とある三兄妹のデンドロ記録:Re   作:貴司崎

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前回のあらすじ:妹「うらー! ハロウィンボスリベンジすっぞコラー! 超級職の力見せたるわ!」末妹「姉様、大分フラストレーションが溜まってたんですね」


ハロウィンボスのカボチャ竜(前編)

 □<樹霊の森>上空

 

 レジェンダリアの首都からやや離れた所にある植物系モンスターが多く生息する<樹霊の森>、その上空でカボチャ頭のオレンジ色ドラゴンというコミカルなデザインをした【ハイ・パンプキン・ドラゴン】が、ドラゴンの意匠がある戦闘機【竜紋機 ワイバーン】に騎乗したGandorL(ガンドール)と、羽飾りが付いた金色のブーツ──TYPE:エルダーアームズ【白翼天靴 タラリア】から白い翼を展開した“飛翼の魔法少女(フライ・ハイ)”イーグレットを追いかけ回していた。

 

『GOAAAAAAAAA!!!』

『だああああ⁉︎ 《翼の紋章》使っとってもAGIで差がないから振り切れへん!』

「くっ! これは《ヒート・ジャベリン》⁉︎ 魔法まで使って来るの⁉︎」

 

 ……それだけ聞くと何かファンシーな字面に見えるが、実際には『カボチャ頭から呪いの炎を吹きあがらせながら雄叫びを上げて亜音速を超える速度で迫り来る全長30メテル強のドラゴン(遠距離攻撃魔法付き)から逃げ回る』と言う、レジェンダリア<マスター>の中でも一二を争う空戦技術を持つ二人をして正直生きた心地がしないレベルの死地だったのだが。

 今もドラゴンは複数の炎の槍を放って二人を牽制しつつ、そのままAGIで劣っているガンドールに狙いを定めて追い詰めて食い千切ろうとし……。

 

『こなクソォ!!!』

「だったら一旦吹き飛ばします! 《エメラルド・バースト》!」

『GAAAAA⁉︎』

 

 そうして危うく追い付かれそうになったガンドールが咄嗟に機体をロールさせてドラゴンの牙を躱し、代わりに音速の三倍の速度で攻撃を回避しながら接近したイーグレットがそこに割り込んで、すれ違いざま即座に発動させた【翆風術師(エアロマンサー)】の奥義による暴風を顔面に叩きつけて吹き飛ばし難を逃れた所だ。

 ……尚、飛行速度は“【生贄】MP特化理論”とMPのステ補正によって十五万近い最大MPを持つイーグレットと、その<エンブリオ>【タラリア】のMPを消費して自身のAGIと同じ速度で飛行する《飛行(アビエーション)》、飛行時に元々の最大MPの二割をAGIに加算する《飛翔(ソアリング)》と言う二つのスキルの組み合わせ。

 そして奥義クラスの魔法を即時発動出来たのは飛行速度が一万を超える毎に()()()()()()自身が使用するアクティブスキルの発動までの時間・消費MP・クールタイムを二分の一にする常時発動型必殺スキル《飛翼(タラリア)》によって、音速の三倍で飛行していた彼女のスキル発動までの時間が八分の一になっていたからである。

 

『済まん! 助かったわ! ……こっちも攻撃したいけど迂闊に飛行形態以外にしたら即落とされそうやからな』

「まあ仕方ないよ。こっちの魔法も向こうの防御魔法とENDに阻まれてあんまり効いてないし、当初の予定通り交互にアレのヘイトを取りながら目的地点に誘い込もう……来るよ!」

『GAAAAAAAAAAAOOOOO!!!』

 

 ……しかし、そんな超超音速で飛行しながら魔法を連射すると言う非常に強い戦術を駆使するイーグレットと言えど、ENDが一万五千を超えている上に物理・魔法ダメージを軽減する防御魔法まで使って来る【ハイ・パンプキン・ドラゴン】相手では致命傷を与えるのは難しく、故に二人は協力して“作戦”の地点まで相手を誘導すべく再び危険過ぎる“鬼ごっこ”を続けるのだった。

 

 

 ◇

 

 

「……《四天の千里眼》《四天の透視眼》……目標である【ハイ・パンプキン・ドラゴン】はガンドールとイーグレットの後を追って目標地点に接近中。後1分ほどで到着するかと。JC魔法少女とタンデム飛行とか羨ましいです」

「それは俺も同意見だが、今はロリショタ達に良いところを見せる為にも作戦に集中だ」

「はいはい分かってるわよ……《広目の天眼》パーティーメンバーに視界補正を」

 

 そんな二人が必死になって誘導しようとしている場所は<樹霊の森>の中でも木々が少なくて開けた地点であり、そこには【ヴィルーパークシャ】を使ってドラゴンと二人の様子を観測しているミマモリや、今回の作戦の要だとミカ(ロリ)に言われていつになく真剣な表情で自身の<エンブリオ>である杖を構えるKNKAを始めとして他のパーティーメンバーが揃っていた。

 ……さて、そんなヤル気満々のKNKAの<エンブリオ>はTYPE:アームズ【空輝清杖 アイテール】という長杖であり、澄み渡った輝く大気を神格化したギリシャ神話の神であり天体を構成する第五元素であるエーテルの由来となった“アイテール”がモチーフ故にか、そのスキルは空気中の不純物を吸収してMPに変換して蓄積・運用する《輝く空を我が手に(エーテリック・コンバーター)》のみである。

 だが、その特性上酸素や窒素は吸収出来ず、基本的に空気中に微量しか存在しない不純物のみしかMPに変換出来ない事から、大量にMPを蓄積するには余程大気が汚染された場所にでも行かなければならないと少し使い辛いスキルではある。

 

『ふむ、大気中の自然魔力が少し濃くなって来ましたな。……<アクシデントサークル>が発生しても困りますし、KNKA頼みますぞ』

「了解。【アイテール】周囲にある()()()()()()()()()()()()()を対象に《輝く空を我が手に》を起動」

 

 ……最も、それはここが可視化する(不純物と扱われる)程に自然魔力の濃いレジェンダリアでなければの話だが。

 加えて自然魔力なのでMPへの変換効率は当然100%であり、更にこれまでも今と同じ様に<アクシデントサークル>対策として何度も自然魔力を吸収し、膨大な量のMP蓄積しているが故に、彼は<YLNT倶楽部>の中でも屈指の実力を持つ魔法使いとして知られているのだ。

 

「……ほい、吸収完了。これでしばらくは<アクシデントサークル>は発生せんよ。MPの蓄積も十分だから作戦はいつでも始められる……が、流石に亜音速を超える速度で飛ばれると避けられる可能性が高いから足止めが欲しいが」

「……ホントこいつらって変態の癖に能力だけは優秀なのよね……まあ今は良いわ。モップル、こっちにもバフを寄越して」

「うむ良かろう、魔法少女バーニング・ハートよ。《魔法少女達の宴(マジカル・シェアリング)》」

 

 そんな彼等(HENTAI)を見て微妙な気持ちになった“爆炎の魔法少女(バーストレディ)”バーニング・ハートだったが、それでも今は戦いに集中するべきとモップルからの『パーティーメンバーの魔法職限定バフ』を受け取って赤色のオーラを纏いながら、自身の<エンブリオ>である炎を象った意匠の杖を構えた……最も、それは武器(アームズ)では無く。

 

「《ブレイズ・バースト》《ヒート・ジャベリン》《クリムゾン・スフィア》《オプティカル・カモフラージュ》セット《多重同時召喚》《火鳥召喚(サモン・フレイムバード)》」

『『『『KITITITI!』』』』

 

 自身の炎熱系魔法をエレメンタルとして変性・召喚する為の『召喚触媒』であり、その名も【奇炎伴杖 イグニス・ファトゥス】と言うTYPE:レギオンの<エンブリオ>である。そして今回使った《火鳥召喚》は高速飛行しながら突撃する火の鳥型エレメンタルを召喚するスキルである。更に変性出来る魔法は最大4つまでで、魔法を追加すればその特性を付加しステータスも上昇する。

 ……そんな事をしている間、遂にガンドールとイーグレットを追って【ハイ・パンプキン・ドラゴン】が彼等の待機する地点にまでやって来た。

 

『連れて来たで!』

『……GAAAAAAOOOOO!!!』

「良い? あの【ハイ・パンプキン・ドラゴン】に姿を消しながら体当たりしなさい……行け!」

『『『『KIKE──!!!』』』』

 

 また、魔法を付加したモンスターが存在している間は自身がその魔法を使用する事が出来ないデメリットがあるとはが、例えば【幻術師(イリュージョニスト)】の光学迷彩を付与すれば今の様に召喚モンスターの姿を一時的に見え難くするなどの応用も効くのだ。

 ……さて、先程バーニングが付加したそれ以外の3つの魔法は【紅蓮術師(パイロマンサー)】の奥義を含む上級魔法であり、召喚された【イグニス・バード】はAGI特化で高速飛行しながら突撃して()()()()モンスターなのであり……。

 

『『『『KIKE────!!!』』』』

『⁉︎ GGAAAAAAAAAAAAAAA!?』

 

 その結果は鬼ごっこに集中していたドラゴンは姿を隠した火の鳥達に気付く事が出来ず、彼等はガラ空きの胴体部に次々とぶつかって灼熱を纏った大爆発を引き起こすと言う光景となって目の前に現れたのだ。

 ……だが、ガンドールとイーグレット相手の空中戦から防御魔法を継続していたドラゴンはダメージこそ受けたものの未だに健在で……それでもその動きは一時的に止まった。

 

「よし! サリー今こそ君の出番だ! そこに居るKNKA君に君の魔法少女パワーを込めた声援を送るんだ!!!」

「え⁉︎ えーっと……頑張って下さいKNKAさん!」

「フオオオオオオオオオ! 漲ってキタァァァァ! ロリの声援が身体に染み渡るゥゥゥゥ……全てのロリショタにいい所を見せる為! 【アイテール】全魔力解放ォォ! 《ダウンバーストォォォォ》!!!」

『GA、GAAAAOOOO!!!』

 

 そこに割とアレな感じの《詠唱》を言ったKNKAが【アイテール】内の膨大な蓄積魔力を解放し、それを使って【ハイ・パンプキン・ドラゴン】を対象に超大出力の下降気流を魔法で発生させたのだ。

 ……直前の寸劇の所為で周りからの視線は冷めたものになっているが、それでも数十万以上のMPを持って発生させられた下降気流の勢いは凄まじく、上位純竜であるドラゴンですら飛行は困難にさせて無理矢理地面へと叩き付けようとしていた。

 

『GAAA……GAAAAAAAOOOOOO──!!!』

 

 だが、それでも【ハイ・パンプキン・ドラゴン】は万能ダメージ軽減スキル《ハイ・マルチアタック・レジスト》の出力を上げて風属性魔法の効果を軽減すると同時に、強化されたSTRによってどうにか飛行を維持しながら効果範囲外に出ようと風の勢いを利用して斜め下に向けて移動しようとして……。

 

「範囲外に出るのはダメですよ……落ちなさい《氷晶創造(アイスメイク)》ジャベリン《氷晶操作(アイスムーブ)》」

『GOOAAAAA!?』

 

 その直後、ドラゴン目掛けて上から無数の巨大な鋭い氷柱が風に乗って降り注いで次々とぶち当たり飛行体勢を大きく崩したのだ……これは“氷晶の魔法少女(クリア・クリスタル)”ことスノー・ホワイトの『製氷』に特化したTYPE:フォートレスの<エンブリオ>【氷室晶界 ニブルヘイム】によるものである。

 この【ニブルヘイム】は周囲の空間そのものを工房に、大気中の微量な水分を起点となる素材として自身のMPを消費する事で氷を作り出すと言う珍しい非実体型のフォートレスであり、今はモップルからのバフ効果もあって《ダウンバースト》の更に上で多数の巨大な氷柱を作り出してから風に乗せて落としたのだ。

 

『GUGUGU……GUUAAAA!!!』

『諦めが悪いで……良い加減に落ちぃ! 《弓の紋章》《竜騎砲哮(ドラグーン・ファイア)》!!!』

「さっきまでのお返し! 《魔法多重発動》《グリント・パイル》!!!」

 

 だが、それでも強化されたENDで耐えながら脱出しようとしていた【ハイ・パンプキン・ドラゴン】に対して、これまで散々追いかけ回されたお返しと言わんばかりに翼が生えた銃へと【ワイバーン】を変形させたガンドールのジョブスキルを乗せた砲撃と、イーグレットが放った【閃光術師(フラッシュマンサー)】の奥義である三発の光の槍が突き刺さった。

 ……流石の上位純竜でもこれだけの攻撃を受けながら飛行を維持する事は出来ず、とうとう下降気流に押されて地面へと墜落して行ったのだった。

 

 

 ◇

 

 

『……よし、撃墜班は上手くやってくれたみたいだね。ここからは私達地上班の出番、アイツが再び空に戻る前に倒す!』

「最低での翼を奪う必要があるでしょうね。2度も同じ手は使えないでしょうし、再び空に戻られたらアウトです」

「それは分かっているが……()()()()()()()()()()()()()()と言う作戦で本当にいいのか?」

 

 そして【ハイ・パンプキン・ドラゴン】が墜落した場所には既に残りである地上戦担当のパーティーメンバーが急行していた……そんな中でブラッド・Oがミカに向けて彼女自身から今回の作戦の確認を行なっていた。

 

『うん、例え地上に落ちても相手が強敵なことに変わりないし、多分初手で魔法かブレスを使ってくるだろうから誰かが囮になる必要があると思うから』

「それなら俺と壁型ガードナーである【カルキノス】が囮になった方が良いと思うが。むしろ幼女を庇うのが俺の仕事なんだが!」

『気持ちは有り難いけど、剛雅さん達にはドラゴンの再飛行の阻止をやって貰いたいしね。……それに私ならアイツの魔法やブレス受けられる()()を持ってるから、超級職(スペリオルジョブ)は伊達じゃないって所を見せてあげるよ』

 

 熱弁するロリショタコンに対して別の役目を頼んみつつ、墜落した【パンプキン・ドラゴン】がその衝撃から立ち直って再び空へと舞い上がろうとしている場面を見たミカは即座に一万五千越えのSTRと亜音速を超えるAGIを駆使して正面から突っ込んで行った。

 

『GUUUU……』

『それじゃあ行くよ! 他のみんなは側面から翼狙いで攻撃をお願い!』

「おいっ! ……仕方ない、後衛のメンバーが追い付くまで飛ばされない様に足止め! 出来れば翼を破壊して機動力を奪うぞ。《疾蒼(シッソウ)》!」

「まあ姉様なら大丈夫でしょう。《天威模倣(アビリティ・ミラーリング)》!」

「《狂走スル巡礼者》《悟りし者の御業(ソウル・コントローラー)》精神干渉対象を【ハイ・パンプキン・ドラゴン】のみに固定! 《ウィークネス・テノール》!」

「むう、幼女(ロリ)の頼みなら断れんが……【カルキノス】はいつでもサポート出来る様にしておけ《ウィンドダッシュ》!」

『KISYASYA!』

 

 それを見た他のメンバーはそれぞれのAGI強化系スキルを使いながら、ミカを避けて大きく回り込む形で【パンプキン・ドラゴン】へと迫って行く……が、当然それを見逃すドラゴンではなく、即座に飛行準備を取り止めて迎撃の体勢を取り、複数の羽の生えた黒い弾丸を複数彼等に向けて撃ち放って来た。

 

『GRUUU……GRUAAAAA!!!』

「む、アレは何かの闇属性魔法ですか?」

「【暗闇術師(ダークマンサー)】の奥義《グルーム・ストーカー》だ! 追尾性があるから気を付けろ!」

 

 加えてそれらの闇の弾丸にはドラゴンが《エンチャント・カース》によって当たった者に【呪縛】の追加効果を発生させる効果が仕込まれており、それを察した彼等は誘導判決を見切ってどうにか追い縋って来る誘導弾をどうにか回避して行ったが、それに手間取った所為で接近をドラゴンに近づく事が妨害されていた。

 

『でも、正面から来る私を狙わないのはどうかな!』

 

 ただ一人、持ち前の“直感”によって『闇の弾丸は包囲を崩す為の牽制で自分は狙われてない』と見破り、そのまま一切速度を落とさずに正面突破を続けていたミカを除いてはだが。

 ……最も、イベントボスモンスターとして相応の知性を与えられている【ハイ・パンプキン・ドラゴン】がそれに気づいていない訳が無く、単に包囲しようとしている者には誘導弾で牽制し、正面から来る愚か者には並行して準備していた《カースド・ブレイズ》による広範囲攻撃で焼き尽くす戦術だっただけなのだが。

 

『UUUUUU……GUUAAAAAAA!!!』

「ブレス⁉︎ マズいぞあの距離では避けきれん!」

「しまった⁉︎ ロリをカッコよく庇うタイミングを逃したぁ!!!」

 

 そうして他のメンバーが誘導弾を躱す中で、ドラゴンのカボチャ頭から放たれた呪炎のブレスは無謀にも正面から突っ込んできたドラゴンの着ぐるみを飲み込んで……。

 

『それは私が既に視た未来だよ……《我は禍ツ神を砕く巨人なり(ギガース)》』

 

 その直前、予想した通りの展開故に一切の動揺もないミカは自身の<エンブリオ>である【激災棍 ギガース】の必殺スキルを行使した。




あとがき・各種設定解説

妹:次回は必殺スキルをお披露目

【魔導契約 デーモン】
<マスター>:モップル
TYPE:アドバンス・ルール
到達形態:Ⅴ
能力特性:魔法職の支援
固有スキル:《僕と契約して魔法少女になってよ(マジカル・コントラクト)》《契約ある限り悪魔は滅びず(セルフ・プリザベーション)》《魔法少女達の宴》《仮初めの契約(テンポラリー・コントラクト)
・モチーフは悪魔を意味する言葉“デーモン”だが、どちらかと言うと中世に魔女と契約して人を害する魔力や薬を与えたと言われた悪霊(デーモン)の方が本来のモチーフ。
・《僕と契約して魔法少女になってよ》は魔法系ジョブに付いた者一人を選んで、相手の許可を得て“主人”と設定する事で自分へのデバフと引き換えに強力なバフを主人に掛けるパッシブスキル。
・現在のバフの種類は『全ステータス最大値半減と引き換えにMP倍加、HP・SPに自身の合計レベルの二十倍、それ以外に合計レベルの五倍加算』『戦闘系アクティブスキル使用不可と引き換えに魔法系スキル効果倍加』『アクセサリー以外の装備不可と引き換えに全状態異常耐性が自分の空き装備枠数×20%上昇』『経験値獲得不可と引き換えに獲得経験値大幅増加』『従属キャパシティ消失と引き換えに被ダメージ合計レベルの倍だけ減少』
・これらのバフはそれぞれオンオフは可能だが一度切り替えると24時間再変更出来ず、また契約自体も一度結べば一ヶ月以上経ってから相手の許可無く解除出来ない。
・《契約ある限り悪魔は滅びず》は主人とパーティーを組み自身の戦闘不可を引き換えに凡ゆる攻撃によってダメージを受けなくなるスキルだが、主人の一定距離内に居なければ効果は発動せず主人が死亡した場合には自身も死亡する。
・《魔法少女達の宴》は主人とパーティーを組んでいる魔法職にも主人と同じバフを掛けるスキルだが、一人を対象にする毎に全ステータスが元々の最大値の一割削れるので、前述のデメリットを含めると最大四人までしか対象に出来ない。
・当然モップルが主人に設定しているのは“始まりの魔法少女”サリー・クリィミーであり、数多のデメリットも『彼女のマスコットでいられる』と言う(彼にとっての)最大のメリットがある時点で一切気になっていないのだが。

<魔法少女連盟>の魔法少女達:全員が<マスター>としては上位レベルの実力者
・イーグレットの魔法少女衣装には事故防止の為に『飛行時にENDが固定値で上昇』『空間把握』『空気抵抗軽減』などの高速飛行を補助する装備スキルがあり、超音速飛行からの風属性範囲攻撃と準備時間を大幅に短縮した光属性魔法で攻撃する戦闘スタイル。
・バーニング・ハートの【イグニス・ファトゥス】で付与出来る炎熱系魔法とは火属性・爆発魔法・幻影魔法など熱エネルギーを操る事が主体の天属性魔法の一部と言う設定。
・スノー・ホワイトのジョブは<エンブリオ>を活かす為に氷属性魔法特化【白氷術師(ヘイルマンサー)】の他、戦像職人と氷細工師の複合上級職である【氷像職人(アイスゴーレム・マイスター)】や氷を作る事に特化した【氷屋(アイスメイカー)】などに就いている。
・そんな戦闘特化の彼女達と比べると汎用型であるサリー・クリィミーの戦闘能力は少し劣るが、『性格はアレなのに能力だけは無駄に優秀なモップルの<マスター>』と言う大業(笑)を担っているので満場一致で魔法少女達の代表であるサブオーナーとして認められている。


読了ありがとうございました。
次回は妹の【ギガース】についての詳しい解説からカボチャドラゴン相手の後半戦の予定。感想・評価・誤字報告・お気に入り登録お願いします。
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