魔法少女リリカルなのは ガンダムブレイカー 【リメイク】 作:文房具
時空管理局ねぇ。
字面的に、ユーノが言っていた次元世界っていうのを管理している組織なんだろうな。
さてと、どうするべきだろう?
相手は、次元世界の警察のような組織。
とはいえ、この地球にはそんな組織は存在してないわけだし、知らぬ存ぜぬで押し通せば、多少の事は何とかなるか?
敵か味方かわからないが、このままでは人だとは分からないだろうから装甲を解除する。
少し話をしてみて、それからいろいろ決めたほうがいいな。
そう思って、今現れて、いまだなのはとフェイトの間にいる執務官さんに声をかけようとした。
しかし、それは出来なかった。
「フェイト、早く逃げるよ!」
アルフの声と、彼女が放った魔力弾に、阻まれたからだ。
ダメだアルフ!
これは相手に、攻撃の口実を与えるだけなんだ。
案の定、執務官も攻撃の準備をしているし。
狙いは、ジュエルシードのところに向かったフェイトだろう。
予想通り、フェイトに向って魔力弾が放たれる。
俺はとっさに、本当に反射的に、再び装甲(さっきまで使っていたものと同じもの)を展開し、ビーム・スマートガンを使って、その魔力弾を撃ち落としていた。
「フェイト! 早く!」
呆けた顔をしているフェイトの腕を引いて、アルフはその場から消える。おそらくどこかに転移したのだろう。
う、うん。フェイトに攻撃が当たらなかったことだし、結果オーライか、ハハハハハ……
俺は現実逃避気味に、装甲に包まれた顔に笑顔を作る。
「なぜ邪魔した」
重要参考人である人物に逃げられてもこの冷静さ。
あきらかに実戦経験も豊富なこの執務官さんをどうするか。
ヤバイな。
今、俺がしたことってあれだろ? 容疑者を追いかける警察に向かって、石投げるみたいなもんだろ?
マジでどうしよう……
こうなったら本当に、あなた誰作戦を実行するしかないか?
完璧に末期な考えだけど。
しかし、その必要はなかった。
ピピピ、という警告音が聞こえたのでレーダーを見ると、また1機、増援が近づいていた。
何故1人ではなく、1機なのかというと、頭部パーツの機能にある。
前にも言ったが、頭部パーツはコクピットの全機能を集約している。飾りではないのだ。索敵、照準、機体状況などはすべてここで管理している。
このうちレーダー機能は魔力の反応も検知できる。
つまり、今の反応には魔力の反応がなかったという事だ。
本当なら、頭部パーツをむやみに変えることは、様々な戦闘のサポート機能をでたらめに変更してしまうことと同義なので、あまりいいこととは言えないが、今のところはそんなに困ってない。
しかし、1機か。
この執務官さんと話す前に、片づけておかないと……って、うわ、あれかよ。
ザクレロの様に顔があるデザインであの緑色のMAはザムザザーだろう。
また面倒なのが来たな。
俺以外のみんなも、ザムザザーが来たことに気付いたようだ。
「なんだあれは!?」
執務官さんも驚いている。
やはり魔法の世界には、あんなものはいないのだろう。
俺は前に出て、ビーム・カノンとビーム・スマートガンさらには115mmレールガンを同時に発射する。
ザムザザーは、機動戦士ガンダムSEED DESTINYのMAである。
その1番の特徴は、なんといっても陽電子リフレクターだろう。
これは、機体の上部に装備されている高出力のビームシールドの事で、これを使われると、ビーム、実弾問わず、すべての射撃が無効化されてしまう。
いや、すべてと言うには語弊があるだろう。
さてサテライトキャノン級の攻撃なら、もしかすると破れるかもしれないが、発射するまで相手が待ってくれるはずがない。
一番確実なのは原作のように近接攻撃を仕掛けるか、陽電子リフレクターによる防御が届かない下部から攻めることだ。
もちろん簡単なことではない。
技術者だって、それが弱点だという事は分かっている。
そのため、全方位に攻撃が届くように砲門がある。
まともに突っ込めば即座に蒸発させられるだろう。
作戦を立てる時間を確保するため、無駄だとわかって攻撃したのだ。
当然それらは陽電子リフレクターに防がれる。
機動力がないとザムザザーに近寄られるので、とりあえずエールストライクの装甲に変化させる。
ためしに、ミラージュショットを併用したビームライフルを撃ってみるがまるで効果がない。
想像以上に面倒な敵だな。
まず遠距離攻撃が効かないってのがキツイ。
さっきは、下部から攻めるのがいいなんて言ったが、海面すれすれを飛んでいるから、下に回り込む余裕がない。
執務官さんも魔力弾で援護してくれるが、効いていないようだ。
陽電子リフレクターは魔力弾に対しても有効なのか。
なのはにバスターを撃ってもらうのも、案の1つだったのに。
やっぱり、近接戦闘を仕掛けるしかないな。
そういえば、コストも上昇したし、アレが使えるんじゃ……
困ったときの機体解放と、コスト上げだ。
200を使い、総コストを1300にする。
そしてこの状況を打破するため、俺はあの機体を開放する。
――GN-001 ガンダムエクシア――パーツ解放
――頭部パーツ、RX-78-2ガンダム コスト50――認証
――胴体パーツ、GN-001 ガンダムエクシア コスト300――認証
――右腕パーツ、RX-78-2ガンダム コスト50――認証
――左腕パーツ、RX-78-2ガンダム コスト50――認証
――腰パーツ、GN-001 ガンダムエクシア コスト300――認証
――右足パーツ、RX-78-2ガンダム コスト50――認証
――左足パーツ、RX-78-2ガンダム コスト50――認証
――バックパックパーツ、GN-001 ガンダムエクシア コスト300――認証
――武装パーツ、GNソード コスト100――認証
――装備可能総コスト1300 選択パーツ合計コスト1250――展開
「パイパートランス!」
ハイパートランスは、機体の全能力を一時的の上昇させるEXアクションだ。
しかしこれは、通常の効果だ。
例外的に、とある組み合わせのパーツを装備しているとき、特別な効果を発揮する。
例えば、太陽炉が着いているパーツと、それ以外に2つ太陽炉搭載型の機体のパーツ装備している今のように。
「トランザム!!」
胸の太陽炉の輝きが増し、機体の色が赤く染まる。
高濃度のGN粒子が解放され、機体の全性能が3倍にまで上昇したことが、目の前に表示される。
その機動力を生かして、ザムザザーに接近する。
赤い残像を引く俺の体は、50メートルほどあった距離を、コンマ1秒ほどでゼロにする。
そのままの勢いでGNソードを振りぬいて右の前足と後ろ足を引き裂き、ザムザザーの上に行く。
ザムザザーは即座に残った砲台で弾幕を張ってくる、が、俺はそれを無視して接近を試みる。
「ブーストタックル、プラス、ハイパーソード!」
お馴染みのEXアクション『ブーストタックル』と、今回実戦初使用となる『ハイパーソード』を発動させる。
ハイパーソードは、装備しているサーベル系の武器の威力を上げるものだ。
ビームサーベルの場合はビームの刃の部分が巨大化し、実体剣の場合は同じデザインの銀色の刃が出現する。
さらに加速した俺は、ビームの雨が届く前に今度は下に回り込み、ハイパーソードによってできた刃でザムザザーを真っ二つにする。
しばらくバチバチ火花を散らしていた残骸も爆発四散。
その爆炎の中で今度は執務官さんの方を見る。
と、執務官さんは警戒した様子で俺に杖を向けている。
突然撃たれたらたまらないので、俺もGNソードをガンモードにして向ける。
『2人とも、ストップよ』
「………!?」
一触即発だった空気の中、いきなり空中に画面が浮き出て、緑髪の若い女性の顔がでてくる。
『初めまして、私は時空管理局リンディ・ハラオウン提督です。この度はうちのクロノが失礼しました』
提督、つまりお偉いさんか。
「何かご用でしょうか、提督さん」
「今回の件についてのお詫びと、私たちに対する誤解を解いておきたいので、気が進まないと思いますが、その子についていってくれませんか」
俺はちらりとユーノの方を見る。
ユーノは首を縦に振る。
従ったほうがいいってわけか。
「分かりました。あなた方に従います」
俺達はアースラとかいうところに転移した。
装備可能な総コスト 1300
使用可能な機体のパーツとコスト
Sガンダム 300、ガンダム 50、ガンダムエクシア 300、ガンダムデュナメス 300、ストライクガンダム 90、戦国アストレイ頑駄無 400、リ・ガズィ 80
撃破ポイント 225