とある三兄妹のデンドロ記録:Re   作:貴司崎

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前回のあらすじ:妹「そういう訳で<UBM>捜索に出発だよ!」末妹「はーい!」兄「……多分、何かあるんだろうなぁ……」


野生の <UBM>が 現れた!

 □<サウダ山道> 【武闘家(マーシャル・アーティスト)】ミュウ・ウィステリア

 

 そんな訳で、私達は現在<Wiki編集部>のメンバーである久遠(くおん)たむーさんの【誘導神鳥 ヤタガラス】のスキル《神鳥の導き》によって<サウダ山道>で起きた事件の原因と思われる【ゴブリン・キング(仮)】の足取りを追っているのです。

 しかし、<エンブリオ>とは本当に便利ですね。特にこの手の調査・探索作業ではオンリーワンのその能力が凄く活きるので、ジョブスキルとかよりも活躍出来る感じですかね……調査・索敵特化でジョブを埋めると戦闘能力が落ちますし、フィールドに出るならある程度のステータスは必要ですし。

 

『僕は戦闘特化……しかも、強敵とのタイマン特化だからねー。今日はあんまり活躍出来ていないよ。……ステータスを感知する感覚も基本的には近くにいる敵対対象にしか効果を発揮しないし』

「(まあまあ、ミメも進化によってMP以外のステータスもそこそこ上がっていますし、その分だけ融合している私のステータスも上がっていますので全く役に立っていない事も無いですよ。……それに姉様の“直感”ではこの先で強敵と遭遇するらしいですので、ミメが活躍するのはそこになるでしょう)」

 

 ちなみに第三形態ガードナー時に於いての【ミメーシス】のステータスはMPが15000強、SPが5000、HPが2000、STR・END・AGIが500、DEX・LUCが100弱と言ったところなので、王都周辺の雑兵を相手取るには十分過ぎるステータスバフになっているのです。

 ……さて、そんなこんなで途中にモンスターと遭遇する様なトラブルも無いままに金色に光りながら空を飛ぶ【ヤタガラス】を追っていた私達なのですが、しばらくすると突然先頭を進んでいたリリィさんの懐から何かのアラームの様な物が鳴り始めたのです。

 

「……ん? 緊急連絡用のマジックアイテムが反応している……相手はリリアーナですか。……こちらリリィ・ローラン、どうしましたか?」

『ザザザッ……こちらリリアーナ! 現在ゴブリンの群れを引き連れた<UBM(ユニーク・ボス・モンスター)>と遭遇して交戦中! 敵の名前は【魔刃戦鬼 ゴb……キャアアアアア!!! …………ブツッ』

「ッ⁉︎ リリアーナ! リリアーナ! ……駄目ですね、通信が切れました」

 

 そして、リリィさんが懐から取り出した宝玉の様な物からは、周囲に居た私達にすらも聞こえる様な音量でリリアーナさんの非常に焦った声が聞こえてきました……聞こえてきて内容から察するに、どうやらリリアーナさんのパーティーに<UBM>が襲来してしまった様ですね。しかもゴブリンの群れを引き連れて。

 ……その通信を聴き終えたリリィさんは雰囲気を厳しいものに変えつつ、即座にアイテムボックスから一枚の地図型マジックアイテム──パーティーの騎士に持たせている発信機的マジックアイテムの位置情報を示すための物──を取り出して、それを食い入る様に見つめました。

 

「…………チッ、やはり今現在私達が向かっている方向にはリリアーナ達のパーティーが居ますか。どうやらこちらで追っていたヤツが先に仕掛けて来た様ですね。……セイラン卿、私は先行してリリアーナ達の救援に向かいます。貴方達はリヒト団長達に<UBM>の出現情報を伝えた後に、<マスター>達を連れてこちらへ向かってきて下さい」

「ハッ! 了解しました!」

「頼みましたよ。……ティルル!」

『了解です、お嬢様』

 

 素早く状況を整理し終わったリリィさんは近くに居た騎士に声をかけた後、呼び寄せた【テンペスト・ペガサス】のティルルに飛び乗ってそのままリリアーナさん達の下に飛び去って行きました。

 また、指示を受けた騎士さん達は各々が持っている通信様のマジックアイテムを取り出して、先程リリィさんに言われた通り現在の状況をリヒト団長を始めとする他の騎士達に伝えている様ですね。

 ……さて、そんな状況なので私達<マスター>組は何をして良いのか分からない事もあって、とりあえず邪魔にならない様に大人しくしていたのですが、ただ一人ウチの姉様だけは行動を起こしたのです。

 

「ねえねえ久遠たむーさん、上で飛んでる【ヤタガラス】の追跡スキルはまだ有効? それとアミタリアさん、貴女の<エンブリオ>で人一人を運んでリリアーナさん達の所に行く事は出来そうかな?」

「え? ……ヤタのスキルはまだ有効だけど……」

「私の【プリトヴェン】も第三形態になってからは、同行者を乗せたままである程度の飛行が可能になりましたが……まさか、ミカさんは襲撃されているティアンを助けに行こうと?」

 

 まず、姉様はアミタリアさんと久遠たむーさんにそんな質問をしていました……そして、それを聞きつけた他の<マスター>組もちょっと暇していた事もあって姉様の下に集まって来ました。

 ……これ幸い(おそらくは狙い通り)に姉様は自分がやろうとしている事をみんなに話始めました。

 

「まあ、アミタリアさんの言う通り襲撃を受けている向こうに援軍を送り込もうぜ! って感じの提案なんだけどね。……もちろん案内役の久遠たむーさんと輸送役のアミタリアさんがいいのならだけど」

「僕は元々ヤタのスキルで案内するつもりだったし構わないけど……アミタリアは?」

「私も構わないよ。ミカさん達には()()も有るしね。……とはいえ、一応クランとしてはオーナーの指示を確認したいけど……」

 

 二人の方はそれなりに協力してくれる気に成っていますが、やはりそこはクランの一員と言う事でオーナーであるアットさんに伺いを立てる事に。

 

「……そうだな、一つ条件がある。出来れば今回交戦した際の<UBM>の情報をこちらに渡して欲しいのだ。<編集部>としてはまだ殆ど目撃例が無い<UBM>の情報を入手する絶好の機会を逃したくは無いしな。……それさえ守ってくれるのならばクランとして全面協力しても良い」

「オッケー、じゃあ私達三兄妹が得た今回の<UBM>に関する情報は全部<Wiki編集部>に渡すよ。……と、言うわけで援軍よろしくねミュウちゃん」

 

 ……まあ、そんな感じで<UBM>に関する情報提供を対価として割とあっさり話が付きましたので、私がアミタリアさんの【プリトヴェン】に乗って援軍に行く事になりました。

 

「え? ミカちゃんが援軍に行くんじゃないの?」

「いやぁエルザちゃん、多分私が行ったところで瞬殺されるだけだしね。……それにミュウちゃんは相手次第なら純竜級モンスター相手でも互角に渡り合えるから適任なんだよ」

「相手がステータス特化であればミメのスキルで互角には持ち込めますから」

『でも、MP特化やスキル特化の相手だとキツイけどね』

 

 まあ、姉様がそう言っている以上は今回の相手は高ステータス型のモンスターなのでしょうが、何分始めて戦う事になる<UBM>ですし気合いを入れ直して行くとしましょう。

 ……ただ、そのすぐ後に兄様から『流石に騎士さん達に話を通さずにに行くのは問題だから、ちゃんと許可を取った方がいいだろう』と言われたので、連絡中の騎士の中でリーダー格っぽいセイランさんと言う人に話を通しておく事になりましたが。

 

「…………と、言うわけでして俺達の方からも<UBM>に襲われている場所に援軍を派遣したいんですが。ウチのミュウちゃんは強いですよ。亜竜級ぐらいならタイマンで倒せますし」

「それに、どうせ俺達は不死身の<マスター>だからな。……何ならティアンの騎士達の盾として使ってくれても構わないぞ」

「ふむ分かった、いいだろう。……ただし、向こうではリリィさんの指示に従う様にな」

 

 とりあえず、割と交渉事に長けている兄様とアットさんがセイランさんに話を通してあっさりと許可を取ってくれましたね……アレはどちらと言うと兄様達の交渉が上手いのではなく、セイランさんの方に何か考えがある感じでしたが。

 ……その結果に苦言を呈している騎士達を<UBM>の脅威を引き合いに出して諌めている様子を見るに、どうやら襲撃して来た敵を相手取る為には少しでも多くの援軍が必要になると考えている様ですね。

 

【クエスト【救援──アルター王国騎士団 難易度:八】が発生しました】

【クエスト詳細はクエスト画面をご確認ください】

 

 ……あ、何かクエストを受けた扱いになりましたね。まあいいでしょう、やる事は変わりませんし。

 

「よし! 許可も取った事だし頑張ってね! ミュウちゃん、アミタリアさん」

「分かりました、任せて下さいなのです。……では、お願いしますのですアミタリアさん」

「オッケイ! じゃあ【プリトヴェン】の後ろに乗ってくれい」

「ヤタ、二人の案内を頼むよ」

『マカセロー!』

 

 そんな訳で、私はアミタリアさんが乗っている【プリトヴェン】の後ろに乗りこみました。

 

「それじゃあ出発! 舞え【プリトヴェン】! 《ホバーダッシュ》!」

 

 そして、私達を乗せた【プリトヴェン】は底部から風を噴射しながら舞い上がり、そのまま先導する【ヤタガラス】を追って空を飛んで<UBM>との戦いに赴くのでした。

 

 

 ◇

 

 

「おお! 空を飛ぶのは初めてですが、実にいい眺めなのです!」

「でしょでしょ! 【プリトヴェン】が進化して一番良かった所は出力が上がって空を飛べる様になった事なんだよねー!」

 

 そんな感じで、私とアミタリアさんは先導する【ヤタガラス】を追いながら空の旅を少々不謹慎ながらも満喫していました……ちなみに【プリトヴェン】には移動時の空気抵抗を軽減するパッシブスキル《ウィンドリダクション》があるので、思った以上に快適な空の旅になっているのです。

 ……しかし、こんな風に空を飛びながら景色を眺める事が出来るのは良いものですね。デンドロファンタジー万歳です。

 

『……ミエテキター! モクテキチー!』

「おっ、どうやら目的地に近づいて来たみたいだね」

「そうみたいですね。……そう言えば双眼鏡が有ったので使ってみましょう。後はミメ、敵を感知したら教えて下さい」

『分かったよ』

 

 目的地が見えて来た事を【ヤタガラス】が教えてくれたので、私はアイラさんが『野外行動のおススメ品』として提示したので買っておいた双眼鏡をアイテムボックスから取り出して進行方向を覗いてみました。

 

「くっ! 《ディバイン・チャージ》!」

『《テンペスト・アーマー》!』

『ヌルイワ! 《インフェルノ・ブレード》!』

 

 そこには【テンペスト・ペガサス】のティルルに跨って手に持った長槍に白い輝きを宿しながら突撃するリリィさんの姿と、その突撃を紅蓮を纏った大剣で迎え撃ち逆にリリィさん達を吹き飛ばしてすらいる一体の大鬼の姿がありました。

 ……吹き飛ばされたリリィさんはそれでもティルルが使っていた風の鎧によって炎による熱を防ぐと共に致命傷を避けており、そのまま翼を羽ばたかせて態勢を立て直して再度大鬼に向かって行きます。

 

「……アレが<UBM>ですか。成る程、確かに桁外れですね。それに周りには大量のゴブリン達まで居ますし」

「そっちは他の騎士達と<マスター>達が戦っているのかな」

 

 そして、その周りには多数のゴブリン達が残りの騎士達や<マスター>達と戦っていました……どうもこちらの方が状況が悪いみたいですね。騎士や<マスター>達の中にはかなりのダメージを負った人もいる様ですし、ゴブリン達の質もこれまでの者より高そうで何より数で押されています。

 ……確か【ゴブリン・キング】のスキル《ゴブリンキングダム》にはステータス倍加と身代わりの効果があると言う話でしたし、リリィさんは上手くヒットアンドアウェイで時間を稼いでいますがこのままだとまずいですね。

 

「……アミタリアさん、あの大鬼の近くの地面に降ります。アレは私とミメが相手をするので他の人の援護をお願いするのです」

「分かったよ、気を付けてね。……ヤタ! あんたは私と一緒に他の人の援護だよ!」

『カラスヅカイガアライナー!』

 

 そうして、アミタリアさんは私を地上に降ろした後に【ヤタガラス】と一緒に他の人達とゴブリンの相手をしに行きました……さて、とりあえず先に【MP持続回復ポーション】──15分間だけ5秒毎にMPを最大値の1パーセントずつ回復させるポーションを飲んでから、私はあの大鬼の下に向かって行きました。

 ……幸いというか何というか、リリィさんと大鬼の戦いに巻き込まれないためかその近くにはゴブリンとかは居なかったので特に問題なく近づく事が出来たのです。

 

『……ムウ、ナニモノダ?』

「貴方の敵ですよ【魔刃戦鬼 ゴブゾード】さん(ミメ、スキルを)」

『《天威模倣(アビリティ・ミラーリング)》で上から三つコピー……ステータスはSTRが7648、ENDが6316、AGIが5732だよ』

 

 成る程、この大鬼の<UBM>──頭上の表記を見ると【魔刃戦鬼 ゴブゾード】と言うらしい──は純竜級すら優に超えるとんでもないステータスをしている様ですね……MPの回復量込みでもスキルの判定を超えられるのはギリギリ三回、コピーしているステータスは三つなので維持時間は6分ぐらいでしょうか。

 ……そこに私が来た事に気が付いたリリィさんが、高度を少し下げてこちらに声を掛けて来ました。

 

「ミュウさん! 何故ここに⁉︎」

「援軍に来たのですよ。……コイツは私が引き受けますので他の人達の援護に向かって下さい。正直言って、そっちの方が状況ヤバイのです」

 

 実際、周囲のゴブリン達は数でも百体を超えており質においても亜流級に迫る個体も居るので、相手をしている騎士達と<マスター>達はかなり不利な状況に陥っているのです

 ……まあ、彼等も向こうで()()()()()()を展開している女性を中心に、ひとかたまりとなって防戦する事で辛うじて凌いでいる様ですが今のままだとあまり長くは持たないでしょう。

 

「そういう訳で、向こうに雑兵を蹴散らせるリリィさんが行かないと詰みかねませ……むっ」

『余所見ヲシテイル暇ガアルノカ? 《ダッシュ・スラッシュ》!』

「ミュウさん⁉︎」

 

 私がリリィさんと話しているのを隙と見たのか、【ゴブゾード】はおそらく加速系のアクティブスキルを使って音速に迫るぐらいの速度でこちらに突撃しながら両手持ちの大剣を振り下ろして来ました。

 ……しかし、コイツは()()()が目の前にいる敵から注意を逸らすなんて事があると思っているんでしょうかね。

 

「……確かに早いですが見切れる範囲なのです。《カウンター・ブロウ》!」

『ナッ⁉︎ ……グハァァァァァ!!!』

 

 ……【ゴブゾード】が放った斬撃を私は上昇したAGIもあり紙一重で見極めて躱しつつ、そのまま相手の懐に潜り込んでカウンター時に威力を大幅上昇させるアクティブスキル《カウンター・ブロウ》でその腹部を殴り飛ばしました。

 

「ご覧の通り、私一人でもコイツの相手は出来るので向こうの援護に行ってください」

「……分かりました。御武運を!」

 

 今の攻防のお陰で踏ん切りがついたのか、リリィさんはティルルを駆ってゴブリン達と戦っている騎士達の下に行ってくれました……よし、これでとりあえずの“詰み”は回避出来ましたかね。

 

『……油断シテイタノハコチラダッタカ。貴様ハ我ガ全力デモッテ相手ヲスル必要ガアリソウダナ』

「一切のダメージは無し、やはり《ゴブリン・キングダム》による身代わりは健在ですか」

 

 その直後、吹き飛ばされはしたが身代わり系スキルのお陰でダメージゼロな【ゴブゾード】が、よく見るとデザインが超キモい大剣を持ってこちらに歩み寄って来ました。

 ……そして、向こうは引き締まった身体中に戦意を滾らせながら大剣を構えて来たので、こちらもそれに応じる様に構えを取っておきます。

 

『【魔刃戦鬼 ゴブゾード】……貴様ハココデ斬リ捨テル』

「【武闘家】ミュウ・ウィステリア……貴方は私が押さえましょう」

 

 ……そうして、私の初めての対<UBM>戦(向こうにダメージを与えられないクソ仕様)が始まったのでした。




あとがき・各種設定解説

末妹:<UBM>をタイマンで足止めするというメイデンの<マスター>の面目躍如
・【ミメーシス】のステータスは普通のモンスター相手に使えるスキルが無い事を補う形でスキルを作って余ったリソースを注ぎ込んでる感じ。

《カウンター・ブロウ》:【武闘家】で習得したスキル
・相手の攻撃に自分が当たっていない状態でその攻撃中に当てる事で威力を大幅に上昇させるアクティブスキル。
・本来は【拳士】系で覚えるスキルなのでやっぱり上限レベルは低い。

《ウィンドリダクション》:【暴風盾板 プリトヴェン】の第三スキル
・ボード時には乗っている人間への移動時に掛かる空気抵抗を、シールド時には《エアロバースト》を使った時の反動を軽減するパッシブスキル。
・あくまで“自分の行動で起きた空気抵抗や反動を軽減するスキル”なので、“魔法で起こされた強風”ぐらいは軽減出来ても“風属性魔法の攻撃”になると効果範囲外になる。

シュバルツ何某:(最初やり過ぎたからしばらくは大人しくしてよう……)

リリィ・ローラン&ティルル:<UBM>相手でも足止めに徹すればやり合える
・その際の戦術は向こうが遠距離攻撃手段に乏しい所を突いて空中からのヒットアンドアウェイに終始している。

《ディバイン・チャージ》:【天馬騎士】の奥義
・自身の武器と愛馬に短時間だけ聖属性を付与した上で攻撃力・防御力・スピードを上昇させて、そのまま愛馬と共に突っ込むアクティブスキル。
・強力なスキルである故に消費MPとクールタイムはそれなり。

セイラン卿:本名レナート・セイラン
・近衛騎士団からの出向組でリリィの副官的ポジションの人なので、<マスター>に関してはリベラル派。
・合計レベルも350(成長限界)のベテランで指揮や事務処理の能力も高い。

【魔刃戦鬼 ゴブゾード】:<サウダ山道>周辺のゴブリン達を指揮する“王”
・高い物理ステータスを持ち、強力な剣と高性能な剣技系スキルを使って戦う正統派。
・加えて《ゴブリンキングダム》は健在の為、周囲のゴブリンを全て倒さないとダメージを与えられない。
・ある程度の人語を解するぐらいに知能も高い模様。


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