11月に入った。
寒くなり、学校を囲む山々は灰色に凍りつき、湖は冷たい鋼のように張りつめていた。
校庭は毎朝霜が降りる中、私は寒さの中走っていた。
寒いから走り込むには良い気温になる。
その中でクィディッチ競技場の霜取りを取っているハグリッドに話しかける。
『やぁ、ハグリッド、元気かい?』
「おおう、リーナか。今日はサイコーのクィディッチ日和だな!晴天だし」
そう、今日はハリーがシーカーになってから初のクィディッチの対戦だ。
相手はずる賢いというスリザリンだ。
『そうだな、霜取りは大丈夫か?』
「ああ、あと少しだから朝食食べときぃ。ハリーには緊張するなと伝えておくれ」
『分かった!んじゃ、またね〜!』
****
ー大広場ー
ハリーにハグリッドの言葉を伝えた後、朝食を食べ始める。
《所でハリー、昨日スネイプ先生に没収された『クィディッチ今昔』はどうなったの?》
昨日ハリーとロンとハーマイオニーはハーマイオニーが魔法で出した鮮やかなブルーの火を使って体を温めていた。
その時に運悪く、スネイプ先生に見つかり火を消したが、小言を言う口実の為『クィディッチ今昔』を図書館の本を校外に持ち出してはならぬと言われ5点減点されたのを寝る前に聞いていた。
ハーマイオニーとスネイプ先生から。
〈返されなかったよ。ただ、三頭犬の事話してたよ。僕はあの犬が守ってるのを狙ってると思うしトロール入れたのもあいつだと思う〉
《そっか...。とりあえず何か食べなよ...》
〈分かった〉
「健闘を祈る。トロールの後のクィディッチは軽く出来るはずだ。対スリザリンでもな」
と、ハリーの近くを通ったスネイプ先生が激励を振るう。
片足を引きずっていたが。
スネイプ先生それ逆効果ですよ...と心の中で悪態をつく私である。
そう、ハリーはまだスネイプ先生に嫌われていると思っているから。
******
グリフィンドールとスリザリンのクィディッチ対抗戦が始まり、20対20になった。
ハリーがスニッチを見つけた時突如ハリーのホウキがグルグルと回転したり、急な右回転をしたりと言う事を聞かなくなっているように見えた。
「...ホウキに呪文か?強力な闇の魔術じゃないと効かないのに」
それを見たハグリッドが呟く。
『生徒達では無いということだな』
『....居た。二人もいる。ハーマイオニーはスネイプ先生の方に』
視覚強化して向かいの観客席に目を向ける。
ハグリッドから双眼鏡をひったくったハーマイオニーに問いかける。
「OK、任せて」
ハーマイオニーは観衆をかき分けで行く中、私はハーマイオニーが進んだ方向とは逆方向に進み人がいない所で透明呪文を掛けた上でクィレル先生所へ瞬間移動する。
『『イモビラス・マキシマ!』長く動くな!』
言葉も発せれないクィレル先生は驚いたようだが、誰かしたかまでは分からないようだ。
スネイプ先生の方はハーマイオニーが青い炎を出したようでなんとかなったようだ。
ハリーは...うん、ホウキに操られていないから大丈夫だな。
元に戻ろう。
元の場所へ戻った時上空を見たらハリーが急降下して手で口を押さえてた所だった。
ハリーは吐きそうで口に入ったものを取り出し空へ掲げる。
今まで実況をしていた双子先輩の仲間、リー・ジョーダンが終了のお知らせ言葉を大声で叫ぶ。
「グリフィンドール、170対60で勝ちました!!」
司会者であるリーが高々に宣言する。
*****
場所は変わり、寮へ戻りながらハグリッドと会話をしていた。
「スネイプが呪いを?」
どうやら彼は近くにいたにも関わらず、会話を聞いてなかったようだ。
「スネイプ先生は頭が3つある犬にも近づいてたよ!」
「フラッフィーに?」
「フラッフィーって?」
「三頭犬に名前あるの?」
「もちろん、俺の犬だ。パブであった人から買ったんだ。ダンブルドアの大事な物を...。....口が滑った。もう何を聞くな」
そう言ってハグリッドは小屋に戻って行った。
『ねぇ、スネイプ先生も掛けてたかもしれないけど、クィレル先生も怪しかったよ?』
「そうだったの?」
『うん、もしかしたらどちらかがホウキに呪いをかける反対呪文を掛けていたかもね...』
その日は情報収集は軽くとしか出来なかった。
原作なら、ハグリッドが『ニコラス・フラメル』の名を言っているのだが、言ってないからな...。
クィディッチ戦は難しいです…。