ストックが切れて、卒論とバイトが忙しくなってしまっているのでここからは不定期投稿とさせていただきます。
次回はいつになるのか…
清涼祭へ向けて
桜も散り、青々とした葉が生い茂る頃、文月学園では清涼祭への準備が進んでいた。ほとんどのクラスでは出し物も決まり、一致団結して準備をしている。そんな頃、2年Fクラスでは…
真司「おは…なんでこんな少ないの?」
瑞希「あっちだよ。シン君、怪我の具合は?今日診察だったんでしょ?」
そう言って窓の方を指差す。
真司「あいつら…怪我の方だが、もうスポーツも問題ないらしい。花蓮のお母さんに「あんた本当に人間?」て言われたよ笑笑」
美波「あんた10年は運動できなかったんじゃ…」
真司「なんでかは知らんが治ったんだ。やっと野球ができる。このクラスに野球部いないか?」
瑞希「さすがにわかんないなぁ。カバンとかが違ったら気付くんだけど」
真司「仕方ねぇ。鉄人にでも頼んで入部届けもらうか」
秀吉「それが確実じゃな。しかし真司よ、練習してなかった期間があったのに大丈夫なのかの?」
真司「さっきボール投げたら問題なかった。バットも振れてる。まぁ実戦の感はこれから戻すしかないけどな」
瑞希「キャッチボールの相手くらい私がやろうか?まだシン君にもらったグローブあるし」
真司「やめとけ。軟球と違って硬球だと怪我の確率が高い。俺は瑞希にケガして欲しくないんだよ」
美波「瑞希、愛されてるわね」ニヤニヤ
瑞希「アウ」カオマッカ
真司「ほう、島田さんや、罰を受けたいと?」
美波「そ、そんなんじゃないわよ!」
真司「だが、次はないぞ?」
瑞希「もう!シン君、脅さないで!」
真司「うっ!わかったよ」
美波「あんたもう瑞希の尻に敷かれてんのね」
真司「そんなことはないぞ!…多分…」
秀吉「否定できてないのじゃ…」
西村「お前ら!何やってんだ!清涼祭の出し物が決まってないのはFクラスだけだぞ!」
真司「あの声聞こえたってことはもうそろ戻ってくるだろうしとりあえず席ついて考えとこっか」
美波、瑞希、秀吉「賛成(なのじゃ)」
雄二「それじゃあまずは清涼祭の実行委員を決めるぞ。決まったらそいつに出し物は一任する。誰かいないか?」
「島田とかいいんじゃないか?」
「ここは魔王様の出番だろ!」
「吉井辺りにやらせればいいんじゃね?」
真司「俺パス。やっと野球ができるんだ。清涼祭に割ける時間はねぇ」
雄二「そうか。大体候補が出揃ったな。んじゃ実行委員は島田、あとは任せるぞ」
美波「え?ウチ?いやぁそれは困るなぁ…」
雄二「何か問題でもあんのか?」
美波「ウチと瑞希は召喚大会に出るからちょっと難しいかな」
雄二「じゃあ副委員を出せばいいだろ?」
美波「人次第ね」
雄二「んじゃあこっちで候補を出すからそっからお前が2つに絞って全員で投票だ」
「なら吉井だろ」
「秀吉も捨てがたいぞ」
「やっぱ魔王様に…」
「姫路さんもありだろ」
雄二「島田、この辺で候補を2人に絞れ」
美波「わかってるわよ」
そう言う美波が書いた黒板には…
候補① 吉井
候補② 明久
と書かれていた。美波、お前それどっちも同じ人だぞ…。一方、副委員が確定した明久は…
明久(吉井ってこのクラスに2人いたんだ)
どっちもお前だよ!…まさかこいつクラスメートの名前覚えてねぇのか?(作者はそんなすぐには覚えられんかった…)
「んーどっちもなんかバカそうだしなぁ…」
「おまけにどっちもクズそうなんだよなぁ…」
ここまで言われてようやく気づいたのか、明久は反論する。
明久「こら!君たち悩んでる風で人をディスるな!」
真司「事実だろ?」
明久「真司!君は少しはフォローしてよ!」
雄二「まぁ、副委員は明久に決定だ。後は勝手にやれ」
真司「俺も寝るわ」
そう言うや否や寝る2人。本気で何も手伝わないらしい。こういう時に「ちょっと男子!準備手伝ってよ!」と言うあだ名が委員長というタイプの女子がいればいいのだが生憎瑞希も美波もそのタイプではない。
美波「それじゃあ出し物を決めるわよ。アキは出た案を黒板に書いていって」
明久「わかったよ、美波」
スッ
康太「………写真館」
「ムッツリーニが写真館て言うとやばそうに聞こえないか?」
「まぁなんとかなるだろ」
「ウェディング喫茶なんかどうだ?」
「でも男からすると結婚て人生の墓場って言わないか?」
「それは嫌だな…」
そんな風に好き勝手に喋っていると須川の手が上がる。
須川「中華喫茶なんかどうだ?」
美波「チャイナドレスでも着るの?」
須川「そんなんじゃないんだ。本格的な飲茶とかを出すんだよ。そもそも中華ってのは…(中略)…喫茶店だから利益も回収できるし、他ともかぶらないだろ?」
美波「それならいいわね。アキ、書いておいて」
そう言って美波が黒板の方を振り向くと…
案① 写真館「秘密の覗き部屋」
案② ウェディング喫茶「人生の墓場」
案③ 中華喫茶「ヨーロピアン」
…何をどうしたらそうなるんだ…
秀吉「明久よ…なぜこうなったのじゃ?」
明久「僕のせいじゃないよ!僕はただみんなの意見を書いただけだから」
猛「お前聞こえた単語をそのまま並べただけだろうが!」
ガラガラ
西村「そろそろ決まったか?」
そう言って黒板を見る鉄人。
西村「…お前たちの補修をかなりした方がいいな」
「なんでですか!?」
「俺たち何もしてないですよ!」
「悪いのは書いた吉井です!」
西村「バカども!みっともない言い訳をするんじゃない!」
ここだけ聞くとただのいい先生なのだが…
西村「先生はバカな吉井を選んだこと自体が間違いだと言っているんだ!」
…あんたに情はないんか…
明久「罵倒を上塗りされた!」
西村「全く…お前たちは…少しはまともにやれ。清涼祭の利益で設備を向上させようとか思わんのか?」
「そうか!その手があった!」
「何も試召戦争だけが設備を良くするチャンスじゃないんだ!」
瑞希「皆さん、頑張りましょう!」
「「「オォーーーー!!!」」」
美波「それじゃあこの中から決めるわよ。それぞれ1番やりたいものに手をあげて」
「写真館ならかなりの利益が見込めるんじゃないか?」
「バカ!ここは姫路さんにウェディングドレスを着てもらってだな…」
「中華喫茶もなかなかだぞ!」
美波「あー!もう!とっとと決めるわよ!はい!写真館!…次、ウェディング喫茶!…最後、中華喫茶!…はい、中華喫茶に決まり!全員協力するように!」
こうしてクラス代表とクラスの中心人物が寝てる中、出し物がようやく決まったのであった。
美波「吉井、なんとか坂本か真司かどっちかでもやる気にさせられないかな?」
明久「真司は姫路さんが言えばどうにかなるかもしれないけど雄二は無理だと思うよ。興味のないことにはとことん無気力だから。てか美波はなんで僕に頼んだの?親友でもさすがに無理だよ」
美波「だってあんたと坂本ってデキてるんでしょ?」
明久「誤解だ!なんで美波はそう僕をそっち系に持っていきたがるのさ?」
美波「そう聞いたわよ?Dクラスの玉野さんに」
明久「1番誤解を生みそうな人が原因だった!」
秀吉「明久よ、諦めるのじゃ。それよりなぜ島田はあの2人の協力が必要なのじゃ?」
美波「瑞希が転校するかもしれないのよ」
明久「ゑ?」
美波「あー!もう!なんでこのバカは不測の事態に弱いのかしら!?」
秀吉「明久、しっかりするのじゃ!」
明久「秀吉、僕がモヒカンになっても好きでいてくれるかい?」
美波「…どう言う思考回路ならこんな答えになるのよ」
秀吉「一種の才能じゃな」
美波「そうじゃなくて瑞希の転校よ!」
明久「はっ!姫路さんが転校するってどういうことなのさ!」
美波「そのまんまよ。体の弱い瑞希には流石にFクラスの設備はしんどいから…」
秀吉「となると純粋に設備の問題じゃな」
美波「そうなのよ。だから絶対に出し物を成功させて設備を向上させなきゃいけないのよ」
明久「なら真司については美波がそのことを話してよ。雄二はなんとか僕と秀吉でやってみる」
美波「やっぱりアキと坂本は…」
明久「デキてないからね!」
美波「まぁそのことはまた問い詰めるとして、坂本は頼んだわよ」
明久「任せてよ」
今回は雄二サイドは書きません。知りたい方は是非原作を読んでください。
美波「あ、真司」
真司「島田さんか。どうかした?」
美波「それが…カクカクシカジカ…ってことなのよ」
真司「なんだって!?」
美波「本当の話よ。清涼祭、協力してくれる?」
真司「そう言う事情なら仕方ない。やるよ」
こうして2-Fは一丸となって清涼祭へ向けて努力するところとなった。そして、運命の清涼祭が始まる…
ということで繋ぎの回でした。
実際男子を探すのに女子更衣室を探すってどうなんですかね?
僕にはさっぱり理解できません。
そして!初感想が来ました!感想をもらうと嬉しくなるタイプなので他の方もいただけるとありがたいです!
それでは次回予告!
ついに始まった清涼祭!瑞希の運命やいかに!?
…え?妨害?そんなもん俺が潰してやるよ!
次回『始まり』
ここ、テストに出まーす