バカと鈍感と召喚獣   作:咲推しのだいちゃん

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やっぱしたこともないこと書くのはしんどいです…
難産でした。

ちゃんと甘くなってますかね?


瑞希と初デート

Aクラス戦が終わってから約1週間後の金曜日。結局顔ぶれの変わらなかったFクラスにいた1人の男は悩んでいた。

 

真司「流石に色々すっ飛ばしすぎたよなぁ…」

 

その男の名は藤堂真司、化け物じみた体のまごうことなき人間である。彼が一体何を悩んでいたのか、その原因は2日ほど遡る。

 

〜2日前〜

 

瑞希「シン君」

 

真司「どうした?瑞希、何かあったか?」

 

瑞希「いや、そんなんじゃないんだけど…私たち付き合ってる訳でしょ?」

 

真司「まぁそうだわな」

 

瑞希「シちゃったけどまだ私たちデートもしたことないじゃん」カオマッカ

 

真司「わかったよ。次の土曜日にどこかに行こうか?」

 

瑞希「うん!」

 

真司「じゃあ場所はこっちで決めておくよ」

 

瑞希「ありがとう!」

 

〜〜

 

真司「瑞希にはああ言ったけど…どこ行けばいいんだ?」

 

この男、付き合ったことはないのでどこに行けばいいかわからなくなったのである。…贅沢な悩みだな!おい!

 

真司「行きつけのラーメン屋…はダメだな。あそこは女子が食うには脂が多すぎるし何よりニンニクはダメだ」

 

行きつけのラーメン屋、なんて誤魔化しているが、ラーメンの量が多くて野菜のコールができる某ラーメン屋である。

 

真司「やっぱ無難に遊園地か?でも確か瑞希ってお化け屋敷見るだけで泣きそうになってたしなぁ…ゲーセン…は…うん、ダメだな」

 

ちなみにゲーセンをすぐに却下した理由は真司自身にあったりする。

 

真司「となるとどうしたもんか…」

 

こんだけ悩んで答え出ないんだったら多少悪くても上の中から選べよ…

 

真司「そうか!動物園だ!」

 

お前どっからそれ捻り出したんだよ…

 

真司「となるとチケットは俺が買うとして、あとは飯どうすっかなぁ…」

 

雄二「飯がどうしたんだ?」

 

真司「あぁ、いや…ってお前いつからいた!?」

 

雄二「たった今だ。珍しく早く来たんでゆっくり寝てようかと思ったんだが、辛気臭い顔で悩んでる奴が1人いたからな。気になりもするさ」

 

真司「そうか。それならその前は聞いてないんだな?」

 

雄二「あぁ…動物園に行くなんて聞いてないぞ?」ニヤニヤ

 

真司「ようし、わかった。雄二に瑞希を取られそうになったと翔子さんに伝えておこう」

 

雄二「マジですんませんした」土下座

 

真司「聞かれたのは俺のミスだから仕方ないけど広めんなよ?」

 

雄二「いや、広めるも何も…後ろにみんないんぞ?」

 

真司「………は?」

 

美波「ずいぶん考え込んでいたのね」ニヤニヤ

 

秀吉「広めるも何も相手が他クラスしかいないのじゃ」ニヤニヤ

 

猛「悪いな、兄貴。もう姉さんに情報提供しちまった」ニヤニヤ

 

康太「………殺したいほど妬ましい」

 

明久「こんな真司初めて見たよ」ニヤニヤ

 

真司「よーし、今ニヤニヤした奴地獄送り(物理)な?」

 

美波以外「すんませんでした」土下座

 

美波「地獄送り?」

 

真司「そうだなぁ。お前の好きな人を…」

 

美波「わあ〜!ウチは何もしてないんだからいいでしょ!」

 

真司「ま、そうなりたくなきゃ黙ってろよ?」

 

「「Sir, yes, sir!」」

 

真司「…無駄に発音いいなお前ら」

 

雄二「まぁ、とにかく、だ。最優先は姫路を楽しませられるか、だろ?」

 

真司「そうなんだけどさ。ちっちゃい頃からいろんなとこ既に行ったんだよ。だからどこ行くにも目新しさがないんだよな」

 

雄二「目新しさが欲しいのか?なら俺たちに任せておけ。場所は動物園でいいんだろ?」

 

真司「とてつもなく嫌な予感がするんだが…」

 

雄二「そんなこと言うなよ。俺たちで盛り上げてやる笑笑」

 

真司「はぁ…嫌な奴らにバレたな…」

 

〜次の日午前9時半〜

 

瑞希「シン君、お待たせ!だいぶ待ったんじゃない?」

 

真司「全然?今来たとこだよ?」

 

瑞希「シン君は私が隣のアパートに住んでるの、忘れたの?お母さんが30分前には出たって言ってたよ?」

 

真司「時間的な話じゃないんだが…まぁいいか。瑞希、移動するぞ」

 

瑞希「結局どこに行くの?私何も聞いてないけど…」

 

真司「まぁ、行ってのお楽しみってやつだ。大丈夫だ、損はさせない」

 

そう言って移動を始めるカップル。一方その頃、現地でスタンバイしているFクラスメンバーは…

 

雄二「なぜここに翔子がいるんだ?」

 

翔子「………夫を見守るのも妻の役目」

 

猛「こう言って聞かないんだよ。言っておくが俺が連れてきた訳じゃないからな?俺より先に家出てたし」

 

明久「そんなことはいいじゃん。雄二、愛されてるね?」

 

康太「………殺したいほど妬ましい」

 

雄二「そんな生優しいようなもんじゃないぞ…」

 

明久「じゃあなんなのさ」

 

雄二「明久、お前は寝ているときに『目覚めのチュー』と言われて迫られたことはないか?」

 

明久「なんで知ってんのさ…そう言うことなら、ごめん」

 

雄二「適当に言ったんだが…伝わればそれでいい」

 

秀吉「なぜ姉上もおるのじゃ?わしが家を出るときにはいつも通り家でぐーたらしてたはずじゃが…」

 

優子「アタシは代表から誘われたのよ。面白いことがあるって。まさか真司君のデートだとは思わなかったけど」

 

翔子「………優子がいれば作戦は上手くいく」

 

美波「あんたたち、真司と瑞希が来たわよ?」

 

雄二「お、やっと来たか。それじゃ作戦通りにな。各自散開!」

 

一方その頃、入口についた真司と瑞希は…

 

瑞希「シン君が言ってたのって動物園だったんだね」

 

真司「まぁ、俺が来たかったってのもあるんだけどな。ここだけ昔来たことなかったろ?俺がここ出てからは知らんけど」

 

瑞希「そういえばここは来たことなかったかも」

 

真司「それは良かった。初デートはなるべく瑞希が来たことないとこにしたかったからな」

 

瑞希「そんな無理しなくても私はシン君と一緒なら楽しいのに…」カオマッカ

 

真司「そ、そうか」カオマッカ

 

…甘々な会話すんじゃねぇ、このバカップルが!

 

真司「それじゃ、行こうか」

 

瑞希「そうだね。シン君、エスコートは任せたよ?」

 

真司「こういうところは来たことがないから上手くできるかはわからんが頑張るよ」

 

瑞希「それじゃ最初はどこ行く?」

 

真司「じゃあ近場のカンガルーから見に行こうか」

 

瑞希「うん!」

 

その頃、カンガルー舎の前では…

 

翔子「………雄二。私たちもデートする」

 

雄二「今日は真司に一泡吹かせる日だぞ?また今度な」

 

翔子「………別に今日でも問題ない。真司たちに見せつける」

 

雄二「恥ずかしくて死んでしまいそうだ!」

 

翔子「………死ぬのは困る」

 

雄二「ならやめてくれ!頼むから!」

 

翔子「………わかった。夫の意見を尊重するのも妻の役目」

 

雄二「まだ俺は結婚してねぇ!」

 

猛「往生際が悪いぞ、雄二。もう諦めたらどうだ?…っと2人がきたぞ」

 

雄二「一度お前と拳でじっくり語り合いたい気分だが、まぁいい。作戦開始だ」

 

秀吉「了解なのじゃ」

 

明久「オウそこのカップルサン、ミーたちはここハジメテね。ピクチャープリーズ」

 

真司「明久…何してんだ?」

 

明久「私のナマエハ明久じゃナイネ。スティーブ=花子、通称エリザベスね」

 

真司「お前名字どうなってんだよ!それからその名前のどこにエリザベス要素あんだ!」

 

瑞希「まぁまぁ、シン君、落ち着こ?エリザベスさん、写真なら私たちの方も撮ってくれませんか?」

 

真司「なんで瑞希はこの状況で冷静でいられんだ…」

 

明久「わかりマシタ。では先にこちらをトッテください」

 

瑞希「シン君、写真、撮ってあげて?」

 

真司「ったく…仕方ねぇなぁ。カメラは?」

 

明久「カレが持ってマス。ムッソリーニクン」

 

真司「ムッツリーニ…お前に関してはほとんど呼び名変わってないのな…」

 

康太「………そんな事実は確認されていない」

 

真司「お前隠す気あんのか…?」

 

互いに写真を撮ってもらい別れた後、近場から回っていくと…

 

瑞希「シン君、お腹すいてない?」

 

真司「もういい時間だしな。どっかで昼食うか」

 

瑞希「お昼なんだけど、お弁当作ったんだ。一緒に食べよ?」コテッ

 

真司「ブシャァァァァ」バタッ

 

瑞希「シン君?シン君!」

 

雄二「まずい!真司が倒れた!至急AEDと輸血パックの準備だ!」

 

優子「なんであんたたちはそんなすぐ輸血の準備ができるのよ…」

 

秀吉「姉上、これはFクラスでは日常茶飯事なのじゃ。真司が倒れるのは初めてじゃけどな」

 

優子「どこからつっこんでいいのかわからないわ…」

 

明久「姫路さん!離れて!300Jチャージ!」

 

ドンッ!

 

瑞希「明久君!?なんでここに?」

 

明久「理由は後で!とりあえず蘇生するよ!」

 

康太「………輸血完了」

 

秀吉「もう一度AEDじゃ!」

 

明久「もう準備は完了してるよ!」

 

ドンッ!

 

真司「………あれ?ここは?」

 

瑞希「よかったぁ…」

 

真司「…そうか、俺はあの威力の前になす術もなかったわけか」

 

康太「………写真はここに」

 

真司「1ダース買おう。さて、こんだけメンバーが集まっちまったらデートどころではなくなっちまったな」

 

美波「それなら問題ないわよ。ウチたちはこれで帰るもの」

 

真司「迷惑かけたな」

 

美波「そう思うんなら瑞希を楽しませなさい」

 

真司「わかってる。瑞希、移動しようか」

 

瑞希「でも…みんないるし…」

 

真司「みんなもう帰るそうだ。問題はないぞ?」

 

瑞希「いいのかなぁ…」

 

真司「それに俺は2人で回りたい」カオマッカ

 

瑞希「えっ?」カオマッカ

 

雄二「翔子、早く出るぞ。これ以上この空間にいたら砂糖吐きそうだ」

 

翔子「………わかった」

 

雄二「そういうことだ。あとはごゆっくり」

 

瑞希「アウアウ」カオマッカ

 

〜雄二たち移動〜

 

真司「ごめんな、瑞希。こんなことになっちまって」

 

瑞希「それはいいんだけどなんでシン君は倒れたの?鼻血出てたみたいだけど」

 

真司「そ、それは…(瑞希が可愛すぎたなんて言えない…)」

 

瑞希「それは?」

 

真司「な、なんでもないんだ。本当に」

 

瑞希「本当に?」

 

真司「そ、そうだよ」

 

瑞希「…そういうことにしといてあげる」

 

真司「(これ完全にバレてんな….)他んとこも行ってみよう!」

 

瑞希「うん!」

 

それからの行程は特に言うこともないんでカットします。

 

真司「もう閉園時間になるしそろそろ帰ろっか」

 

瑞希「もうそんな時間!?シン君、気絶し過ぎだよぉ…」

 

真司「ごめん!また今度どっか行こうな」

 

瑞希「もちろん!今度は私が考えるね?」

 

真司「そんな、悪いよ…」

 

瑞希「だめ?」

 

真司「いいんだけど、なんか申し訳なくてさ…」

 

瑞希「気にしなくていいよ。私がしたいだけだから」

 

真司「そう?なら…次はお願いね?」

 

瑞希「任せて!…ねぇ、今夜、家に誰もいないんだ…」

 

真司「っ!それがどういう意味かわかって言ってんのか?」

 

瑞希「わかってる…シン君ならいいよ?」

 

真司「…後悔するなよ?」

 

その後の2人の様子は…あえて語らないでおこう。(R18になるので)

 




ということでデート回でした。自分のしないことを詰め込みました
というよりもしたことないんで知識がゲームとかに依存しちゃうんですよね

ということで次回予告!

ついに始まる清涼祭!Fクラスの準備は…え?

次回『清涼祭へ向けて』

今、バカが進化する
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