※【魔弓手】系統のスキル名が分かりにくいので全面的に変更しました。
□<夜灯の森>
「……ハァ……ハァ……ハァ……」
そこは夜になると可視化した自然魔力が淡く光る事から<夜灯の森>と呼ばれる場所、それ故に深夜でもほの明るいそこで褐色の肌を赤いコートで身を包み、金色の髪を“竜の装飾があしらわれた髪飾り”でポニーテールに結わえた150センチ小柄な少女が息を切らせながら身の丈程のある竜の装飾を付けた大剣を正眼に構えていた。
よく見るとその少女の頭部のこめかみ辺りからは
彼女はレジェンダリアに於ける部族の一つであり、高い戦闘能力とその全てが女性と言う特徴のある種族『アマゾネス』である【
『『『『『『『KIHIHIHIHI……』』』』』』』
「くっ……私以外は全員やられた……」
そしてティアモの眼前には全身に黒いボロ切れの様なローブを纏い顔には髑髏の面を付けて手には大鎌を持った、まるで<マスター>達がイメージする“死神”の様な存在──伝説級<
……そして辺りには彼女の仲間であり今回パーティーを組んでいた合計レベルは最低でも100強、中には自分以上よりも上の
『『『『『『『KIHIHIHIHHIHII……』』』』』』』
(こっちを嘲笑ってる……訳じゃ無い。単に残った私を最大限に警戒しているから確実に始末しようとタイミングを計ってるだけか。嘲笑いでもしてくれれば逃げる隙も出来たかもしれないのに……これが伝説級<UBM>……!)
……何故ティアンとしては卓越した戦闘能力を持つアマゾネス達がこんな事になっているのかと言うと、話は少し過去に遡る……。
◇
まず『アマゾネス』は女しか存在しない種族であり、主に近接戦闘系のジョブに高い適正を持つレジェンダリアの諸種族の中でも武力に長けた種族でもある。更に種族単位での平均合計レベルも300近く、それ故に強者を尊ぶ気風があるので定期的に新人のレベリングや戦闘経験を積む為のパーティー単位での遠征によるフィールド巡りや自然ダンジョン踏破などを行なって日々鍛錬を行なって自らを磨いているのだ。
……実の所は他にも色々とアマゾネス特有の“理由”などはあるのだが、まあとにかくティアモ含めたアマゾネス達は新人アマゾネス(それでもレベルは100近い)の育成も兼ねての遠征に赴いており……そこでハロウィンイベントに参加していた<マスター>達の首を刎ねて始末する【グリムリープ】と偶々遭遇してしまったのだ。
『<UBM>……! 全員戦闘準備! 遠距離攻撃班攻撃開始! 奥義【ジェム】投擲!』
『分かった! 《アローレイン》!』
『了解! 【ジェムー《クリムゾン・スフィア》】投擲します!』
『お前達! 全体バフを順次発動していけ! 《アマゾネス・ウォークライ》!』
『《アマゾネス・ウォーシャウト》!』
『《アマゾネス・ウォーハウル》!』
そして超音速機動でその場にいる全ての<マスター>の首を落として光の塵へと変えた【グリムリープ】を見た彼女達の行動は、可能な限りの遠距離攻撃による先制と【
尚、ジョブとしての【女戦士】は『パーティー内の女性の数』を基準とした自己強化のパッシブスキルと、パーティー内の女性を対象としたアクティブバフスキルを使う
そしてアマゾネスは全員がこのジョブへの適性を持っており、戦闘ではパーティー内の全員が女性であるが故に最大効率で運用出来る【女戦士】の全体アクティブバフと単体パッシブバフを行使して、物理ステータスを大きく引き上げての集団戦法によって亜竜級どころか純竜級モンスターさえも討伐してのける事から彼女達はレジェンダリアでもトップクラスの武勇を持つと言われてるのだ。
『KIHIHI……』
『【ジェム】も遠距離攻撃も超音速機動で回避されたか……まずは<UBM>の能力を見極めるぞ。最悪殿を置いて撤退する』
『全員死力を尽くせ! 最低でもこの<UBM>の情報を持ち帰る! 我らアマゾネスはレジェンダリアの守護者! この国を脅かす者と戦うのが我らの役目だ!』
『相手は急所攻撃に長けた大鎌を使う! 【救命のブローチ】を装備していた<マスター>をそのまま殺している以上は防御スキルは無意味な可能性が高い! 注意せよ』
『『『はい!』』』
……最もアマゾネス達はこれまでも他の国からは魔境と呼ばれるレジェンダリアで戦い続けてきた武力も知力も優れた精鋭であり、それ故に
……まあ、この【グリムリープ】には『イベント中にこちらからティアンを攻撃しない』という縛りがあったので背を向けて全力で逃げれば追って来なかったのだが、そんな“ゲーム的な理由”をティアンである彼女達に見抜けと言うのは酷だろう。
『KIHIHIHIHI……《ファントム・エイリアス》』
『『『『『『KIHIHIHIHI……』』』』』』
『七体に増えた⁉︎』
『いや、あのスキルは【
『確か姿だけでなく音や熱源、気配なども本体と同じ幻影を作り出す魔法だった筈。並みの術者では一体か二体程度作るのが限界の筈だが、そこは<UBM>か』
『幻影で撹乱して急所を狙う気か?』
そして己を攻撃してきたアマゾネスを認識した【グリムリープ】の縛りは解け、即座に得意の幻術によって六体の幻影を展開して眼前の敵を須らく始末せんと戦闘態勢へと入り……六体の幻影を含め七体の【グリムリープ】全員が亜音速を超える速度でアマゾネス達へと襲い掛かった。
『『『『『『『KIHIHIHIHI〜!』』』』』』』
『早い! 幻影も亜音速以上⁉︎』
『でも、そんなあからさまに幻術を使うなら本体はどれだかすぐに分か……』
『まて! まずは遠隔攻撃で幻影を攻撃! 前衛はティアモに任せろ!』
『ティアモ、済まんがヤツの手札を見極めてくれ』
『……了解。《
それに対してバフ効果で超音速機動も目で追えているアマゾネスの若手が前に出ようとしたが、それを【女戦士長】であるベテランが止めて遠距離攻撃を指示、それと共に自分達に中で最も高い実力を持つティアモに【グリムリープ】の相手を任せた。
それに応えたティアモも【竜戦士】の奥義である身体能力・攻撃力・防御力・魔法耐性・状態異常耐性を全上昇させるオーラをその身に纏い、亜音速を超える速度による踏み込みで遠距離攻撃を掻い潜って積極して来た【グリムリープ】の幻影の一体に突っ込んで両手に持った大剣──父親の形見でもある【剛竜剣】によって斬り払い霧散させた。
『KIHi……』
『ん……《
これがティアモが頭に付けている竜の髪飾り──特殊な事情によって“手に入れてしまった”古代伝説級特典武具【竜剣飾 ドラグソード】の『装備している剣の攻撃力以下のMPで使用されたスキルを斬り裂く事で無効化する』パッシブスキル《破魔竜剣》の力である。
しかし、あくまで斬り裂いた物のみを無効化するので残りの幻影は健在であり、その中の幻影だと分かっている一体がティアモに向けて大鎌を見舞って来たので……彼女は即座に150センチ以上がある【剛竜剣】を鮮やかに降るって斬り返し、その大鎌を
『KIHI⁉︎』
『流石に<UBM>が只の幻影を嗾けると思う程にバカじゃない……この幻影は実体化出来るみたいだから気を付けて!』
『やはりそういうスキルも持っていたか! 全員幻影一体に付き複数名で当たれ!』
『<UBM>が汎用の幻術系スキルを只使う訳が無いからな!』
『『『『『KIHIHIHIHI……』』』』』
彼女達の言う通り、これは夜の間だけ幻影の鎌による攻撃を本体と同じ性能で実体化させる《
『チッ、当然そのぐらいはやって来るか。急所だけは絶対に外しな!』
『鎌は防げるけど本体は幻影のまま……釜の攻撃だけ実体化させるスキルか。向こう攻撃は防ぐか躱して、本体へは幻影を破れる光か炎系の攻撃を使え! 《レーザーブレード》!』
『ヤツの動きに対応出来ない者は【ジェム】を使え! 対応出来る者達は協力して攻撃を捌くんだ!』
『本体は……こっちに来た!』
『《ファントム・エイリアス》……HIHI〜!』
そして【グリムリープ】はティアモに消された幻影を再展開して六体に戻すと、それらをアマゾネス達に向かわせつつ自分自身は幻影を消滅させるティアモを相手取るために斬りかかって行った。
だが、アマゾネス達も歴戦の【女戦士長】を中心としてティアモの言葉から【グリムリープ】の手の内を大凡読み切り、迫り来る六体の幻影の攻撃を熟練の戦士達が中心となって防ぎ、そこにやや若手の戦士が火属性・光属性の【ジェム】や属性を武器に纏わせる装備を使って幻影を破壊して行く。
『『『『『『HIHIHIHI〜』』』』』』
『ふん、どうやら幻影の方は流石に本体程に強くは無いみたいだね。打ち合った感触だとAGIに関しては七割程、普通の攻撃力の方も似たようなもんか』
『とは言え、武器が大鎌である以上は急所に攻撃を受ければ私達では普通に死ぬから油断するなよ! あの伝説の<マスター>達でも一撃でやられたんだからね!』
『ティアモ! 本体はそっちに任せるよ! 幻影だけなら私達でも対処出来る!』
『委細了解……《ヘビースラッシュ》!』
『HIHI! 《ファントム・エイリアス》』
それでも【グリムリープ】は幻影が破壊される度に再度幻術を使って補充して行くが、幻影の戦闘能力は本体程では無い事も手伝ってアマゾネス達は【女戦士長】達を中心に連携しつつ互角の戦いを演じていた。
そして本体の方は超音速機動からのクリティカルでティアモを始末しようとするが、各種バフに加えて“元々のステータス”が高い彼女はその動きを見切る事が出来ており、かなりの技量で振るわれる大鎌もアマゾネスとして幼い頃から鍛錬を積んで、更にサブの上級職である【
『思ったよりも<UBM>と互角に打ち合えているね……カチュア、シャニー、エスカ、あんた達三人はここから離脱して【グリムリープ】の情報を街まで持って行きな』
『えぇ⁉︎ でも有利に戦えている状況で戦力を減らすのは……』
『馬鹿が……
『それにレベルと技術がまだ低いあんた達は幻影にまともな対処が出来ていない。抜けても戦力減少は最低限で済むから情報を伝えるのはあんた達が最適なんだよ。……分かったら行きな!』
『『『は、はい!!!』』』
その途中で【女戦士長】達はパーティー内で一番戦闘能力の低いアマゾネス三人を戦闘から離脱させるという一手を打っていた……彼女達は相手の動きの違和感や、彼我の戦力差から本来なら誰か一人でも致命傷を負う筈の戦いなのに未だ『互角の戦い』にしかなっていない事から、今の【グリムリープ】は意図的に時間を稼ぐ為に引き気味の姿勢で戦っていると見抜いていたのだ。
故に相手はまだ切り札とも言える強力な固有スキルを隠し持っていて、それを使われたら自分達が全滅する事もあり得るとまで読んでおり、今の内に抜けても問題ないメンバーを離脱させて全滅だけは回避させようとしたのだ。
……そして幸いな事に【グリムリープ】は他の強力なアマゾネスたちの方を危険視していて優先的に狙っている事もあり、三人の逃亡は特に妨害される事も無く成功して……これから始まる
『KIHIHIHIHI〜!』
『む、ちょこまかと動いていたのに遠ざかって……《タイタン・ブレイク》!』
超音速機動と亜音速未満の機動による緩急をつけた移動を駆使してこちらの隙を伺っていた【グリムリープ】がいきなり距離を取ったのを見て、ティアモは相手の行動が時間稼ぎから別の物に変わったと判断し咄嗟に踏み込んで【剣巨人】の攻撃力倍加・大剣重量に応じた防御力減少を伴う斬撃を見舞う奥義を叩き込んだ。
……彼女も【グリムリープ】はまだ手の内を隠していると考えており、自分の最大の一撃を叩き込めばそれに対する相手の対処によって少なくとも手札の一つは把握出来ると言う思惑の下での攻撃であり……そうして大上段から振るわれた斬撃は
『なっ⁉︎ 幻影……本体が消えた! 全員注意を……!』
『KIHIHI……』
『ガッ……⁉︎』
直ぐに本体と幻影がいつの間にか入れ替わっていると気付いたティアモは仲間に注意を促したが、その的には既に一人の【女戦士長】の背後に転移していた【グリムリープ】が大鎌によってその首を刎ねた後であった……これが【グリムリープ】の切り札とも言える固有スキル《
それに加えて【グリムリープ】が展開出来る《ファントム・エイリアス》の総数は実は七体であり、転移と同時に自分がいた位置に幻影分身を配置して転移自体気付かれない様にする事で熟練のアマゾネス達相手に完璧な奇襲を決める事が出来たのだ。
『このリーダーをよくもぉ! ……消えた⁉︎』
『KIHIHI……』
『……え?』
『アリサ! コイツまさか転移を……⁉︎』
……そして《暗夜行渡》の最も厄介な所はデメリットが前述の状況及び事前準備と一度転移した相手の背後には十分間は再転移出来ない事ぐらいで、スキルの発動自体はかなりのローコストかつ連続で行う事が出来ると言う点である。加えて【グリムリープ】には夜間限定の消費MP軽減やMP自動回復スキルもあるので、幻影の再展開や転移の連続使用によるMP切れも期待できない。
『コイツ連続して転移してって幻影が……ガハッ⁉︎』
『『『『『『『KIHIHIHIHI〜!!!』』』』』』』
『くっ⁉︎ 直ぐにそっちに……⁉︎ こっちにも幻影! 足止め⁉︎』
『クソォ!!! 《ブレイズ・スラスト》!』
『また消えた! こんどは誰の背後に……カッ⁉︎』
『KIHIHIHIHI〜!』
『コイツ……まさか光学迷彩まで⁉︎』
……その後の戦いは正に一方的な虐殺と言うのが相応しい展開であった。リーダー格であった【女戦士長】がやられた事によって指揮系統の混乱と《アマゾネス・トライブ》によるパーティー連結が途切れてアマゾネス達に掛かっていたバフの効果の減少が発生し、それによって特に動揺した若手の戦士を狙って【グリムリープ】は次々と転移からの首刈りを行なっていった。
更に厄介なティアモに対しては複数の幻影を消される度に再展開する波状攻撃を掛けて足止めし、残った幻影を足並みが乱れたアマゾネス達へと向かわせて更に隙を作り出す。加えて動揺が少なく転移のカラクリにも気が付いたベテラン相手には、これまで温存して来た高位光学迷彩スキルを使って転移したと見せかけつつ接近して首を刎ねて始末した。
……そうして暫くの後、その場に於いて動いているのは幻影に足止めされたティアモとそれ以外のアマゾネス全員の首を刎ねた【グリムリープ】のみとなっていたのだった。
◇
『KIHIHIHIHI〜』
『『『『『『『KIHIHIHIHI……』』』』』』』
(《破魔竜剣》で幻影は消せるけど直ぐに再構築されるから意味がない。本体を倒そうにもあの大鎌は攻撃力が一万に届く【剛竜剣】でも破壊出来ないぐらいに頑丈だし、技量も低くはないからバフが切れた私じゃAGI差から本体を狙うのは厳しい。……一か八か【ドラグソード】の“第二スキル”を使う? でもこの相手にはそこまで劇的な効果は得られないだろうし……)
どうにかこの状況でせめて一矢報い様と考えを巡らせるティアモだったが、これまでの戦闘で彼女を危険な相手だと判断していた【グリムリープ】は『囲んで様子を見ても何もしてこない以上は今すぐにこちらをどうにか出来る手段は無い、これ以上何かする前に首を刎ねた方が勝算は高い』との考えから七体の幻影を全方位から斬り込ませたのだ。
『『『『『『『KIHIHIHIHI〜!』』』』』』』
「チィ! セヤァッ!!!」
バフが切れた以上は既に幻影ですらティアモよりも速かったが、それでも彼女は鍛え抜かれた技術と幻影と《幻夜の大鎌》すらも無効化出来る《破魔竜剣》の力によって七体の幻影を次々と斬り裂いていったが……それによって本体への注意が一瞬逸れた所を突いて【グリムリープ】は彼女の背後に転移してその大鎌を振るった。
『KIHI……』
(しまっ……父さん、母さん⁉︎)
自らに迫り来る大鎌に気が付いた時には既に回避も防御も出来る状態では無く、ティアモに出来た事は今は亡き両親の事を走馬灯の様に思い出す事だけであり……その直前に彼方から放たれた光の矢が【グリムリープ】に直撃して大鎌の軌道を僅かに逸らした事で、その斬撃は彼女の背を浅く斬り裂くに留まった。
『キガッ⁉︎』
「くっ⁉︎ 《ドラゴンテール》!」
「……ほら追加よ《ヴァイパー・アロー》《爆裂之矢》!」
「《ファイアーウォール》! ……おい! 今の内に離れろ!」
そうして間一髪で難を逃れたティアモは咄嗟に尻尾で背後の【グリムリープ】を打ち据えながら離れ、そこに彼女を避ける軌道を描いた魔法の矢が次々と【グリムリープ】やその周囲に突き刺さっては爆発して距離を無理矢理離させる。
更に追撃を掛けようとしていた幻影はその間に展開された炎の壁に阻まれ、その間に声が聞こえて来た方向に転がり込んだ彼女はレジェンダリアでも珍しい純竜クラスの馬形モンスターである【ライトニング・トライコーン】に乗った男女二名の<マスター>の姿を目撃した。
「途中で出会ったアマゾネス三人に助けを請われて来たんだけど……ちょっと遅かったかしらね」
「少なくとも一人は助けられたと考えよう……そこの君、今は下がって怪我を治しておけ《
「……ん、分かった」
……そして【ライトニング・トライコーン】──純竜級に進化したヴォルトから飛び降りたひめひめは首が無く横たわるアマゾネス達を見て顔を顰めながらも弓を構え、同じく目を細めて真剣な表情をした騎乗したままのレントは疲労からか少し顔の赤いティアモを下がらせつつネリルを後方に、クルエランを前方に呼び出して【グリムリープ】と相対するのだった。
あとがき・各種設定解説
アマゾネス:レジェンダリアの種族の一つ
・女性しか存在しない種族で主に物理戦闘型ジョブの適正が高く、子供を作った場合には大体7割ぐらいの確立でアマゾネス女の子が、それ以外だと夫の種族の男の子が生まれる生態をしている。
・ちなみにアマゾネスの女の子の場合には夫の種族特性やジョブ適正を受け継いでいるハーフアマゾネスになる事もあり、男の子の場合でもアマゾネスの物理戦闘型ジョブの適正などを引き継いだりする事もある感じ。
・また、種族的に戦闘意欲が高く強い男に惹かれやすいので、アマゾネス達自体の高い戦闘資質+強い=合計レベルの高い男との婚姻を長年続けて来た結果として平均最大レベルや戦闘の才能が高くなっている。
・だが、それ故に繁栄の為には他種族の力を借りなければならず、また一夫多妻制で恋愛に関してはかなり情熱的な事もあり婿を迎える以外にも部族を出て他の種族へと嫁に出る者も多数いる事から、部族としてはレジェンダリアの種族間の争いには一歩引いた位置にいる。
・なのでアマゾネスという部族を守る為かレジェンダリアという国を守る時だけ種族としての武力を振るう事にしている、一種の中立勢力的なポジションにいる模様。
【
・こちらはジョブの方のアマゾネスであり女性限定での自己パッシブバフ・パーティーアクティブバフに特化した前衛職で、スキル型なのでステータスはMPとLUC以外がバランスよく低めに上がる。
・主なパッシブスキルはスキルレベル×パーティー内・自身の従属キャパシティ内の女性の数%だけHP・SP・STR・END・AGI・DEXを上昇させる《アマゾネスの闘気》や、同条件で精神・傷痍・病毒系状態異常耐性を上昇させる《アマゾネスの誇り》など。
・アクティブスキルの方はパーティー内・自身の従属キャパシティ内の女性の攻撃力を上昇させる《アマゾネス・ウォークライ》、防御力を上昇させる《アマゾネス・ウォーハウル》、AGIを上昇させる《アマゾネス・ウォーシャウト》など。
・上級職の【
・故にアマゾネスの戦士達の多くは『【女戦士長】をメインとしたパーティー戦優先型』と『【女戦士】はサブの補助ジョブ扱いで上級職は専門の戦闘職にする個人戦闘優先型』の2パターンに分かれる事が多い。
ティアモ・ウル・ヒュポレ:古代伝説級特典武具を持つアマゾネスの少女
・見た目はアマゾネスでは普通の褐色と金髪の少女だが“生まれつき”持つ頭の両側にある角が目を引き、口数は少ないがアマゾネスらしく戦闘意欲は旺盛で戦闘時には冷静な判断力と鍛錬に裏打ちされた高い技量を持つ。
・保有する【竜剣飾 ドラグソード】は装備補正は無く固有スキルが二つある髪飾りで、頭部装備のそれを使って長髪をポニーテールにまとめている。
・その固有スキル《破魔竜剣》はドラゴン系素材の刀剣でMP消費系スキルを斬った際、そのスキルの元々の使用MPがその剣の装備攻撃力以下なら無効化、それ以上でもその数値分だけ使用MPを減らして弱める事が出来るパッシブスキルだが、使用時には剣にそれなりの負担が掛かる。
・だが、彼女の“父親”から受け継いだ【剛竜剣】は非常に高い装備攻撃力・神話級金属以上の強度・強力な自己再生能力を持っていて、彼女にしか装備出来ない限りなく特典武具に近い武器なので問題ない。
・また、メインジョブである【竜戦士】は種族をドラゴンに変更してジョブスキルとして竜の力を限定的に使えるというつい最近までロストしていたレア上級職であり、総じて彼女はアマゾネスの中でもかなり“特別”な少女らしい。
《爆裂之矢》:第五形態に進化した【アマテラス】の新スキル
・何かに着弾するか一定以上の時間が経つと爆発する魔法矢を放つスキルで、爆発の威力や矢が爆発までの時間は事前にある程度自由に設定可能。
【夜行殺断 グリムリープ】:伝説級<UBM>
・幻術系汎用スキル以外の固有スキル全てが夜にしか使えない代わりに、一万越えのAGIや数十万あるMPの他にも物理ステータス全般が純竜級レベルで高く保有する大鎌も攻撃力は低いが強度は神話級金属に届くと言う高い基本性能を持つ。
・作中ではキヒヒしか言っていないが普通に喋る事が可能であり、笑い声しか上げないのは幻影維持の負担を減らす為であるなど技巧・知性にも優れている。
・弱点として昼間はスキルが使えずステータスも若干落ちるという欠点があるが、その分だけ夜間での戦闘能力は伝説級<UBM>の中でも上位の個体でありまだ固有スキルはいくつか隠し持っている。
読了ありがとうございました。
完全書き下ろしの17巻は新情報てんこ盛りで実に素晴らしい物でしたね。作者も読んだのでネタバレありの感想でもOKです。