ハリーポッター〜妖精と共に〜   作:闇の翼

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買い出し

1991年7月31日

 

 

 

今日は待ちに待ったマクゴナガル先生とハリーと私で買い出しだ!

 

マクゴナガル先生と集合場所はロンドンの主要駅、キングス・クロス駅。

 

 

人々で行き交うキングス・クロス駅を1人の黒ずくめの女性が佇んでいた。

 

『あ、あの人が先生だ!』

 

走って転ばないようにしてマクゴナガル先生に駆け寄る。

 

「おはようございます、皆さん」

 

私達は口々に朝の挨拶をする。

 

 

「私達は、漏れ鍋というお店を通ってダイアゴン横丁という魔法書や杖などを売っている所に行きます」

 

『了解、先生』

 

返事したらすぐ歩き始めるマクゴナガル先生。

 

 

15分後。

 

 

漏れ鍋の中を通り中庭に連れていかれる。

 

 

レンガを杖で3度叩くと、叩いたレンガがゆれ、くねくね揺れた。

 

そして、真ん中に穴が空いたと思うと、どんどん広がり、アーチ型の入口ができた。

 

 

「ダイアゴン横丁へようこそ」

 

「すっげぇ」

 

ハリーは目を輝かせている。

私も輝いてるフリをしている。

 

「おっと、お店に行く前に、お金を取ってこないといけませんわ」

 

『お金?』

 

「グリンゴッツという銀行があります。そこには小鬼が経営してます」

 

 

『小鬼!!』

 

左右に小さな店が立ち並ぶ中、ソレは一際目立つ。

 

 

ひときわ高くそびえる真っ白の建物で、観音開きの扉の両脇に真紅と金色の制服を着て立っているのは....。

 

 

「あれが小鬼です」

 

小鬼は、私の身長よりも頭1つ分小さい。

 

白い石段を登りながら入口に入って、そのまま受け付けに行く。

 

 

マクゴナガル「ハリー・ボッター、リーナ・アレキウルス、の金庫からお金を取りに来たんだけど、出してもらえるかしら?鍵はここにあるわ」

 

そう言って小鬼に、鍵を2つ渡すマクゴナガル先生。

 

小鬼「着いてきてください」

 

小鬼はホールから外に続く無数の扉のひとつへと向かった。

 

小鬼が扉を開けるとそこは松明で照らされた細い石造りの通路だった。

 

床に小さな線路があり、小さなトロッコがある。

 

それに乗って移動するようだ。

 

凄い勢いでトロッコは動き出す。

 

右、左、左、右といった順不同な経路だが。

 

 

最初はハリーの金庫。

 

金貨の山や銀貨の山、銅貨もあるようだ。

 

「皆ハリーのものですよ。さて、必要なものはこれぐらいかしらね」

 

次は私の金庫のようで移動のためトロッコにはいる。

 

 

 

 

私の金庫は...金貨ばっかりだった。

 

 

聖28族ってお金持ちなのか?

 

あ、必要な分はマクゴナガル先生が持ってる。

 

 

 

「言い忘れていましたが、金貨はガリオンで銀貨がシックル、銅貨はクヌートだです。17シックルで1ガリオン。1シックルは29クヌートですよ」

 

『はーい』

 

代表で私が返事する。

 

地上に戻るためにトロッコに乗りながらマクゴナガル先生が言う。

 

陽の光にパチクリしながら、グリンゴッツの外に出た。

マクゴナガル先生から金貨いっぱいの麻袋をもらい、異空間に放り込む。

 

「...消えましたが、どこに?制服買いに行きますよ」

 

 

『異空間だよ。魔力で作られていて、物置部屋みたいな感じですよ。制服!楽しみ』

 

「...この麻袋の大きいサイズみたいな感じですね?」

 

『そうそう、たくさんの物が入る、異世界的な...』

 

「リーナの異空間は凄いんだよ!色んなもの入ってるし!」

 

「へぇ、あまり人に説明しない方が良さそうですね」

 

『そうなんだよ、悪意持った人間が詰め寄って脅されたりしたら嫌だからね』

 

 

歩きながら、『マダムマルキンの洋服店』の看板がかかった店に入る。

 

「制服を買いに来ました」

 

マダム「ようこそ、おいでまし。女性さんから測りましょうか」

 

私か。

 

『よ、よろしくお願いします』

 

自由に飛び回るメジャーが胸囲や背丈などを測っていく。

 

 

「あ、マダム。男子用のズボンも作って貰えないかな?」

 

マダム「え、作れますけど、なぜ?」

 

『動きやすい方がいいから』

 

マダム「分かりました」

 

『ああ、それとこれから毎年、私が来たらスカートとズボン2着ずつ作って貰えないかな?』

 

マダム「わかったわ。その分お金かかるけど大丈夫かしら?」

 

『大丈夫だよ』

 

 

横の方でハリーと誰かが喋っている声がした。

 

...が、内容が聞き取れない。

 

 

後で聞こう。

 

マダム「お嬢様、終わりましたよ」

 

『ありがとう、マダム』

 

礼を言いながら、代金を渡す。

 

1人になっているマクゴナガル先生の近くに行き、ハリーと喋ってる子のことを聞き出す。

 

「あの子はドラコ・マルフォイ。聖28族の家族ですよ」

 

『...聖28族ね。ありがと先生』

 

どうやら、ドラコというのは私と同じ聖28族みたいだ。

 

ドラコは終わったようでこちらに向かってくる。

 

「やぁ、アレキウルスも思わないか?純血以外を入学させるべきじゃないと思わないか?」

 

『私はそう思わないね。学校という物だから、皆で楽しくワイワイ出来たらいいなと思うよ。純血やそれら以外とも』

 

「な、純血主義じゃないのか」

 

『主義と言われべば、平和主義かな?純血主義って純血以外の人らを差別しちゃうじゃん?私はそういうのが嫌いなん』」

 

 

「...何が平和主義だ。実の親の名前も知らないくせに」

 

『私のことはどうでもいいけどさ、親の事愚辱しないで貰えるかな?』

 

「フン、君とは相容れない存在みたいだね。...聖28族だから楽しみにしてたのに

 

『そうかい』

 

最後の言葉は周りには聞こえてなかったようで、マルフォイは店を出ていってしまう

 

「...皆さん、制服を買えたようですね、次は教科書を買いに行きましょう」

 

『フローリシュ・アンド・ブロッツ書店』は天井まで本がぎっしり積み上げられていた。

 

...ここの本色々あるから読むのに時間かかりそうだな。

 

必要な教科書を2人分購入し、異空間に放り込む。

 

それぞれ、フォルダ分けして。

 

そして、大鍋や薬瓶、望遠鏡、はかりを買う。

 

私は全て上等なものを、ハリーははかりをそれぞれ買ったものを異空間に入れる。

「次はベットを買いましょうか」

 

「ベットって?」

 

「ネズミやネコ、フクロウやカエルの中から1つホグワーツに持ち込めます」

 

そう言って『魔法動物店』に入る。

 

 

『私、ネズミ見てくる』

 

「フクロウかな」

 

「じゃ、10分後にここに集合しましょうか」

 

マクゴナガル先生の言葉で私達は動き出す。

 

 

ネズミ...。

 

小回りが効いて、狭い所の探索に使えたりするからな。

 

『店員さん、ネズミの中で小回りの効いて、賢いくて、暴れん坊いますか?』

 

店員「じゃ、こんなのはどうだい?」

 

 

そう言って指を刺されたのは、ネズミポケモンのピカチュウ。

 

いや、なぜこの世界にいる?

 

『これ、大きくないですか?小さいのがいいのですが....』

 

店員「じゃ、これを」

 

見せられたのは、茶色いネズミだが、ゲージの中で走り回っている。

 

『活きがいいネズミですね。よし、コレを買おう』

 

店員「まいどあり」

 

代金の3ガリオンを渡し、店員さんがゲージを開きねずみを取り出して、こちらに渡す。

 

少し暴れるか、魔力を込めて威圧すると大人しくなった。

 

店員「...ニールが大人しくなった」

 

どうやらニールという名前みたいだ。

 

大人しくなったニールをポケットの中に入れる。

 

買えたのでマクゴナガル先生がしてした場所に戻る。

 

『先生!買えましたよ!』

 

先生の所に行くとハリーも揃っていた。

 

 

ハリーは白いフクロウ(ヘドウィグ)と名付けたようだ。

 

「最後に杖ですね。オリバンダーのところに行きますよ」

 

~オリバンダーの店‐紀元前382年創業 高級杖メーカー~

 

中に入ると、埃っぽいが魅力的だ。

 

 

「いらっしゃいませ」

 

「こんにちは、オリバンダーさん。この3人の杖を買いに来ました」

 

「おお、ハリー・ボッターさんに、アレキウルスさんの娘さん、2人とも覚えていますとも。」

 

 

 

「ポッターさんはお母さんの同じ目、アレキウルスさんはお父さんと同じ目。それでこれが例の...」

 

ハリーとオリバンダーさんは鼻と鼻がくっつく程に近づき、

 

「悲しいことに、この傷をつけたのも、わしの店で売った杖じゃ」

 

 

静かな言い方だった。

 

「さて、拝見しましょうか、ポッターさん。利き腕は?」

 

「右です」

 

 

オリバンダーはメジャーで手首から肘、肩から床、膝から脇の下、頭周りと寸法をとった。

 

寸法を取っている間、オリバンダーは話しかける。

 

 

寸法が終われば、オリバンダーはハリーに杖を試す。

 

が、2、3本試してみるも、見つからない。

 

4本目にしてついによかったのが見つかったみたいだ。

 

柊と不死鳥の羽根、28cm、良質でしなやか。

 

オリバンダー「すばらしい。いや、よかった。....全くふしぎなもんだ」

 

疑問に思うと、ハリーの杖に使われている、不死鳥の羽根と兄弟羽根の杖が傷を負わせたようだ。

 

「傷を負わせた?これは事故で、出来た傷じゃないの!?」

 

「事故?んな、とんでもない。貴方様の御両親は兄弟羽根の杖が持つ、『名前を言ってはいけないあの人』に...。いや、その人も偉大な事をした。貴方様も偉大なことなさるに違いない...」

 

ハリーは代金を払った後、マクゴナガル先生に連れていかれた。

 

「さぁ、つぎのおかた。利き腕は?」

 

「右」

 

ワクワクするな。

 

ハリーと同様にメジャーで計られる。

 

寸法が図り終わったので杖を渡される。

 

「ハンノキ、ドラコンの心臓の琴葉、固くてしなりにくい30cm」

 

杖を持つと、しっくりくるのだが、納得がいかない。

 

「ヤナギ、不死鳥の羽根、25cm」

 

ヤナギは高度な無言呪文に向いてるというが、持つ前にひったくられた。

 

「クルミ、不死鳥の羽根、良質でしなりにくい、28cm」

 

お、これはいい。

 

杖を持った瞬間に何もかもやる気に満ち溢れてる感じがする。

 

「おお~、よかった。ちなみにのう、アレキウルスさんの御両親はクルミの杖だったんじゃよ」

 

「へぇ、ありがとうございます」

 

代金を払うと、マクゴナガル先生がハリーを伴って入ってきた。

 

「あら、終わったのね、オリバンダーさん、ありがと」

 

「いえいえ、こちらこそ」

 

『いい杖、ありがと!』

 

オリバンダーのお辞儀に見送られ私達は店を出た。

 

 

 

 

 

 

店を出てからは、来た道を戻り『漏れ鍋』まで先生と行動していた。

 

そこで、先生と別れる予定だ

 

別れる前に、『9月1日 ‐キングス・クロス駅発 9と4分の3番線 11時発‐』という切符を渡される。

 

そこに乗っている場所をマクゴナガル先生に説明してもらい、別れた。

 

「昼どうする?」

 

『ハンバーガー?』

 

「了解、あ。お金ないや」

 

『だったらグリンゴッツ行こうや。そこでマグルのお金に変えれるよ』

 

「へぇ、そうなんだ」

 

 

‐グリンゴッツ‐

 

グリンゴッツの端の方にある、『異世界両替場所』でマグルのお金に変える。

 

『異世界』という名前がついてるから、異世界のお金から魔法界のお金、マグルのお金にも変えられる。

 

あ、倉庫の方は杖認証にしてもらった。

その方が無くさない限り、安心する。

 

 

キングス・クロス駅の近くにあるハンバーガー屋さんで1番安いバーガーを2つ買い、プラスチックの椅子に並んで座って食べ始める。

 

『9月1日が楽しみだね』

 

「そうだね。不安もあるけど、この2人ならなんとかなりそう」

 

『なら、良かった』

 

ハンバーガーを食べ終わると、ダーズリー家に帰る。

 

 

 

 

 

 

ダーズリー家に戻って過ごした1ヶ月間は、楽しく過ごせた...と思う。

 

何回かペチュニア叔母様に服を買いに連れ出されたりして、「女の子だからクローゼット買わなくちゃ!」と言って、部屋の半分を仕切りを作って私とハリーを別々に寝させたりした。

 

...私としては、仕切りは要らないが、服を買ってもらえるのは有難かったので、素直に喜んだ。

 

幼い時からほぼ一緒に過ごしていたんだ、躊躇なく着替えられるよ。

 

 

あ、杖を持ってるので、魔法省に見つからない『臭い消し』の保護魔法を私たちの部屋に掛けた。

 

『臭い』というのは17歳未満の子供が魔法を使うと魔法省に感知され、警告されるのだ。

 

が、誰が使ったとかは確認されない。

 

なので、『臭い消し』の保護魔法がかかっているから思う存分魔法を試した。

 

保護魔法以外にも、壁に穴が空いたらすぐ修復される『修復魔法』や下にうるさくしないように『消音魔法』を掛けたりして快適に過ごせた。

 

そして、8月最後の日となった。

 

 

明日、キングス・クロス駅に行くのでそこまでの足をバーノン叔父様に車で送って貰うことを言わなくちゃならない。

 

 

3人で頼みに行くと、皆テレビのクイズ番組を見ていた。

 

『バーノン叔父様、明日キングス・クロス駅からホグワーツに出発なんだけど、車で送って貰えませんか?』

 

ハリーが言う気配がないので代わりに私が言う。

 

「うむ。魔法学校に行くにしてはおかしなやり方じゃないか?汽車なんて。空飛ぶ絨毯は禁止なのか?」

 

『...わかりません』

 

「その学校は、どこにあるんだい?」

 

『...9と4分の3番線から11時発としか』

 

「まともじゃないな。まぁ、明日はロンドンに出かける予定だったからついでに乗せてやろう」

 

「どうして?」

 

いい雰囲気にしようとしてハリーは尋ねる。

 

「スメルティングズの入学日だからな!」

 

へぇ、一緒なんだ。

 

まぁ、連れて行ってもらえるのなら有難い。

 

 

 




次回ホグワーツ
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