【習作】世界が終わった後、アンデッド少女は如何にして物語を紡ぐか。   作:鋭い縫い針

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ステータスを考えるのは難しいですが、楽しいですね。




彼女たちは私に国について教えてくれた。

 

国というのは俗称で正式な名前は"城壁都市"というらしい、なぜ国というのかというと、当初国として立ち上げようとしたが名前が決まらず、結局ぐるりと囲む壁からこの名前に決まったらしい。

 

国には理性のあるアンデッドや友好的なアンドロイドなどで構成されており、彼女たちもそこの一員だそうだ。

 

彼女たちが城壁都市外の外にいたのは資源集めのためらしい。

 

アンデッドやクリーチャー、暴走した機械などを解体すると自身を強化できるパーツを作るための材料、機械を作成するための部品、燃料などがいろいろな物に必要な資源が取れる。

 

それを定期的に国に納めなければいけないらしく一種の税金のようなものだそうだ。

 

先ほど倒したトンボも顎、羽、複眼が使えるらしく器用に解体し資源を回収していた。

 

普段なら荷物持ち担当の仲間がいるらしく、その子はほかにもアンデッドやアンドロイドの修復やさっき言ったようなものを作れるそうだ、けれど戦闘はからっきしで、いわゆる後方支援担当らしい。

 

今は損傷が酷く回復に努めているみたい。

 

「その子ならあなたのことを調べてくれるはずよ、自分がどのようなことをできるかは知っておいた方がいいもの」

 

共闘や会話で仲良くなれたらしく彼女たちから警戒心は感じられない。

 

単純じゃないか、そう聞いたら私みたいな野良は出会う頻度は少ないがほとんど友好的らしい。

 

このご時世敵対している暇があったら協力して生き延びた方がいい『随分と甘ちゃんだこと。』仲がいいことはいいことよね!

 

「でもなかには酷い人もいたんじゃない?」

 

「そうやつらはほとんど理性がないんだ、こんな世界だ誰かといた方が安心するんだよ」

 

うーんそんなもんなのか、そんなこんなで城壁都市。壁が高い!

 

門番がいたが顔パス、彼女たちは有名なのかな。

 

重厚な扉を通るとそこは、様々な端材でつくられた家がすり鉢状の空間に立ち並ぶ場所だった。

 

どうやらクレーターの上にこの国はできているらしい。

 

全体的に灰色、錆色、茶色でカラフルではとはとても言えない、でも

 

「頑張っているんだね」

 

「そ、そうですよ、最初はここは何もないただのクレーターでした」

 

「でもあたし達や他の仲間たちと一緒に頑張ってここまで進んでこれたんだ」

 

国の中の説明をしてくれた、資源を売買してくれる万事屋、損傷個所の修復や強化をしてくれる改造屋、人材を斡旋してくれるギルド、データや本が閲覧できる図書館、そして、

 

「ここが私たちの拠点です」

 

周りの建物より大きい二階建ての建物がそこにあった。

 

「私たちは古参で様々なことに貢献しているので広い土地をもらったのです」

 

シャッターを持ち上げ中に入るとごちゃごちゃと部品や資源が散乱していた。

 

ここは修復や改造、部品や機械の作成をするところでいつでも持ち運びがしやすいようの、すぐに外に出れるようにしてあるらしい。

 

盗難の心配は防衛装置があるため心配がないということだ。

 

入ってすぐ奥に扉と上の階に続く階段があり、上から誰かが下りてくる音がした。

 

「ふあぁ、あ、おかえり~」

 

「た、ただいま、サクラ」

 

彼女が説明された後方支援担当の少女らしい。

 

「よかった、ちゃんと治ったみたいですね」

 

「うん、みんなが資材を集めてきたおかげだよ~」

 

サクラは三組の腕をがあり、頭には青い光を流す大きなヒューズを髪飾りのように突き刺していた。脚は普通の人間と変わらない。

 

サクラと自己紹介を済ます。サクラはふわふわとしていて中身が読めない、私のこともどう思っているのかわからない。

 

でもまぁ、私が敵対的なことをしなければ大丈夫だろう。

 

全員で2階に上がる、どうやら私のことを調べてくれるらしい。

 

2階にいき突き当りの扉を開けるとそこにあったのは電気椅子のようなものだった。

 

「えっ」

 

「これをつかって測定するよ~、自身の情報をゲームのステータスみたいに表示できるんだ~」

 

「ステータス!すごい!」

 

これを作った人もゲームが好きだったのだろうか、まぁどうやら一番見やすい形がこれだったみたいだけど。

 

椅子に座りヘッドセットを被る。

 

「じゃあ始めるよ~」

 

機械の駆動音が響く、体にピリピリと電気が走るが不快ではない、ちょっと擽ったいくらいだ。

 

頭の中、いや、さらに中を読み取られる感覚がする。

 

「ステータス出たよ~」

 

ヘッドセットを外される、椅子から立ち上がってサクラのもとに行く。

 

サクラはモニターの前のキャスター付きの椅子に座っていた。

 

椅子を引いて私にモニター前を譲ってくれた。

 

モニターを見ると、

 

 

 

*****

 

Name:有栖川加奈アリス

 

HP:700 MP:330

 

ATK:750+150 DEF:550+50

 

STR:1000 POW:2520

 

DEX:850 MGC:630

 

 

 

Magic suitability:True

 

 

 

Skill:

 

『射撃:拳銃』『拳銃の心得』『鋼の精神』『怪力』『ネクロマンサーからの慈愛』

 

 

 

Equipment:

 

『どこかの制服:DEF+50』

 

『大型拳銃:ATK+150』

 

 

 

Head:**の**がインストールされているアンデッドの頭

 

Body:強化されたアンデッドの胴

 

Arms:強化された怪力のアンデッドの腕

 

Legs:強化された瞬足のアンデッドの脚

 

*****

 

「おお、魔法適正ありますね~」

 

「す、すごい…」

 

魔法適正がある事よりステータスが出るということに感動している。

 

数値化、すごい…。

 

ちなみにこの数値何もしていない人型アンデッドの平均値は500なんだそうで、戦闘系のジャック、ナナ、ヒナのステータスは2500を超えているらしい。

 

それは私の事あんまり警戒する必要ないわな、POW以外平均値に近い。逆になんでこんなにPOW高いのさ。

 

というか頭の文字化けがとても気になる。

 

ネクロマンサーによって部位が秘密にされていたりするから珍しくないらしい。多分POWが高いのはこれのせいじゃないかと。

 

それぞれの意味についても教えてもらった。

 

HPとは体力を指し、部位どの程度で活動ができなくなるかを指したもので身体の部位の質によって変わる。

 

MPとは魔粒子に干渉するためのエネルギー値のことで装置の強化や効率によって変わる。

 

ATKとは平均攻撃力でSTRや装備によって変わる。

 

DEFとは平均防御力で装甲や身体の部位の質、装備によって変わる。

 

STRとは力の強さで、腕力や握力に関わる。腕の質によって変わる。

 

POWとは精神的な強さで、個人の経験や性格によって変わる。

 

DEXとは素早さや器用さで、身体の部位の質や経験で変わる。

 

MGCとは魔法を使うための魔粒子へと干渉力で高ければ高いほど様々なことができる。

 

Skillとは持っている技術を解析したもので、今までの経験や付与されたもので変わる。称号みたいなもの。

 

Equipmentとは身に着けている装備をステータス化したもの。

 

あとは身体パーツを解析したものだそうだ。

 

それで念願の魔法Magic suitability、つまり魔法適正はTrue!つまりありってことだ。

 

私も魔法が使えるらしい。

 

「ふーん目覚めたばかりにしてはいいんじゃねぇの?」

 

「か、改造すればもっと強くなれますよ」

 

「うーん」

 

私は結構この生身の人間に近い身体を気に入ってるみたいだ。

 

生身の人間に近い上位パーツがあれば交換しよう。

 

 

 

*****

 

『射撃:拳銃』

 

拳銃を使ったことがあるモノに付与される。拳銃を構え狙いを定め撃つことができる。

 

 

 

『拳銃の心得』

 

拳銃のリロードやメンテナンスの知識があるものに付与される。

 

 

 

『鋼の精神』

 

POWの値が一定のものに付与される。

 

 

 

『怪力』

 

STRの値が一定のものに付与される。

 

 

 

『ネクロマンサーからの慈愛』

 

ネクロマンサーからの知識を得ている。また、ネクロマンサーはあなたに愛を向けている。

 

*****

 

敵とのステータスが100も変わればその差は絶望的だ、だがSkillの差で埋まるかもしれない。

 

ステータスは10ごとに区切られる。10成長するのに多くの経験が必要だろろう。

 

だから彼女たちは改造をするのだ。手っ取り早く強くなるために。

 

そして多くを殺し資材を得て強いパーツを作り自身を改造する。

 

自身の美しさなど生き残るためには、仲間のためには後回しだ。

 

*****




『ふふふ、彼女は私のお人形

特別製のお人形

そして実験体でもあるわ

観察をして見守ってあげないと。』
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