ゴリラの休日です。
ぐぅぅうぅ〜〜…
ぐぅぅーぐごっ、ぐ、ぐぅぅうぅ〜〜
「そぉい!」
ドスン!
「ふガァ!ふぁあい?うむむ…ありがとう、起きたよ。」
「うむうむ、おはよう!今日は出かけるんでしょ!早くいこいこ〜♪」
「おーおー、ちょびっと待ってなぁ…はぁ、ベッドが小さいこと以外は良い寝床なんだよなぁ。」
「ゴリさんがのびのび寝れるベッドなんてキングサイズくらいだろうね〜、いやそれで小さいかな?」
「まぁ、そんなもんだろ。よしっ!ほら、風呂場行くぞ。」
「おぉー!いつもすいませんねぇ♪」ニヨニヨ
「いいってことよ、ゴリラに出来ることをしているまでだ。むしろロマの方こそいいのか?この前渡したタッパーに切り分けたやつ、あっちの方が食べやすいと思うんだけど?わざわざ私の腕に噛みつかなくてもいいんだぞ?」
「あ〜、私はコッチの方が味が良く感じるの!それとも、ゴリさんは女の子に齧られるのはオキライ?」
「う〜ん、齧られるのは好きじゃないけど…ロマは嫌いじゃないから齧られてもいいぞ。」
「…ポッ…ふ、ふ〜ん。そっか。それなら、私はこっちが良いの。いいでしょ!」
「あぁ、お前がいいならそれでいい。私も慣れてきたしな。ハムスターかなんかに餌あげてるみたいで楽しくなってきた。痛みに鈍くなったとはいえ痛いけど。…っと、ほれほれ。」
「いただきま〜す♪」
カプ、ミチミチ
ビチッ…ミリミリ…
アグアグ…ゴクン!
…ペロリ♪
「うおっう!おい!いつもソレするけど楽しいのかよ⁉︎私は毎回くすぐったくて仕方ないんだが。」
「えぇ〜いいジャン。私は楽しいよ!」
「そうかい、ま、いいけど。そんじゃぁ血を流したら待ち合わせ場所まで向かうから。ほら、行った行った。今日はさすがに見苦しいシャワーシーンを拝ませんぞ。」
「ブーブー!けちー!減るもんじゃないのに〜。それじゃまたね〜。」
はぁ、どうやら納得してくれたようである。
ロマに初めて会った時は何かと驚いたが、元々の人となりがフレンドリーだからか、自分の肉を主食としていること以外何の問題もなく楽しい毎日をおくれている。
毎食腕を食まれることは痛み以外に問題はない。
数秒で元のゴリラアームに元通りである。
シャワールームに入るのに難儀したことやベッドのサイズが合わなくてもへこたれない、なんだか逞しく育っている自分に拍手を送りたい。
それはそうと、今日は功善と会う予定だ、帰りにヤモリと愉快な仲間たちのところにもよる予定である。
シャワーで一通り血を流したのでいつもの特注スーツに着替えて家を出た。
「遅いぞ。」
「すまん。」
「へぇー、この人がクーゼンさんね。」
「…グールか?」
「あぁ、いまはコイツの隣に住んでる。あと、コレ持ってきたぞ。後で食ってみろ。コイツからは好評だった。」
「…貰っておこう。それはそうと、今日呼んだのは他でもない。お前があの日言ったことを思い出したからだ。」
「……憂那か?」
「…お前はどこまで知っている…まぁいい。そのことについてだ。彼女は私に何を及ぼすのだ?お前はナニカを知っているな。」
「知ってはいるな。上手くいけばいつかお前さんに助けを求められるのは確かだな。今ではないが。」
分けて書きます。