ゴリラ的人生哲学   作:ヤン・デ・レェ

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やっと接触です。今のところ、ゴリラとオッサンしか出てきていませんが。主人公はゴリラですけど、今後確実に女性に囲まれるという運命を背負っている、稀代の愛されゴリラになります。ゴリラですけど。


ゴリラですけど(大事なことなので二回言いました)


Vanana affair

ムグムグムグ…ゴクンッ!

 

ニチャ ニチャ

 

ガツガツッ!マグムグ…

 

ニチャ ニチャ

 

「…それで、功善。ニチャお前から話があると出向いてみれば、なんなんだこの  お と こ は?」

 

私が焼いてもらった4ポンドの赤身肉(何の肉かはわからん)のステーキを食べていると、芥子がしびれをきらしたらしい。

激しくニチャニチャしていて、すこぶる気持ち悪い。

退場して、どうぞ。

それはそうと、ゴリラになってはじめて塩胡椒を味わった。

これは何とも、やはり野生味だけでは文明ゴリラの舌には合わなかったようだ。

とにかく美味!それに限る。

筋肉だろうとなんだろうと関係なく食べ進められるこの体には感謝である。

ちなみに、ナイフとフォークを貰えなかった為に刃牙のピクル状態である。

ジャックハンマーのナポを再現したかったのに、無念。

 

「これが、例の齬理羅だ。」

 

「ふっふふふ、お前も冗談を言うようになったかと思えば、ニチャ随分ひどいな。お前はユーモアがRc細胞に置き換わっているのか?ニチャふ、ははは…」

 

「私は、事実しか言わん。」

 

「…だとしてもだ、どうしてこの男をここに?ニチャなんだ?さては殺せとでも?ニチャ まぁ、すでに組織への干渉は度を越しているからな、すでに死は確定しているだろうが…オイ、ゴリラ男…それは最後の晩餐かね?ニチャ」

 

 

ミチミチ、フヂッ!

 

ガツガツ…モグム、ゴクン!!

 

「朝飯前だが?(普通に事実)」

 

「貴様…ふざけているのか?ニチャ」

 

「おい、芥子。この男は確実に戦力になる。私も歯が立たなかった。事実そいつの掌から先ほど採取した赫子の肉片は確かに私のものだったろう。」

 

「…まぁな、晩飯後だったよ。目を瞑って考え事してたらいきなり殺されかけたんだ。赫子の一つや二つ、捻じ切ってしまっても仕方ないだろう。」

 

「…む、チッ。その話が事実だとして、このゴリラ男が我々の指示にしたがう確証はあるのか?ニチャ 要らぬ禍根をのちに残すようならば此処で消すべきではないか?」ニチャニチャ

 

ニチャ男のキモさに戦々恐々としていると、功善がはっきりとこう言った。

 

「CCGの戦力として、特注のスーツを身に纏わせて喰種の矢面に立たせればいい。まだまだ、あそこは戦力が未充足だからな。」

 

「まぁ、殺さないというのなら利用するまでだからな。お前がそこまで推す理由は不可解だが、ニチャ良しとしよう。お前はこれから捨て駒、盾、なんでもしてもらうからな。ニチャ」

 

「まぁ、社会的ゴリラの仲間入りとでも考えればいいか?…そうだ、家をくれ、廃マンションでも良いから何処か土地をくれ。どんな危険地帯でも構わん。」

 

「ほう、殊勝な心掛けだな、ニチャでは新居祝いとして早速今から働いてもらおう。ニチャ」

 

私に課せられた最初の労働は20区の喰種の完全なる掃討であった。

 

思いの外私の力へ大きな期待がかかっていることに対して頬が緩んだのはいうまでもない。

 

気を引き締めなければという感情と、どうしようかという感情が浮上し始めているが、案内役もいるらしいので不安は細やかであった。

 

まさか、CCGで働くことになるとは思わなかった。

 

まぁ、Vという組織自体は調停者を気取っているような印象を受けるし、ヒトとグール双方の力の均衡を、今はまだ保っておきたいようだ。

 

この頃の東京はまだまだ荒れていた印象が強いしな、鯱やヤモリ、ましてやノロイなんていう強力な個体も、まだまだ若く、最盛期かは知らんが、油断はできないだろう。

 

外国に行けば、ドイツの名家と中華の赤舌がいるしな。

 

 

 

まだまだ10年以上かかるというのか、随分と長い道のりだな。

 

ゴリラの寿命が心配になる今日この頃だな。

 

 




刃牙って食べ物美味しそうですよね。
食べることは生きること。なので、食事の描写は今後も結構な頻度で出てくると思います。戦闘描写も臨場感が滲むように努力します。
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