五条美城は白サギ嬢   作:アランmk-2

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連日投稿の術


五条美城の謀

「早坂さん落ち込んじゃ駄目よ。五条くんはよくやった方だから」

「そうそう」

 

 シートバッティングが終わった後、丁度練習時間も終わりを迎えたのでそのまま片付けを手伝う事になった早坂は、ドリンクの入っていたタンクを洗いながら何故か野球部のマネージャーに慰められていた。

 

「ってかあんなに投げれるんなら野球部に来ればいいのに」

「マジそれ。ねえ早坂さんからも言っといてくれない?」

「えー、でもみぃは一つの所にいるよりも、いろんな人の所に行って手助けしたい的な事言ってたし」

「うーん。そっかあ」

「それにボラ部の体制だと自分が頑張ればいいから愛は時間がある時の参加でいいって言ってくれるし」

「は? ノロケかよ。ケッ」

「ケッ」

 

 おまけに毒を吐かれた。

 

「ま、仲が良くていいんじゃないですかねえ」

「はいこれ。アイシングの道具貸してあげるから早く彼の所に行ったら?」

 

 かと思えば気遣われた。どういう事なの……?

 

「あー、ピッチャーって肩冷やさないとヤバなんだっけ? じゃ、ありがたく使わせてもらうしー」

 

 ずっしりと氷が詰まった氷嚢を貰うと、早坂は部室棟へと駈け出した。

 グラウンドにトンボをかけている一年生を横目に野球部の部室に向かうと、着替えを終えた二年生達が談笑している声が聞こえた。お目当ての美城は、大原と二人で話しているようだ。

 

「五条さあ」

「はい。何でしょう」

「……最後の打席、手を抜いたか?」

「どうしてそのように思われるのでしょうか?」

「いや、あんなにコーナーに決めてたのに、俺の時だけ変……」

 

 最後まで言う事は出来なかった。美城が人差し指を立ててそっと大原の口に当てたからである。

 

「どんなピッチャーも、一試合の間でいくつか失投します。たまたま大原くんの時に投げてしまっただけで、失投をちゃんと捉えるのも実力ですよ?」

 

 美城のくりくりと大きな丸い目が、赤い熱射を放つように大原を見つめると、それきり彼は魔法にかかったかのように白い頭に頷き返すだけだった。

 は? 『しー』とか私もしてもらった事ないんですけど?

 早坂はちょっとキレそうだった。

 

「よーう五条。今日は……って何だ? 浮気現場か?」

 

 陽気な声がかかったかと思うと、それはレギュラー達の中で一番最初に美城と対戦した菅田だった。

 

「いえ。最後の打席で手を抜いただろう、などと言われたのでお口をキュッとさせていただいていた所です」

「そんな事言ったのか海人。バカだなぁ。負けたいピッチャーがどこにいるんだよ」

「……まあ、それもそうか」

 

 ははは、と軽く笑いあう現場に早坂はもどかしい思いを抱く。

(いるんですよ、あなたのすぐ隣に負けても平気な人間が!)

 すれ違いのコントを見せられている気分になっていた。

 

「そういえば、ボランティア部だっけ。こんな事してたのか?」

「するつもりではあったんですよ。ただ、皆さん私がどういう事をしているか分からない状態でしたので。勇人の応援をしている時に申し訳ないとは思いつつ、自分の売り込みもしていたのです」

「だったらバッティングピッチャーやってくれない?って話してたんだけど」

「先日、選挙活動から追放の憂き目にあって暇になった物で、今日大原くんのお手伝いに馳せ参じさせていただいた次第です」

「じゃあ選挙追放がなかったら練習の手伝いも無かったって事か」

 

 それは今主人が一番気にかけている事で、ついでに自分も気にしている出来事でもあったので、早坂は息をひそめて角にそっと身を預けた。

 

「そうですね。選挙活動している時は部活動はお休みしていましたし」

「まーつっても白銀が勝つでしょ」

「はーこいつクソデリカシー無し男じゃん。五条が誰を応援してるか知らねーの?」

「そういやそうだったな……」

「いえいえ。お気になさらず。私はただの一有権者に戻っただけですから」

「てかさぁ、知ってるか? でかい部活には四宮かぐやがお話に行ってる噂」

「まあマジでしょ。部長何かいやにかぐや様推しだからな。いや、白銀か」

 

 口さがない人達……と言ってしまえば楽なのだが、それは逆に旗色が悪くなる気がして、黙って事の成り行きを見守ることしか出来ない。なにしろ彼等は事実しか口にしていないからだ。

 ここで自分が出て行って『そんな事ない』と言っても、白銀・かぐやの応援体勢を取っている早坂の言葉など彼等の疑いを深めるに違いない。

 

「確か五条は選挙管理委員会から直々に活動停止を言い渡されたんだっけ。裏にいんじゃね」

「四宮家コワ~」

 

 ケラケラと笑う声が聞こえる。

 彼等は冗談のつもりで言ったのだろうが、事実は小説より奇なり、全くもって正解だった。さらに加えて裏にいるかぐやに早坂が加担したと知ったら彼等はどういう反応をするだろうか。

 それは早坂が秀知院学園で過ごす上で思わずにはいられない疑問の、ふとした発露だった。

 

「そういう言い方は感心しませんよ。私が活動を中止する事になったのは、間違いなく私の過失なのですから。それを他人に求めてはいません」

 

 美城はあくまで自分が悪いのだという立場を崩さないまま言った。

 

「真面目だなあこいつ」

「そういやさ、いつ本郷の所に戻んの?」

「戻れないのではないでしょうか? ですから私は一人の友人として勇人を応援するしかないのです」

 

 そうでないと困る。でなければわざわざ危険を冒して生徒会室に議事録を取りに行った甲斐が無いと言う物だ。センサーの感知時刻データログを削除したり、監視カメラの映像を何も映っていない物に差し替えたり、細やかな不正の気配りの末に五条美城を蹴落としたのだから。

 

「まあ元気出せって」

「俺だけならこっそり本郷に入れてやるから」

「えぇーそれ組織を裏切って自分に殉ずるカッコいいやつ~」

 

 ……こういう取りこぼしが出てくるのは彼の人徳と言っていいのだろうか。

 

「お前ら何やってるんだ?」

「噂をすれば部長! 部長俺らの票なんぼで売ったんですか」

「は……はあ? 何言って……」

「部長、俺、家は業界三位の大企業っスから良い値段つくと思うっス、うっす」

「300キロ出る凄ぇマシン買うっス部長、うっす。こんな女優よりも可愛い男に抑えられて自分悔しいっス」

「きっしょ。お前らの後輩キャラきっしょ。死ね(直球)」

「あ、じゃあなー。また投げてくれよ」

「はい。いつでもお声がけください」

 

 体育会系らしい内輪のノリが繰り広げられ始めた所で彼等は帰路の途につく事にしたようで、軽く美城に向かって手を振るとグラウンドの方に向かって行った。

 見つからないように角に身を縮こまらせてやり過ごすと、

 

「愛、いるんでしょう? 出て来ていいですよ」

 

 全て分かっているかのような声で、美城は早坂に呼び掛けた。

 跳ねた心臓と上がった体温に、氷嚢を持ったせいで冷えた手を首筋に当てて落ち着かせ、平静を取り戻してから美城の前に出る。

 焼けることの無い白い肌が炎天下の空が広がるここでも美しく輝いていた。

 話を盗み聞きしていた事にくどくど言い訳しても仕方ないので、早坂はとりあえず自分がここに来た目的を果たす事にする。

 

「どうぞ、アイシングです」

「ありがとうございます」

 

 美城はすっと腕を上げて巻くようにお願いしてきたので、珍しい事もあるものですね、とどこか微笑ましい気持ちになりながら叶えてあげた。

 

「さすが愛」

「いえ。それほどの事では」

 

 巻かれたアイシングに満足しながら微笑む美城につっけんどんな言葉を返すが、それは誤魔化しが多分に含まれている事は自覚していた。

 

「そういえば意外でした」

「何がですか?」

「ほら、選挙活動の事ですよ」

 

 彼の微笑みから立ち昇る、まだ暑い残暑の空気に相性が悪い気がしてくる温かい感じに、どこかいたたまれない物を覚えた早坂は少し強引に会話の軌道を変えた。

 

「意外……といいますと?」

「いえ。あんなに人の前に出て誰彼構わず呼び掛けていたじゃないですか。相当な気合の入れように思えたのに、やけにあっさりしているな、と……」

 

 そこで意味深に会話を区切った。

 ここまで言えば美城は、何を言いたいかはっきりと分かるはずだという信頼を籠めて。

 

「えっと。はあ。そういう風に見えているのですね」

 

 返ってきたのは、どこか煮え切らないと言うか、困惑しているような彼の返事だったが。

 

「みぃ?」

「あぁ、そうですね。ではまず言っておかなければならない事が……」

 

 ペタペタと彼は肩に乗せた氷嚢を左手でつつくと、それからアイシングで盛り上がったシルエットのせいで不格好だが丁寧な礼をしてきた。

 

「ありがとうございました」

「……どういう事でしょう?」

 

 さっぱり要領を得ない早坂はそう言うしかなかった。

 何がありがとうなのだろうか。今日、ついてきた事に対してだろうか。だとすればそう言えば良い話で、自分がこんなに混乱する言い方を彼はしない。つまり他の事に対してのありがとうだが。

 

「先ほどはああ言いましたが、選挙管理委員会はかぐや様の差し金でしょう?」

「さあ?」

 

 この返答は言っているのと同じだ。そう言ってくれた事に対して美城はもう一度ありがとうと言いたげに口元をほころばせると、目の前の早坂にだけ聞こえるような声で続けた。

 

「彼等が私の活動を中止してくださったおかげで、スムーズに坂木くんに応援演説のバトンを渡す事が出来ました。」

 

 坂木というのは、本郷勇人の本来の応援演説人の事だ。

 事前調査で本郷票が三割を超えた辺りから、そろそろ参加しようかと言って来ていたのだが、急に入れ替わるとあまりに掌返しが開け透けて見えるので丁度いいタイミングをうかがっていた所だった。

 そこに降ってわいたような今回の活動休止劇は渡りに船と言って差し支えなく、美城と入れ替わるような形で坂木は本来のポジションに収まったのである。

 

「さあ明日はサッカー部に行きますよ? タックンさんが彼女さんに良い所を見せたいそうです」

「はあ」

「勇人も頑張っていますから、私も頑張らないとですね」

 

 美城は小首を傾げるように早坂と目線を合わせると、普段とは異なる、少し意味深な笑みを覗かせて、鞄を置いたボランティア部室に向かって意気揚々と歩き出した。

 

 

 ◇

 

 

「……という事があったのですが」

 

 その夜、早坂は放課後にあった事を手短にまとめて主人に報告していた。

 美城が活躍していた姿をそこそこに、最後の意味深な彼の言動についてが大半を占める比較的私情に囚われない報告だったと彼女は自負している。

 

「私達が対談に駆り出されている間にそんな事が……」

 

 と言ってかぐやは自分の放課後を振り返った。対談とは字のごとく他の候補者と対面し談話するアレだ。

 選挙直前のこの時期にそんな仕事が舞い込んでくるのはおかしくないが、これは美城が何とか苦心して用意した物だった。ひとえに約束してしまった紀かれんと巨瀬エリカの為である。二人はと言えば、並んで座っている白銀・かぐやに尊みを抑えきれず取材ノートは真っ白だったり(ネタ帳は真っ黒)、エリカはかぐやを120連写した事でまたも選挙取材から追放されたが、それは別の話だ。

 

「私も頑張らないと、そう五条くんは言ったんですね。意味深に笑いながら」

「はい」

 

 それを言うと、かぐやは何やら考え込む素振りを見せて黙りこくった。

 早坂は不安になる。美城が何かにつけて意味深なのは今に始まった事ではないじゃないか。

 

「厄介な人を野に放ってしまったかしら……」

「かぐや様?」

「気が付かないの早坂? 認めたくないけど、ここまでは五条くんの掌の上ってこと」

 

 天上の如くに位置する四宮本家を除いて、生まれた時から支配の頂にいるかぐやらしくないセリフだった。

 

「分からない? はぁ……恋をすると周りが見えなくなるっていう好例ね」

「そうですね。そういう好例が目の前にいますね」

 

 早坂はやれやれと頭を振っているかぐやをガン見しながら言った。かぐやは早坂をガン見し返した。互いが自分を棚に上げる毒素高めな空間がここにはある。

 やがてその愚かしさに気が付いたのか、かぐやはコホンと空気を変えて話し始めた。

 

「五条くんが言ってたのでしょう? 選挙活動を停止させてくれてありがとう、と。この展開は織り込み済みでしょうね」

「では、あの裏サイトに流れた写真もみぃの描いた展開の一つだと」

「そうね。そもそもおかしいのよ。謙虚堅実な五条くんがあんな下手を打つなんて。中学生が彼みたいな人の写真を撮ったら自慢したくなる物でしょう?」

「確かにそれが分からない彼ではありませんね」

「そしてそれがネットに流れれば、ネットに強い彼の親愛なる恋人が見つけないはずがありません。彼女は当然主人に報告するでしょうし、そうなればその主人は何か対策を講ずるでしょう」

「見ただけで終えるとは考えなかったのでしょうか」

「ありえないわ。今まさにこちらの票を嚙みちぎろうとする不届き者を放っておくほど私は呑気な性格をしていません……というのも彼の考えの中でしょうね」

「……こちらが彼を陥れているようで、実はそうなるよう仕向けられていたと言うのは確かに業腹ではありますが」

「そして厄介なのはここから。思惑通り本郷くんの運動員を離れた彼はただの一般生徒に戻ったわけですから、何ら憚る事無くボランティア部の活動に戻っていきますね」

「今日の野球部のような、ですか」

「お手伝いというには劇的だったようですが」

「レギュラー達が手も足も出なかったほどですから」

「けど最後には野球部が勝った。どんなスポーツでも代表入り出来るほどの才能が、最後には負けてくれる。これほど胸のすく思いがありますか?」

「それは……」

 

 まさに今日早坂の目の前で繰り広げられた光景の事だった。

 苦しめられ苦しめられて、しかし最後に待っている勝利の一撃。その味に酔いしれるような野球部の盛り上がりを忘れるほど、早坂は愚鈍ではないつもりだ。

 

「秀知院にいる時点で誰もが馬鹿ではありえません。ですが、馬鹿でも天才でも、一緒に汗を流した人間に好感を覚えるのは当然の事です。それを五条くんは一日で完璧に成し遂げて見せた。今の時期です、彼への好感はある程度本郷くんへの好感に転ずるでしょうね」

「……」

「私はいくつかの部にお願いをしてきましたが、あくまでお願いはお願い。個人の自由意志に勝るほどの力は持ちようがありません。見たのでしょう?」

「みぃを応援してあげようと言う野球部員の事ですか」

「彼等が持つ影響力は、今はネズミのような物かもしれませんが、しかしネズミとてヒルヤムの王を溺れさすとも言います」

 

 かぐやはアラブの伝説を用いて自らの危機をそう評した。かつて栄えたヒルヤムの王朝も、ネズミの巣穴がダムを決壊させた事で全てが水の下に消えたという内容だ。小さな者の行動でも軽んずべからずという教訓で、今まさに小さな協力者が美城の手によって生まれようかという段にあって耳の痛い話だった。

 

「明日はサッカー部に行くそうですね。……ああもう! 野球部といいサッカー部といいどちらも影響力の大きい部活じゃない! なんで彼を野放しにしたの!」

「そう言われましても。本郷陣営の運動員を止めさせるよう言ったのはかぐや様じゃないですか」

「分かってますよそんな事」

 

 ふてくされたように言葉を放つと、かぐやは頭に手を当てて考え込み始めた。苦心するその顔は、いつもの才女たる四宮かぐやに相応しくないように思える。それを強いているのが自分の恋人かと思うと、早坂の心中は穏やかではない。

 

 以前早坂は美城に対して、どんな策も厭わないかぐや様に勝つつもりですか、と思った事があるが、改める必要がありそうである。今ここにどんな策も浮かばないかぐやが目の前にいて、彼の恐ろしさを想うのだ。

 策が無い、というのは不適当か。

 あるにはある。卑怯と言われる事必至な策ならいくらでも。それは早坂も同じように思い浮かぶ。だが、美城の提言で行われる本郷陣営の基本方針の、皆と話して良さを知ってもらうという単純明快な王道の前に、それは悪手というものだ。

 

 王道は詭道に負けるかもしれない。しかし卑怯に堕した詭道に、王道が負ける事を誰も望まない。

 

 100の能力がある卑怯者と、50の能力がある正直者なら、後者が勝ちうるのが選挙という戦いの恐ろしさである。

 だからかぐやは動けない。100の能力がある正直者な白銀御行が好きな少女が、彼に卑怯のレッテルを貼られる恐れがある行動を起こせるわけがないのだ。

 

「しかしかぐや様、彼を失った本郷陣営はある綻びを見せています」

「なんですか?」

「皆の事を知っている、というアドバンテージをみぃの記憶力に頼っていた本郷は咄嗟に名前が出て来なかったりとレスポンスの悪さが見受けられます。今合流してきている坂木という男には修正できそうにありませんので、近々票の離散が起きると思われます。みぃを引き離した策は確かに効果がありましたよ」

「……そうよね。それに、彼がどんなに周りで騒いでいても選挙を決めるのは投票日当日の演説ですから、これに参加できない五条くん、いえ、本郷くんでしたね、彼が勝つ可能性は限りなく低いと言わざるをえません……よね?」

「はい」

 

 

 

 

 

 ……

 

 お休みになられるかぐや様の部屋を後にしつつ、私も選挙の展望について考えてみるけれど、最後のように考えるのは当然の成り行きだと思う。

 五条美城がどんなに周りで騒ごうと、結局雌雄を決するのは候補者とその応援人だけが登壇できる演説ですから。

 去年の会長……おっと、白銀御行はその壇上で起こした大立ち回りの結果、生徒会長にのし上がる事が出来た過去を鑑みるに、全生徒の耳目を集めるその場にいられないのは美城にとって不利に働くでしょう。

 確かに本郷は三割の支持を集めた。いや、四割に迫りつつある。これは今回のような三つ巴の選挙なら十分に捲れる位置だけど、それは実力があればの話で、美城が言うより私は本郷の実力を信じていないから、順当に“会長”の事を大手を振って会長と呼ぶことが出来ると思いますが。

 

 もう少しで主人の言い知れぬ不安から追われる日々に、終焉の時が来る。

 

 ……そう思っていたのですけど。

 

 

――――

 

 

 号外 

  二十一年ぶりの珍事! 

  本郷勇人候補、応援演説人を坂木奏太(二年生)から五条美城(二年生)に変更する書類を選挙管理委員会に提出!

 

 

――――

 

 最後に待っているのは、やはり一番苦しい相手のようだ。

 

 




感想に展開が全部書いてあってビビりました。
こんなにも読み込んでくれてaokazeさんありがとうございます。

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