まだまだ一作目ですので、今後ボチボチ治そうかなとか思いました。
まぁ、ある意味状況描写が気になって次の話も読んでくれたら儲けもんですね。
ゴリラ…そう言ってそいつはどっかにきえた。
ハトなのに食わせてやるだの、20区にこいだのとちゅーもんの多いやつだ!
だけど何も言わないでやるのもなんかもーしわけねーなと思った。
ヤモリのアニキもだいぶ治ったみたいだ、よかったぁ!!
「ナキ……ハトの野郎は?…くっ…」
「「「あにきぃぃぃいいいぃぃ!!」」」
ダキッ!
「あ、鬱陶しいぞ!おめぇら!……ナキ?どうした?」
…言った方がいいよな…うん、そうだな。
リチギってやつだ。
「あ、アニキ、ゴリラのヤツが20区で待ってるって。」
「??ごりら?…ハトのデカイ方のことかぁ?…くくく、成る程確かにゴリラだ...」
「どうするんだ?アニキッ。」
「行くに決まってんだろ!明日だ!明日行くぞ!」
「「「おおぉ!あーにキィ!!!」」」
「アニキ!だ、だけど!ゴリラが、腹が減ったら来いって言ってたぜ…」
「イラァ…へぇぇ、ずいぶん舐められたもんだなぁ…、食えるもんなら食ってみろってことかッ!!えぇ?」(違います)
「よし決めた!今日は明日に向けて腹を空かせる。おいオメェら!もう寝るぞ!」
「えぇ、あ、あにきぃぃぃ…」
「ほらっ!さっさと寝ろ!」
おやすみ!といってアニキは寝床に一人かけて行った。
俺もかえらねぇとな、あ!そういえば、ヒトオクウナのはなしを言い忘れてた…まぁ、明日にはアイツは食べられるわけだし、気にするもんでもないな!
あぁ〜〜待ってくれぇーーーアニキ〜!!
おお!偉い偉い!
ちゃんと言いつけ守ってヒトを襲わなかったのは偉いぞ!
襲われたらどうしようか悩まずに済んだな!
まずは、まぁここでいいからとにかく丸くなって座れ!
そうだ、そうだ、素直なグールは好きだぞ!
よしっ、座ったな。
それではでは、こちらに見えるはゴリラ肉!
世にも不思議なグールも食べられるゴリラ肉にござーい!!
ナキ!先ずはお前からだ!ロマには好評だからな、多分お前も気にいるぞ!
お前は一番頑張ってくれたみたいだからな!
20分前………フワフワフワン〜
服を着たデカいゴリラを見たと言うグールに案内させて小綺麗な廃マンションに手下共々突っ込んだ。
へへへ、今度という今度はゆるさねぇッ!
顔も体もズタズタにしてくれやがって!
俺を放置してどっかに行きやがったことを後悔させてやる。
ナキの珍しくハッキリした物言いに従ってここまできたが、どうやらホントらしい。
向こうで何があったかしらねぇが、「スマンッ!今すぐ出ていく!」っていうアイツの声が聞こえた。
へっ、どうやら呑気に御近所トラブルらしい、いまに見てろ!と俺も赫子を唸らせて跳躍した。
崩れた壁から入って着地すると割れたガラスが足元で騒いだ。
ナキの言ってた通り、確かに目の前には目的のガキがいる…。
ガキ???
「ゴリサンはよくても…アンタたちはユルサナイッッいいぃ!!」
ごぉおおおおぉ!!!
「ワレハ"うろんの母"!!部屋の壁マデ壊したのに飽き足らず!恋スル乙女ノ素肌マデノゾクトハ!!!シニサラセェェ!!」
ズダドドドド……!!!………
………なっ…グハッッ!!!
…待っ…フベラッ!!……
…………助k…ウボッ……
「ふん!これくらいにしてやるけど、ありがたくおもえよぉぉ?」
もう…ボロボロだよ…
くそぅ……何なんだよ……
こんなことなら、昨日ヒトを襲って喰っときゃーーーー「おい!」?
「ロマ⁉︎どうしたんだ⁉︎ってあっ。ご、ごめん。着替え終わってからでいいぞ!!うん。」
「ふふふ、ゴリさんってばうーぶーだーなー?コノコノ〜〜。」
「確かにタオル巻いてるけど〜チャンとパンツは履いとるぞ〜…
ソレッ!!「よっよせぃ!」」キャッキャ
ご、ゴリラ…くそぅ、チクショウ!
部屋っ、ま" ち" が え" だ !!!
「はぁっ、はあっ、ようし、私はあっちを向いているからちゃんと服に着替えてきなさい!いいね!……?あ、もしかして、ヤモリか?」
「だっ、たら、な、んだ、よ…」
「待ってろ!今ブツを持ってくるかッ⁉︎⁉︎ろ、ま。ドウシテフクキテナヒ…!あーーーーあーあーー、俺は何も見てないぞーー、スマンんんんん。」
「ふふふ、計画通り♪ニヤ」
ーーーー
ーーー
「ふう、ふう…ロマ!ホントに服は着たんだな⁉︎開けるからな!」
「着てます〜!ゴリさん以外の前で裸でいるわけな〜いジャン♪」
「お、俺の前でも裸でいるんじゃない!全く…ふう、お待たせ!すまんなぁ〜、ほら持ってきたぞ。食べてみろ。」
ーーー
ーー
ー
こうして現在に至る。
むぐむぐむぐ
もぐもぐもぐ
ムシャムシャ
アニキも俺もみんなで丸くなって座った。
俺とアニキ以外は皆んなゴリラに貰ったナンカの肉をすぐさま黙って食ってた。
俺はよくわかんないけど褒められた、なんで褒めんのかわかんねぇけど正直嬉しかったから顔をまっすぐ見れなかった。
アニキより先にもらった肉をすぐに食べんのはなんだか勿体ねえと思って、じっくり見た。
目が霞んだ、何で目から水が?
う、うう、あれぇ、止まんねぇ。
ウ…ウッく、う…ウウぅ…
声に驚いて顔を上げるとアニキが泣いてた。
ふっ、ふぅ、うう、うぅう…くぅぅ…ぅッ…
周りを見たらみんなで泣いてた。
さっきまで食べてたからか、小さくなった肉をわざわざ両手で握ってみんな泣いてた。
アニキの肉には一口分齧ったあとがあって。
美味くて泣いてるのかと思ったけど、俺は齧ってないのに泣いてたからちげーのかなとおもった。
みんな痛いのか、くるしぃのか、そう思ったけど違った。
どこか嬉しそうだった。
「お、おい大丈夫か?…毒じゃないとは思うけど。泣くほど美味いのかよ?」
困ったような照れたような顔でゴリラは声をかけて回った。
「今日のために用意したんだ。さぁ、腹減ったんだろ?食っていいんだぞ。ヒトがブタとかウシの肉を食うのとおんなじだ。お前らは今までの人生でどっか悪いと思ってんのかもしれないが、俺みたいな変なゴリラもあるってこった。この肉は誰かを殺してつくったんじゃねぇ。方法はまだいえねぇが俺は嘘はつかない。安心して食ってくれ…どうした、ナキ?食べないのか?」
……変なヤツ、だけどなんだかあったけーヤツだと思った。
がぶ…
もくもく
いつも食ってる肉はもっと血の味がして、どこかむごくておいしいとはおもったことがなかった。
生まれて初めて何かを食べて美味しいと思った。
ありがとう。
少し延びましたね。
ヤモリのアニキやナキも大好きなので、ゴリラが幸せにします(断定)
今後とも穏やかな時間を送っていってもらうつもりです。
ヒトを食べなきゃいけないって設定は変わりません。
そこを変えたら彼らの今までを否定してしまいます。
食べたいものと食べられるもの。
食べられるけどまずい物。
それしか無くて、仕方なく食べて、いつも不味くて泣きたくなるもの。
戦時中でも無いんですから、彼らも何か美味しいと思えるものを食べて欲しいですね。
彼のカラダはゴリラはゴリラでもあったかくて美味しいゴリラです。
今回もありがとうございました。