第2話
1981年10月31日。
私は、リーナ・アレキウルス。
聖28族の1人だ。
それは、視界の端っこで起きた。
まだ赤ん坊である、私とハリーポッターを守るポッター夫妻。
戦っている相手は、史上最悪のヴォルデモート卿だ。
戦っていると言っても、一方的な殺しに近い。
なので、ジェームズが殺され、リリーが殺される...。
リリーを殺し、ハリーもアバダさせようとするが、呪文を跳ね返され、ヴォルデモートは幽体となってどこかへ消えていった。
しばらくすると、ドアの破壊音と共に、もじゃもじゃ頭の巨大な大男と白い髭を伸ばしたおじいちゃんと凛々しい猫のような目をしている女性が現れる。
3人は何か話しているようだが、赤ん坊の聴力じゃ聞き取れないので、魔力で聴力強化する。
マクゴナガル「タンブルドア、どうしますか?」
凛々しい猫のような目をした女性が白い髭を伸ばしたおじいちゃんに話しかける。
タンブルドア「ふーむ、一緒に住まわすのが1番だろうが...マクゴナガル先生よ、そんな所あるのか?」
マクゴナガル「ダーズリー家はどうでしょうか?」
『先生』なんだ。
さしずめ、魔法学校といった感じかな?
ハグリッド「あんな、魔法のまの字も知らんマグルにハリーらを預けるのは俺りゃ反対たぞ!!」
マクゴナガル「ハグリッド、声が大きいですよ、ハリー達が起きたらどうするのですか?。...それにしても、もしマグルに預けるのならば、2人一緒の方がいいでしょうね」
そういったマクゴナガル先生は私を抱き抱える。
トントンとリズム良く叩かれるソレに、私は段々と眠くなり.....。
マクゴナガル「おや、寝てしまいましたか。今のうちに運びましょうか。生き残った男の人と女の子に祝福を」
タンブルドア「そうじゃな。生き残った男の子と女の子に祝福を」
そういった会話をしたのは私は知らない。
1991年6月23日。
ハリーがヴォルデモート卿を退けてから10年経ち、私達はまだ誕生日が来てないため、10歳となった。
そして、ハリー、私の2人はダーズリー家に居候させてもらっている。
居候するに当たってこの家のルールが存在する。
それは朝の7時までにダーズリー家の朝食の用意を済ませることと『質問しては行けない事』。
それが終われば、後は自由だ。
最初は嫌だったよ。
でも、作らないと1日分の食事は無いのだから、作ることになっている。
「いつまでこんな環境なんだろうね?」
『それは、言わない事よハリー。もし、バーノンおじさまに聞かれたらどうなる事やら』
「そうだったね、ごめんねリーナ」
パンを狐色になるまで見ているハリーが口を零す。
もし、焦げたりしたら最初からだ。
それを指摘しながら、目玉焼きを3つ分作る。
もちろん、これらはダーズリー家の物だ。
この日の失敗は家主、バーノン・ダーズリーにあってしまったことだ。
たが、それは杞憂だった。
バーノン叔父さんに会ったハリーは謝ろうとしたが、それを遮った。
「いやぁ、今日は良いなぁ」
バーノン叔父さんの機嫌が良い?
あー、って事はダドリーの誕生日か。
「やぁ、ハリー!おはよ」
ダドリーに出会い頭で腹を殴られ、廊下に転がるハリー。
駆け寄りたい衝動を抑え、出来た目玉焼きとパンを一つの皿に盛る。
それをバーノン叔父さんが座っている目の前の机の上に3つ置く。
私達は居候だ。
なので、一緒には食べない。
今日の主役である、ダドリーに向けて、
『おはよ、ダドリー。誕生日おめでと。ケーキでも作って待っとこうか?』
「良いね!チョコでお願い!」
『分かったわ、ペチュニア叔母さんに言っといてくれない?ダドリーにチョコケーキ作るからお金くださいって』
「わかったよ」
この会話をしている間、ハリーから「なんて事してくれるの?」と言う不機嫌な顔をしているが、『許せよ』と念話を送る。
『さて、朝食の準備が出来ましたので、私達は退室致しますね。それでは、今日の動物園をお楽しみくださいませ』
そう言って、2階の自室へ戻る。
ここは2人1組で暮らしている。
これ、私が思春期に突入したらどうなるのかな?
まぁ、ペチュニア・ダーズリー夫人に任せよう。
『さて、今日は何する?』
「作るのは?」
『異空間にあるから。お金だけ貰うのさ』
異空間というのは魔力の多さによるのだが、服や家具など、様々な物を入れている。
私は魔力が多いのでたくさん物が入る。
ちなみに、魔力については魔法を使えるようにするものだ。
魔法については別の時に話そうか。
私は前世の記憶持ちなので、この世界の事も知ってはいる。
が、イレギュラーの存在がいるので原作通り進むのかは分からないけど。
「悪だね」
『なんとでもいえw』
異世界に行くのも手だが、それはあまりしたくないな。
異世界行くのは、学校行くようになってからでいいや。
異世界ってのは『扉』と呼ばれる普通人の目には見えない。
が、ランガ族と私は見えている。
ランガ族ってのは、扉を行き来して珍しいものを各世界で売って商売してる一族だ。
扉が行ける世界は、平行世界やアニメの世界など、様々だ。
まぁ、異世界だなんて急に言われても分からないよな。
『今日さ、フィッグおばさんの所に行こうか』
「えー、キャベツ臭い所?」
『だったら別の所思案してよ』
「無いけど……」
という訳で、ダドリー達が帰ってくる時間までフィッグおばさんの所にいた。
...ハリーに内緒で魔法界のことをフィッグおばさんに言ったのは内緒だ。