とある三兄妹のデンドロ記録:Re   作:貴司崎

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前回のあらすじ:妹「馬の名前が決まって良かったね! 私達の案は選ばれなかったけど」末妹「そうですね、可愛い名前だと思ったのですが」兄「ヴォルトって一応オスだからな」(流石にあの名前は無いだろ)

※<墓標迷宮>の地下11階層以降の情報が確認出来たのでそれに合わせて本文のいくつかを修正。


<墓標迷宮>を進め

 ■<墓標迷宮>地下19階 ??? 

 

 ……王都の地下にある神造ダンジョン<墓標迷宮>、その内ゴブリンなどの鬼系モンスターが出現する階層に一つの影があった。

 

『……』

 

 ……“ソレ”は身長2メートル程の細身の人型で両手は薄く鋭い刃となっており脚は鳥の様な三本の爪があって、その全身は闇の様に真っ黒な鉱石で構成されていた……そして“ソレ”は獲物を求めて<墓標迷宮>を徘徊していた。

 

『……』

 

 ……“ソレ”はこの<墓標迷宮>を運営する管理AIの一人であるジャバウォックが作り上げたモンスターで、与えられた役割は地下15階以降をランダムに徘徊して遭遇した人間を始末する……所謂『徘徊型のボスモンスター』として作られたモノの一体であった。

 

『……』

 

 ……だが、“ソレ”が他のランダム徘徊型のボスモンスターと違う点はその一体しか作られていない……否、()()()()()()()()()()と言う事である

 

『……!』

 

 ……そうして“ソレ”──逸話級<UBM(ユニーク・ボス・モンスター)>【刻傷黒晶 ブラックォーツ】は発動中のスキル《人間探知》の効果範囲内に反応があったとみると、《気配操作》と《消音》のスキルを使いつつ<墓標迷宮>内の()()()()()()()()()()()()()()()真っ直ぐにその反応があった地点へと進んでいった。

 

 

 ◆◆◆

 

 

 □<墓標迷宮>地下17階 【拳士(ボクサー)】ミュウ・ウィステリア

 

 あれから更に下に降りて現在地下17階、私達は探索中に遭遇したゴブリンの群れと何度目かになる戦いを行なっていました……今回は一つの群れと戦っている間に後方から追加でゴブリンが現れたので、まだ残っている前方のゴブリンを私と姉様が、後方から来た連中を後衛だった兄様とヴォルトが反転して迎え撃つ形になっています。

 

「よっと《カウンターブロウ》!」

『GA⁉︎』

「そっちは《旋風脚》!」

『GI⁉︎』

「後ろは《バックナックル》!」

『GU⁉︎』

 

 まず、私は正面から来た両手剣を装備している【ホブゴブリン・ソードマン】の上段からの振り下ろしを半身になって避けると共にカウンターで顔面を殴り飛ばし、横合いから襲い掛かって来た槍装備の【ゴブリン・ランサー】をその槍ごと回し蹴りで吹き飛ばし、更に背後から気配を消して奇襲を仕掛けて来た【ゴブリン・アサシン】を()()()察知して裏拳で迎撃しました。

 ……このぐらいの相手であれば、威力の低い格闘系スキルでも一撃で倒せるぐらいには私もレベルが上がりましたからね。格闘系スキルは出が早く技の後の隙も少ないので、連続使用で多数相手でも無双っぽい事が出来るのです。

 

『いや、“ぽい”じゃなくて実際無双してない? ゴブリン達が群れている真ん中に飛び込んで片っ端から殴り倒している訳だし』

「そんな事は無いですよミメ。私がそう見えるのは単に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だけですから。……それに無双と言うなら姉様の方が相応しいでしょう。ほら」

「纏めて吹き飛べ! 《ウィールド・メイス》!」

『『『GYAAAAAA!!!』』』

 

 そう言って私が横を指刺すと、そこには両手に持った巨大メイス型<エンブリオ>【ギガース】を横薙ぎに振り回して、周囲のゴブリン達を片っ端から肉片に変えている姉様の姿がありました。

 ……やっぱり雑兵相手だと細かい技術よりも圧倒的なステータスが正義ですね。特に姉様のSTRは既に5000に迫りますから下位のゴブリン程度なら掠っただけで致命傷ですし。

 

「《ウェポン・ブレイク》! 《ハードストライク》! 《インパクト・ストライク》! 特典武具のお陰でSPは幾らでもあるからアクティブスキル連発も可能なのだ! メイスのスキルは大振りのヤツが多いから連続攻撃にはならないけど!」

「というか、一回殴る度にゴブリンが一匹ミンチになってますからね。それでは連続攻撃にはならないでしょう」

 

 姉様の高いSTRと<エンブリオ>やジョブスキルによる防御減少のコンボ攻撃はまさに文字通りの一撃必殺ですからね……さて、奇襲を仕掛けて来た連中の相手をしている兄様達は……。

 

『BURUAAAA! (《迅雷の蹄》!)』

「全く、雑魚ではあるが後ろから襲われると面倒極まりないな! 《セイクリッド・スラッシュ》」

『『GUGYAAA!?』』

 

 勢いよく嘶いたヴォルトが雷を纏った後ろ脚で【ゴブリン・バンディット】の頭部を蹴り砕き、兄様が愚痴りながらも手に持った剣に聖なる光を纏わせた斬撃で【ホブゴブリン・アサシン】を防御しようとした短剣ごと斬り捨てました。

 ……後方から来たのは《気配遮断》スキル持ちの隠密部隊で、戦闘能力は然程でも無かったので二人にあっさりと蹴散らされていますね。肝心の奇襲も姉様の“直感”のせいで意味無かったですし。

 

「……よしっ、終わったー! しかし、背後からのアンブッシュとかちょっとヒヤッとしたかな」

「まあ、敵が雑兵ばかりだったので対処出来ましたが。……このゴブリンエリアからは敵のステータスよりも()()()()()()()()()()()()が上がっている気がするのです」

「お試し的だった植物エリアに対して、このエリアから本格的にダンジョンギミックが導入されている感じかな。……こうなると【盗賊(バンディット)】とかの探索系ジョブも欲しくなる」

 

 まあ多分、このエリアからは“キチンとしたダンジョン探索の為の役割分担が出来たパーティーで攻略する”事が前提って感じですかね……敵が連携して来たり状態異常系の攻撃や罠も多いので、ソロプレイだと余程の実力が無い限りは途中で倒れますね。

 

「私達も決してバランスの良いパーティーでは無いし数も少ないですからね。……今は各々の能力が高く敵の能力が低いからどうにかなっていますが」

「今後もそうとは限らないし気を付けて行動しようって事だね、ミュウちゃん。……それに何か()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()し、その上で先に進んだ方が良い気もしてる」

「……それなら行こうか。今日はダンジョンに挑戦する為に来たんだからな」

 

 姉様が“何かを感じ取った”という事はほぼ確実にこの先で『何か』が起こるのでしょうし、兄様の言う通り今日は挑戦する為に来たのですから油断せずに行きましょう。

 ……まあ、本当に危険なら姉様は『先に進んだ方が良い』とは言わないでしょうし、最悪でも私達がデスペナするぐらいで済むでしょう。

 

 

 ◇

 

 

「……ふむ、そこの床にトラップがあるな。とりあえず離れて遠隔で発動させるか。《ストーンバレット》」

「……あ、床に大きな落とし穴が。古典的だね……モンスターが居なければ対応は可能かな」

「落とし穴の深さは2メートル程で戦闘系ジョブであればひとっ飛び出来るでしょうが、戦闘中に嵌ったら面倒ですね」

『BURURURU(馬的には天敵ですね。垂直ジャンプは苦手です)』

「罠は単体ならどうにでもなるんだがモンスターと一緒に来られると面倒なんだよな。戦闘時には罠の位置は常時把握出来た方がいいか」

 

 

 ◇

 

 

『GAOOOOOO!!!』

「ワオ、デカイのが一体、【オーガ・ファイター】か。……ここってゴブリンエリアじゃ無かったっけ?」

「正確には鬼系のモンスターのエリアという事なんだろうよ。オーガってゴブリンの進化種だと聞いた事があるし」

「……ですが、集団で連携を取ってくるゴブリン達と比べればやりやすい相手なのです。特に私とミメには」

『《天威模倣(アビリティ・ミラーリンク)》STR2470だよ。それ以外はコッチとそんなに変わらない』

「ステータスは姉様よりは低い様なのでどうとでもなりますね」

「それじゃあさっさと倒そうか」

『……BURURU(……まあ、そうなりますよね)』

『GAOOOOOO⁉︎』

 

 

 ◇

 

 

「わーい、宝箱見つけたー。ウレシイナー(棒)……真面目に言うとこれは罠な気がするよ。私の勘だと中身はちゃんとした物っぽいんだけど……」

「まあ、あの宝箱は何故か結構広い部屋の中央にこれ見よがしに置いかれているしな。余りにも胡散臭すぎるし……宝箱自体からは罠の反応はしないんだが部屋に何かあるとか?」

「この手のお約束だとモンスターハウスとかですかね。……宝箱を取った瞬間に扉が閉まって大量のモンスターがってヤツです」

「じゃあ扉につっかえ棒でもすれば良いのかな? ……引き戸みたいだし【ギガース】を間に差し込んでおけば良いか。長さも丁度良いし」

「<エンブリオ>の扱いが随分雑だな。……それはさておき、あの宝箱をどうするかだが……」

「じゃあ、私がちょっと取って来るのです。……姉様はここで扉を抑える必要がありますし、兄様には万が一の事に備る援護の役割がありますから」

「……分かったよ、気を付けてミュウちゃん。私の勘だとそれで大丈夫な気がするけど油断出来ないからね」

 

 

 ◇

 

 

 ……ビィーッ! ビィーッ! ビィーッ!!! 

『『『『『GUGYAAAAAAA!!!』』』』』

「はい! 宝箱を開けたら中に凄く強そうな剣が置いてあったので取り出したら警報が鳴って隠し扉が開き大量のゴブリンが!」

「早口で説明ありがとうミュウちゃん! それより早く戻って来て! この扉が閉まりそうで抑えてる【ギガース】がガタガタ言ってる!」

「まあ準備はしていたが! 足止めする! 《ファイアーウォール》!」

「ナイスです兄様! ゴブリンが炎の壁に怯んでいる間にっ!」

「よっしゃ! 扉を閉めるよ!」

「……ついでに()()も入れておくか」

 

 

 ◇

 

 

「さて、どうにか脱出出来ましたがどうしましょう? この扉の向こう」

「……それよりお兄ちゃん、さっき扉が閉まる前に部屋の中に何か入れてたけどアレは?」

「アレは【ジェムー《オキシジェン・バーン》】と言ってな……あの中に込められた《オキシジェン・バーン》は周辺の大気中にある酸素を燃焼させて酸欠にする火属性魔法で、屋外だと直ぐ効果範囲から酸素が補充される為に大した効果は無いが、密閉された室内とかだと酸素濃度を一気に下げられるってヤツだ」

「……あっ(察し)」

「……本当に抜け目ないですね兄様」

 

 

 ◇◇◇

 

 

 □<墓標迷宮>地下18階 【従魔師(テイマー)】レント・ウィステリア

 

「いやあ、見事に数十体はいたっぽいゴブリン達が殆ど全滅してるね。……酸欠って怖い」

「兄様の策が完璧に嵌ってましたからね、お見事です」

「俺もあそこまで上手く行くとは思わなかったんだがな」

 

 そんな事を話しながら俺達は扉を少し開けて先程のモンスターハウス(全滅)の様子を伺っていた……詳しく部屋の中を調べてみるとどうやらさっきの扉以外は隠し部屋があっただけで、そこには通気口とかが無い密閉空間だったから酸欠戦術が完全に嵌った様だ。

 ……実を言うと嫌がらせと牽制ぐらいの気持ちで、作ったけど売れなかった【ジェム】を投げ込んだんだけどな。【ジェムー《オキシジェン・バーン》】って効果を発揮するには場所を選ぶ上に自分を巻き込む可能性も高いから人気が無くて……。

 

「まだ生きているヤツもいるけど酸欠でまともに動けないみたいだし、さっさとトドメを刺しちゃおうか。……あ、どうせならヴォルトにやらせて経験値を稼がせるとか」

『……BURURU(……まあ、やれと言うならやりますが)』

 

 平然とそんな事を言うミカにヴォルトがちょっと引くと言う一面もありはしたが、それ以外は特に何事も無くモンスターハウスの後処理は完了した……ああ、そう言えば……。

 

「ミュウちゃん、あの宝箱に入っていた剣はどんな物だったんだ?」

「ええと、特に見もせずにアイテムボックスに突っ込んだのでよく分からないのですが……あった、コレですね。良い物だといいんですが……」

 

 そうしてミュウちゃんはアイテムボックスから豪奢な装飾が付いた黒っぽい片手剣を取り出した……ふむふむ、見た目は近衛騎士団の人達が使っていた騎士剣に似てる気もするが、どれ《鑑定眼》っと……。

 

【ナイトブレード・カースペイン】

 かつて憎悪に取り憑かれた【聖騎士】が魔物を斬り殺し続けた結果、使用していた聖剣が変質して呪われた魔剣となった物。

 高い強度・攻撃力を持ち、魔物に対する特攻と呪いと闇属性を併せ持つ斬撃を放つ力があるが、その呪いは使用者をも蝕む。

 

・装備補正

 攻撃力+666

 防御力+42

 

・装備スキル

《魔物特攻》Lv8

《破損耐性》Lv4

《闇属性適正》Lv3

《呪術適正》Lv6

《ファントムペイン》Lv6

《怨讐の闇刃》Lv7

 

 ・呪い

【呪詛】【狂化】【幻痛】

 

※装備制限:合計レベル300以上

 

 ……高い装備攻撃力とか強力な装備スキルがある代わりに呪いがいくつか着いてるのかー……うん。

 

「やっぱり呪われてるじゃ無いですかヤダー!」

「モンスターハウスの宝箱の中身が呪いの武器とか、この迷宮を作ったヤツは性格が悪いね」

 

 ……この【ナイトブレード・カースペイン】性能は確かに優秀なんだが、装備すると【狂化】の呪いで見境なく暴れる上に【幻痛】の呪いで身体に激痛が走り、更には【呪詛】でそれらが強化される仕様みたいだな。

 まあ、<マスター>なら痛覚オフがあるから【幻痛】は無視出来るかもしれないが【狂化】で制御不能になるのはどうしようもないな。はーつっかえ! 

 

「……私は武器を装備出来ないので兄様に預けて置きますね」

「まあ、一応騎士剣みたいだし【聖騎士(パラディン)】のお兄ちゃんなら行けるんじゃない?」

「呪いの武器を扱うのは【暗黒騎士(ダークナイト)】とかの領分なんだがな。……とりあえず何かに使える時が来るかもしれないし仕舞っておこう」

 

 俺が受け取った(押し付けられた)【ナイトブレード・カースペイン】をアイテムボックスに仕舞った後、俺達は再び<墓標迷宮>の探索を続行しようとし……直後、ミカが何かを感じ取ったかの様に足を止めて通路の向こう側を見た。

 

「……全員警戒、向こうから何か来るよ」

「分かった」

「了解です」

『……BURURU(……何かあるのか?)』

 

 その先程までと比べると明らかに張り詰めた雰囲気になったミカを見て、俺とミュウちゃんは即座に本気での警戒態勢を取り、それを見たヴォルトも何かを察したのか警戒を強めた。

 ……すると通路の向こう側から何かが近づいて来る足音が聞こえてきた。《魔物索敵》が反応しないからモンスターでは無いし、《殺気感知》や《危険察知》も反応が無いのだが……。

 

「……ハァ……ハァ……ハァ……ッ! ……クソッ! まだ追って来てるか⁉︎」

「わ、分かんないですぅ!」

『うしろにはいないみたいだけど〜』

「……ん? アレってアットじゃ無いか? もう一人は確か同じクランのリゼ・ミルタだったか」

「あの浮遊している妖精さんには見覚えがありますね。……今は()()()()()()()みたいですが」

 

 そう、通路の向こうからやって来たのは俺達にとっても顔見知りば<Wiki編纂部>のメンバー達だったのだ……彼等もこの前のクエストで【許可証】をてに入れているからここにいるのは可笑しくは無いが、しかしどうやら何か焦っているみたいだな。

 ……とりあえず声を掛けてみるか。よく見ると彼等は激しい戦闘をした後の様にボロボロであるり、装備は血塗れになっているので周辺への警戒はそのままでな。

 

「ようアット、そんなに焦ってどうしたんだ?」

「ッ⁉︎ ……なんだレントか、脅かすなよ。……って、そんな事を言ってる場合じゃ無い! “ヤツ”が来る!」

 

 そうアットは焦った声で後ろを向きながら俺にそう言ったので、それに釣られて俺も通路の向こう側を見たが……そちらには暗闇があるだけで何も無かった。

 

「……ッ⁉︎ お兄ちゃん後ろ!!!」

「何っ⁉︎」

 

 ……その直後に発せられたミカからの警告を聞いた俺は反射的に後ろを振り向いた……するとそこには()()()()()()()()()()()()()身長2メートル程の黒いマネキンの様なモンスターが、俺に向けて両手に備え付けられた剣を振り抜こうとしていた所だった。

 

『……』

「ちぃ!!!」

 

 ソイツの速度(AGI)は俺を遥かに上回っているので回避は不可能だと判断した俺に出来た事は、咄嗟に手に持っていた剣をどうにかその斬撃の軌道に割り込ませる事だけであり……その相手の斬撃は掲げた剣を()()()()()俺の首を刈り取る軌道を描いた。

 

「なっ⁉︎」

「レント⁉︎」

『BURUA⁉︎ (レント殿⁉︎)』

 

 ……そんなアットとヴォルトの声が聞こえる中、その黒いマネキンーー【刻傷黒晶 ブラックォーツ】の斬撃は俺の首を薙いだのだった。




あとがき・各種設定解説

三兄妹:兄のその命運は次回!
・何だかんだ言ってもゲーム好きなので、ダンジョン攻略は満喫している。

《ファイアーウォール》:火属性魔法
・地面から炎の壁を吹きあがらせて接触した相手にダメージを与える魔法。
・名前に“ウォール”と付いているが実態の無い炎なので攻撃を防ぐ様な効果は無いが、火を恐れる生物相手なら目の前に展開して足止めさせる事は出来る。

《オキシジェン・バーン》:【紅蓮術師】の魔法スキル
・火属性魔法の中でも数少ない直接火力以外の攻撃スキルで、大気干渉もしているので習得には風属性の適正も必要。
・ただ、前述の理由で非常に使い難い上、複雑な魔法なので発動に時間が掛かるので不人気な魔法。

ヴォルト:兄妹との連携にも慣れて来た
・とは言え、まだ長年の付き合いで以心伝心とも言える様な三兄妹の連携に混ざるとかは出来ないので、基本的には後方で邪魔にならない様に援護する形。
・ちなみに三兄妹からは“そういう判断が出来る”所を含めて頼れる仲間だと認識されている。

【ナイトブレード・カースペイン】:高性能(ただし呪い)
・《魔物特攻》はこの剣でモンスターに与えるダメージが増加するパッシブスキルで、《ファントムペイン》は剣で与えたダメージによる痛みを増幅するパッシブスキル、《怨讐の闇刃》はHP・MPを消費して刀身に闇属性攻撃・【呪縛】・【呪詛】効果を持つ黒いオーラを纏わせるアクティブスキル。
・武器としての性能は迷宮の同じエリアで手に入る物より頭三つぐらい上だが、これはモンスターハウス内の宝箱にはワンランク上のアイテムが入っている事と、呪われたアイテムはハズレ枠としてダンジョン内配置時のランクが落ちる事が重なったのが原因。

【刻傷黒晶 ブラックォーツ】:逸話級<UBM>
・高レベルの《人間探知》で獲物(人間)を見つけ、同じく高レベルの《気配操作》《消音》と固有スキルによる壁抜け能力で不意打ちを仕掛ける暗殺系徘徊型ボスモンスター。
・最初に感知したのは<墓標迷宮>のデータ取りをしていた<Wiki編集部>パーティーで、六人パーティーだった彼等の内既に四人をデスペナにしている。
・強力な<UBM>だが、これはジャバウォックが『<マスター>が【許可証】を手に入れた事だし、ここらで新しい<UBM>でも迷宮に配置するか』って感じで最近放たれたモンスターだから。
・徘徊範囲は中級者ゾーンとも言える地下16階より下に設定されており、ダンジョンを探索する<マスター>への最初の試練的な目論見で放たれた。

<Wiki編纂部>:パーティーが崩壊したが<UBM>のデータが取れたのは少し嬉しい


読了ありがとうございました。
次回は<UBM>との対決編! 感想・評価・誤字報告とかもお待ちしています。
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