嘘つきな武偵   作:ケイ22

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皆さん!
ラブライブ映画の公開日出ましたね!
6月13日ですよ!!

ライブは行けなかったので、代わりにここで暴れますww

ツイッターでもすでに、好き勝手やっていますが…


13弾「なんだよ、そのリアクション……轢くぞ」

「ここまででいいよ」

 

そう言いヒロは立ち止まり、後ろを振り向いた。それにつられ、後ろを歩いていた計歩、祐二、キンジの3人も立ち止まった。

 

「ああ、あっちに着いたら連絡しろよ」

「……俺がいなくなるからって泣くなよ」

「誰か泣くかよ」

「ほざけ」

「寝言すらも言うな」

「たった1回ボケだだけなのに、何でそんなにディスられないといけないんだよ!?」

 

いつもの彼ら4人の姿は、武偵高ではなく。先日理子がハイジャックを起こした空港で多くの人に見られていた。ヒロは今日また日本を出て、前までいたヨーロッパの武偵高へ向かう事になっていた。

 

ーー今度はちゃんと、Sランク武偵になってから帰ってくるーー

 

ヒロは人一倍『Sランク武偵』に憧れを持っている。その事は計歩達は知っているため、彼らはヒロを止めなかった。

 

「計歩、ちょっと飲みモン買ってきてくれよ」

「何で俺がパシられないといけねぇんだよ」

「コレを使うからだ」

「そ、それは!」

 

ヒロはポケットからとあるチケットを取り出した。そのチケットには『一回命令権』と書いてあった。それは1度計歩がヒロに対して使う用に作った物だが、ヒロがとあるゲームで勝ち。そのチケットは計歩に対する用に変わっていて、ヒロが持っていた。

 

「……買ってくる」

 

計歩もなんどもその手で、ヒロをパシらせてる為素直にジュースを買いに行った。

 

「……祐二、キンジ話しがある」

「計歩には聞かせれないのか?」

 

祐二はヒロが話を切り出すタイミングで、真面目な話しだと悟った。そこでやっとキンジも気づくことができた。

 

「……司法取引の話しを、マスターズに持ちかけられた」

「司法取引だと!」

「ばっか、声がデケェよ」

「あ、悪い」

「……具体的にはどんな内容なんだ?」

 

ヒロは少し言うのを戸惑ったそぶりをしたが、とある人物の名前を言った。

 

「峰理子」

「「……ッ!」」

「簡単に言うと。あいつが司法取引をしたから武偵高に戻ってくる報告だ」

「ッ!……」

 

またキンジは声が出そうになったが、間一髪出ずに済んだ。

 

「そして俺との取引は、峰が戻ってくるから事件の事は誰にも言うなだ」

「……何でお前にだけに来たんだ?」

 

理子との事件に直接関わってるのはヒロだけではなく、キンジとアリアと、計歩だ。それなのになぜヒロにのみ司法取引の話しが来たのか祐二は疑問に思った。

 

「取引としてまた留学させてやるって……そんで、俺からお前らに伝えろとも言われた」

「1番安かったのが、お前の留学って事か……」

「まぁ、俺はともかくSランク武偵(あいつら)と取引すると高く出るからな」

「そもそも、計歩は司法取引を結構やってて。いろんな所に対して貸しを作ってるからな」

「計歩はブラックリストに入ってるって噂もあるぜ」

「それ知ってる。何でも計歩(あいつ)が持ってる貸しを全部合わせると、1回分の人殺しの罪は免れるらしいぜ」

「武偵三倍罪がかかっててもか!?」

「おいお前ら、話しが逸れ始めてるぞ」

 

祐二は、ヒロとキンジに注意し。また話題は理子の司法取引の件に戻った。

 

「まぁ、俺から伝えられるのはこれだけだけど……」

「まぁお前にしては考えたな。計歩にこの件を話さなくて」

「……計歩がまた暴走すると困るしな」

 

この時3人の頭に浮かんだのは、何度も呼びかけても止まることなく攻撃を続ける計歩の姿だった。

 

「何ひそひそ話してるんだ?」

 

その直後、彼らの後ろには計歩が立っていた。彼の手には、アセロラジュースが握ってあった。

 

「お前が依頼放棄した罪は何にするかって……」

「いや!だからアレは、ジャンヌから……」

「いや、わかった、わかったから。そんなにマジになるなって」

 

祐二とヒロはすぐに話題を変え、その場をごまかした。

 

「んなことよりも、ヒロ。そろそろ時間じゃねーのか?」

 

その間キンジは、飛行機の時間割を見てヒロに伝えた。

 

「あーそろそろっぽい……んじゃねまたな」

「おう、お土産待ってるからよろしく」

「体調崩すなよ」

「死ぬなよ〜」

 

そう見送られ、ヒロは3人に背を向け歩き出しまた。

 

「なぁ、お前ら」

 

ヒロがある程度離れた所で、計歩はヒロの背中を見たまま、祐二とキンジに話しかけた。

 

「俺はともかく、アリアの方が面倒くさくなると思うだけど」

「……聞いてたのか?」

理子(・・)の名前と、司法取引って単語が耳に入っただけ。それだけ聞けば、だいたい想像はつく」

「……何にも思わないのか?」

「なんで?」

「お前、殺されかけたんだぞ」

 

祐二の一言で、残りのキンジは黙り込んでしまった。

 

ーー計歩は、自分の暴走(・・)には気づいてないん……だったなーー

 

その状態の計歩と、戦闘をしたキンジはその時の事を思い浮かべていた。

 

「だからこそだ」

「「は?」」

「来たら、仕返しができる」

 

計歩は、楽しそうにそう言った。空港内の、祐二とキンジ以外の誰かを見ながら(・・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい!計歩ー」

 

計歩はヒロを見送った後、祐二たちとは違く武偵校へ向かった。武偵校に着くと、突然彼の名前を呼びながらとある人物が計歩に近づいてきた。

 

「武藤か……」

「なんだよ、そのリアクション……轢くぞ」

「お前の愛車大破するぞ」

 

そのまま2人は睨み合い出した。彼らの目と目の間には、ビリビリと電気が血走っている様に第三者から見える。

 

「あの、鎖場先輩……」

「ん?」

 

第三者は計歩に声をかけられ、初めて計歩にその場にいる事に気付かれた。

 

「下の名前か、先輩だけで呼んでくれ必好(かなこ)

 

必好は武藤の図体に隠れて、計歩の目に入らなかったので。必好は武藤の後ろから離れて計歩に話しかけてきた。

 

「それはとこかく、なんだこの変なの組み合わせは」

 

計歩にとって、知人以上友人以下の武藤と、先日自分の戦妹(アミカ)になったばかりの必好の組み合わせが珍しかった。

 

「あ、私がく……計歩先輩を捜してる時に、その……声をかけられまして」

「そんで一緒にお前を捜してやってたんだよ」

「……つまりテメーは、人の戦妹(アミカ)にナンパしたと……」

「な、なぜ気づいた!?……い、いやちが……あ!!」

 

武藤は自分が墓穴を掘ったと気づき、自己嫌悪に浸り始めた。

 

「計歩先輩、どうします?」

「ほっとけ」

 

そのまま計歩は武藤をほっとき、別の所へ移動した。必好も少し戸惑ったが、計歩に着いて行った。

 

 

 

 

 

「悪いな付き合わせて」

「いえ、私は先輩の戦妹(アミカ)ですから」

 

計歩は必好を連れて、教室の忘れて物を取りに来ていた。

 

「……今お前、「決まった!」って思っただろ」

「な、なんで!?」

 

ーー俺もたまするしなーー

 

「気にすんな」

「はい、わかりました」

 

教室に置いてあった荷物を手に取った計歩は、教室の外で待ってた必好の所へ向かった。

 

「俺の用も終わったし……お前の用事はなんだ?」

「あ、はい!先輩に指導してもらいたく」

「……今期のアニメに出でてきた、鎖使いの女にでもなるつもりか?」

「あ!先輩も観てたんですか?」

「まぁ原作読んだしな……」

「そうなんですか!?私あのアニメ今期の中で好きな方なんですよ!!」

 

必好はアニメの話しになった途端、グイグイとした口調になっていた。

 

「先輩はどのキャラが好きなんですか?」

 

ーーこういう話し、こういう風に話すの久しぶりだなーー

 

計歩は一瞬、彼女の後ろの方に。今までほとんど毎日教室でアニメの話しをしていた、金髪巨乳の美少女を思い浮かべてしまった。

 

「……ッ!!?」

 

すぐに自分がなぜ、自分に嘘をついていた彼女を思い浮かべたのかを疑問思い。計歩は気を紛らわせるため、彼女の質問に答えた。

 

「あのアニメなら……メインヒロインの二刀流使いの娘か、ランス使いの巨乳ちゃんかな?」

「わかります!メインヒロインの声優が私が昔観ていた、好きなアニメに出てた声優で!!その娘が私中で一番なんです!」

「あのアニメ、声優陣ある意味すごいからな〜」

「……確か今期のアニメ。その作品の主人公の声優さん、結構出てますよね?」

「ああそうだな、今頃ラジオとかで反省でもしてるかもな」

「そして、ユニコーンの曲と赤文字ですね!」

 

そのまま計歩と必好のアニメ話しはヒートアップしていって、計歩の教室にある椅子に座り語り合い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の放課後、計歩のスマホに1通のメールが受信されていた。

 

『理子がまた現れたわ、捕まえに行くから手伝って』

 

アリアからの、依頼メールだった。だが計歩はあまり驚かなかった。そろそろこうなるんじゃないかと、覚悟はしてあった。

 

ーー部活サボれる理由できたーー

 

などと考えながら、計歩は指定の場所である女子寮の屋上へやってきていた。

 

「あいつは……まぁここで待ってればいいか」

 

屋上へやってきたものの、そこには誰一人いなく。計歩はスマホで、アニメ関連のニュースサイトに潜って、暇を潰していた。

 

バタン!

 

突然屋上の扉が開かれた音が計歩の耳の中に入った。

 

「理子!!」

 

原作は屋上の隅っこにいたため、入ってきた人物がわからなかったが。すぐにアリアの大声が聞こえ、死角に入ってたアリア達を見つけれた。

 

「オトコもいて、硝煙のニオイもする……理子どっちも大好き」

 

そして次にアリア達の目線の先に、屋上のフェンスに腰掛けている理子がいた。

 

「2人はどう思う?」

「俺は嫌いだな」

「ッな!?」

「計歩!」

「……ふん!」

 

計歩がその場にいないと思ってた、キンジと理子は驚き一瞬固まってしまった。だがアリアは計歩がいると知っていた為、驚きはしなかった。そしてSランク武偵(彼女)は、理子にできた一瞬のスキを見逃さなかった。

 

「ん!……くふっ」

 

理子も間一髪アリアの初撃を躱し、次からは余裕をもって躱し始めた。だがーー

 

「……っち」

 

ーーアリアの攻撃を躱しながらも、計歩への警戒は解いていなかった。

 

「キンジ!計歩!アル=カタ戦でいくわ!離れ際に援護しなさい!」

「お、おい。アリア!」

 

アリアにはキンジの言葉は聞こえず、そのまま理子に攻撃を続けた。

 

「入るならお前が入れよな」

「なんで俺だけなんだ、お前が入ればいいだろ」

「俺如きがアレの中に入れるわけがねーだろ。それ比べ今のお前(・・・・)なら、余裕だろ」

「……気づいてたのか」

 

計歩はキンジの所へ向かいながら、キンジにアリアに呼ばれたと説明した。

 

「……理子ホンキじゃねーよな?」

「ん?あ、ああ。俺もそう思うけど……」

「でも、なんか俺たちにすげー警戒心もってねぇか?」

「……」

 

ーー俺たち(・・・・)じゃくて、お前だけだと思うんだがーー

 

キンジはその言葉を呑み込んだ。

 

「チビチビチビチビ…………」

「ブスブスブスブス…………」

 

計歩達が話している間に、アリアと理子の闘いのレベルは、急に子供の喧嘩レベルまで下がっていた。

 

ーーそろそろ……かーー

 

「よろしく」

 

自分がそろそろ止めようと思った瞬間、計歩に言われ少し変な感じになったが。キンジは2人を止めに行った。

 

「キンジ!」

 

スゥー

 

「……っち」

 

アリアはキンジに驚き、理子はキンジの銃口が武偵制服の内側に入ってる事に気づき、下手に動かなくなった。

 

「……悲しいよーー」

 

その後キンジはヒステリアモードのせいで、キザなセリフを言いだしたが。計歩はそんな事御構い無しに、3人の近くに……いや、理子の背後に接近して行った。

 

「それ以上来ないで!!」

 

それに気づいた理子は、慌てて大声で計歩にそう言った。

 

「そう言われると……近づきたくなるんだーこれが」

「来るなっ、ったろ!!!!」

 

理子はナイフをその場に手放し、銃を取り出し計歩に向けた。

 

「変な事したら、マジで射つ」

「わかった、わかったから」

 

計歩はその場で立ち止まり、両手を上へあげた。

 

「理子、そのままで良いから話せ。何しに戻ってきた」

 

ーーしまった、先ほどまでホンキじゃなかったが、計歩を目の前にすると、理子は慌てだすーー

 

計歩は理子に殺されかけたも思っているが、真実は全くの逆。本当は計歩が理子の命を奪う所だった。その事が鮮明に覚えてる理子は、計歩への警戒心だけは絶対に解くつもりはなかった。

 

「……?」

 

そして計歩は、不思議そうな顔を傾けるだけ。2人は噛み合ってないと、キンジは知ってる為どの様に動けば良いかわらなかったがーー

 

「理子ー!!」

 

ーー1人だけ、何も知らない人がいた。アリアはチャンスとしか思ってなく、理子に攻撃をしようとしたがキンジは慌てながら止めた。

 

「あ、あんた!何止めてるのよ!」

「アリアを犯罪者にしたくないから(・・・・・・・・・・・)だよ」

「キーくんわかっちゃった?」

 

理子はキンジにいつものおふざけ口調で話しかけた。もちろん計歩への警戒を忘れず。

 

「わかったというより、事前に伝えられてたんだ」

「あなたたち、なんの話をしてんのよ!」

「司法取引の事だ」

 

パン!

 

計歩がアリアの疑問に答えた瞬間。その場で1発の銃声が響いた。

 

「……ッ。次喋ったら、頭狙うよ」

 

その銃声は理子が発泡した音だった。理子は反射的に射ってしまっていた。最初は驚いたが、すぐに真面目な口調に戻った。

 

「ウソよ!ウソよ!」

「落ち着けアリア、これは本当だ」

「……ぐぬぬぬぅぅ」

 

ーー許せアリア、こうでもしないと兄さんの事がーー

 

キンジにとっては、アリアが理子に攻撃して捕まるよりも。自分の兄の情報が訊けない方が大事だった(・・・・・)

 

「で、でも!ママに『武偵殺し』の濡れ衣を着せたのは別件よ!!その罪は最高裁で証言しなさい!ーー」

「いーよ」

「ーーイヤと言うなら……え?」

 

理子の緊張感のない返事にアリアは、一瞬頭がフリーズした。

 

「証言してあげる」

「ほ……ほんと?」

 

理子はそのまま自分も母が好きだと語り出し、終いには誰にもわかるような嘘泣きをしだした。

 

「ちょ、ちょっと……なにないてんのよっ」

 

その嘘泣きにアリアはまんまと引っかかたが。

 

「……条件はなんだ?」

 

だが騙されなかったキンジと計歩はその事が気になっていた。あの理子が何見返りもなしに、何かをするとは思えなかった。

 

「んー条件は2つだよー」

 

キンジの質問に理子はまた、おふざけ口調で答えた。

 

「1つは理子の手伝いとぉーー」

 

そして理子は、最後に計歩の目を見てーー

 

「ーージャンヌに合わせて」

 

ーー冷たくそう言った。




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