなり一方的にやられてしまった

俗に言う害悪プレイヤーというのだろう…

 

まあ所詮ゲームでの出来事だから、

そうなんだけど…でもやっぱり…悲しくなるね…

 

「あ〜うん…違うゲームをやーー」

「ごめんね、尖り君、ちょっと替わるね」

「はい、フレンド申請が来てるのでお受けしましょう

…舐めたメッセージと共に」

 

有希子と律が目が血走っていて、無表情で

今にも人を殺し出しそうな様子だった

 

「んー国家機密が関わってる事を忘れなきゃいいよ〜何やっても」

「「はい‼︎絶対ぶっ殺します‼︎」」

 

一美の謎の助言で完全に殺る気マックスになってしまった

 

「いやいや‼︎止めろよ⁉︎

いや僕そんなに傷ついてないからね?よくある事だろうし…」

「「うるさい‼︎黙ってて‼︎」」

「えぇ…」

「まあ見ててあげなさいよ。乙女の力を、ね?」

 

青葉が謎の力を観察しろと言ってきたが…

まあ僕の為にやろうとしている事だから

嬉しくなかったと言えば嘘になるけど…よし

 

「うん、わかった。後は頼んだよ?」

「「うん、絶対仇を討つよ‼︎」」

「ほどほどにね…」

 

そこから

さっきの対戦相手を有希子がぐちゃぐちゃにしてから、

律がチャットでのやり取りで対戦相手の心をへし折り、住所特定までしだしたから流石にストップをかけて終わらせた

 

 

 

そんな事をしていて、

もう遅いから有希子を帰そうとしたら今日は泊まるから大丈夫だという事だった。

有希子と律がお風呂に入ろうとした時に

一美が一緒に入ろうとしていたのでちゃんと抑えつけておいた

みんな入ったぐらいで

 

玄関の扉が開き、スキンヘッドの平均男性ぐらいの身長の人が入ってきた

 

「お、すまんなお前ら遅れた」

「あ、おかえりなさい教官」

「ああ、誕生日おめでとう尖り」

「うん、来てくれてありがとう」

「そして今は任務外だ、お父さんと呼びなさい」

「あ、ごめん。お父さん…じゃあ上着脱いで」

 

上着を受け取り、消臭などをして玄関の所にかけておき

 

「どうする?夕飯取っておいたけど、先にお風呂にする?」

「そうだな…先に夕飯を頂こうとかな」

 

そう言われて、ご飯を温めてにいった

 

「…夫婦のやり取りみたいですね」

「そうだよね……でもなんか…」

「む?君たちは…確か…」

 

さっき尖り君と会話している時の優しそうな表情とは

打って変わって鷹のような目で私たちを観察している

 

「は、はい。えと…あの…は、初めまして

尖り君のクラスメートの神崎有希子です!」

「同じく、ク、クラスメートです後輩の丸律です!」

 

背筋をピーンと正して、ガチガチに緊張しながら自己紹介をする

 

「お義父さん、そんなに睨んじゃダメよ、怖がってるじゃない」

「おっと、すまんな、尖りから話は聞いていたのだが、

どんな子が来るのかと思ってな、すまない。

俺は丸義人(がんよしと)、尖りの父親だ。

いつも尖りが世話になってるな、律君と有希子君」

 

青葉さんにそう言われて、はっと気づいた様子で雰囲気を柔らかくする

 

「いえ、そのいつも助けてもらってます」

「全く〜尖り君の事になると怖くなるんだからこの親バカは〜」

 

(普段の生活から暗殺という黒い部分が急遽組み込まれたからか、度胸は十分か)

 

「まあいい…俺は尖りが提示した条件で我が組織に入ることは許可しょう」

「はい、ありがとうございます」

「……あ、あの…一つ聞いてもいいですか?」

「どうした?答えられる範囲ならいいが…」

「尖り君とは何かあったんですか?

仲がいいと聞いていたのですが、

何か少しだけ溝がある様に見えたのですか…」

「…まあ、なんだ…

尖りの奴は負い目があるのかもしれんな、

自分が妻と娘の代わりにはなってはいけないと、だが家族として受け入れてもらっているからには、ちゃんと接しなくては失礼、とも思っているから少し気まずいんだろうな」

「そう…なんですね…すみません…そんなこと聞いてしまって…」

 

そうだった…この家族は…

 

「そんな顔するんじゃない、

俺はこの関係でも充分幸せだし

空いてしまった溝を急いで埋めたとしても

仮初の関係しか築けないからな」

 

私の頭をポンと手を置いてニヤリと笑った

 

「ゆっくりでいいんだ、あいつの気持ちの整理ができた時で、な」

「そうですね、きっと来ますよ」

「彼そろそろくるよ、自分の誕生日でしんみりした

雰囲気になってたら可哀想だよ」

「そうですね、尖りさんそういうの敏感ですからね?」

「一人で生きていける様で生きていけない人だしね?」

 

(尖りから聞いている通りのいい子達なんだな)

 

 

「よーし、お父さん出来たよ〜……って何してんの?」

「ん、いやなんでもない。少し話をしていただけだ」

 

やっぱり、ちょっと奇妙に感じているみたいです

 

「大丈夫?なんか変なことでも言われた?」

 

尖りさんが心配した様している、よし

 

「ううん。大丈夫だよ」

「はい、特に何もなかったですよ?」

「ならいいけど…」

「じゃあ、さっきの続きするよ」

「そうですよ、もうあんな人に負けない様に

ならなくちゃならないんですからね⁉︎」

 

彼女たちの真剣そうな雰囲気に圧倒されて

 

「は、はい!わかりました!」

「うん、まず時間制でやろっか」

 

 

お父さんも最初は物珍しそうに観ていたが、

僕の負け具合に見るに堪えなくなり、

参戦したが共々散っていって、今お風呂に入っている

…本人は拗ねたわけではないと主張してはいたが…

 

 

(よし、トガちゃんをちゃんと支えてあげた

彼女たちにご褒美をあげちゃおう)

 

ある物をトガちゃんの飲み物に混ぜる

 

 

そして…

 

(あれ…なんかふわふわしてきた…)

 

そばにいた有希子の背中に顔を埋めてみた

 

「ふにゃぁ⁉︎…ど、ど、どうしたの?」

「な〜んか、やってみたくにゃっちゃった〜…ダメ?」

 

突然の奇行にびっくりしちゃって体を仰け反らせ困惑して、

トガちゃんの様子に撃ち抜かれたようね

 

「う…いいよ…その…やさしくね?」

「やっだぁ〜しぇなかやわらか〜い」

 

スリスリとユキちゃんに戯れるトガちゃん

 

その攻撃に必死にくすぐったさを堪えて、身悶えて

口に手を当てるユキちゃん

 

そしてそれを顔を真っ赤にしながら見ている…

 

「はわわわ、ど、どういう状況ですか⁉︎

エッチですよ⁉︎やらしいですよ⁉︎」

「これはお酒に酔って理性が外れたトガちゃんよ」

「そ、そうなんですか…でも尖りさんお酒なんて…」

「大丈夫よ、私が盛っただけだから」

「何にも大丈夫な要素が存在してませんよ⁉︎」

「ふふ、それよりもいいの?リツちゃんは混ざらなくて」

 

そう聞くとリツちゃんが指と指を合わせながらモジモジと

 

「凄く羨ましいですけど…その…心の準備が…」

 

凄く混ざりたいと思ってる人をどうすかと考えていたけど

 

「む〜〜りちゅー!そんなとこ、いないでこっちきてー!」

「ふぇぇ⁉︎ええっと、その…」

 

トガちゃんが促すように自分の側の所を手でポンポンと叩いて誘導している。

それでも、リツちゃんが決めかねていると…

 

「ん"〜〜〜なぁ〜んで!こないの〜!」

 

なかなか来ないリツちゃんに

痺れを切らしたトガちゃんが

サイレンの様な声を上げながら

バンバンと音を立てて不安を主張している

 

「は、はい。今、行きます!」

 

覚悟を決めて尖りさんの所に近づくと

ガバッと抱きついてきました。

お腹の部分に戯れて

なんか赤ちゃんみたいでかわいいです。

普段はこんな姿、絶対見せないから余計に…

 

「むむ、尖くーん。こっちおいで〜」

 

神崎さんが両手を広げて、誘惑しようとしています。

尖りさんがきょとんとしてそっちに行こうとするので

強く抱きしめて逃がさないようにする

 

「ダメでーす、行かせませーん」

「わわわ、ゆごげない…」

 

拘束して尖りさんを行かないようにしてると

神崎さんがほっぺを膨らませて、ハイハイの様に近づき

 

「さ〜きまでは、私にとっても恥ずかしいことしてくれたのにそういう事するんだ〜…えい」

「あっ、ずるいですよ」

 

神崎さんが飛びつき尖りさんに抱きついた。

一緒になってもみくちゃにしていると

 

(苦しい…喉乾いた…)

 

突然尖りさんが私たちを押し出して、机にあった自分の飲み物を一気に飲んで、ビシッと指を向いて

 

「りちゅとゆきひょは、しぇんぱいをにゃめ過ぎです!」

 

呂律を回っていない口調で

 

「僕をいじめるのも、いい加減にしなしゃい。

僕を除け者にしてぇ〜〜…寂しかったんだよ…嫌われたんじゃあないかって」

 

ズーンと悲しい雰囲気になって、話をしました。

確かに少し強引な感じだったかも知れませんけど、それ以外やり方を思いつかなかったのでそれで決行しましたがこんなに不安にさせてしまうなんて…

 

「あーなるほどね、帰ってきた時ほんの少しだけ暗かったけど…そゆことかね」

「ダメじゃない、トガちゃんは感性が少しずれてるんだから、

そんな事しゃちゃぁ…」

「「ご、ごめんなさい」」

 

一美さんと青葉さんに少し怒られて反省していると

 

「でーも、僕のためにやってくれた事だから許しちゃう♪」

 

るんるん気分に変わって蕩けた笑顔でそう言ってくれた

 

「だが!次からは僕も参加しゃせることだぞ?」

 

たとえ酔っていたとしても、優しい事には変わりないんだね。

ほんとうに…

 

「よし!」

 

突然尖り君が立ち上がって何かをしようとしている

 

「学校行く!ころしぇんしぇいを暗殺するんだ〜」

 

絶対さっきお酒を追加で飲んだからだー‼︎

もう顔が真っ赤っかだよ〜‼︎

尖り君って酔った姿がこんなに可愛いなんて…

…ってまずいまずい止めなきゃ

 

「ダメだよ!こんな時間にこんな状態で外でちゃあ駄目だよ⁉︎」

「そうです!それに今殺せんせーはアマゾンでピラニア釣りをしていますから学校に行っても殺せんせーはいませんよ⁉︎」

 

と玄関向かおうとしちゃうのを必死に止めようとする…

感動を返して欲しいな…

 

尖り君を止めるのに苦戦していると、

尖り君のお父さんが流れる様な手つきで

手刀で気絶させ、担ぎ

 

「はぁ全く…誰だ…尖りを酔わせたのは…

…またお前だな…青葉」

「い、いえお義父さま…あの子達の息抜きになればと…」

「それで暴走させた事が幾らあると思っている!

この前はあと少しで襲われそうだったんだぞ‼︎」

 

青葉さんが叱られている途中にちょっと気になる発言があった

 

尖り君が部屋に連れてかれてしまった、

多分寝かされたんじゃないかな?

 

「あの…尖りさんが襲われる寸前だったとは、

何があったんですか?」

「そうね、前の任務の打ち上げの時に襲われそうになったのよ…」

 

まあ気持ちは良くわかるな…襲ってやろうかと思ったもん

 

「あ、男によ?」

「えええ?!?男の人にですか⁉︎」

「まあ中身がめちゃくちゃ可愛いし、普段はそんな雰囲気あまり見せないけど、酔ったら甘えん坊状態になっちゃうから男心にもキュンキュンしちゃって、ほらギャップが凄いじゃない?

まあ女性人気を高いけど、男性人気の方が高いのよね〜」

 

そ、そうなんだ…

 

「あーそれとね、尖り君はね。

酔った時の前後の記憶が完全になくなるから、

深夜テンションでやった事も記憶から消えるから安心しなよ」

 

ちょっと興奮し過ぎちゃったから、

冷静になって、どうしようと思い始めてたから安心、かな?

 

「あの、質問です!」

「何かな律ちゃん君」

「尖りさんは未経験ですか?」

「ちょっ律⁉︎」

「いえ、記憶が消えてしまうなら自分は知らないだけで…」

 

確かに…さっきの尖り君は無防備すぎだったし…でも…

 

「大丈夫〜安心してよ、前も後ろも未経験だよ?」

「「後ろ?………あっ」」

 

想像が出来てしまって、顔が赤く染まってしまう

 

色々と妄想してしまう前に寝てしまう事にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うう…」

 

いつの間にか寝ていたのかな?

起きたら朝だった

少し頭痛が残っているけど…何かしたかな?

記憶を探ってみるけど心当たりがない…

まあよくある事だから気にしなくていいかな?

 

「あ、おはよー、2人とも」

「あ、起きたんだね、おはよう」

「おはようございます!

ご飯、出来てますよ食べちゃいましょうよ」

 

2人が作ってくれた朝ご飯が並べられていたが

少し気になる所があった

 

「あれ?あいつらは?」

「青葉さん達なら朝早くから

仕事に行っちゃいましたよ?」

 

なるほど、やっぱりか…まあ多忙な身で

僕の誕生日を祝ってくれたんだ感謝しないと

 

そして、何故か律と有希子が両手を広げて受けの構えをしている

 

「何をしてるの?何の構え?それ」

「いえ、なんでもないです。」

 

何か、誤魔化すようにそそくさと

朝ご飯を催促されたのだが、その際に

 

『『私の居ないところで、絶対にお酒の席に行かない事飲まない事‼︎

わかった‼︎(わかりましたか‼︎)』』

 

と言われたけど、僕が寝ている間に何かあったんだろうか…

 

 

 

 




尖り君の酔いの甘々モードはその人に対しての好感度に批准して変化するモノという事でしょう…
…頑張って可愛く書いたつもりでしたがどうでしたかね?

後そして…

約2ヶ月!放置!すみませんでしたー‼︎

感想欄で僕が調子乗って宣った事…
…何卒セーフになりませんか?
…なりませんか…そうですか…
はい、すみませんでした…
本当に下手な事言わない方がいいと
よく分かりました…
リアルの方が忙しくなるので、更新はかなり空いてしまうのかな?

主人公やオリキャラの設定?プロフィールは書いた方がいいのでしょうか?書くとしても完結後になりますが

  • 書いた方がいい
  • 別に書かなくてもいい
  • どっちでもいい

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