バカと鈍感と召喚獣   作:咲推しのだいちゃん

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ここまできて言うのも何なんですけどこれめちゃめちゃ長いですよね…
しかもこれで終わらないっていう…

Aクラス戦、あと今回含めて3話で終わります…


激闘!Aクラス戦

高橋「これで両者1勝1敗となりました。第三試合を始めます。第三試合の代表者は前へ!」

 

雄二「行け!ムッツリーニ!」

 

??「へぇ、僕の相手はムッツリーニ君なんだ〜」

 

スタスタ

 

愛子「1年の終わりに転校してきた、工藤愛子です。よろしくね?」

 

高橋「科目はどうしますか?」

 

康太「………保健体育」

 

愛子「ムッツリーニ君は随分保健体育が得意なんだって?でも僕も得意なんだよ?………君とは違って、実技でね」

 

康太(………ポタポタ)

 

ムッツリーニよ、あだ名に似合わず本当にウブだなお前。

 

愛子「なんなら見てみる?僕の特技、パン⚪︎ラなんだ。」

 

康太(………ブシャァァァァ)

 

ちっちゃい僕たち、見てごらん?あれが文月学園名物の赤い噴水だよ〜

 

明久「ムッツリーニ、大丈夫!?」

 

康太 チーン

 

真司「こりゃ無理だな」

 

高橋「それでは代理を出しますか?」

 

雄二「いや、俺たちの負けでいい。明久、秀吉!輸血の準備だ!」

 

明久「そう言うと思って準備済みだよ!」

 

高橋「わかりました。それでは第三試合はFクラスの申し出によりAクラスの勝ちとします。続いて第四試合を行います。代表者は前へ!」

 

利光「僕が行きましょう」

 

猛「こっちは俺だな。科目は家庭科」

 

高橋「わかりました。では第四試合を始めます!」

 

霧島猛  家庭科 838点

     VS

久保利光 家庭科 299点

 

「流石家庭科の神!」

 

「こいつもバケモンか?」

 

「こいつら本当にFクラスだよな!?」

 

猛「ま、一点突破ってとこだ」

 

利光「くっ!やはり分が悪いみたいだね」

 

猛「そういうこと。一撃で決めてやる!」

 

ザンッ

 

 

霧島猛  家庭科 518点

     VS

久保利光 家庭科 299点

 

「なっ!?どうなってんだ!?」

 

「霧島の攻撃は当たったはずだろう!?」

 

猛「いや、俺の攻撃は当たっちゃいない」

 

「どういうことだ?確かに音がしたぞ?」

 

利光「それは僕のカウンターが当たった音だ。君の攻撃は見えなかったけど狙っている場所は目線でわかるからね。それを利用させてもらったよ。これで君の攻撃は僕には当たらないよ」

 

猛「目、か…」

 

利光「何を考えて動かないか知らないけど今度はこちらから行かせてもらうよ?」

 

ダッ

 

それは確かに速かったし、カウンターの術も見事だった。しかし…

 

ザンッ

 

霧島猛  家庭科 496点

     VS

久保利光 家庭科 109点

 

しかし、結果はあまりにも彼にとって残酷すぎた。

 

「おぉっ!今度は霧島が返したぞ!?」

 

「すげえ!すげえよ!」

 

利光「なぜあそこからカウンターを打てた!?」

 

猛「そりゃオメェがバカなだけだ。あんな意気揚々と語られたら嫌でも対策を考える」

 

そして…

 

高橋「Aクラス久保利光、戦死!よって勝者、Fクラス!」

 

「「「うぉぉぉぉぉ!」」」

 

「これでまたイーブンだ!」

 

「これはひょっとすると起こるかもしれないぞ!奇跡が!!」

 

「「「っ!」」」

 

「奇跡なんて起こる訳ないじゃないの!」

 

「そうよ!たかがFクラス風情に起こる奇跡なんてないのよ!」

 

真司「奇跡は起こらないから奇跡、ね。いるよな、そう言う奴。でもな、誰も信じないようなことが起こるから奇跡って言葉があるんじゃないのか?」

 

「「「………」」」

 

奇跡という言葉にあからさまに動揺するAクラス。それもそのはず。彼らは地道に頑張ってこの地位を手に入れている。故に努力して起きなかった奇跡を知っているのだ。たった1点に泣きたった1点に笑ってきた者たちは伊達ではない。それを目の前の、よりによってFクラスに奇跡を起こされようものなら溜まったものではない。まるで自分の努力を否定されたかのようだ、そう思うに違いないのだ。しかし、それさえも違うと言えよう。Aクラスの努力が否定されるわけではない。ただ彼らはあまりにも真っ当過ぎた。真っ当な努力をし、自分を抑えながら生活している。ひょっとするとその押さえ込んでいる感情こそが奇跡の原動力となりうるもの、なのかもしれない。

 

真司「秀吉」

 

秀吉「なんじゃ?」

 

真司「お前の相手はおそらく優子さんだ。だから必ず勝て。それはお前ら姉弟の関係のためじゃない。勝敗がここまでもつれ、メンツがほぼ出揃った今、勝てるのは秀吉と雄二、2人だけだ。」

 

秀吉「なんでじゃ?島田では無理なのかの?」

 

真司「勘違いはするなよ?島田さんの点数が低いとは思わない。なんなら数学ならTOP 10にもすがりそうな勢いだ。でも、それでは無理だ。長月中の学年3位がまだ向こうにはいる。奴は、如月創也(きさらぎそうや)は数学に限ってはNo.2だ…奴の苦手は社会系だが、生憎島田では無理だ。それでも島田との差は歴然だ…敵の出てくる順番を読み切れなかった俺の責任だ。すまん」

 

秀吉「そういうことならわしに任せておくのじゃ。大丈夫だぞい、必ず雄二に繋げるからの」

 

真司「ありがとう。秀吉、バカにはバカの勝ち方がある。お前は演劇を磨いてきた。ならば相手の行動になりきればいい。そうすれば一撃も喰らわずに勝てる」

 

秀吉「できるかはわからんがの、やってみるのじゃ」

 

高橋「それでは第五試合を始めます。代表者は前へ!」

 

秀吉「わしじゃ」

 

優子「あら、それならあたしが出るしかないわね。科目はどうするの?」

 

秀吉「わしが選ぶのは一つしかないのじゃ。高橋先生、古典で頼むぞい」

 

優子「やっぱりね。でもあたしも何も考えずにここにきたと思ってるの?」

 

優子?「そんなの知らないわよ。黙ってかかってきなさい」

 

優子「ひ〜で〜よ〜し〜?なんであんたが今あたしの真似してんのよ!舐めてると受け取っていいのね?」

 

優子(秀吉)「あら、威圧しかできないの?そんなの猿でもできるわよ?」

 

優子「っ!試獣召喚(サモン)!」

 

優子(秀吉)「試獣召喚(サモン)!」

 

木下秀吉 古典 325点

     VS

木下優子 古典 360点

 

それは誰の目にも間違いなくこの戦争で最も僅差な戦いであることを示していた。そして全員が固唾を飲んで見守る中2体は接敵する。

 

優子(秀吉)「ほらほら、当たらないわよ?」

 

ザンッザンッ

 

 

木下秀吉 古典 325点

     VS

木下優子 古典 195点

 

「おおっ!妹の方が押してるぞ!」

 

「頑張れ!秀吉!」

 

木下優子という少女は荒っぽかったが、何事も経験則を大事にそつなくこなす少女だ。だからこそこの場面でどうしたらいいのかわからない。なぜなら装備の違う今の自分と戦うことなどかつての何人もしてこなかったし、できなかったのである。そうするうちに傷だけが増えていくのだ。

 

 

木下秀吉 古典 312点

     VS

木下優子 古典 65点

 

その差、約5倍。おおよそ明久にしか覆せない点差である。しかし、少女は優秀であった。天才ではなかったが、やはり努力をする秀才であった。天才にも劣らない、本物の努力を。その努力はこの場でも生きていた。

 

優子「秀吉、あんたの行動パターンはだいたいわかったわよ?」

 

その言葉に嘘はなかった。確かに途中から攻撃が当たるようになっていたのである。

 

 

木下秀吉 古典 212点

     VS

木下優子 古典 53点

 

「木下さんが押し返したぞ!」

 

「頑張れ!木下さん!私たちのためにも!」

 

しかし、それでも秀才は天才には敵わない。そして弟の秀吉はこと演劇に限って言えば天才であった。天才が努力をするとどうなるか、誰であっても答えはすぐに出る。

 

秀吉「チェンジ」

 

その言葉が決着の始まりである。そして天才は…化け物にさえも憑依する。

 

真司?「お前は俺を怒らせた」ゴウッ

 

「なっ!?あれは!?」

 

「藤堂の魔王モードだと!?」

 

「なんで秀吉が使ってんだ!?」

 

真司「あれが秀吉の真骨頂か」

 

明久「僕もあれまでできるとは思ってなかったよ笑笑」

 

ザンッ

 

 

木下秀吉 古典 212点

     VS

木下優子 古典 0点

 

高橋「Aクラス木下優子、戦死!よって勝者Fクラス!」

 

秀吉「わしは…勝ったのかの?」

 

優子「完敗よ、秀吉。まさか演劇をあんな使い方するなんて」

 

秀吉「真司が助言してくれたのじゃ」

 

優子「使いこなしたのはあんたでしょ?ならあんたの力ってことでいいんじゃないの?」

 

秀吉「まだ使いこなしてはおらんぞ。やはり真司の魔王モードは無理があるのじゃ…」

 

真司「お疲れ、秀吉。後は後ろのやつに任せようぜ」

 

秀吉「流石にそうさせてもらうのじゃ」

 

高橋「それでは第六試合の代表者は前へ!」

 

美波「ウチで終わらせるわ!」

 

??「ほう?貴様如きが我を倒すとな?この戯けが」

 

ついにリーチをかけたFクラス。そこに待ったをかけるかの如く最強クラスの男が立ち塞がった…

 




ということでまたまたオリキャラが出ます。
この人ここ以外で出番あんのかな…
まだ先を書いていないのでわかりません!(諦観)

ということで次回予告!

熾烈を極める頂上決戦はついに最終局面へ!

…え?霧島さん?君は何を考えてるの?

次回『奇跡よ、おきろ!』
これが異次元バカたちだ!
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