しかしオーブリングは何ともないようだ...どうなっているんだ?
これを機にカイは運命の渦に呑まれて行く。
[ジリリリリリリリリリリリリリ]
「うぅん」
午前6時半、目覚ましがカイに朝を伝える。
カイはベッドを這いながら目覚ましを手に取り止める、そのままぎこちない動きで上半身を起こして、思い切り飛び床に着地した。
「ジュア!!!」
そう言ってカイは、右手を上に伸ばし、左手は顔の高さに持ってくる、ウルトラマンが登場する時のポーズを取って伸びをする。
「う~ん!! シャア!!!」
次にカイは走って部屋を出て、洗面所に向かい冷水で顔を洗う、5~6回程顔を洗ったら、カイは顔を拭き台所に向かった。
台所に着いたカイは、昨日の夜にかおりが予め用意していた朝食のおにぎりを3個手に取り、その場で食べる。
おにぎりを食べ終わったカイは、自分の部屋に戻り着替えをする、カーキ色の短パンに白いTシャツその上に紺色のカーディガンを羽織り、リュックに財布とケータイを入れて出掛ける準備は完了である。
「よし、いくか」
カイはオーブリングを置いてある棚の前に立つ。
出掛ける時は、オーブリングと両親の写真に「いってきます」と言う、これはカイの中で習慣になっていた。
「父さん、母さん、いってきます」
そう言ってカイは早足で部屋を出る、そしてカイは気付いていなかったオーブリングの変化に....
カイは歩いて海鳴市にあるイ◯ンに向かっていた、その途中養育館よりデカイ屋敷がカイの目に止まる、その屋敷の門には『月村家』と書かれてあった。
そう、なにを隠そう月村養育館を建てたのはここ月村家なのだ、月村家は代々資産家で、その有り余るお金で養育館を十年前に建てた、カイもお金の話し等で何回か訪れた事があった。
その時のカイの感想は、
「ネコ屋敷」
である。
なんでも月村家の末っ子がネコが好きで大量に買っているそうだ、それもなん十匹とだ、カイはその数の多さに驚いたが金持ちだからか、と半ば理解するのを諦める用に理解した。
まぁ、とは言うもののカイは月村家には感謝していた。
ここの人のお陰であの暖かい場所に来れた。と、カイは月村家の屋敷に向かって一礼し、イオ◯に向かった。
~一時間後~
「よぉぉしぃ!!!!!」
カイは◯オンにある、トイザ◯スで発狂していた。
「買えたぁぁ!!ウルトラセブングリッターver!!!余裕で買えたけどやっぱり嬉しいぜぇ!!」
カイは大事にソフビをリュックに入れた後、ケータイで今から帰ると養育館に連絡を入れる。
「よし!買い物終わり、帰るか!!」
カイはスキップしながらイ◯ンを出ていった。
~三十分後~
ソレは急に起こった、カイが帰り道月村家を横切ろうとした瞬間、空気が変わったと思ったら周りの人間がパッと消えたのだ。
カイは困惑しながら周りをキョロキョロする。
「え?え?一体何が...!?」
突然カイのリュックが重くなり、カイは一瞬ふらつく。
カイは不自然に思いリュックを降ろして中を確かめると...
「なっ!?これ『オーブリング』!?何でってか....重い!!!」
カイは何故か入っていたオーブリングを持つがその重さに驚愕する。
(オーブリングって、こんな重かったか? 片手で持てはするけど..)
「オーブリングと言い、人が消えた事と言い何がどうなって...」
カイがそう言っていると、月村家近くの山で爆発が起き、カイはその方向を見る。
「山で爆発!? いや、確かあそこは神社があった筈....人がいるのか!?」
カイは困惑しながらも、オーブリングを片手に爆発の起きた神社に走っていった。
数分後カイは神社につき、茂みから神社を見る。
そこに見えたのは、一言で言うなら『異世界』、何故なら四メートルはありそうな化け猫と、白を基調に青いラインの入った服をきて、先端に丸い何かが付いてる棒を持ち、茶髪の髪をツインテールで纏めた女の子が
カイは理解が追い付かず目が点になる。
女の子は茂みから見ているカイには気付かずに化け猫に集中している、女の子は化け猫の攻撃を避けて空中から棒の先端を化け猫に向ける、そして女の子が叫んだ。
「ディバイン バスター!!!!!!」
瞬間、棒の先端に付いている球体から魔方陣が展開され、桃色の太いレーザーが発射し、化け猫に直撃した。
カイはその光に目を覆う、レーザーが止むとそこには一匹の子猫と、一つの宝石があった。
女の子は地面に降りて宝石を回収する、カイは何が何だか分からず、一先ず女の子に話し掛けようとしたが、カイは見えた....
......女の子に金色の光弾が迫っている事に
「危ない!!!!」
カイはそう言った瞬間、女の子に向かって駆け出........
.......すのでは無く、何故かオーブリングを掲げた。
理由はわかなかったが、カイにはそれが正解だと本能的にわかった。
そして、オーブリングがカイの気持ちを受け取った用に輝きを発して、カイを包み込んだ。
「.....ここは?」
カイが目を開けると、そこは紫色に光る異空間だった。
カイは意味が分からず周りを見て、自分の格好に気付いたカイはいつの間にか全身黒タイツになっておりカイはさらに困惑する。
「えぇ...一体何が....いや、待てよ黒タイツにこの空間、まるで」
ここでカイはある既視感を覚える、そうここはまるで
「オーブ劇中でガイさんが変身する所そっくりだ!!!」
カイがそう言った瞬間、カイの周りに二枚のカードが現れる。
カイはその内一枚を手に取る。
「このカード、ウルトラマン!!!!しかも文字が劇中道理ウルトラ文字になってる!!!!」
カイがカードをまじまじ見ていると、カイの前に映像が映し出される。
その映像は、あとほんの数メートルで金色の光弾がツインテールの女の子に当たる所の映像だった。
それを見て、カイは事態を思い出す。
「そうだった!あの女の子が危ないんだ!!!」
カイはもう一度ウルトラマンのカードに目線を落とし、また顔を上げる。
「考えている時間は無い、なれるものなら....ウルトラマンさん!!!!!」
[ウルトラマン! ヘアッ!!!]
カイがカードをリードすると、ウルトラマンのカードは光の粒子となりカイの左隣にウルトラマンとして現れた。
カイは勿論驚くが、直ぐにもう一枚のカードを取る。
「ティガさん!!!」
[ウルトラマンティガ! ジャ!!!]
ティガのカードをリードすると、こちらも光の粒子となりカイの右隣にウルトラマンティガとして現れる。
カイは二人を交互に見ると、息を目一杯吸い込んで叫んだ。
「光の力.......お借りします!!!!!!!!!」
[フュージョンアップ!!!!]
[ウルトラマンオーブ!!! スペシウムゼペリオン!!!!]
「? ?」
カイが助けようとした女の子、『高町 なのは』は困惑していた。
何か声がしたと思ったら次は自分の目の前が光に包まれたのだ、なのはは困惑しながら自分の前にある光を見る、そこには白と黒と赤と紫と、カラフルな皮膚を持ち、身長は160cm程ある『人外』がいた。
「あなたは....誰....なの?」
なのはは気付けば人外に聞いていた、その人外は銀色の仮面とも言える顔をなのはに向けたあと、天に向かって叫んだ。
「俺の名はオーブ、闇を照らして 悪を撃つ!!!」
「オーブ....はっ!」
なのはが空を見ると、真っ黒の服を着て、斤の用な形をした棒を持ち、なのはより長い金髪をなのはと同じツインテールで纏めた女の子がいた。
女の子はオーブとなのはをじっと見つめており、暫くしてなのは達に声を掛ける。
「あなー「えぇぇぇぇええええ!!??!??!!????!?」ーへ?」
しかし、その声は無情にもオーブの叫び声で書き消される。
オーブの奇行は止まらず振り向き様、なのはの肩をがっしりと掴み興奮気味になのはに問いかける。
「ねぇねぇ、君俺今何に見える?何に見える?」
「ちょっ、ちょっ、待って揺らさないで..」
「? ?」
オーブの奇行に金髪の女の子もなのはも困惑する、されどここは優しい女なのは、困惑しながらもオーブの質問に答える。
「えっと、あんまり分からないけど...ウルトラマンみたい?」
「そうだよね!!オーブだよね!!!」
「ごめん私ウルトラマン詳しくなくて...わかんない......なの」
「......はっ!! ボーッとしてる暇は無いんだ、貴方達」
金髪の女の子が、なのはとオーブに問いかける。
「大人しくさっき拾った『ジュエルシード』をこちらに渡して そうすればなにもしない」
「! ジュエルシードを、どうして?」
なのはが金髪の女の子に質問するが、女の子は申し訳なさそうな顔をする。
「ごめんなさい、それは言えない」
「でもこれは危険な物だよ!!」
「貴女は渡すか渡さないかだけを言えば良い」
「!?」
さっきまで置いてけぼりだったオーブが、金髪の女の子の纏う空気が変わった事に気付く。
「....渡せない、せめて理由をー」
「ならしょうがないわ」
金髪の女の子の周りに金色の光弾が出現し、女の子が棒を振り抜き、光弾はなのはに向かっていく、オーブはなのはに向かって突っ込み、
「シュア!!!」
「えっ!? キャア!!!」
なのはをお姫様だっこをして空に飛び立つ。
「しっかり捕まって!!」
「にゃ、にゃあああ!?/////」
なのははいきなりの事で顔を赤らめるが、オーブはそれを確認する暇は無かった。
何故なら下から金髪の女の子が放つ大量の光弾がきていたから。
(避けきれるか?)
「シュゥア!!!」
オーブはなのはを落とさない用にしっかりつかんだ状態で、空を上下右左と複雑に飛び回る事で光弾を避ける。
金髪の女の子も空を飛び光弾を発射する事でオーブを迎撃する。
オーブはその攻撃を紙一重で避ける。
「.....なかなかやる」
(すげぇ、自分が思った通りに飛べる!!!)
「シャウ、シャア!!!」
オーブと女の子が、攻防を繰り返している中、オーブにお姫様だっこされているなのはは何ともない言えない気持ちに包まれていた。
(この人?の身体....暖かい優しい感じがする...)
「一先ず君を地上に降ろすよ!!」
「へ?あ、はい」
「逃がさない」
「ジュア!!!」
金髪の女の子がオーブ達を逃がさんと光弾を撃ってくるが、オーブは片手を構えてビームを撃ちそれを相殺する、オーブと女の子の間に煙幕が出来る。
その間にオーブは地上に降り、なのはを降ろす。
「あ、あの...」
「彼女の狙いは君の宝石だ、俺が彼女の相手をするから君は逃げるか、隠れるんだ」
「え、まっー」
「シェア!!!」
オーブはなのはを置いて空に飛び立ち、金髪の女の子と正面から向き合う。
煙幕が完全に晴れてお互いの姿が見える用になると、オーブが金髪の女の子に質問をする。
「俺はあの宝石がどんな物か知らないけど、どうして彼女を攻撃するんだ!!」
「? あなた彼女の仲間じゃないの?」
「俺は彼女とは初対面さ、只危なかったから助けた....それだけさ」
「自分が怪我をするかもしれないのに?」
「その時はそれで良いさ、俺の憧れている人達もそうしてるからな」
「・・・・そう ?」
「どうした?」
「.....うそ」
「へ?」
金髪の女の子、フェイト・テスタロッサは困惑していた、自分の目の前にいる存在に対して驚いていた。
(
そう、フェイトはオーブからジュエルシードの魔力を感知した事を驚いていた。
驚く要因は主に二つ、
一つ オーブが喋っている事、オーブからジュエルシードの魔力を感知すると言う事は、オーブは
二つ 自分がすぐに気付けなかった事、理由としては簡単オーブから発せられる魔力は透き通る用に綺麗だからだろう、ジュエルシードはその効力を発揮する時に魔力を発生させるが、その魔力は決して良い物ではなく、どこか歪んでいる魔力だったがオーブの魔力は歪み一つ無い綺麗な物だった。
この二つの異常とも取れる事実が、フェイトを混乱させた。
(私も深く魔力を探知してやっと気付けた.....魔力の形は違っても元は同じだから....でも、わからない
(「ジュエルシードをすべて集めなさい」)
「!」
(......そうだ、どんな事であれ
「予定が変わった」
「!?」
フェイトは持っている棒の先端をオーブにむけて、金色の刃を展開する、その形はまさに死神の鎌そのものである。
オーブは、フェイトから発せられる殺気に驚く。
(まじか、俺と同い年位の子がこんな殺気を放てるとは....)
「いくよ」
「!」
フェイトはオーブに高速で接近し鎌を振り下ろす、オーブはそれに何とか反応しフェイトの刃を白羽取りで受け止める。
このやり取りで、フェイトとオーブ両方共に驚いていた。
(なんつぅ速さだよこの娘、なんとか反応できたけどヤベェ!!)
(止められた!?私の速さに付いてきたって事!?)
「だけど!!!」
フェイトが至近距離で光弾を発射し、オーブは避けきれず直撃してしまう、フェイトは間髪入れず鎌で攻撃する、それをオーブはシールドを張ることで防御し、一旦フェイトと距離を取る。
距離を取ったオーブはこの戦況を分析していた。
(やばいな、力を使って分かったが俺はオーブの力をてんで使えてない、俺が戦闘のど素人って事もあるが.....少なくとも彼女は違う戦闘慣れしている、その時点で俺と彼女には差がある、オーブの力で何とか付いていけるけどこの戦いはかなりキツイ、少なくとも手加減はできない....それと決定的にヤバいのは、俺がどれだけの時間戦えるか!!)
オーブはカラータイマーをそっと撫でる。
(地球でのウルトラマンの活動限界時間は三分、俺は今人間サイズに縮んでいるから三分以上戦えるとしても、時間が無いのは確かだ)
「はぁ!!!」
フェイトが大量の光弾をオーブに向かって撃つ、オーブは両腕を胸の前に持ってきた後真横に伸ばし顔の横に手を構える、それと同時にオーブの両手にエネルギーが溜まり光輪を生成した。
「スペリオン光輪!!!!」
オーブは光輪を投げてフェイトの光弾を蹴散らす、光輪の勢いは落ちず、そのままフェイトに向かっていく。
フェイトは咄嗟に障壁を出す事で光輪を防ぐが、オーブに隙を付かれて懐に入られてしまう。
「っ..!!!」
「貰った!!!!」
オーブはフェイトの持っている棒を掴んで振らせまいとする、フェイトはオーブを離そうとするが力負けしてしまいオーブに押されていた。
地上から二人の戦いを見ていたなのはは、戦いを止めようとするが、茂みから出てきたフィレットがそれを止める。
「待ってなのは!!!」
「ユーノ君、でも!!」
なのははそれでも行こうとするが、ユーノと呼ばれたフィレットが言葉を続ける。
「なのは聞いて、あの銀色の顔した奴あいつジュエルシードの魔力を発している」
「え!?」
「僕もさっきまで気付かなかったけどね」
「じゃあ、オーブさんは...」
なのははユーノの言葉に驚きながら、空で戦っているオーブを見る。
ユーノはさらに言葉を続ける。
「金髪の魔法少女は多分敵だよなのは....でも僕はそれ以上に銀色の顔をした奴の方がヤバいと思うんだ、何か違うんだあいつは...ここは観察をー」
「良い人だよ」
「なのは?」
「オーブさんは良い人だよ!」
「で、でもなのは言ったろ!?あいつからはジュエルシードの魔力を感じるって!!」
「かもしれない、でも本当に化け物で心がなかったら...あんな暖かさは持てないよ」
「なのは...わかった!こっちでも援護するけど十分に気を付けて」
「うん!!」
なのはは、オーブとフェイトに向かって飛んだ。
オーブとフェイトは膠着状態になっていた、しかしその中でフェイトはある違和感を覚えていた。
(なんでこの人は私の懐に入った時に私に攻撃しなかった?....舐められてる...それとも)
(「危なかったから助けた.....それだけさ」)
(....もしそうならあなたは本当に良い人だね)
「でもごめんね、私...こうするしかないの」
「何?」
「バインド」
瞬間、オーブの手足が金色の輪っかに固定される。
オーブは突然の事に驚き、輪っかを外そうとするがなかなか外れなかった。
フェイトはオーブから距離を離していき、ある程度の距離を取ると棒を胸の前に構え、詠唱を開始する、するとフェイトの足元から巨大な魔方陣が展開されスパークを放つ金色のエネルギーがフェイトの周りに現れる。
「アルカス・クルタス・エイギアス。
疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。
バイエル・ザイエル・ブラウゼル.....」
ユーノは地上から、フェイトの魔力を感じて直ぐになのはに呼び掛けた。
「なのは戻って!!!あれはヤバい!!!」
「っ、でも」
なのはは反論しようとするが、フェイトの魔力の圧なのか前に進めずにいた。
オーブもフェイトが展開している魔法のヤバさを肌で感じて冷や汗を流す。
「ありゃ、ヤベェ!!! 早くこれを解かないと!!」
オーブは両腕により力を入れる、金色の拘束にひびが入る。
フェイトはオーブを静かに見つめる、今フェイトが発動さしている魔法はフェイトの持つ魔法の中で
何故そんな魔法を使うか、それはフェイトがオーブを認めたからである、戦い方は素人だかその戦闘能力は自分よりも上だとわかったからである。
ここまで来たら手加減は無い、全力で倒すとフェイトは意気込んだ。
「フォトンランサー・ファランクスシフト...撃ち砕け!!ファイアー!!!!!!」
金色に光る無数の光がオーブに向かって飛んでいく。
「ぐっ、うおおおおおおおおおお!!!!! ジュア!!!!!」
オーブはギリギリで金色の拘束を両手だけ壊す、しかしフェイトの放った光弾はあと数メートルの所まできていた。
しかし、オーブは諦めておらずそれどころか力強く前をみていた。
「両手さえ自由になれば!!!」
そう言って、オーブは右手を上に左手を横に伸ばす、すると光のエネルギーがリング状になってオーブの前に集まり、オーブは力強く技名を叫んだ。
「スペリオン光ぉぉぉ線!!!!!!!!!!」
オーブは、両腕を身体の前で十字にする、すると右手から光の光線が発射されフェイトのフォトンランサー達を次々に正面から破壊していく、オーブはスペリオン光線の圧倒的な威力に驚愕する。
オーブの放ったスペリオン光線はそのままフェイトへの直撃コースを進んでいた。
「ヤバい!!!!」
オーブは咄嗟に腕の方向を変える。
オーブが方向を変えた事によって、スペリオン光線はフェイトの数メートル横を通り、後ろにあった山の山頂を粉々にぶっ飛ばした。
フェイトはスペリオン光線の威力に冷や汗を流す。
なのは達も信じられない物を見た用な顔をしていた。
そして何よりオーブ自身が驚いていた。
(スペリオン光線、何て威力....もしあの娘に当たってたら)
オーブは、スペリオン光線がフェイトに当たった時の事を考えて身震いする。
すると、オーブの胸にあるカラータイマーが音を立てて赤く点滅し始める。
(カラータイマーが!!!)
「今日は...」
「ジュ!?」
ふとフェイトが口を開く、オーブは警戒する。
「今日はここまで...ね」
「!」
オーブはフェイトの言葉を聞いて驚く。
フェイトはオーブからなのはに目線を向けて、なのはに言葉を掛ける。
「今日は退くけど、次のジュエルシードは貰う」
「っ、ねぇ何でジュエルシードを集めるの? あなたは何を」
「言ったでしょ、教えられないって」
そこまで言って、フェイトはオーブに目線を向けオーブに言葉を掛ける。
「.....次は勝つ」
「そうかい」
「.....」
フェイトは高速でその場から離れ、数秒もすると見えなくなった。
オーブもフェイトを見送ると、その場から飛び去る。
なのはも困惑しながらユーノの元に行き、この戦いは終わった。
オーブは人目に着かなそうな小さな草原を発見し、そこに降り立つとオーブから光が発せられる、光が収まるとカイの姿が現れた。
「はぁ、ふぅ、何とかなった....のか? っっ!!!」
カイが手のひらを見ると、両手共に綺麗に切れており血が出ていた。
「うぅ、これ..白羽取りした時か....本当何が何だか」
そこまで言ってカイは膝から崩れ落ちる、カイは突然の事に驚き起き上がろうとするが指一本動かなかった。
「うそだろ....疲労か? 慣れない事をしたから身体に疲労が.....」
そう言っているうちにカイの瞼はどんどん重くなり、意識は遠退いていく。
「お、俺早く帰らないと......な、の......zzzzzzz」
カイの意識はそこで墜ちた。
カイの寝ている場所近くの上空、そこにオレンジ色の髪を伸ばし獣耳を着けて、胸が中々大きく、身長は160cmはある女性と、金髪の魔力少女フェイト・テスタロッサがいた。
「そんな事が....フェイトでも手こずる奴ねぇ」
「戦い方は下手だったけど、強かった..アルフも気を付けて」
「あいよ」
フェイトからアルフと呼ばれた女性は笑って返事をする。
そこでフェイトが倒れてるカイに気付く。
「あ、アルフ大変!!人が倒れてる!!!」
「ええ!?」
随分と再会は早そうだ。
カイ「zzzz」
フェイト「ね、寝てる?ど、どうしようアルフ?」
アルフ「寝てんのかよ、ほっとけば?」
フェイト「ダメだよ、風邪ひいちゃうかもしれないし」
アルフ「こいつが風邪ひきそうな顔してるか?」
フェイト「....どうだろう?」
カイ「zzzz」
次回「早めの再会」