ハイスクールD×D 駒王学園の赤と緋の双龍 作:フレイムドラゴン
それから、D×DキャラのAIイラストを見て、ちょっと興味が出まして。pixAIで明日夏のイラストを作ってみました(これも投稿が空いた原因)。登場人物のページの明日夏のところに載せてます。需要があるかわかんないけど、よかったら見てみてください。
最後に烏山明先生のご冥福をお祈りします。
「どういうことだ、兄貴!? それも上位ランクからって!?」
俺は思わず、声を荒らげて兄貴に詰め寄ってしまう。
当然だ。俺たちがハンターになるのは大学卒業後。それが兄貴が提示した条件だったのにだ。
しかもいきなり上位ランクだなんて言われれば、慌てもする。
「僕としては不本意だけど、いろいろ状況が変わってね。知っての通り、レンくんが手に入れた情報ではぐれハンターがいまも増加している原因が『
「だろうな」
個人でどれだけ高い実力があろうと、世界各地にはびこるはぐれや賞金首たちの対処にあたるには限界がある。
コカビエルのときも、そのせいでハンターの増援が期待できなかったからな。
そして――。
「――なるほど。政府やギルドは人手不足を解消したい。そこで、少しでも信用できる戦力がほしい。そして目をつけたのが俺と千秋ってわけか?」
「そういうことだよ。Sランクである僕の弟と妹ってことで、多少は信用できるとのことだよ」
それだけ、Sランクという肩書は影響あるのか。
「実力に関しても、あのコカビエルと戦って生き残った。それだけでも十分な実力があると判断されたんだ」
確かに。コカビエルに遊びがあって全力ではなかったとはいえ、正直、あの戦いで味方側に死者が出なかったのは奇跡に近かった。
「少なくとも、レンくんの見立てでは、二人ともCランクでも十分やっていけるってさ」
レンからもお墨付きか。
「正直、あまり実感わかないけどな。俺たちが上位ランククラスの実力があるなんて」
レンのあの実力でやっとBランクだと思うと余計にな。
すると、兄貴が苦笑混じりに言う。
「実を言うと、上位ランカーのほとんどのヒトはそこまで実力は高くないよ」
「なんだったら、二人よりも弱い奴のほうが多いくらいだし」
姉貴もぶっちゃけたな。兄貴や俺たちに対して不満を持ってる奴がいまのを聞いたら暴動を起こしそうだな。
「樹里さん曰く、昔はハンターのレベルが低かったんだって。元々、五大宗家などのいわゆる専門家たちの手が回りきらない穴を埋めるための制度だったからね。つい最近までは求めらてれるレベルもそこまで高くなかったてさ。なんでも、当時のAランクはDランク相当だったらしいよ」
現在と比べるとえらく低いな・・・・・・。
つまり、現在の上位ランカーにはその当時の基準で上位ランクになった奴が多いってわけか。
だとしたら、最近台頭してきた若手が優遇気味なのは当然の結果と言わざるをえないか。現在の基準でランクを上げてる奴らばかりなんだからな。
レンや槐たちを基準にしてたから、上位ランクってのは化け物クラスの巣窟なのだと思ってたが、実際はそうでもなかったのか。
「ところで、なんで最近になって求められてる実力の基準が高くなったんだ?」
「まあ、理由はいろいろあるけど、一番の原因は手強い賞金首が増えたことだね。特に最近は、
なるほど。ほとんどの場合、悪魔は人間よりも圧倒的に強い。その悪魔が
たとえ、所有者の力を倍にするだけの『
「それと、前にも話したけど、政府が自分たちのお抱えの戦力を求め始めたのも理由だね」
そういえば、そんなことを言ってたな。
自分たちのお抱えの戦力にするんなら、ある程度は高い実力を求めたくはなるか。
とはいえだ、いくら
「ま、とりあえず、諸々事情があって二人に上位ランクハンターになってほしいと政府やギルドから要請があったわけだよ。それで。二人の答えは?」
兄貴は若干、断ってくれるのに期待した眼差しで聞いてくるが、答えはもう決まってた。
「受けるよ」
「私も」
元々、なる予定だったんだ。それが早くなっただけ。断る理由はなかった。
「──そっか」
兄貴はそれ以上何も言わなかった。ただ、断ることを少しだけ期待してたからか、少し残念そうにしていた。
「まあ、近いうちにと言っても、そんなにすぐじゃないよ。数ヶ月後、だいたい二人の夏休みが終わった頃になるかな。いろいろ手続きとか、事情を知らない他のハンター、特に下位ランクハンターへの説明とかあるからね。それに、上位ランクだからと言っても、いきなり危険な賞金首とか難しい任務を任せらるわけじゃないよ。とりあえず、二人に任せらるのは日本国内にいる元下位ランクのはぐれハンターの討伐だよ」
まあ、いきなりそんな難しいことを任せられるわけないか。
とはいえだ、いつ危険な賞金首の討伐や任務を任せられるかわからない。
兄貴に心配かけないよう、さらに強くならないといけないなこれは。
俺と千秋は改めてハンターになるために気を引き締めたのだった。
「ふにゃ~・・・・・・」
真面目な話が終わったからか、酔っ払い顔に戻った兄貴がテーブルに突っ伏してしまった。
-○●○-
なんてことがあってから早数日。
まさか大学卒業後になるはずが数ヶ月後、だいたい夏休み明けに
ちなみに、このことはもう部員の皆には話した。
いきなり上位ランクからってことでイッセーやアーシアあたりから心配されたが、いきなり危険な仕事はしないことを話したら、ひとまず安心してくれた。
ま、この話はもういいだろう。
あれから魔王だが、イッセーから聞いた話によると、下見と称してゲーセンで遊びまくったり、ハンバーガーショップで全種注文制覇したり、神社にお参りしたりしていたらしい。
・・・・・・完全に観光じゃねえかよ。魔王が神社にお参りとか、どんな冗談だよ。お参りするために魔力で神社の神聖な力を消し飛ばすとか、下手したら日本の八百万の神に喧嘩売るレベルの暴挙だろ。
幸い、特に問題に発展することはなかったが・・・・・・。
あと、イッセーの家に泊まった夜に魔王から部長の胸に『
イッセーの家での振る舞いといい、あのヒト、確実にプライベートではノリがよくはっちゃけるタイプだ。
一応、ただ遊び倒してるわけじゃなく、娯楽の少ない冥界にゲーセンや有名チェーン店などを作るためという理由はあったらしいけどな。
下見自体もちゃんとやってはいるんだろうが、それにしてもだ・・・・・・。
護衛兼案内役と称されて付き合わされているイッセーや部長たちにはご苦労さまとしか言えない。
この調子じゃ、授業参観の日も部長と一緒に頭を抱えることになりそうだな。
そんなことを考えていた俺は現在、オカルト研究部の皆(+姉貴、槐、レン)と休日の学園のプールにやって来ていた。
「・・・・・・うっわ、スッゲェな・・・・・・」
プールの惨状を見てイッセーがそう漏らした。
苔が生い茂り、水も腐って濁っており、水中には藻、水面には枯れ落ち葉が大量に浮遊していた。
去年の夏使ってそのまま放置していたって感じだな。
「・・・・・・これを綺麗にすんのかよ・・・・・・」
イッセーがげんなりしていた。
そう、俺たちオカルト研究部が休日の学園のプールにやって来ている理由はこの悲惨な状態になっているプールを掃除するためだ。
本来は生徒会の仕事なのだが、先日のコカビエル襲来において、町に被害が出ないように結界を張ってくれたり、諸々の後始末をやってくれたので、そのお礼として今年は俺たちオカ研が引き受けたというわけだ。
実際、あの結界のおかげである程度周辺への被害を気にせず戦えたし、被害が出た校舎自体はネストのメンバーが元通りにしてくれたが、机などの備品や諸々の細かい部分は生徒会が請け負ってたみたいだからな。
そのことを考えれば、このぐらいはさせてほしいと思いたくなる。
その代わり、掃除が終わったら、俺たちでプール開きしていいということになってる。
「大変そうだけど、終わったらそのまま涼めるし、いっちょ頑張りますか」
ちなみにオカ研どころか学園の関係者でもない姉貴がいるのは、俺たちの手伝いをしたいとのことだ。まあ、完全にプール目当てだろうがな。
ちなみに兄貴は魔王とすっかり意気投合して、二人して遊び倒している。特に下の兄弟の話題で盛り上がってるらしい。
まあ、兄貴も魔王と似たタイプだからな。ウマが合うんだろう。
槐とレンは先日の騒動では助けられたってことで、部長がプール開きに招待したのだ。そのため、掃除が終わるまでくつろいでくれていいと言われていたが、二人とも待ってるあいだはヒマだし、俺たちが掃除しているのを黙って見ているのも気が引けると言って手伝ってくれることになった。
「さあ、皆。オカルト研究部の名にかけて、生徒会が驚くくらいにピカピカにするのよ!」
『はい!』
部長の号令で全員がヤル気を入れるのだった。
-○●○-
「グフフ、水着だ水着だぁ♪」
俺は更衣室で着替えながら皆の水着姿を想像していた。
部長と朱乃さんの水着はこのあいだの自撮り写メのものだろう。
「今度のプールのときに見せてあげるわね」と、文章も添えられていたからな。
この日をどれほど待ちわびていたことか。
「浮かれるのもいいが、掃除もちゃんとやれよ」
「わかってるよ」
なんて明日夏とたわいもない話をしていると、後ろからレンが絡んできた。
「明日夏やナイトくんはどうなんだよ? あれだけレベルが高ぇメンツなんだ。楽しみじゃねぇのかよ?」
「そりゃ、俺も男だからまったく興味ないと言えば嘘になるが、こいつみたいに騒ぐほどでもないしな」
明日夏は相変わらずだな。俺はもう早く見たくて見たくてたまらないし、妄想だけでも相当興奮するってのに。
「僕は眷属のことを大切な仲間だと思っています。そういう目で見れないですよ。それは皆に魅力がないということでなくて、単に僕のスタンスです。──共に戦う仲間に愛情を抱いても、そういう感情は持ちませんよ」
木場は木場で心までイケメンなことを言ってるよ。こいつはやっぱり騎士道精神──根っからのナイトなんだろうな・・・・・・。特に部長に対しての忠誠心は本当に尊敬の念を覚えるほどだ。
「なるほどね。ちなみに俺は超楽しみだぜ」
レンは男なら至って普通の反応だな。
「おい、レン! 部長やアーシアたちに色目使うんじゃねぇよ!」
あんな美女・美少女の水着姿なんて、男なら誰だって見たいだろう。でも、それはそれとして、他の野郎になんて見せたくない!
「おいおい、独り占めかよ。ちょっとぐらい楽しませてくれたっていいだろ」
「・・・・・・ちなみに訊くけど、誰の水着姿が楽しみなんだよ?」
「そうだなぁ、俺の好みは年下だからな。シスターちゃんとか」
「ふざけんな!? アーシアに手出したらマジ許さねぇぞ!」
俺はレンの胸ぐらを掴もうとするけど、レンにあっさり躱されてしまう。
「・・・・・・遊んでないで、さっさと掃除しに行くぞ。あとイッセー、こいうときのレンの言うことはだいたい冗談だから聞き流したほうがいいぞ」
「先に行ってるね、イッセーくん」
いつのまにか体操着に着替え終わってた明日夏と木場が先に行ってしまう。
「じゃあ、俺も先に行ってるぜ」
レンもいつのまにかジャージ姿に着替え終わっており、俺を置いて更衣室から出ていってしまう。
俺も慌てて体操着に着替える。
ドクンッ。
「──ッ!?」
急に左腕が熱く疼きだした!
見ると、左腕がドラゴンの腕になりかけていた!
-○●○-
「・・・・・・このあいだ朱乃さんに吸い出してもらったばっかじゃねぇか・・・・・・」
そうぼやくイッセーの左腕はすでに半分以上はドラゴン化していた。
副部長にドラゴンの気を吸い出してもらったのはつい先日だ。いくらなんでも早すぎる。なんでこんなことに。
『強い力に気をつけろと言ったはずだ』
唐突にイッセーの中にいるドライグが言った。
強い力──そういうことか。
「・・・・・・原因はアザゼルか」
「・・・・・・アザゼルがなんかやったってのか?」
「いや、アザゼル自身は何もしてないだろう。だが、正体がバレないように力を隠してたとしても、アザゼルほどの奴と何度も接触していれば、その強大な存在に触発されてもおかしくない。ただでさえ、ドラゴンは力の塊なんて言われてるからな」
「・・・・・・力は力を呼ぶってわけか」
「おまけに先日のコカビエル襲来、さらには宿敵に当たる白龍皇の登場だから、余計にだろうな」
レンが言ったことも原因のひとつだろうな。
「部長を連れてきたよ!」
「イッセー、大丈夫なの!?」
木場に連れられて部長が駆けつけたきた。
俺はさっきのことを部長に話した。
「仕方ないわ。朱乃にドラゴンの気を吸い出してもらいなさい」
ということで、プール掃除はイッセーと副部長抜きでやることになった。ほっとくと、変な悪影響が出るかもだしな。
それに、元々人数はいたからな。二人抜けても、特に問題なかった。
「どうしました、部長?」
先程から部長がなにか気になるのかイッセーと副部長がいる更衣室のほうをチラチラと見ていた。
「・・・・・・どうも気になるのよ。最近の朱乃のイッセーへの接しかたが」
確かに、最近の副部長はイッセーへのスキンシップが過激になってるような気がするな。
そのことが気になって気が気じゃないのか。
すると、レンが唐突に言う。
「あ、いま巫女ちゃんの口から『浮気』って単語が出てきたぞ」
「なんですって!?」
「なーんか怪しい雰囲気だぜ」
「──ッ!? ごめんなさい。ちょっと行ってくるわ!」
部長は慌てて更衣室のほうに駆けていった。
「・・・・・・盗み聞きとか、趣味悪いぞ」
「さすがに俺もそこまでしねぇよ。ただ、ちょっとおもしろくなりそうだなって思って、ちょっと聞き耳立てたらちょうど巫女ちゃんの『浮気』って単語が聞こえてな。ありゃ、結構本気って感じだったな」
てことは、副部長もいつの間にか、イッセーのことをそういうふうに見始めていたのか。・・・・・・しかも、浮気って。部長から奪う気満々かよ。
「ふむ、最近学んだぞ。これがいわゆる、NTRというやつだな」
唐突にゼノヴィアがそんなことを抜かした。
「・・・・・・どこで知ったんだよ、そんな言葉?」
「桐生から教えてもらった」
・・・・・・あいつはまた妙なことを教えやがって。
初めて会ったときはいろいろあったアーシアとゼノヴィアだが、いまではすっかり仲良くなってる。二人揃ってうっかりお祈りして頭を痛めるのもすっかりいつもの光景になったほどだ。
アーシアと仲良くなった縁でアーシアと仲がいい桐生とも仲良くなった。それはいいんだが、アーシア同様、日本文化に疎いのをいいことに、妙なことを教えていた。
ゼノヴィアもゼノヴィアで、意外と根が単純なのか間に受けているんだよな。
「うぅぅ・・・・・・朱乃さんまでライバルになられたら、ますます負けちゃいそうですぅ・・・・・・」
「・・・・・・スタイルのいいヒトがどんどん参戦してくる・・・・・・」
もしかしたら副部長までの参戦にアーシアも千秋も戦々恐々していた。
「へぇ、あいつって結構モテんだな」
「まあ、普段は度を越したドスケベだが、根は真っ直ぐで誠実な奴だからな」
「なるほどね」
「・・・・・・ただ、かなり鈍感だったりする」
「・・・・・・あぁ」
俺とレンは揃って苦笑する。
基本へタレな千秋や素直じゃない燕、妹ように大事にしてるアーシアはともかく、積極的な部長や鶫の好意にはさすがに気づいてもおかしくないんだけどな。
まあ、鶫はともかく、部長は好意を寄せる前からスキンシップが過激だったからな。そのせいで、部長のアプローチは下僕に対するスキンシップ程度の認識になってるのかもな。
そうこうしていたら、更衣室のほうから少し不機嫌な部長、ちょっと楽しげな表情の副部長、左腕は元に戻っていたが頬につねられたような痕を残しているイッセーが戻ってきた。
案の定、一悶着あったみたいだな。
-○●○-
あのあと、俺と朱乃さんも加わり、水が抜かれたあとのプールから枯れ落ち葉や藻を取り除き、苔を懸命に落とした。
そのかいもあって、プールはすっかりキレイになった。
「はぁっ!」
朱乃さんが手を上げると、プール上空に魔法陣が展開された。
ザバァァァッ!
魔法陣から水が作り出され、あっというまにプールを水で満たした。
うっわぁぁ、す、スッゲェ! さすがは朱乃さんだ!
「さあ、思う存分泳ぎましょう。ところでイッセー」
「はい」
「私の水着、どうかしら?」
「さ、最高っス! この上なく!」
布面積の小さい白のビキニ! おっぱいがこぼれ落ちそうなんですけど! 下乳なんて見えるなんてレベルを越えている! 艶かしい脚線美も素敵です!
「あらあら、部長ったら、張り切ってますわね。よほどイッセー君に見せたかったんですのね。うふふふ」
「そういうあなたはどうなの、朱乃?」
「さあ、うふふ。イッセーくん、私の水着はどうですか?」
赤と青が混ざったビキニだ! もちろん、布面積は小さい! 最高です!
部長も朱乃さんもなんてエッチな体つきなんだ!
「イッセーさん」
「ん?」
「わ、私も着替えてきました」
アーシアが着てたのは学園指定のスクール水着だった!
「おお! アーシア、かわいいぞ! お兄さん、ご機嫌だ!」
「あはは、そう言われると嬉しいです!」
特に胸の「あーしあ」と書かれた名前が素晴らしい!
ふと、アーシアの隣を見ると、小猫ちゃんがいた。小猫ちゃんもアーシアと同じスク水か。アーシアと同様、胸の「こねこ」がキュートだ!
「はは! 小猫ちゃんはまさにマスコットって感じで、愛くるしさ全開だな!」
「・・・・・・卑猥な目つきで見られないのも、それはそれって感じで、ちょっと複雑です」
何やらぶつぶつと残念そうな感じだけど、どうしたんだろう?
「イッセーく~ん、見て見て~!」
鶫さんに呼ばれて見てみると、同じくスク水を着た風間姉妹がいた!
恥ずかしがってる燕ちゃんの肩を掴んで、自分よりも燕ちゃんのほうを見せようとしていた。
「おお! 燕ちゃんもかわいいな!」
「でしょでしょ~!」
俺の感想に鶇さんもテンションを上げて同意する。
当の燕ちゃんは顔を真っ赤にしてもじもじしてるけど、それがかえってかわいさを引き出していた。
対する鶇さんはというと・・・・・・うん、グラマーな身体のラインが浮き出てる上、胸のとこなんかはち切れんばかりの状態で、胸の「つぐみ」の文字が大変なことになっていた。同じスク水なのに、アーシアたちと違い──エロいです!
だからか、燕ちゃんと小猫ちゃんがジト目で鶫さんの胸を睨んでおり、アーシアが自分の胸に手を当てて落ち込んでいた。
「じゃあ、次の姉妹水着ショーの選手は士騎家美人姉妹でーす! どぞー!」
次は千秋と千春さんの士騎姉妹。
恥ずかしそうにもじもじしている千秋に肩組んで千春さんがピースしていた。
「・・・・・・イッセー兄、どう?」
千秋がもじもじしながら水着の感想を訊いてきた。
黒のフリルの付いたビキニで露出は少ないけどとてもかわいい。
「うん! 似合っているし、かわいいぞ!」
「イッセー、お姉さんのはどうかな?」
千春さんが大胆に魅惑的なポーズで水着姿を見せてくる。
こちら黒のビギニで部長や朱乃さんに負けず劣らずの布面積の少なさ! プロポーションも抜群で、ポーズも相俟って非常にセクシーだ!
「はい! 非常にセクシーで最高です!」
「あはは、イッセーは素直でいい反応をしてくれるから、選びがいがあるな♪」
それはもう、こんな眼福も眼福の水着パラダイスを見ていい反応しないわけないじゃないですか!
すでに皆の水着姿を脳内フォルダにそれぞれ名前を付けて保存済みだぜ!
「・・・・・・水着をそういうふうに男性に見せつけるのはいささかはしたないのではないか。あとイッセーもあまりジロジロ見るものではないぞ」
槐が大胆に水着を見せてくれる女性陣や皆の水着姿にテンションを上げている俺に苦言を呈していた。
槐の水着は露出が控えめなセパレートタイプで、上からパーカーを羽織っていた。真面目な槐らしいチョイスだな。
あと、着痩せするタイプだったのか、おっぱいがなかなか大きい!
──っと、ついついガン見してたら、ジト目で睨まれた。
「そういや、ゼノヴィアは?」
ふと、この場にゼノヴィアがいないことに気づいたので、アーシアに訊いてみた。
「水着を着るのに手間取っていて、先に行ってくれと」
ふーん、手間取るか。どんな水着なんだ? それとも、教会の出身だからかな? 水着とかあんまり縁なさそうだからな。
「締めは男性組による水着ショーだぜ♪」
「どうかな、イッセーくん?」
「・・・・・・いや、見たくもねぇだろ」
最後に悪ノリしてるレンとちょっとノリノリな木場、レンに無理矢理腕をひっぱられて強引に参加させられて辟易としてる明日夏の登場だった。
ふざけんな!? 明日夏の言う通り、野郎の水着姿なんか見たくねぇよ!
あと、木場! 少し恥ずかしそうに頬を染めんな!? キモイぞ!
「イッセー。悪いのだけれど、あなたにお願いがあるの」
「はい?」
「あ、俺も明日夏に頼みあったわ」
「なんだよ、レン。頼みって?」