□<巨妖樹の森>
『GOGOGO……《Boosted Trento Strength》《Boosted Trento Endurance》《Boosted Trento Agility》!!!』
『『『『GOOOOOOO!!!』』』』
自身の攻撃を反射されて暫く動きが鈍る程のダメージを受けた【アフォレスト・マギロード・ゴーレム】だったが、即座に《
また、周囲の自然魔力を吸収する《マギ・アブソーブ》で消費したMPを、周囲の木々から生命力を吸収する《ジオ・ドレイン》で減少したHPを回復させるなど、いきなりの大ダメージに対しても間違いなくその状況に於いて“最善の行動”を取って敵を迎え撃とうとしていた。
「流石に完全回復されると少し面倒な事になるねぇ。……仕方ない、ボスの【アフォレスト】は私が倒すから、それまで配下のゴーレムの足止めを頼むよ」
「ん、了解」
「分かりました」
……ただしそれは、このレジェンダリアに置いて
彼女はティアモとレント(後三人娘)に【プランティング・マギゴーレム】の足止めを頼んだ後、瞬時にゴーレムの群れの眼前に音速の五倍以上の速度で移動して手に持った【エンプレス・ハルバード】を振りかぶった。
「とりあえず道を開けて貰おうかね……《ブラスト・アックス》!!!」
『『『GOAAAA⁉︎』』』
そのまま五万を超えるSTRを基準として衝撃波を巻き起こすアクティブスキルで10体程のゴーレムを薙ぎ払いながら粉々にし、その直後に瞬時に跳躍しつつブーツ型の伝説級特典武具【硬空翔靴 マテリアル・ハイ】のスキルによって空中に大気を固体化した足場を作り上げ、それを使って空を駆ける事で一気に【アフォレスト】へと接近していった。
……STR・AGIと共に五万以上と言う
『GO⁉︎ 《High Kinetic Regist》!!!』
「物理防御魔法か……だが緩い。《ピアース・スピアー》!」
……にも関わらず、彼女がハルバードによる突きでENDが一万を優に超え、更に防御魔法まで使っている【アフォレスト】を容易く穿って風穴を開けているのは、【女帝】が有する『自身の女戦士系統のスキル効果を配下の女戦士系統のジョブに就いている女性全てに適応させる』パッシブスキル《
その効果を具体的に言うと女戦士系統のパーティー対象の全体バフを配下の女性全てに掛かり、パーティー内の女性の数に応じた自己強化のパッシブスキルを配下の女性全ての数に応じて反映させるといったもので、彼女の圧倒的なステータスも【
『GAAAAAA! 《Stone Bullet》!!!』
「おっと、自分の肉体の一部を飛ばして来たか。……何が仕込まれているか分からんから普通に弾くし避けるが」
現在レイソアの配下であるアマゾネスの数は万を優に超えており、元の【女帝】のステータスが低かろうがスキルレベル×対象人数%だけ物理ステータスを強化するパッシブスキル《アマゾネスの闘気》の強化倍率が跳ね上がっている為にボスモンスターの圧倒すら可能なのだ。
ただし《女帝の威光》の効果範囲は配下が増えれば増える程に無尽蔵で拡大していく訳では無くスキルレベルに応じての限界があり、アクティブスキルの効果範囲はスキルレベル×500メテル内にいる配下のみ、パッシブスキルの対象人数も最大スキルレベル×10名までとなっている。
「そら、吹き飛べ《アックス・ウェイブ》!」
『GAAAAAAA!!?』
最も長年【女帝】を務めて来た彼女のスキルレベルは当然最大値の10であり、故にアクティブスキルの有効射程は5キロ。パッシブスキルの最大強化値はそれぞれのスキルレベルが超級職となった事により10となっているので10×100で+1000%。
……つまり現在の彼女のステータスはHP100万、SP 50万、STR・END・AGI・DEXがそれぞれ5万という規格外な値となっており、その一撃は数十メートルあるゴーレムを単なる衝撃波を発生させるスキルで容易く吹き飛ばす程になっているので充分過ぎるのだが。
『GIGIGIGIGI! ……《Light Ray》!!!』
「チッ、光属性魔法による弾幕か。一発一発は下位魔法の様だから威力は大した事は無いが……」
その圧倒的なステータスにより後の個人戦闘型<
……勿論、このまま戦い続ければ普通に撃破は出来るだろうし、例えば彼女が切り札として有する神話級特典武具【殲滅光斧 ガンマレイザー】を使えば一瞬で【アフォレスト】を
(【ガンマレイザー】は周辺環境への被害がデカすぎるから使えないのよね。この<巨妖樹の森>は特殊な素材が群生してる麗都の産業に重要な場所だから“今後十年草木一本生えない荒地”にする訳にも行かないし……ま、配下ゴーレムとの戦いは下のティアモ達の実戦経験には丁度いいだろうし、他の攻撃用特典武具も使わず適当な時間を掛けて倒しましょうか)
そんな風にレイソアは地上で戦うティアモやレント達の様子を見て今後の行動を決めた後【アフォレスト】の攻撃を下に行かせない様に気を付けつつ、相手が放つ弾幕を【マテリアル・ハイ】のよる空中機動で回避しながら再びハルバードを構えて突っ込んで行ったのだった。
◇
『『『GOGOGO、GOGOGO……』』』
「なんかめっちゃ来てますけど⁉︎」
「とりあえず先制攻撃で数を減らすか……《魔法射程延長》《魔法範囲拡大》《ホワイト・フィールド》!」
「了解了解……《アースイーター》」
『承知しました……《サンダー・スマッシャー》!』
地上では進軍してくる30体強の【プランティング・マギゴーレム】の軍勢に対して、レントが射程距離と効果範囲を増幅させた極低温の冷気で、ネリルが地面に出来た亀裂にゴーレムを放り込んでから土砂で砕く事で、ヴォルトが角から放たれる雷の砲撃による先制攻撃をお見舞いしていた。
……だが、ゴーレムは全て【アフォレスト】からのバフを受けている上、
「全然矢が効いている気配が無いんだけど……」
「ふむ防御魔法が使えるなら纏めて薙ぎ払うのは難しいか……ネリル、防御」
「《ハイ・シャイン・レジスト・ウォール》っと」
『『『《Light Ray》』』』
そして当然本体の使う攻撃魔法も分体は使用可能であり、反撃として何体かのゴーレムが光属性魔法によるレーザーを撃ち込む事すらして来た……最も発生までに時間のかかる光属性魔法だったので、発射される前にネリルが対光属性用の防御障壁を展開した事で全て防がれたが。
とは言え、上級職の奥義レベルの攻撃にも耐えられる上に魔法による遠距離攻撃も可能なゴーレム軍団が迫り来る光景はかなりの威圧感を持っており、それを見たアマゾネス三人娘は少し涙目になっていたぐらいだが。
「それでどうするのレント。向こうの婆様の戦いはまだ掛かりそうだし、流石に数十体のバフ付き亜竜級ゴーレムを纏めて相手取るのはキツイけど」
「別に正面から挑む必要も無いだろう、こっちの目的は足止めだし連中はバフ込みでもAGIはそこまで高く無いからな。引き気味に戦えば向こうの決着が付くまで持ち堪えるぐらいは出来るだろうさ。……それに危なくなればレイソア氏は瞬時に勝負を決めるだろうし」
「流石はレント、気付いてたか。……ウチの婆様があの程度のモンスターに苦戦するとかあり得ないから。どうせ『数で負けている状況での足止めの経験が積めるだろう』とか思ってるに違いない」
「「「えぇ……」」」
まあ、経験から来る観察眼に長けているレントと身内故に大体の思考を読めるティアモはレイソアの目的を大凡把握していたので、さして慌てる事なく遅滞戦術からの敵戦力の減少に舵を切った。
基本的には逃げ回りつつゴーレムからの遠距離魔法攻撃をネリルが防ぎつつレントとヴォルトが遠距離攻撃、近づかれたらクルエランとティアモが主軸になって一体づつ倒しながら切り抜けて再び離脱。アマゾネス三人娘はその隙を埋めるフォロー要員といった所である。
『『『《Light Ray》』』』
『『『《Earth Hand》』』』
「ウォールは継続しつつ、地属性魔法は《アース・コントロール》で干渉して相殺……しかし随分と機械的な駆動じゃな。おそらくパージで作ったゴーレムは【アフォレスト】がセミオートで動かす使用なのじゃろうが」
「消し飛べ《クリムゾン・スフィア》……これまでの自立起動型のゴーレムと比べると行動パターンが単純に過ぎるな。おそらく本体がリアルタイムで指示する事が前提なんだろうが……そんな余裕は無いらしい」
そう言ったレントが見た先には空中を超高速で移動しながら【アフォレスト】をめった斬りにしているレイソアの姿があった。【アフォレスト】の方も防御魔法やレーザーで抵抗しているが、反撃は全て見切られた上で圧倒的なAGI差により回避され、防御魔法も防御スキル減衰の効果もある武器と高いSTRの前では焼け石に水の様だった。
それはともかく、お陰で敵や状況に応じて【アフォレスト】の指示で戦闘パターンを変えて連携する事が前提のゴーレム達は『敵を追い詰めて攻撃する』という戦闘パターンのまま切り替える事が出来ず、それ故にパターンを読んで遅滞戦闘に徹している彼等を倒しきる事は出来なかった。
『『『GIGIGIGIGI……《Physical Boost》!』』』
「《タイタン・ブレイク》! ……一体一体はそこまで強くないんだけど、囲まれると厄介かな」
『GOOOO!!!』
「あ、ありがとうございます、クルエランさん!」
自己強化魔法を使った上で近付いて接近戦を挑んで来るゴーレムも何体かいたが、同じくネリルが片手間で施した強化魔法を受けたクルエランが壁となって足止めしつつ、ティアモが【剛竜剣】を振るって両断していく。
また、アマゾネス三人娘も【女帝】やネリルからのバフで強化された上で3人がかりで一体のゴーレムを攻撃する形で戦果を挙げているが、やはりステータスと技術がまだ追い付いていない所為か壁役のエスカがゴーレムの打撃を受け切れずに転倒してしまい窮地に陥ってしまった。
「キャッ⁉︎ 不味っ⁉︎」
「エスカッ⁉︎」
『GOOOO《Wood Stri《
だが、ゴーレムの拳が彼女に振り下ろされる直前、横合いから超音速で飛来した
彼等もこの森でのゴーレム討伐クエストに参加しており、偶々近くに居た所で巨大な【アフォレスト】を見てここまでやって来たのだ。
「おーい、レントくーん! 大丈夫ー!」
「明らかにボスモンだと分かるデカいヤツがいたから来てみたら知り合いが戦ってた……一応、聞いておくが援軍はいるか? 横入りにはならないよな?」
「いや、正直言って数が多くて面倒だったから援軍は大歓迎だぞ」
「じゃあとりあえず向かってくるゴーレムに壁を作って分断するか……《フリーダム・ランパード》!」
そうでぃふぇ〜んどが手を翳した瞬間、ゴーレムの軍勢を大体半分ぐらいに分断する様に城壁型<エンブリオ>【パラスアテナ】が展開される。そうして後ろのゴーレムを足止めしている隙に彼等は前方に居たゴーレムへと集中攻撃を仕掛けて行く。
「とりあえず動きは封じるぞ……《
「よっしゃ今の内に攻撃……したいけど今日の【ロンギヌス】のスキルは全部使い切っちゃったんだよね。なので凍った相手に通常攻撃します《スラスト》!」
「《フリーダム・ランパード》……《フリーダム・ランパード》……《フリーダム・ランパード》……これでしばらくは出てこれないな。《サジタリアス・アーク》!」
「それじゃあ壁の中にアンデッドを入れましょうね〜。《御霊顕現・亡霊召喚》【ギロチンスタッグ・スペクター】《ポルターガイスト》《怨念憎与》」
クロードがAGIデバフと凍結で動きを止めたゴーレムに対してクラリスが槍を突き込んで砕き、壁の向こうにいるゴーレムに対してはでぃふぇ〜んどが更なる追加の城壁を展開して取り囲み、更に空いている上から【
加えてシズカが召喚した物体の切断に特化した亜竜級モンスター【ギロチン・スタッグビートル】の霊体アンデッド仕様を召喚し、更に物理干渉と【
「ふむふむ、物質破壊に長けた【ギロチンスタッグ】ならゴーレム相手にもいい感じに戦え……って、光属性魔法まで使うのね。流石に少し不利だし自爆させましょうか。《デッドリー・エクスプロジブ》」
「シズカさん、前衛ゴーレムがレーザーでそっちを狙ってますので下がってください。《グランドクロス》!」
「あらありがと。コイツら作られたばかりで“業”を溜め込んでないから【祟神】の力はイマイチ使い難いから、今までと同じで溜め込んだ怨念を使うしかないわ。《御霊顕現・亡霊召喚》【ブラッディベア・スペクター】《怨念憎与》」
「それでも十分に強いじゃないですか。後ネリルはシズカさんの防御も頼む。《セイクリッド・スラッシュ》!」
「ホントに精霊使いが荒いのう……《ハイ・シャイン・レジスト・ウォール》」
その後もシズカは次々と霊体系アンデッドを壁の中へと送り込み、倒されそうになったら怨念を物理的破壊力に変換させて自爆させるを繰り返してドンドンゴーレムの数を減らして行く。彼女は怨念操作に長けた【祟神】に就いた事で《斯の身は怨嗟の受け皿也や》に怨念を蓄積しやすくなったので、その使用にも大分遠慮が無くなっている。
まあ、本体が脆い事は一切変わっていないが、そこはレントが近付くゴーレムを排除したりネリルが追加で彼女の周りに防御障壁を展開する事でカバーしていた。
『GOAAAA!!!』
「《ドラゴン・クロウ》! ……カチュアは足の関節を狙って! シャニーは胸のコアを! エスカはフォロー!」
「了解! 《ディバイド・ブレード》!」
「《カバームーブ》! 《シールドパリィ》!」
「コアは……そこっ! 《ピンポイント・アロー》!」
援軍が来た事によって一人で複数のゴーレムを相手取る必要がなくなり余裕が出来たティアモは三人娘と合流、四人がかりで一体のゴーレムを集中攻撃して敵の数を減らす戦い方にシフトしていた。今もティアモが胸部を斬り裂いてコアを露出させ、カチュアとエスカが体勢を崩し、そこにシャニーが急所に当たった時に威力を大幅に上昇させる一射でコアを撃ち抜いて撃破していた。
……そうした彼等の奮闘もあり30体以上居たはずのゴーレムは次々と打ち倒されていき、やがて最後の一体をレントが《クリムゾン・スフィア》で焼き払った事で地上の戦闘は終了したのだった。
「よし、これでゴーレムは全部倒せたよな。次はようやくボスゴーレムの相手だ……誰か戦ってるみたいだけどまずは横入りにならない様に……」」
「……あー、悪いがクロード。多分俺達が出るまでもなく終わるぞ」
「こっちが片付いた以上は婆様が加減をする必要も無くなるし」
「……なんだもう片付いたのかい。じゃあコッチも終わらせるか《瞬間装備》」
そんな地上の様子を見たレイソアは武器を【エンプレス・ハルバード】から一本の黒い槍──古代伝説級特典武具【剋死无槍 デモンズトレード】へと切り替えた。
更に“次の一撃のみダメージを消費したHP分の固定ダメージに変更する”《
「じゃあな、ウチの子達の実戦経験には丁度いい相手だったよ」
『GU、GAaAAaAaAAAA!!!』
そうして彼女が【アフォレスト】の胸部に槍を突き刺した瞬間、それに込められたHPが五十万の固定ダメージへと変化して数十メートルの巨体を誇るゴーレムの肉体の数割を消し飛ばし、その範囲内にあったコアも消滅した事で【アフォレスト】は撃破された。
「……えぇ……数十メートルのゴーレムを一人で倒すとかどんだけー……」
「アマゾネスの族長である超級職の人だってよ。……やはり超級職は色々と規格外だな」
「ティアンのヤバい組はホントヤバいわー(小並感)」
……そんな<マスター>達の驚嘆と呆れの声を最後に<巨妖樹の森>で起こったゴーレム騒動と、それらの討伐クエストは終わりを告げたのであった。
あとがき・各種設定解説
【女帝】:女戦士系統超級職
・基本的に女戦士系統の『味方女性を基準としたバフ』をそのままスケールアップして戦う超級職で、配下の女性を率いながらも自らも最前線に立つ“アマゾネス”の在り方を象徴するジョブ。
・スキル特化型のジョブでありステータスは前衛系超級職としては非常に低いが、本編であった通り配下の女性さえいれば《女帝の威光》によって自己強化能力を大幅に引き上げるので問題にはならない。
・スキルは奥義含めて三つあり全てがパッシブスキルで、スキルの適応範囲を拡大する《女帝の威光》と、それによるアクティブスキルの効果範囲拡大に際した消費SP増加を配下の数に比して軽減する《
・奥義含めて配下の【女戦士】ジョブに就いた女性がいなければ一切機能しない割とピーキーなジョブだが、レジェンダリアの一部族の長として万を超えるアマゾネスを率いているレイソア始めとした歴代アマゾネス族長にとってはデメリットにならない。
レイソア:レジェンダリアでも最強格の個人戦闘型
・伝説級特典武具【硬空翔靴 マテリアル・ハイ】の装備スキル名は《エアブロック》と言い、SP消費で空気を短時間だけ固体化・固定させるもので足場以外にも防壁として使える。
・だが、空気を伝説級金属相当の個体へ変換させて自在に操る元の<UBM>【硬空気精 マテリアル・ハイ】と比べれば強度・自由度共に劣る上、そもそも自分のENDの方が硬いので専ら空中移動用の足場として使われている。
・長年【女帝】をやっているので本編で挙げた以外にもいくつか特典武具を保持しており、更にレジェンダリアの魔法技術で作られた最高位の防具でステータスとスキルで防げない攻撃魔法や呪術などへの対策も取っている。
《怨念憎与》:【祟神】のスキル
・人・物などあらゆるものに怨念を付加する【祟神】の怨念操作系基本スキルで、呪術師や死霊術師系統にも似たようなスキルはあるがそれらよりも自由度が高い。
・これ単体よりも他のスキルと組み合わせて保持的に使うタイプのスキルで、今回シズカは【怨霊術師】の怨念バフスキルを組み合わせて【ギロチンスタッグ】のSTRと攻撃力を重点的に強化したりしていた。
・ちなみに《デッドリー・エクスプロジブ》はこのスキルとの組み合わせを前提とし【高位霊術師】の奥義《デッドリー・エクスプロード》を模して作り上げたオリジナルスキルで、あちらと比べて怨念の一部のみを爆破するなど応用性が高い仕様。
読了ありがとうございました。
【女帝】の設定をようやく開示。奥義に関しては一応条件付きパッシブスキルとだけ。条件が面倒過ぎるので本人も余り使いたがらない代物です。