とある三兄妹のデンドロ記録:Re   作:貴司崎

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前回のあらすじ:ティ「め……奴隷になった。やったぜ」兄「本当に深い意味はなくて利便性の問題だからな!」


クルエラン、新たなる姿!

 □<ギガイアス鉱山跡地> 【抵抗術師(レジストマンサー)】レント・ウィステリア

 

 あれから俺達は侵入口である洞窟から<ギガイアス鉱山跡地>へと入り、自然ダンジョンを歩むとは思えないぐらいその中のかつて鉱夫達が使っていたらしい通路を順調に進んでいた。

 ここの鉱山は遥か昔に今はレジェンダリアから消えた『巨人族』が使っていた事もあるらしく、その名残なのか通路はかなり広くに作られていたので人間サイズの俺達には歩きやすかったりするのだが、モンスター蔓延る自然ダンジョン内部を順調過ぎるぐらいに進める理由は他にあり……。

 

『UGOGOGO……「はいはい大人しくしておれ。《エレメンツ・カームネス》《エレメンタル・チャーム》……ワシらには関わるな。向こうへ行っておれ」……KYUUUU……』

 

 今も通路の横から現れた純竜級エレメンタル【グレーター・ミスリルゴーレム】がこちらに戦意を向けて来たが、相手が何か行動を起こすよりも早くネリルが手を掲げると借りて来た猫の様に大人しくなってスゴスゴと引き下がってしまった。

 この様に先程からダンジョン内で遭遇するエレメンタルモンスターをネリルが精霊とエレメンタルを鎮静化させる《エレメンツ・カームネス》と、同じく精霊とエレメンタルを【魅了】する《エレメンタル・チャーム》によって片っ端から戦闘不能にして退けているのだ。

 

「相変わらず凄いね。精霊の鎮静化や魅了は【精霊術師(エレメンタラー)】にとっては基本的なスキルだけど、それを通常の精霊よりも効きにくいエレメンタルモンスター、しかも純竜級にすらあっさりやってみせるなんてこのレジェンダリアでも出来る人はあんまり居ないんだけど」

「精霊を構成する自然魔力の流れを理解してスキルの波長を調整してるだけだからそこまで珍しい技術では無いぞ。それにここの精霊やエレメンタルは此処を住処とする精霊達の影響で『自身と鉱石を守る・鉱石を発掘しに来た者を攻撃する』のが基本パターンになっとる様じゃから、そこを踏まねば敵意を抑制して退けるだけなら容易い」

「つまりエレメンタルモンスターに攻撃せず鉱石を取らなければ進むのは簡単だと」

 

 最もこの自然ダンジョンの目玉は採掘される希少鉱石、及び先程出てきた【ミスリルゴーレム】の様な鉱物系モンスターからのドロップだからな。

 自然と此処に来るのはそういったレアアイテム採取を目的とした者達のみとなり、そういった連中に対しては積極的に襲い来るエレメンタルモンスターと防衛本能を刺激された精霊達による魔法攻撃、そして地中から【ミネラルワーム】達の奇襲なども受けるという結構な難易度のダンジョンへと早変わりする訳だ。

 

「俺達の目的は此処の自然魔力を少し使わせてもらうだけだから問題ない……んだよな? 自然魔力取られても怒るとかは?」

「その辺りは問題ない、さっき此処に入ってきた時点で精霊とは話を付けた。そもそも自然魔力豊富なレジェンダリアの魔力溜まりの一つがこの鉱山じゃからな。枯渇させるぐらい使うなら襲って来るじゃろうが、ゴーレム一体に注ぎ込む程度ならそんな事にはならん」

「成る程、杞憂だったか」

 

 そんな感じで俺達は時折出て来るゴーレムをあしらいつつ、ネリルの案内の元でこの鉱山内において最も自然魔力が濃く作業がしやすい地点まで向かっていくのだった。ホントにネリルが便利過ぎるんだよなぁ。

 

 

 ◇

 

 

「……うむ、まあ此処でいいじゃろう。あんまり奥に行き過ぎると精霊やこのダンジョンのヌシレベルのモンスターとかを刺激するし、ゴーレム作るなら此処ぐらいの自然魔力で十分」

「入り口も一箇所だから見張りもしやすい」

「ていうか“ヌシ”とかいるのか」

 

 そうして俺達は鉱山にある通路の一つの行き止まりでスペースが広く取られている所までやって来て、あまり俺がログイン出来る時間は残っていない事もあって此処で【クルエラン】の再作成及び改造強化作業を行う事にした。

 とりあえずティアモとヴォルトに入り口の見張りを任せつつ、俺はアイテムボックスから【クルエラン】の躯体と【クルエラン・コア】の一件で回収した古代伝説級金属(アダマンタイト)合金含む幾つかの素材アイテムを取り出し、更にジュエルからあらかじめ分離しておいた『クルエランの本体であるコア』も呼び出した。

 

「そう言えばその【クルエラン】ってゴーレムってアイテム系なの? それともモンスター?」

「躯体の方はアイテム扱いだがコアの方はエレメンタル系統に近いモンスターって設定になってる。その所為か躯体だけならアイテムボックスにしまえるが、コアを入れて融合させると完全なモンスターになるから【ジュエル】にしか入れられなくなるんだよな」

 

 基本的に職人に作られたゴーレムはアイテムでありモンスターでもあるって設定が多いんだが、この【クルエラン】はエレメンタルモンスターのコアにゴーレムの躯体を纏わせて融合させてるからそんな複雑な仕様になってるみたいだ。

 まあ、入れる先がジュエルかアイテムボックスかで変わるぐらいなので運用には特に支障はないので構わないのだが……とそんな事を考えている間にどうやらネリルがこの部屋に自然魔力を集まりやすくする術式を敷き終わった様だな。

 

「ふむ、とりあえずこれで下準備の為の陣は敷き終わったな。……さて主人殿、これから【クルエラン】の改修を行う訳じゃが手順は頭に入っておるよな」

「無論だ。……今回はスキルの共有によって作業効率を上げる為に《フュージョニック・ユニオン・エレメンタル》を使った融合状態で製作作業を行う。その際には此処に敷いた陣とネリル自身の自然魔力吸収能力、そして俺の【クルエラン・コア】の《レイライン・アブソーブ》による地脈からの魔力吸収の合わせ技でMPを高速回復させて融合コストと生産スキルのコストを賄う。それに加えてゴーレムへの自然魔力付与も陣によって効率化されてるんだったな」

「うむ、融合スキルも前回の仕様からいくらか燃費を改善させておるし、万が一に備えてMP譲渡の魔法を込めた【ジェム】も多数用意してあるから作業には十分足りるじゃろう。製作予定としては古代伝説級金属を使った躯体強度・ステータスの大幅強化。更に《クリエイション・ゴーレムアーミーズ》を使って主人殿が新たに覚えた【格闘家(グラップラー)】系統から格闘系パッシブスキルの付与、及び融合状態のワシの魔法スキルから使えそうなものの付与と言った所かの」

 

 うん了解、生産作業前の確認行為は重要だからな。特に今回は融合状態の作業という事で複雑な作業が必要になるし慎重にいかなければならないのだ。

 まあ圧倒的な技量差もあって今回のメイン作業はネリルで俺は補助、融合スキルに関してもメインはネリルの魔法スキルを付与するのが目的だしな。スキル運用特化の人形と違ってステータス特化のゴーレムだと格闘系アクティブスキル入れても余り活用出来んし、それならコアがエレメンタルである事によって適正があり、今までは無駄に余っていた高いMPを活用できる魔法スキルを習得させた方がいいって感じだ。

 

「それじゃあ早速作業を始めるかの……《フュージョニック・ユニオン・エレメンタル》」

「……オッケー、融合完了だ。さてとまずは《メイクゴーレム》のスキルで躯体に干渉しつつ《インクルード・ネイチャーマナ》で自然魔力を込めて……」

『それと並行して《メタル・ディフォメーション(金属変形)》でこっちのアダマンタイト合金も加工しつつ、《アロイ・メイキング(合金製作)》で組み合わせて……』

 

 そうして作業内容の確認を終えた俺とネリルは融合スキルを行使して合体、まずは手始めにコアを取り除いた【クルエラン】の躯体に俺がゴーレム創造と自然魔力付与のスキルで干渉と下準備。それと並行してネリルがアダマンタイト合金及び素材を魔法で加工しつつ、ゴーレムと最も相性の良い組成になる様に合金を再構成しながら形状を変形させていく。

 ……とりあえず俺はこれまでの訓練と融合によるスキル共有で出来るようになった自然魔力操作に集中して躯体への付与と自分のMP回復に集中しつつ、その間にネリルがクルエランの新躯体を加工するって感じだ。

 

『ふむ、躯体の方は【クルエラン】がこれまで獲得した経験値(リソース)が残っておるから、それを使って剛性を強化しつつ素材アイテムの内で物理防御力の高いやつを混ぜ込みながら関節単位で作り直して内部フレームとする。そんでコアを胸部に埋め込んで此処には魔法スキルを付与、フレームの方には格闘系パッシブスキルを付与しよう。最終的に統合されるがそれが一番効率が良さそうじゃ』

「了解。《クリエイション・ゴーレムアーミーズ》《格闘技》《拳闘》《足技》付与」

『魔法に関しては事前に付与用スキルとして“覚えておいた”ものを付与すればいいな。ホイホイホイッと』

 

 そしてネリルの錬金術系スキルによって【クルエラン】の躯体だった物がアダマンタイトを始めとする物理強度が高い金属と混ぜ合わされ高強度の合金と化し、それが金属加工の魔法スキルによって形を整えられて以前のクルエランよりふた回りは大きい全長を持つ金属の人型骨格となった。

 更に“自分が習得しているスキルを付与出来る”《クリエイション・ゴーレムアーミーズ》で融合して俺のスキルとして扱われているネリルのスキルがクルエランのコアへと付与されていく。

 

『前回は融合スキル未完成じゃったからワシの魔法スキルは付与させられんかったからな。それにクルエランのコアはワシの【魔神石】ベースで作ったから全ての属性の魔法に適正があるし、どうやら付与出来る魔法の数も多い様じゃからゴーレムとは思えない数のスキルを与えられるな。……とりあえずゴーレムの躯体強化・金属の各種耐性を引き上げる地属性・海属性魔法、攻撃用に火・雷・光・氷属性の攻撃魔法、後は自然魔力吸収による再生とMP回復のパッシブスキルと魔法補助のパッシブスキルも入るか?』

「相変わらずこういう作業になると凝り性になるな」

 

 まあ本来は俺専用の特典武具である【クルエラン・コア】のスキルを俺よりも遥かに上手く使いこなしている辺り、やはりネリルはスキル運用技術に関して俺では及びもつかないレベルだと再認識したが。

 俺もデンドロにログインしている間に暇さえあれば魔法スキルを中心に色々と使いながら練習してスキル運用の技術を磨き、ネリルの指導もあって最近では魔法スキルをマニュアルで調整や改造とかも出来る様になったが……この世界のスキルを把握すればする程にネリルの技量が異常なレベルである事が理解出来てしまうのだ。

 

『まあワシレベルの技術の持ち主は“稀によく居る”ぐらいじゃし、なんなら前世のワシよりも遥かにヤバいのが複数いるのがこの世界なんじゃがな』

「そんな連中とは出来れば関わりたくないんだが……そういう連中が起こす問題の規模はデンドロ世界全体に及ぶだろうしそうもいかないか」

『そんな時の為にも戦力になる【クルエラン】は良い仕上がりにせんとな。……次は外装じゃな。残りのアダマンタイト合金を変形させつつ、元々の積層装甲を活かす形でフレームに肉付けする形で行くかの。とりあえず外装は対魔法・対エネルギー耐性重視でダメージは受ける前提で再生能力を強化して……』

 

 確か融合しているから考えている事の表層部分はネリルに読み取られるんだったな……そんな事を思っている間にもアダマンタイト合金が次々と分離・変形を繰り返してフレームへと纏わされて癒着・融合されていく。

 ネリルは凄くあっさり変形させている様に見えるけど、多分一般<マスター>・ティアンの上級職レベルの人間が数十人がかりで何日も掛けてやる作業を単独かつ超高速でやってるんだろうなぁ。

 

『再生機能に関してはコアさえ無事なら外装は幾らでも再生出来る様に自動修復機能も……そうじゃ、先々期文明技術の《相互互換修復機能》をパクって外装がある程度無事ならコアが損傷しても再生する様にしとくかの。流石にあそこまで完璧な再生にはならん超劣化品じゃが、これで生存能力も少しは上がるじゃろう』

「まあ外装と違ってモンスター扱いのコアがロストするのは避けたいし良いんじゃないか。これなら早々はやられないだろ」

『最も本物の《相互互換修復機能》と違って設定した遠隔地の対象を再生させるなんて事は出来ず、あくまでも自己修復の延長線上にある機構じゃからな。例えば火属性魔法奥義を連射されれば再生する前にコアと外装を跡形もなく蒸発させられるじゃろうから過信は禁物じゃよ』

 

 逆に言えばそのレベルでも無ければ対魔法装甲及びスキルとして発言させた熱変動耐性と魔法耐性のパッシブスキル、更には耐性強化のアクティブスキルを併用すれば防げるらしい。まあ壁役として運用する予定だから頑丈なのは良い事だけどさ。

 そうこうしている内にフレーム全身に外装部分が装着されて以前よりのふた回り程デカくなった金属のゴーレムが目の前に鎮座していたのだった。

 

『後は関節部の稼働が問題なく可能なように細部を調整して……外装へのスキル付与は耐性系パッシブを置くとして、デザインももう少し弄れるがどうする?』

「そうだな、余りゴテゴテさせる気はしないし細部を弄るぐらいでいいか。実用性重視で機能美溢れるデザインにしよう」

 

 あんまり地球式のスー○ーロボット風味にするのもアレだしリ○ルロボット風味の外見でダサくはならない感じのシンプルなデザインで行くか。アダマンタイト合金とか硬くて外見を細かく弄るのも面倒だしな。

 ……そんな感じで稼働の邪魔にならない範囲で外装のデザインを整えていき、出来上がったのは鈍色の装甲と太い手足を持って頭部には赤いモノアイが光るロボットっぽいデザインのゴーレムであった。

 

『ふむ、とりあえずこれで完成かの。ENDとHP以外のステータスは前と余り変わっておらず作り直した影響で種族レベルは下がっておるが、習得スキルの数と質は比べ物にならん。それに何よりアダマンタイト合金を始めとする高級素材を使い切って自然魔力もふんだんに付与したからレベル上限も大幅に上がっておる故、今後のレベルアップで更に強くなれるぞ』

「これ以上の改造だと神話級金属(ヒヒイロカネ)レベルの素材を大量にぶち込むぐらいしかないし、当然ながらそんな金もないからモンスターとして成長させる方向の方がいいか。……それでクルエラン、新しい身体の調子はどうだ? 動作確認をやってみてくれ」

『UGOGOGO…………GGO!』

 

 ひとまず作業が終わったので眠らせていた【クルエラン】を起こして動作確認をさせ、その命令を聞いたクルエランは手足や腰を動かしたり軽く歩いてみたり頭部のモノアイを光らせてみたりして、その結果特に問題は無い事を伝えて来た。

 流石に戦闘機動やスキルの使用はこのスペースだと難しいか。下手に暴れてこのダンジョンのエレメンタルを刺激する訳にもいかんし……とりあえずそろそろMPが切れそうだから一旦融合を解くか。

 

「よっと……ふむふむ、ワシが見た限り不具合とかはなさそうじゃな。敢えてコアとフレームと外装の複数種のパーツに分けて、最後にそれを融合させて一つのゴーレムにするという特殊な複合型の製法じゃから通常のゴーレムよりも難易度が高い生産作業じゃったが流石はワシ」

「まあ今の俺では到底出来ないレベルの技術で作られてたからな。……ティアモ、ヴォルト、こっちの作業は終わったぞ」

「もう終わったの? 思ったよりも早かったね……って、また凄いのを作った」

『ステータスは現時点でも純竜級上位でしょうか。特にENDとHPがすごい事に』

『GO!』

 

 完成したクルエランの出来をみて二人も驚いているみたいだな。実際ステータスもスキルも凄い事になってるし……さて、後残ってるのは……。

 

「それじゃあ最後にクルエランのゴーレムとしての名前を決めるか。……そうだな【カスタムゴーレム・クルエラン二型】でいいか。どうせ通称の【クルエラン】でしか呼ばないし」

「シンプルだね。まあ下手に捻るよりもいいんじゃない?」

『GO、GO』

「クルエラン自身も【クルエラン】の名前が付いていれば文句はないみたいじゃしな」

 

 はい決定。変に捻るとロクな事にならないし、俺自身ネーミングセンスがそんなにある方じゃないからな(妹達よりはマシだが)

 

「じゃあ作業は終わったし帰るか。あんまり自然ダンジョンに長居するのも危険だからな」

「うむ了解。ああ主人殿、ここの半径100メートル圏内に敵性存在は居ないし、他者のスキル効果範囲内という事は無いぞ」

「そうか。じゃあ全員【ジュエル】に戻ってくれ、ログアウトから次ログインの転移で麗都のセーブポイントに戻るから」

「「『『はーい(GOO)』』」」

 

 そうして作業を終えた俺は皆を【ジュエル】にしまってからログアウト処理を実行、特にイレギュラーな妨害が入る事もなく無事にログアウトしてダンジョンから脱出する事が出来たのだった。

 ちなみにティアモを奴隷扱いしたのはこうしたログインログアウト、それとデスペナルティなどの『<マスター>にしか無い恩恵』を受けさせる為でもある。テイムモンスターや奴隷のシステムは色々と悪用もとい有効活用出来そうだからな。




あとがき・各種設定解説

《エレメンツ・カームネス》《エレメンタル・チャーム》:精霊術師系統のスキル
・それぞれ自然魔力が意思を持った精霊やエレメンタルモンスターが興奮した時にそれを沈めるスキルと、精霊達の自分への印象を良くして魅了するスキルで、どちらも自然魔力や精霊への理解を深めてスキルの波長を調整する事で効果を引き上げられる応用技術がある。
・自然魔力が豊富で精霊やエレメンタル関連の問題が多いレジェンダリアでは非常に役に立つスキルなので、【精霊術師】が普及してる事もあってティアンの習得者は多くて応用技術の習得者は多い。
・ただし本来は興奮する精霊を沈めて自然魔力を整えるのが主体のスキルなので、モンスター化したエレメンタルモンスター相手にはかなり効きが悪くなり効果を及ぼすには非常に高度な自然魔力操作技術が必要になる。
・尚、これらのスキルが効果のあるエレメンタルモンスターは自然魔力から生まれた精霊がモンスター化したものに限り、それ以外のエレメンタル種族モンスターには効果は無い。

【カスタムゴーレム・クルエラン二型】:超強化版クルエラン
・融合による作業の効率化や多量の自然魔力が無かったので中途半端な性能(初期亜竜級成長後純竜級)で終わったプロトタイプと違い、現状手に入る最高の素材と今の自分に許された技術の粋を集めて作り上げたネリル(あと兄)の渾身の作品。
・アダマンタイト製の躯体はEND換算で一万を超える防御力を有していて、更に高いHPとダメージコントロールに優れた構造、そしてアクティブパッシブ問わず豊富な防御系スキルを身につけているので壁役としての性能は上位純竜クラス。
・《相互互換修復機能》を模した自動再生機能だが、あくまで『コアが破壊されない限り躯体を自動修復機能強化』『コアに大きなダメージを受けても躯体が無事なら一時機能停止はするが自動で回復する』程度のものだが高い防御力と合わせて耐久性を大幅に増している。
・攻撃面では格闘系パッシブスキルを追加して動きのキレを増しており、更にフレーム構造による動きの柔軟性と躯体の大幅な強度強化によって格闘攻撃の精度・速度・パワーも向上している。
・だが最大の攻撃能力は追加された各種魔法スキルであり、モノアイから火・光属性の光線撃ったり全身に炎や冷気や雷を纏わせて接近戦の威力を向上させるなど前衛壁役でも使いやすい攻撃魔法を習得させている。
・ただ魔法は覚えたばかりで効率的な運用は難しく格闘スキルもまだレベルが低いのが欠点だが、エレメンタルモンスターに近い構造故にゴーレムとしては成長性と潜在能力が非常に高く作られているので今後の成長と活躍に期待。

読了ありがとうございました。
尚、次からはまたバトルロイヤルイベント書くので改造されたクルエランの活躍はしばらく先。今後もアイデアが思いついたら書いていきます。
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