流石にここまで開くとまぁ待っている人なんていないとは思いますが、本日も短いのを投稿させていただきます。
色々と考えた結果、学園祭はここで締めようと思っています。
中途半端な終わり方なんですが、理由は後書きにつけておきます。
次回から高校野球編が始まるので設定に真司君と猛君の能力(パワプロ風)を載せておきたいと思います。
それでは、本編どうぞ!
結果から言うと瑞希たちは負けた。…なんでこんなダイジェストになってるかって?答えは簡単だ。原作とほとんど変わんねぇんだよ!絶対に作者の文章力の問題じゃねぇよ!?違うって言ったら違うんだからな!
違うのは瑞希が明久をシメる理由くらいですねぇ。彼女曰く、「幼馴染が犯罪に手を染めるのは見ていられない」とのことですよ。純粋な子って素晴らしい理由で行動するんですね。お兄さん感心するわぁ。そんな純粋な子の現在は…
真司「なぁ瑞希、いい加減元気出せよ」
瑞希「だってぇ…」
そう、絶賛いじけております。なんで泣いてるかは聡明な読者ならすぐにわかるだろうよ。
真司「とりあえず明久が小学生に手を出すようなやつじゃないのは瑞希もわかってんだろ?」
瑞希「それは…そうなんだけどさ…」
真司「だったらあいつを信じてやれよ。あいつが下手なことできないってのを一番知ってるのは小中を一緒に過ごした俺たちだ」
瑞希「…そうだね!理由はわかんないけど下手なことしたら美波ちゃんに○されるもんね!」
真司「あんさん、それ冗談にならんわ…」
瑞希「終わったことでくよくよしててもしょうがないし、戻ろっか」
真司「落ち込んでたんは瑞希の方じゃんか…」
瑞希「それはいいでしょ!シン君早く行くよ!」
真司「わーったよ……先に行っててくれや。用事ができた」
真司の目線の先には1人の男が笑顔を浮かべながら立っていた。その目線に気づいた瑞希もそちらに目を向けた。
瑞希「あの人、知ってる人?」
真司「…まぁ、ちょっとな。…向こうにいた頃の知り合いだ」
瑞希「…そっか。積もる話もあると思うし、先行ってるね(シン君、何か隠してる…)」
真司「(…ばれてるか)ありがとう」
スタスタ
真司「…時間より早くないか?」
真司と男の視線がぶつかる。男は真司の質問を無視しながらこう切り出す。
男「これはこれはたいそうな御身分じゃねぇか。え?お前の女か?しんくん?」
真司「…聞きたいことはそれじゃないんだろ?…朧(おぼろ)」
朧「釣れねぇなぁ。せっかくお前の彼女っぽく呼んであげたのに…少しは俺とおしゃべりしようとは思わないのか?真司?」
真司「残念ながらそんな時間はないんでな。用があるなら手短にしろ」
朧「…時間がないのなら仕方あるまい。最重要案件のみ話す。お前の敵にはとある大企業の社長が関わっている。生半可な策では大きな力の前には太刀打ちできまい。覚えておけ」
真司「…大企業だと?どこのやつかは知らんが気には止めておこう」
朧「…公の場では其の力は現れることはない。然れど真の黒幕と相見えんとす時、必ずや強大な力をもって押し潰さんとす。…と姫様からだ」
真司「お嬢が言うなら間違いあるまい。…と言ってもなぁ分からんもんは分からんな」
朧「お前なら真実に辿り着くだろうと姫様はおっしゃられていた。此度は序章に過ぎんよ」
真司「お嬢に伝えておいてくれないか、委細了解と」
朧「承知。…久々に話していたかったが、もう時間か?」
真司「そろそろだな。敵さんがいつ仕掛けてきてもおかしくない」
朧「ならば行け。…今度は失うなよ?」
真司「…もう3度失った…失ったものは帰ってこない…それでも進み続けるしか残ってないんだよ、俺には」
タッタッタッタッ
そう言い残し駆けていく真司。朧はその背中に真司の覚悟と迷いを感じ取っていた。
朧(真司…辛いのはわかる…だが、覚悟を決めないと手遅れになるぞ…)
〜Fクラス前〜
真司「(ん?なんか静かだなぁ)…お前ら、儲かってんのか…?」
明久「真司!大変だ!秀吉と島田さん、葉月ちゃん、姫路さん、それにAクラスの霧島さんと木下さんが連れ去られた!」
真司「なん…だと…?クソッ!俺が目を離さなければ…」
雄二「真司、落ち込んでる暇はないぞ。ムッツリーニが今連れ去られた場所を特定している。特定しだい俺たちで乗り込むぞ」
真司「…わかってる。こんなんだったらあいつをここにつれてくるべきだったか…」
猛「あいつって誰のことだよ、兄貴」
真司「向こうにいた頃の知り合いに索敵能力と戦闘能力は一級品でとある社長の一人娘の護衛の奴がいるんだが…」
朧「俺を呼んだか?真司」
真司「お前まだこっちにいたのか…まだ時間はあるのか?」
朧「嫌な予感がしてね。追ってみればそういうことか。…時間はまだある。それにこの事件を放って帰るようなことがあれば旦那様に殺される」
真司「心強いな。…雄二、ムッツリーニはどこに?朧、手伝ってくれないか?」
雄二「そいつの素性が分からんが真司の今の話を信じるならいいか…ムッツリーニは屋上だ」
朧「真司、案内を頼む。…久々に共同戦線だが、お前はついてこれるか?」
真司「当たり前だ。"あの時"とは違う。もう遅れは取らない」
朧「信じよう。…"あの子"を守れなかったこと、忘れんじゃねぇぞ」
真司「俺はどこにも逃げん…絶対に!」
猛「俺たちも準備しておく。場所がわかったら教えてくれ」
タッタッタッタッ
〜屋上〜
真司「ムッツリーニ!状況は!?」
康太「………大まかな場所は絞れた。後は細かい位置」
朧「ならば、私の出番だろう。そのパソコンを貸してくれないか?」
康太「………連絡はもらった。頼む」
朧「委細承知。…ここまでできているのなら…ここをこうして…出たぞ、埠頭4番倉庫だ」
真司「了解!向かうぞ!」
〜4番倉庫〜
不良A「奴ら、こんな上玉侍らせているとは…へへっ、ボス、俺もう我慢できねぇっす!ヤっちまってもいいっすか?」
ボス「お前の脳みそは股間にでもついてんのか?まぁ少し我慢しておけ。後でたっぷり味わわせてやるからよ…」
美波「あんたたち!こんなことしてただで済むと思ってるの!?」
不良B「思ってるも何もこの数相手に勝てるのか?ええ?」
埠頭4番倉庫に集められたその数、およそ30。ヤクザも混じっているため、少なくとも普通の男子高校生が10人集まったところで勝てる相手ではない。
ヤクザA「お前ら、お上からのお達しだ。そこの女どもは売りもん、手荒な真似はするな、と」
ボス「わかりました。…しかし、俺たちは勝てるんですかい?相手は彼の悪鬼羅刹でしょう?」
ヤクザB「お前ら、俺たちを侮ってないか?悪鬼羅刹程度はその辺にゴロゴロ転がってる世界がここなんだよ。その程度に負ける?これは面白いジョークだ笑笑」
ボス「そうですよね。おまけにこっちには人質もいる。負ける要素がなかったです」
ヤクザC「分かればいいんだよ、分かれば。だが、負けるなんて思った奴が無傷でいていいわけねぇよなぁ?あぁ?」
ボス「す、すみません!しかし…」
ドガッ!
ヤクザD「でももストもあるか、アホ。お前はしばらくそこに寝てろ。後でたっぷりシゴいてやる」
ボス「う…あ…」バタン
この時彼らは後にこの行動を後悔することになるとは夢にも思っていなかった。そう、彼らが暴れ始めるまでは…
真司「ここか!?」
朧「落ち着け、真司。ここから声が聞こえている。数は…ざっと30といったところか…舐められたもんだな」
明久「その数で舐められてる、なんて思うの君だけだよね!?僕ら一般人からしたら暴力的な数だからね!」
雄二「明久、うるさいぞ。中まで聞こえるだろうが」
明久「悪いの僕!?君たちが異常なだけだからね!?」
真司「…お前の鼻と口にガムテープ貼ってやろうか?あぁ?」
明久「すんませんでした!」土下座
真司「チッ…朧、敵の配置、分かるか?」
朧「俺を誰だと思っている。…入り口に10、裏口に10、真ん中に10といったところか。人質は真ん中だ」
猛「よっしゃ、行くか。…姉さんたちを取り返しに…」
雄二「お前も落ち着け、猛。どこから侵入するか決めてないだろうが」
猛「んなもん真正面からに決まってんだろうが」
真司「バカか、お前は。んなことしたら人質で一発アウトだ。入る入り口…そうだな、上の窓でどうだ?」
朧「及第点だな。上の窓に俺と…ムッツリーニと言ったか?お前だ。正面はお望み通りお前ら兄弟、残りは裏口だ」
雄二「だろうな。…全員、死ぬなよ。作戦開始だ」
ガシャンッ
ガンッ
バリーンッ
真司「…お前らぁ…覚悟はできてんだろうなぁ…全員まとめて…かかって来いっ!」
不良A「敵襲だーッ!」
ヤクザA「来たか…って、なっ!お前は!竹原朧!何故鳳(おおとり)家の門番のお前がここにいる!」
朧「んなこと敵に教えるわけねぇだろうが、バカどもが!」
ヤクザD「お前ら人質がどうなってもいいのか!?こいつら殺すこともできんだよ!」
雄二「どこ見てんだ!人質はもう返してもらったぞ!」
ヤクザC「んなっ!?いつの間に!?」
真司「この程度の戦力で勝てると思うなぁ!」
ドガッ
バギッ
ボゴッ
真司「…今度は…守れたのか…?」
瑞希「シン君…!」
朧「強くなれたんだな…真司…」
真司「ありがとなぁ…朧…俺、ちゃんと大事なもん守れるようになったよ…瑞希、無事か?」
瑞希「…怖かったよぉ…」
真司「失わずに済んで良かった…」
雄二「お前は死ぬ寸前みてぇなこと言ってんじゃねぇよ。とりあえず全員無事だとわかったんだ。とっとと帰るぞ」
そう言って踵を返す雄二の腕にはいつのまにかSHOKO KIRISHIMAが装着されており、色々台無しだ。
〜帰り道〜
明久「そういえば真司、あの子、とか、あの時、って何のことなの?」
真司「………さぁな」
秀吉「明久よ、本人があえて隠してることは話すまで待っておるということは…すまぬ、できんかったな」
明久「秀吉まで僕をそんな目で見るの!?…いや、話したくなければいいんだけどね?」
真司「…すまねぇ」
猛「兄貴が何か隠してんのは今更だろ?ま、自分から話すまで待っててやるさ」
ここで痺れを切らしたのか、優子が朧の方をチラチラ見ながら話を切り出す。
優子「…誰も聞かないからアタシが聞くけど、貴方、誰?」
真司「…あ、紹介忘れてた。男どもはともかく女性陣は何も知らないよね。こいつは竹原朧。母親が鳳財閥の人間でな、普段は北海道にいるんだが、父親がこっちにいるんで時たまこっちにも来るんだよ」
朧「竹原朧です。母が鳳の分家なので総本家で姫様の護衛をしています。以後、お見知りおきを」
瑞希「シン君にこんな礼儀正しいお友達がいたなんて…」
美波「合わないわね…」
真司「あのなぁ…」
朧「鳳家の門番と身体能力ゴリラじゃそうなっても仕方ねぇだろ」
真司「納得いかねぇ…」
優子「…あれ?竹原ってどこかで聞いた名前ね。どこだったかしら?」
真司「あぁ、教頭だよ。こいつの親父、うちで働いてっから。…まぁ、鳳財閥で働いてた竹さんを強引に引き抜いたのがうちのクソババアって訳なんだが…」
朧「まぁ、最終的に選択したのは親父だから気にすんなよ」
真司「選択ねぇ…選択肢なんぞあったんかも分からんけどなぁ」
そう言ってすまなそうにしている真司の背中には哀愁すら漂っていた。ちょうどここが別れ道になっていたため、男子で分担して女子を送り届けることとなった一団は木下姉妹、坂本夫婦、猛、ムッツリーニの6人と藤堂夫婦、明久、朧の4人に別れて帰って行った。
この学園祭の間は彼らにこれ以上厄介ごとが飛んでくることはなく、平和な学園祭を過ごしたそうな。
学園祭をここで閉めた理由としては、高校3年間自分のクラスと同じ部活の先輩、同期、後輩のところしか行ってなかったので全体の感じがわからんのですね。
どうしても学園祭の仕事は前夜祭で人を笑かすことだったもんで…
てなわけで次回からは野球の時間だー!
次回予告
右投げのために努力し続けた北海道での3年間。
その結果手に入れたのは如何なるものだったのか!?
次回、『努力の果てに』
野球しようよ!