インフィニット・ストラトス 蒼空に鮫は舞う   作:Su-57 アクーラ機

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39話 銀色の恋奏曲

《――でね、お隣に3兄弟がいるじゃない?》

 

「ああ、昔よく手を焼かされた、あのわんぱく兄弟か」

 

 携帯電話のスピーカーから母さんの声が響く。

 その楽しそうな声につられて、俺も自然と笑みを浮かべながら頷いた。

 俺がいるのはIS学園1年生寮の自室である。さかのぼること10分前、部屋でゴロゴロしている俺の元に母さんから電話が掛かってきて、今は世間話に花を咲かせていた。

 

《そうそう。で、その末っ子のヘンリーくんが昨日8歳の誕生日だったのよ》

 

 ヘンリーかぁ……。あいつが赤ん坊の頃、抱っこしてやったらお気に入りの服に小便ひっかけられたこともあったなぁ。

 

「あいつがもう8歳か。俺も祝ってやりたかったよ」

 

《あの子も残念がってたわ。また今度帰ってきた時に会ってあげたら?》

 

「そうだな。次はたぶん冬休みになるだろうから、その時にでも訪ねるか」

 

 コンコン

 

「ん? 誰か来たみたいだ。ちょっと待っててくれ」

 

 部屋のドアが誰かにノックされ、俺は母さんとの通話を一旦止めて玄関に向かう。

 

「はいはい、どちら様で……お? ラウラか。どうした?」

 

「もう昼だからな、昼食の誘いに来た。……なんだ、電話中だったか?」

 

「ああ、まあな。ちょっと――」

 

《ウィル、今『ラウラ』って言わなかった?》

 

 俺とラウラの会話に母さんが割って入ってくる。その声は、なんというか妙に興奮気味だった。っていうか、あんた耳いいなオイ。

 

「スマン、ラウラ。――ああ、確かにそう言ったけど、それがどうか――」

 

《代わってちょうだいっ。今すぐっ》

 

「へ? 代わるって、ラウラと?」

 

《決まってるじゃない♪ あなたの話を聞いてから、ずっとお話してみたいと思ってたのよ~!》

 

「あ、ああ……分かった」

 

 母さんの謎の超テンションに若干たじろぎながら、俺はラウラに携帯電話を差し出す。

 

「なんだ?」

 

「俺の母さん。ラウラに代わって欲しいんだとさ」

 

「 」

 

 ピシリッ。ラウラは携帯電話を受け取った姿勢のまま凍りつく。

 なんだなんだ、初対面の相手だから緊張でもしてるのか? いや、でもラウラはそういったことに物怖じしないタイプだろうし……。いったいどうしたのだろうか?

 小首をかしげていると、ラウラが震える唇でゆっくりと聞き返してきた。

 

「ウィルの母親、だと……?」

 

「そう、母さん。別にそんな緊張しなくてもいいぞ?」

 

「き、緊張するに決まっているだろう! お義母様(・・・・)だぞ!?」

 

「そ、そうか。なんかスマン」

 

 ……ん? なんで『様』付け? しかも微妙に『おかあさま』の意味が違ったような気がするんだが。

 

「よ、よし……!」

 

 何かを決心したかのような表情のラウラは、震える手で握った携帯電話を耳元に持っていく。

 

「お、お、お電話代わりました。ら、ラウラ・ボーデヴィッヒでしゅ……」

 

 カチンコチンに緊張しきった状態で母さんに自己紹介をするラウラは、その台詞の最後を思い切り噛んだ。

 

 ▽

 

「(や、やってしまったあああ……!)」

 

 想い人の母親。いずれはお義母様になる(予定の)人物がいきなり自分と話したいと言ってきただけでも緊張するというのに、その初の会話で盛大に噛んでしまったのだから、ラウラの頭の中はもう大混乱だった。

 

《初めまして。ウィルの母、バージニア・ホーキンスです》

 

 心の中で悶絶するラウラに、しかし返ってきたのは優しげな声だった。

 

《ごめんなさいね、いきなり代わってもらっちゃって》

 

「い、いえっ、そんな、とんでもありませんっ」

 

《そう? そういってもらえると助かるわ。あっ、ラウラちゃんって呼んでも良いかしら?》

 

「は、はい」

 

 バージニアの言葉は馴れ馴れしいといえばそうだったが、不思議とラウラは不快に思わない。それどころか、逆にその馴れ馴れしさが彼女の緊張を幾分やわらげた。

 

《実はこの間あの子が帰ってきた時に学園であった話を色々聞いてね。それで1度ラウラちゃんとお話がしてみたいと思ったの》

 

 ――ん? と、ラウラは違和感に気づく。

 学園での話を聞いたのはいい。こんなことがあったとか、友人ができたとか、話すことはたくさんあっただろう。

 しかし、なぜそこで私と話をしてみたいということに繋がったのか。その微妙な違和感にラウラは怪訝な表情を浮かべるが、次のバージニアの言葉で思考を全て停止させられた。

 

《だって、あの子ったら友達がたくさんできたって楽しそうに言ってたけど……

 

 

 

 ――ラウラちゃんのことを話す時だけは飛び抜けて笑顔だったんだもの》

 

「……ッ!?!?」

 

 当の本人に自覚は無いと思うけどね、とバージニアはあとから付け加えるが、ラウラの耳には届いていない。

 

「(う、ウィルが私のことを……!?)」

 

 顔を少し上げれば目の前に「?」と、間の抜けた表情をしているウィリアムが映るが、ラウラは恥ずかしくなってすぐさま顔を逸らしてしまう。

 ドキドキ、バクバク、心臓がおかしくなったのかと思うほど鼓動して、顔は今にも火を噴きそうなほど熱くなる。

 

「あ、あの、ウィルのお母様……」

 

《あら、お母様だなんて。バージニアって呼んでくれていいのよ?》

 

「そ、そうですか。では、バージニアさん。その……ウィルは私のことを、そんなに楽しげに、話していたのですか……?」

 

 ウィリアムに聞こえないよう口元を片手で覆い隠し、声を小さくして訊ねる。

 

《ええ、それはもう》

 

 即答だった。

 

「ぅぅ……」

 

 いよいよ恥ずかしさのピークに達したラウラは小さく唸ることしかできなくなる。

 

《で、そんなラウラちゃんがいったいどんな子か気になってたんだけど、うん。想像以上に良い子だったわ》

 

 今のラウラがどんな状態かを知ってか知らずか、スピーカー越しのバージニアはうふふっ、と楽しそうに笑っていた。

 

《ねえ、ラウラちゃん》

 

「は、はいっ!」

 

 突然名前を呼ばれて、ラウラは思わず声を上擦らせてしまう。

 

《これからも息子のことをよろしくね。――あっ、そうだ。もしアメリカに来ることがあったら、ぜひウチに遊びに来てちょうだい。大歓迎するわ!》

 

「っ、はい!」

 

 その言葉がたまらなく嬉しくて、ラウラは弾む声音で返事をした。

 

「(始めは酷く緊張したが、話してみると優しい人だったな)」

 

《ラウラちゃん、少しウィルに代わってもらえるかしら?》

 

「分かりました。少々お待ち下さい。――ウィル、バージニアさんが代わって欲しいそうだ」

 

「ん? ああ。――もしもし?」

 

 携帯電話を受け取り、それを耳に宛がうウィリアム。そんな彼の横顔を静かに見つめるラウラの頭の中には、バージニアの言葉が未だ響いていた。

 

 ――ラウラちゃんのことを話す時だけは飛び抜けて笑顔だったんだもの――

 

「(これは、少しはこいつにとって特別な存在になれたということ、なのだろうか……)」

 

 そう思えば思うほど、ラウラの頬は赤みを増して緩んでいく。

 

「ああ。ん、分かった。それじゃおやすみ」

 

 ピッ、とウィリアムが携帯電話の通話を切る。そして、ラウラへと向き直る。

 

「待たせて悪かったな。それで、確か昼飯だったよな。俺もちょうど腹が減ってたところなんだ」

 

「う、うむ! そうだな! では行くとするか!」

 

「あっ、こら、引っ張るな引っ張るな。そんなに急がなくてもメシは逃げないだろ」

 

 ついニヤけてしまった顔を隠すように、ラウラはウィリアムの手を引いて足早に食堂へと向かうのであった。

 

 ▽

 

「それで、いったい母さんと何を話してたんだ?」

 

「最高機密だ。いくら嫁のウィルでも教えることはできんな」

 

 昼食の冷やしそうめんを(すす)りながら答えるラウラは、しかしどこか嬉しそうな様子だ。

 なんだよ最高機密って。マジでどんな話をしてたんだ? ……まさか母さん、ラウラに変なこと言ってないだろうな? いやまあ、言われて困るようなことなんてやった覚えは無いけど。

 今ごろはベッドでのんきに眠っている(フロリダは現在深夜)だろう我が母に疑惑の念を向けながら、俺は(めん)つゆに次のそうめんを入れる。

 

「(しかし、母さんが妙にハイテンションだったのが気がかりだな。ラウラもラウラで顔赤くしてたし……)」

 

 うーむ、と心の中で唸りながら、俺は冷やしそうめんを食べ終える。その正面ではラウラが最後の(めん)を飲み込んだところだった。

 

「ふぅ、ごちそうさんっと。ところで午後はどうする予定なんだ?」

 

「ふむ……。特にこれといった予定はないな」

 

「そうか。なら、部屋でなんかして遊ぶか?」

 

「そうだな。ではトランプでもして――」

 

「トランプは無しで」

 

 ラウラが言葉を言い切る直前、俺が先回りしてそれを遮った。

 当然、いきなりノーと言われたラウラは(いぶか)しそうに俺を見てくる。

 

「? なぜトランプがダメなのだ。……ああ、成程。そういうことか」

 

 ニヤリ。ラウラは何か思い当たることがあったようで、意地悪く口元を歪めてみせた。

 

「臨海学校で私に完膚無きまでに負かされたからか?」

 

「……………」

 

 大当たりだった。あの臨海学校でラウラにボロ負けしたことを思い出して、俺はスッと視線を逸らす。

 が、しかし、その行動が余計ラウラに確信を持たせてしまったらしく、彼女はクックックッと喉を鳴らして笑っていた。

 

「どうやらお前はあれがトラウマになってしまったようだなあ」

 

 やめてっ、笑わないでっ。俺をそんな目で見ないでっ。

 

「い、いやな? トランプもいいけどな? テレビゲームでもどうかな、って思ってな? ちょうど2人でできるやつあるし。うん」

 

「ふっ、まあそういうことにしておいてやろう」

 

 何もしてないはずなのに、スゲェ負けた気分がして()に落ちねぇ……。

 

「しかし、テレビゲームか。そういった類いの物はいっさい触れたことがなくてな」

 

「なに、やり方なんて簡単なもんさ。あとで説明するから、取り敢えず食器返しに行こうぜ」

 

 経験者である俺が説明に回るということで、食器を返却してから寮部屋へと戻り、早速ゲーム機を起動した。

 

「……? これがテレビゲームか?」

 

「その数あるうちの1つだな。簡単に説明すると、このゲームは好きなようにものを作ったり建てたりできる自由度の高いやつだ」

 

「ほう。それにしても四角いな」

 

「全部ブロックで構成されてるからな」

 

 と話している間にゲームが始まり、俺とラウラを模したキャラが四角でできた世界に放り込まれる。

 

「おっ、近くに村があるな。ツイてるぞ」

 

「村があると何が良いのだ?」

 

「この世界の夜はモンスターがスポーンして危険でな。でもベッドを使って朝を待てば安全ってわけだ。あと、色々アイテムの物色もできる」

 

 俺の説明を聞きながら、ふむふむとラウラが頷く。そして次に村の隅々(すみずみ)まで探索を始めた。

 

「立地条件は悪くないな。攻めに(かた)く、守りに徹しやすい地形をしている」

 

 相変わらずミリタリーな着眼点だったが、それについて俺は口を挟まない。これもラウラという個人を形作る上で大切なピースの1つなのだから。

 

「とにかく、何をするにもまずは道具が必要だ。というわけで少し素材を集めてくるから、村の探索は頼んだ」

 

 そう言って、近場の洞窟を探しに村を離れる俺だったが、まさか帰ってきたら村が魔改造されているなどとは想像すらしていなかった。

 

「……なんじゃこりゃ……」

 

「ブンカーだ」

 

「ブンカー……もしかして、バンカーか?」

 

 村から平原に面した方角に置かれたそれは『ゴゴゴゴ……』と静かな威圧を放っているような石造りの建造物で、それが互いの死角をカバーするように複数建てられていた。

 なんということでしょう。なんの変哲(へんてつ)もなかったこの村に、(たくみ)が強固な防衛設備を増築してしまいました。

 どこの前線基地だよ……。

 

「こりゃあモンスターも尻尾巻いて逃げ出しそうだ……」

 

「ふん、当然だ。たかだかゾンビやスケルトンごときに落とされるほど軟弱には作っていない」

 

 自信満々に言うラウラ。まあ、確かにこれだけ頑丈なら何が来ても――

 

 シュゥゥ……ボンッ!!

 

 プレイヤー1はクリーパーに爆破された。

 プレイヤー2はクリーパーに爆破された。

 

「「ああああーっ!?」」

 

 ということがあったり。

 

「……なんだこれは?」

 

「いや、どう見ても家だろ」

 

「家? これがか? ただの箱にしか見えんぞ」

 

「ラウラ、ただのデカイ箱をマイホームに変えるものはなんだ? 分からんか、それはイメージ!」

 

「イメージでどうこうできる話ではない。これなら地下に穴を掘った方がマシだ」

 

「酷ぇ……」

 

 ということがあったり。

 2人でワイワイ騒ぎつつ、楽しい時間はあっという間に過ぎて行く。

 窓から差す夕焼け色の光に気づいて時計を見ると、時刻はすでに5時を大きく過ぎていた。

 

「おっと、もうこんな時間か。そろそろ夕食時だな」

 

「食堂に行くか?」

 

「いや、今日は部屋の簡易キッチンで自炊しようと思ってるんだ」

 

 材料ももう買ってある、と言って冷蔵庫を指差す。

 

「この前アメリカに帰って以来、また実家の料理が食いたくなってな。でも今からアメリカには帰れないから、それなら自分で作ろうってな」

 

「ほう、料理ができるのか」

 

 俺が料理を作れるのがそんなに意外だったのか、ラウラは驚いたようにわずかに目を開いた。

 

「まあな。なんならお前も食って帰るか? 材料はあるし、俺は構わないぞ」

 

「ふむ、ウィルの手料理には興味がある。いただくとしよう。無論、調理の際は私も手を貸すぞ。軍ではローテーションで食事係があったからな、期待しろ」

 

「そりゃあ助かる。じゃ、早速始めようか」

 

 簡易キッチンに並び立つ俺とラウラ。

 今日のメニューはグラタンの1種であるマック&チーズ(マカロニ&チーズ)とオニオンチャウダー。まさにザ・家庭料理といった感じだ。

 マック&チーズは、茹でたマカロニにバターorマーガリン(今回はバター)を大さじ4杯。次に牛乳を少量と、最後に粉末チーズをバサーッと投入。

 あとはマカロニの穴にまで確実にソースが入り込むよう丁寧に混ぜたら完成だが、ここでホーキンス家独自のレシピの紹介だ。このマック&チーズ、これにマスタードを少量だけ混ぜる。これで今度こそ完成だ。

 

「(……うん、ウチの味だな)」

 

 味見にマカロニを1つ口に放り込むと、実家の食卓にも並んだあの懐かしい味が広がる。

 

「俺の方は完成したぞ。ラウラはどうだ?」

 

「こちらも間も無く出来上がる頃だ」

 

「おっ、期待しろと言ってただけあって、さすがに手際が良い……な……ぁ?」

 

 何気なく隣に視線をやって、そこで思わず目が点になった。

 別に何か不備があったわけではない。むしろ鍋からはオニオンチャウダーの良い香りが漂っており、俺の空腹度をさらに高める。……ただ、使っていた刃物が包丁ではなくサバイバルナイフだっただけだ。そう、サバイバルナイフ。

 

「ら、ラウラ、包丁はどうした。ちゃんとそこにあっただろ?」

 

「む、あれか。あれはどうにも手にしっくりこなくてな。やはり扱いに()けたナイフの方が使いやすい」

 

「そ、そうか……」

 

 そうこうしているうちにオニオンチャウダーも出来上がり、食器に盛りつけられた本日の夕食がテーブルに並ぶ。

 

「さてと、それじゃあ食べようぜ。腹の虫がさっきから鳴りっぱなしだ」

 

「……………」

 

「……ラウラ? どうかしたか?」

 

「こうやって一緒に作った料理を一緒に食べるというのは……良いものだな」

 

 良いもの、か……。

 ラウラの口から発せられたその言葉には、喜びや嬉しさといった感情が確かに含まれていた。

 それは俺も同じで、自分のためだけに料理を作る時とは違い、誰かと――ラウラと一緒に料理をするのが楽しかった。

 

「ん、それは良かった。じゃあ、食べるとするか!」

 

 席に着いたところで、俺とラウラは同時に言った。

 

「「いただきます」」

 

 料理の味に舌鼓(したつづみ)を打ちつつ、こうして一緒に作って食べるということに暖かな気持ちを抱きながら、夏の夜は過ぎて行く。

 

 




 大変遅ればせながら、ここに【バスター・イーグル】第2形態『ウォーバード』の設定を掲載させていただきます。

 機体名称:バスター・イーグル・ウォーバード
 世代:第2世代型
 製造元:ウォルターズ・エアクラフト社


○機体諸元

 重量:1.9トン
 全高:3.75メートル
 全幅:3.1メートル
 最高速度:2,575キロ毎時
 巡航速度:1,860キロ毎時
 実用上昇限度:20,000メートル(ジェットエンジンの使用を前提とした場合)


○搭載装備

 ・単砲身30ミリ機関砲『ブッシュマスター』
 第2形態移行によって右腕部上面の装甲内部に格納。トリガーに指をかけると砲身が展開される。

 ・空対空ミサイル『MSL』
 熱源誘導方式の空対空ミサイル。ステルス性向上のため、主翼根元に増設された三角形の膨らみ――クイックベイの内部に格納。

 ・レーダー誘導式ミサイル『スカイバスター』
 強力な空対空兵装。レーダーなどの高価な電子機器を使い捨てにするという仕様上、1発あたりのコストが高くなってしまった。
 エアインテーク下面のウェポンベイに格納。

 ・8連装無誘導ロケット弾『ハイドラ』
 本機が持つ唯一の純対地兵装だがウェポンベイには格納できないため、使用する際は主翼下に展開される。
 使用時はステルス性低下の恐れあり。

 ・40ミリオートキャノン『ブラックマンバ』
 大口径の機関砲。『ハイドラ』同様こちらもウェポンベイには収まらないため、使用時は主翼下に展開される。
 使用時はステルス性低下の恐れあり。

 ・対IS用近接ナイフ『スコーピオン』
 第2形態移行前と同じく左大腿部の装甲内に格納。あくまで近接戦に陥った際の気休めの装備。

 ・『チャフ・フレア・ディスペンサー』
 機体テールコーンの上面と下面に設けられた、対ミサイル回避用兵装。

 ・『ドラッグシュート』
【バスター・イーグル】の緊急制動時に用いられるパラシュート。普段はテールコーン内部に格納されている。
 ISとしては本機だけが唯一持つユニークな装備。



 ウィリアムの意識とシンクロしたことで変化した【バスター・イーグル】の第2の姿。
 全体的に大型化しているのは、ステルス性能を得るために行われた兵装の内蔵化が主な要因。
 他にも以前まで流線型だった機体形状は、角張って傾斜が多く見られる形状へと変化した。
 もちろんシャークマウスのノーズアートはしっかりと健在している。

 第2形態移行前と同じく8枚の翼と推力偏向ノズル付きジェットエンジン、低出力ながらPICの補助によって大型機でありながらその機動力はばつぐんで、持ち前の火力と共に敵機へと襲いかかる様相は、まさに『ウォーバ(戦鳥)ード』。

 ちなみに【バスター・イーグル】は最高速度だけなら世界1位であるが、それと同時に『世界一うるさいIS』ともされている。

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