嘘つきな武偵   作:ケイ22

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お久っす

前回アンケートに答えてくれた方々、本当にありがとうございました

さっそく彼女は出てきますので、楽しんでください!

もちろんジャンヌも出てるよ!!


11弾「あいつァ〜、イジメ甲斐があったぞぉ」

「先輩っ!」

 

アドシアードで行われた『珍武器競技(アンコモン・アーマー)』で予選突破を果たした計歩は、休憩がてら食堂で1人食事をしていた。

 

「……お前は確か」

「はい、『珍武器競技(アンコモン・アーマー)』で手合わせをしてもらった兄女必好(あにめかなこ)です」

 

そんな計歩の所に、先ほど瓦礫で埋もれさせられたばかりの彼女がやってきていた。

 

「アレ、ズラだったんだな……」

「……?」

 

だが彼女の様子は、競技中とは別だった。コスプレ(服装)はともかく、髪の毛の色は茶髪ではなく黒色であった。計歩自身も一瞬、彼女が誰だか気づかなかった。それに加え、彼女の左腕には包帯が巻かれていた。

 

「あ、いえ。ズラじゃなくてコレを使って染め直したんです」

 

そう言いながら、必好はスカートポケットからスプレーの様なもの取り出した。

 

「それも先端科学兵装(ノイエ・エンジエ)的な奴なのか?」

「はい、まぁこれは父に頼んで個人的に作ってもらった物なんですけど……」

 

そう言いながら、必好はスカートポケットにソレを戻していた。

 

ーーこいつとは、仲良くした方が良さそうだなーー

 

「んで、なんの用なんだ?」

「あ、いえ……その……」

「……一緒に食べるか?」

「……ッ!はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

必好が食べる物を持ってくる間、計歩は思考を巡られていた。

 

ーー何もできないのは、いつもの事だけど……あいつら大丈夫、だよな?まぁ、俺は足引っ張るだけだし…………まぁ、これからも祐二たちも競技に出るみたいだし、今の所何もないっぽいし。俺は自分事だけを考えておくか……なんか人脈広げられそうだしーー

 

「お待たせしました」

「おう、さっさと食おうぜ」

 

そう言いながらも、計歩はすでに半分以上食事を終わられているため。必然的に当分の間必好が食べながら、計歩に質問する形になっていた。

 

「必好って、ホントはそんな感じなのか?」

 

先ほどまで、競技とアニメの事を中心に計歩は質問をされていたが。今回は計歩が質問をし始めた。

 

「……?」

 

質問の意味がわからず、必好は首をかしげた。

 

「いや、競技中のイメージがつよくて。ちょっとやんちゃ的な性格だと思ってて」

「い、いえ……私はどちらかと言うと引っ込み思案で……で、でも好きなキャラのコスをすると……その……自然と頭の中で……」

 

ーーあの人(・・・)みたいなタイプなのか?ーー

 

「あの……それよりも、私ホントは謝りたく思いまして」

「ん、なんか俺が怒ることしたっけ?」

 

計歩は素で必好の言ってる事の意味がわからず、そう答えてしまった。

 

「あ、いえ……その、競技中に先輩にタメ口を……」

「あーそれね……まぁ、俺自身忘れてたし気にすんな」

「は、はい……ありがとうございます」

「……気にすんなって言ったけど、許した訳じゃねぇからな?」

「え!?わ、私……ど、ど、どうすればいいんですか!!」

 

そう言われ、必好は口調を慌てさせながらそう言った。

 

「あはは。ごめん、ごめん……嘘だから、怒ってないからホントに気にしなくていいよ」

「じょ、冗談でしたか……あはは、良かったです……」

 

計歩はその言葉にすこし疑問ができた。

 

「なんで良かったんだ?まだ会ってそんなに立ってない先輩に、なんでそんなに好かれたいんだ?」

「……」

 

計歩の質問に、必好はすこし戸惑っていた。

 

「……」

「……」

「……」

「……私、先輩に訊きたい事があるんです」

 

少しの間があったが、必好は答え始めた。

 

「先輩は弱いんですよね(・・・・・・・)?」

「……ッ!」

「で、でも!!なんで、なんでそんなに強い(・・)んですか!?」

 

次の瞬間、その場は沈黙という重い空気に支配されたのを彼女は感じた。

 

「い、いや!私が知ってるSランク並の戦闘能力を持つ人と比べると。先輩はそ、総合的にレベルが低いと思いましてぇ……」

 

その沈黙(プレッシャー)に耐えられず、必好は慌てながら続けた。

 

「で、でも!!レベルが低いにも関わらず。先輩はその人に遜色していなく……あの、その……はぃ」

「……レベルが低いって、ぶっちゃけ才能が感じられないだら?」

「は、はい!」

 

爆弾発言のあと、初めて計歩が話し始めたので。必好は慌てながら、本音で返事をした。

 

(あ!これじゃー先輩の目の前で、悪口いってるみたい……)

 

そしてすぐに、その事に後悔をし始めた。

 

「ならなんで、俺にアドバイス貰おうと思ってるんだ?」

「……ッ!」

「いや、驚くことじゃねえだろ。普通この流れだと、だいたいそんな感じだろ?」

「はぃ……」

 

計歩は続ける。

 

「んで、なんで才能が無いってわかってる。俺の所に来たんだ?お前の知人のそいつにこれからのアドバイスとか貰えば、よりお前は強くなれると思うけど」

「い、いえ!私は先輩の戦妹(アミカ)になりたいと思うほど、先輩に強くなる方法を教えてもらいたいです!!」

 

計歩はこの時、チャンスだと思った。

 

ーーこいつはバカじゃねえ、祐二並に頭が働くタイプだ。そして、ヒロ並に行動力もある。そして間接的(・・・)にキンジとも同じタイプでもある……下手したらコイツに恩を売っとけばーー

 

「条件がある」

「……え?」

戦妹(アミカ)になる条件だ。なりたくないのか?」

「え、いやその……話しが飛んでいまして、頭が付いて来てません……」

「いや、お前自分に才能が無い(・・・・・・・・)ってわかってるから。同じタイプの俺に指導してもらいたいんだら?」

 

計歩が言った通り、必好は自分に才能が無いと思っている。だが今日計歩との戦闘で『才能がなくても、あそこまで強くなる方法がある』と思ったので、計歩の戦妹(アミカ)になる事でそれがわかるとも思っていた。

 

「はい!先輩の指導が受けれるなら、何でもします!!」

ーーお、落ち着け俺!目先の事(・・・・)より、あの事(・・・)を優先しろ!!ーー

 

計歩は一緒、必好の一言に動揺してしまったが。すぐに理性が働き、正常な思考に戻った。その思考のまま計歩は、鞄からメモ用紙とペンを出し。いきなりメモ用紙に何かを書き出した。

 

「……これなんだけど、大丈夫か?」

 

そしてそのメモを、彼女に見せた。

 

「……ッ!、だ、大丈夫だと思います……ですけど、今すぐには……」

「できるだけ早くて、いつになる!」

 

計歩はつい感情的になってしまっていた。

 

「わ、私の家にいけば……多分、今日以内には……」

「家はどこだ?」

「電車で、20分ですけど……」

「……今すぐに行くぞ、早くしろ!じゃないと、決勝に間に合わなくなる!!」

「は、はい!」

 

2人はその場から離れ、すぐに移動し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計歩と必好が武偵高から、離れた事にジャンヌはいち早く気づいた。

 

「嬉しい誤算とは、この事だな」

 

武偵高女子寮の一室で、ジャンヌは身を潜めていた。その一室には多くのモニターが設置されていた。その中の1つには、武偵高を中心とした地図が映されていた。そしてその地図には1つの赤い点が動いていた。その赤い点は、計歩の居場所であった。

 

ーー鎖場と刀村が決勝に出ている時まで、待つつもりだったが……今からそんなに時間も経たなく、刀村とあのスナイパーの競技が始まる……この機会を逃すわけには行かない!ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その数時間後ジャンヌは、同じ『イ・ウー』のメンバーである理子に教わった変装をちゃんとした状態で女子寮の中に入ってきてた。その足取りは第三者が見ると重いものであった。

 

策士である彼女は、キンジ達に敗れていた。

 

計歩につけた盗聴機兼、発信機の機械のおかげで。ジャンヌはアリアの奇襲は想定はできていた。その他にも祐二と、ヒロもバックに控えてるのも頭の中に入っていた。そのため、彼らが競技中の時間に白雪を迎えようと思っていたが、逆に計歩のせいでその予定が崩れた。

 

『けーちゃ……鎖場計歩とだけは、戦闘をさけろ』

 

先日理子に言われた警告。ジャンヌはそれだけは完全に守って、策を練った。それが焦りとして出た結果が、この敗北だった。

 

「っち、まさか刀村が『珍武器競技(アンコモン・アーマー)』より白雪を優先するとわ……」

 

この策が失敗した決定的な理由はこれだった。実際アリアが、キンジと白雪に加わっても戦力的にはジャンヌが優先であった。

白雪が本当の名前……『緋巫女(ひみこ)』として、ジャンヌと戦闘をしていも戦力は均等する程度だったが、途中に競技を棄権して(・・・・・・・)ヒロが増援してきて、ジャンヌは空かさず逃げる選択を選んだ。

 

ーー魔剣(デュランダル)が折られた上に、逃げ出すとはーー

 

ジャンヌは悔しながら、荷物を整理していた。もちろんその間も、モニターはフル起動している。

 

ピンポーン!

 

「……ッ!」

 

突然その部屋のチャイムがなり、ジャンヌはすぐさまモニターを確認した。誰がチャイムを鳴らしたか、知るためだ。

モニターの画面には、黒髪ショートの武偵高の女子が映されていた。特徴は彼女の左腕に包帯が巻かれてる(・・・・・・・・・・・)事ぐらいだ。

ーーここの物音が耳に入ったのだろうーー

 

そう解釈したジャンヌは、居留守をしようと思ったが。彼女がしつこくなる可能性を考え、適当に受けあいやり過ごすため扉を開いた。

 

「……」

「……」

 

沈黙。

 

ーーなぜ何も話してこない?ーー

 

ジャンヌは彼女が不気味に思いながらも、彼女の言葉を待ち続けていた。だが、変化は確実に起きていた。

 

「……がッ!」

 

突然背後に小さな物音が聞こえたと思ったら、次の瞬間背中から武偵高の制服の上から強い衝撃を受けた。ジャンヌは痛みを我慢しながら、すぐに後ろを無理向いたらその衝撃がなんなのかわかった。

 

ーーしまった……狙撃された!ーー

 

ジャンヌと扉の雨にいる彼女の一直線には、窓ガラスがジャンヌの後ろにある。だがその窓ガラスには小さな穴が空いてあった。

 

「き、貴様あああァァ!!」

 

2発目が来る前になんとか死角に入らなければならないと、いけないと考え。そうするにはまず目の前にいる彼女を、行動不能する必要があると判断し彼女に攻撃をしようとしたらーー

 

「ん!……ぐ……き、貴様なぜここにいる?」

「……」

 

ーー突然ジャンヌの全身に()が巻かれ始めた。そして彼女はバランスを崩し、その場に倒れてしまった。その時背後に気配がして、後ろの方へ見上げたらそこにはモニターではここにはいないはずの鎖場計歩が立っていた。

 

「答えろォ!!」

「……先端科学兵装(ノイエ・エンジエ)

「……ッ!貴様は始めから監視されてと気づいてたのか!?」

 

計歩の一言でジャンヌは、自分が発信機をつけたのをバレてた事に気づいた。

 

「お前は詰めが甘いんだよ」

 

ジャンヌにはその一言が重くのしかかり、さっきまでの緊張が無くなってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計歩は鎖に拘束されてるジャンヌを、祐二と必好に任せすぐさま『珍武器競技(アンコモン・アーマー)』の決勝へ向かったがーー

 

『鎖場計歩。時間破りにより失格』

 

ーージャンヌを捕まえるのに、想像以上に時間がかかり失格扱いになっていた。

 

その後計歩は荒れていた。ジャンヌの元へ戻り自分自らマスターズへ連行したりしていたが。

 

「俺と同じだな!」

 

ヒロのその一言で、落ち着きを守り戻していた。

 

そんな中、アドシアードの閉会式が行われてる間。計歩は綴梅子と話し合いをしていた。

 

「先生、この前のアレ差し上げますから。取り調べをちょっとキツめにお願いします……」

「オメーはまだ根に持ってたのかよ……まぁ、アレが手に入るなら安いもんだ。取引成立だァ」

 

計歩は落ち着きはしていたが、ジャンヌへの恨みは残したままだったので、せめてもの悪足掻きとして梅子と取引をしていた。

 

「軽く取り調べやったんすよね?どんな感じですか」

「ン、あいつかぁ?」

「はい」

「あいつァ〜、イジメ甲斐があったぞぉ」

 

そう言いながら梅子は、自然と笑顔になっていた。

 

「なんかわかったことありましたか?」

「いや、まだあんまりやってねぇからなぁ〜あ、でもお前に知らせないといけない事があるんだ」

「なんすか?」

 

 

「お前があいつを捕まえた時、あいつ変装してたんだわ。んで、なんか上がお前に素顔を見せるように言われてよぉ、今からついてキテくんねぇか?」




さー次回は、計歩にネタバレですねww

あはは、どうしよう(汗)

コメント等楽しみに待ってますので、じゃんじゃんお願いします!!
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