ホグワーツ入学・組み分け
次の朝。
私達は楽しみすぎて5時に起きてしまった。
そこから、ダドリー達が起きてくるまでの1時間は忘れ物がないか確認して過ごした。
6時にダドリー達が起きて、行く準備を終わらすのに45分。
キングス・クロス駅に着いたのが、10時15分だ。
バーノン叔父様は私たちのトランクやカートを運び出す。
そして、9番線と10番線の間で止まる
「さて、着いたがどこにあるんだろうな?精一杯頑張りたまえ。まともじゃないだろうけどな」
そうニヤニヤしながら車で大笑いしながら去っていくダーズリー家。
『そんなにニヤつく事かな?』
「僕達教えて貰ってるもんね」
9と4分の3番線は9番線と10番線の間にある柱の3番目のその先にある場所だ。
現に、その場所で手を押すと消える。
が、引っ込めるともどに戻る。
『これを勢いよく行かないといけないのか』
「少し怖いね」
『だね、先に私から行こうか』
くぐり抜けたその先は人・人・人。
人だらけ。
恐らく、子供に対する別れなどを告げに大人達が集まっているのだろう。
丸顔の男の子が、ベットをなくしたみたいで祖母に飽きられていたり...。
赤毛の女の子が自分も行きたいのを母親が宥めていたり。
後ろの方のコンパートメントは埋まっていた。
早い時間だと思ったのに。
空いてる場所に2人一緒に入る。
発車する5分前、急にコンパートメントの戸が開いて赤毛の男の子が入ってきた。
「ここ、空いてる?他はどこもいっぱいなんだ」
私たちが頷いたのを確認すると、男の子は向かいに座った。
急に戸が空いたと思えば、双子の赤毛が入ってきた。
「おい、ロン」
「俺たち、真ん中の車両まで行くぜ。リー・ジョーダンがでっかいタランチュラを持ってるんだ」
片方が話すともう片方も続いて話す。
「わかった」
ロンと呼ばれた男の子はもごもご言った。
「あ、自己紹介したっけ?僕達、フレッドとジョージ・ウィズリー。こいつは弟のロン」
『私はリーナ。隣がハリーだ』
「ハリー!?おぅ、英雄様に会っちゃったぜ。まぁ、また話そうぜ!」
そう言って双子は戸を閉めて出ていった。
ロンが本当にハリーなのかを確認した所、いつの間にか列車は出発しており、森や木々の間を通っていく。
ロンは7人兄弟で卒業した2人と監督生のパーシー、先程会った双子と妹のジニーがいるようだ。
で、色々とお下がりみたいなので、ハリーとハルカが共感していた。
スキャバーズという太ったネズミのことを紹介して行くのでこちらもベットの紹介をしていく。
12時半頃、車内販売の人が来た。
よく見たら、私たち朝ごはん食べてないや。
ハリーは勢いよく立ち上がり、通路に出た。
私はパイとケーキを頼む。
ハリーは両手いっぱいに片手に収まるように買っていた。
ロンは両手いっぱいにもっているハリーを見て
「お腹すいてるの?」
「ペコペコだよ」
『ハリー、ありがと』
私はハリーに礼を言い、ケーキとパイを受け取る。
ロンは家から持ってきた、サンドイッチの入ってる包を開け食べ始める。
ロンの嫌いなコンビーフが入ってるサンドイッチをハリーがパイと交換したり。
ハリーが蛙チョコを食べ、カードにダンブルドアが書かれていてそれが消えたりしたのを驚いてた。
コンパートメントをノックして申し訳なさそうに入ってきたのは丸顔の男の子とハーマイオニーだった。
「ごめんね、僕のヒキガエル見なかったかな?」
ハーマイオニー「ネビルのヒキガエルよ」
丸顔の男の子はネビルという名前だ。
『名前は?』
「トレバーって言うよ」
『【アクシオ】トレバー』
杖を振るとヒキガエルがやってきた。
「それ、4年生で習う呪文じゃなかった?凄いわね」
「!ありがとう!...えっと」
『リーナ・アレキウルスだよ。隣がハリーさ』
「ありがとう、リーナ。僕はネビル・ロングボトム」
『困った時はお互い様よ、ネビル』
「リーナ、またね」
『またね、ハーマイオニー』
ハーマイオニーとネビルは閉めて出ていった。
ロンがクィディッチの説明を詳しくして、専門的な話に入ろうとした時、コンパートメントの戸が開いた。
「ここかい?ハリー・ポッターかいるの言うのは」
「君は?」
「僕はマルフォイ。ドラコ・マルフォイだ。で、こいつがクラップ、こっちがゴイルさ」
と、左右にいたボディカードのように立っている男の子の名前をあげる。
ロンは笑いそうなのを我慢していたが、肩が震えている。
「僕の名前が変かい?君が誰だか聞く必要ないね、父上が言ってたよ。ウィズリー家は皆赤毛でそばかすで、育てきれないほど子供がいるってね」
ロンの次はハリーのようだ。
「ボッター君。そのうち家柄のいい魔法族とそう出ないのが分かってくるよ。間違ったのと付き合わないことだね。その辺は僕が教えよう」
ドラコはハリーに、握手を求めたが、
「間違ったのかどうかを見分けるのは自分でも出来ると思うよ。どうもご親切にありがと」
ハリーに冷たくあしわられた。
暇になったゴイルがロンのそばにある蛙チョコを取ろうとしてスキャバーズに噛まれた。
そこから、ドラコ達は走るように逃げていった。
私は追いかけて、ゴイルの噛まれた所に『【エピスキー・フィンガー】〈癒せ、指〉」と、スキャバーズに噛まれた所を癒す。
「あ、ありがと」
『いいよ、仲間のベットがやらかした事は』
「仲間って...。ウィズリーの事かよ」
『そうだよ。私は敵味方関係なく仲良くなれたらいいと思ってるから。だから、ドラコ達とも仲良くしたい...出来ればね。ドラコが関わりたくないのなら私と話さなければいいよ』
そう言って元のコンパートメントに向かう。
車掌「あと5分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内において言ってください」
あら、良い感じだ。
私が戻ると、2人は残った菓子をポケットに詰め込んでいた。
私も着替えなきゃ。
ズボンとロープを着替える。
髪は長いので高くポニーテールに1つに纏める。
私が着替えたのを確認したハリーは、通路へと出るので私達も人が溢れる通路へと行く。
列車の戸を開けると、小さく暗いブラットホームだった。
??「イッチ(1)年生!イッチ年生はこっち!!」
という私と3倍ぐらい大きい巨漢の大男が言う。
ホグワーツには、半巨人の大男がいると聞いたことがある。
あの人がルビウス・ハグリッドか。
ハグリッド「皆ホグワーツが見えるぞ」
狭い道が急に開け、大きな湖のほとりに出た。
向こう岸に高い山がそびえ、その頂上に壮大な城が見えた。
ホグワーツって、好きだな。
「5人ずつボードに乗って!」
私は、ハリー、ロン、近くにいたハーマイオニーと一緒に乗る。
「皆、乗れたか?では、進め!」
ハグリッドの声でボードは動き出す。
「リーナ、貴女女の子なの?」
『そうだよ、マルキンの所で男子用ズボン仕立ててくれたんだ』
「そう、同じ寮になればいいね」
『うん!』
しばらくすると、地下の船着場に到着した。
岩と小石の上に降り立ち、ゴツゴツしている石階段を登る。
ハグリッドはこふじを振り上げ、城の扉を3回叩く。
パッと扉が開き出てきたのはマクゴナガル先生だった。
「ご苦労さま、ハグリッド。ここからは私が預かります」
マクゴナガル先生は扉を大きく開け、玄関ホールを横切り、壮大な大理石の階段を登る。
...ゾクゾクするや。
石畳のホールを横切ると右手の方からざわめきが聞こえる。
なるほど、そこで集まってるのね。
たが、ホール脇にある小さな空き部屋に1年生を案内した。
「ホグワーツ入学おめでとう。新入生の歓迎会がまもなく始まりますが、大広間の席に着く前に、皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。寮の組み分けはとても大事な儀式で....」
列車の中でロンが熱心に言っていた事をだいだい1年生に伝えるマクゴナガル先生。
「まもなく組み分けの儀式が始まります。待ってる間できるだけ身なりを整えておきなさい」
マクゴナガル先生はネビルやロンの方を一瞥し、
「学校側の準備が出来たら戻ってきますかは、静かに待っていてください」
と言って部屋を出ていった。
「緊張するね、リーナ」
『そうね、ハリー』
これから6年間通う寮が決まるというのに、私達みたいな緊張感のない生徒は少なかった。
ハリーとハグやら手つなぎをしていると、マクゴナガル先生が戻ってきた。
「さぁ、1列になって着いてきてください」
部屋を出て、玄関ホールに戻り、二重扉を通って大広間に入る。
そこは、何千というロウソクが空に浮かび、4つの長テーブルを照らしていた。
テーブルには上級生達が着席して輝く金色のお皿とゴブレットが置いてある。
広間の上座にはもう1つ長テーブルがあり、そこに先生方は座っていた。
そこに沿うように並べられる。
「本当の空に見えるように魔法がかけられているのよ、『ホグワーツの歴史』に書いてあったわ」
と、自慢げに話しているハーマイオニーの声が聞こえる。
天井を見ると、星々がキラキラと輝いていた。
上級生達に紛れこみ私達1年生を見ているゴーストさん達もいる。
ぼーっと感心していると、マクゴナガル先生が4本足のスツールを置き、その上に魔女とかが被ってそうな帽子が乗せられていた。
広間が一瞬静かになると、帽子は歌い出す。
帽子は生きてるのか。
凄いな。
歌が終わると、広間にいた全員が拍手喝采をしあう。
4つのテーブルにお辞儀をして静かになる帽子。
マクゴナガル先生が長い羊皮紙を手にして前に進み出た。
「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り組分けを受けてください。...アボット・ハンナ!」
最初に呼ばれたのは金髪のおさげの女の子だった。
彼女はハッフルパフに。
「アレキウルス・リーナ!」
おっと、呼ばれた。
帽子を被りスツールに座る。
「ウーム、どうしたものか?」
低い声が頭の中に響く。
帽子さんの意識か。
行くのであれば、グリフィンドールかな。
前、悪役ぶっ飛ばして、味方助けたし。
「君の母上はハッフルパフ、父上はレイブンクローだったよ。でも君は....」
へぇ、そうだったんだ。
帽子「グリフィンドール!!」
帽子を脱ぎ、グリフィンドールの机目掛けて走る。
上級生...双子の先輩達に揉みく者にされたけれど。
私が呼ばれてから7人目、ハーマイオニーが呼ばれた。
待ちきれない様子で帽子を被る。
結果、彼女もグリフィンドールだ。
ハーマイオニーはこちらにやって来て抱きしめられた。
『良かった』
「私もよ。貴女がいてくれて嬉しい」
ハーマイオニーの次はネビルだ。
ネビルはすぐにグリフィンドールと叫ばれた。
ネビルの2人後にマルフォイが呼ばれる。
彼がスリザリンだったのは分かっていたけどね。
マルフォイの7人後、ようやく我らがスターのハリーが呼ばれた。
叫ぶのに、少し時間がかかったが、ハリーもグリフィンドールだ。
広間全体に広がる大きな歓声、ハリーは気づいてないだろうけど。
最後から3人目でようやくロンが呼ばれた。
ロンはすぐに「グリフィンドール」と呼ばれた。
ロンの兄、パーシーがロンに声をかけていた。
お腹が減ったな。
そう思っていると、目の前にある大皿が食べ物でいっぱいになっていた。
ダーズリー家じゃ、こんなに並んだことは無いな。
仮にあったとしてもダドリーが取り上げていたし。
数々の料理の中にハッカ入りキャンディがあるのが解せないけど。
それ以外を少しずつお皿にとって食べ始める。
全員がおなかいっぱいになった所で食べ物は消え、代わりにデザート類が出てきた。
いろんな味のアイスクリーム、エクレア等。
エクレアを食べていると家族の話題になった。
ハーフだったジェーマス、おばちゃんが魔女だったネビル。
家族話に花を咲かせる中、テーブルの反対側ではハーマイオニーとパーシーが授業について話していた。
デザートを食べ終わると、校長であるアルバス・ダンブルドア先生が二言、三言注意を促し、校歌を歌い始める。
最後まで大きな声で歌っていたウィズリー双子に合わせるダンブルドア先生。
歌が歌い終わると、グリフィンドールの監督生であるパーシー・ウィズリー(三男)が私達1年生を案内してくれる。
途中、ポルターガイストであるピーブズにいたずら仕掛けられたり...。
が、ピーブズの扱いは血みどろ男爵を呼べばいいと。
階段を登ったり下ったりしていくと、いつの間にか廊下の突き当りに、ピンクの絹のドレスを着た太った婦人の肖像画がかかっていた。
どうやら、その肖像画が扉となるようだ。
入るには合言葉が必要。
「カブート・ドラコニス」
パーシーがそう言うと肖像画が前に開き、丸い穴が現れる。
...チビな私は1人で登れなかったので、ハリーとハーマイオニーに助けてもらった。
穴はグリフィンドールの談話室で円形の部屋だ。
フカフカした肘掛け椅子やソファーなど、暖炉も置いてある。
冬、楽しそう。
部屋は男女で別れており、私はハーマイオニーと2人部屋で、ハルカとハリーはロンとネビルと一緒の四人部屋だった。
『また、明日ね、3人とも』
「ああ」
ハーマイオニーと楽しく部屋まで歩く。
私たちの部屋は1番端っこで、高い所だ。
『というか、この部屋4人用とかに使えそうなんですけど....』
「良いじゃない、広々と出来るじゃん」
『まぁね。ハリー達もこんな感じだってさ』
「いつ会話したのよ?」
あ、やべ。
私とハリーは念話が出来ることを伝える。
杖なしというのも合わせてね。
-スゥ
-スゥ
あ、ハーマイオニー寝たか。
なら、少しこの部屋の魔改造しよ。
この部屋、入って真正面が背丈ぐらいの鏡なんだよ、それを異世界への扉とプロセスを組ませる。
あ、女子部屋にすると、男子達が行けないな...。
まぁ、談話室にも鏡あったからそこにも組もう。
勝手に魔改造していってるけど、呪文がない限り発動しないから一安心よ。
早く忍びの地図欲しいなぁ。
当面の目的は、双子の先輩に絡む事かな。
ハーマイオニーとも仲良くしよう。
それじゃ、また明日。