ゴリラ的人生哲学   作:ヤン・デ・レェ

32 / 42
前回のとある事情による貯金とは何が目的なのか、また結果どんな食事になっているのかなどなど…ゴリラ一等の休みの過ごし方を描ければなと思います。

そろそろ課題をやらなければいけないなと思い二日更新を休みました。
拙作を読んで下さっている諸兄には感謝と更新停止へのお詫びを。


ゴリラの貯金と貧しい食事!(カイジ並感)

ことこと…ことことこと

 

炊飯器が買えずに苦肉の策としてホームセンターから買ってきた土鍋でご飯を炊いている。

 

何かこだわりに目覚めただとか、こっちの方が美味しいからとかいう高尚な理由などなく、単に金がないだけである。

 

ついでに言うと惣菜だとか菓子パンだとか、少し前から細々と食費を削ってはきたもののそろそろヤバくなってきたので自炊にしたと言うわけである。

 

ちくせう、味気ないなとは思いつつも私の自炊レベルでは白米にふりかけをかけるくらいしかできない為我慢である。

 

「あちち…って熱くないんだよなぁ、なんとなくで口をついて出ちゃうだけなんだけどなぁ…手の皮が厚過ぎで熱さをあんまり感じないってのも悪くないかもな…どれどれ、お、炊けてる炊けてる〜…よっ、よっと。」

 

百均のやっすいしゃもじで土鍋から豪快に湯気を立てながら白米を中華鍋によそっていく。

 

勢いで買って以来私の普段使いの茶碗の代わりを立派に努めている。

 

本来の用途に使ってやることは未来永劫ないと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいである。

 

さて、なぜ私が朝からこんなことをしているのかと言うと、今日は土曜日だからである。

 

基本的に私は事務仕事ができない。

 

できないせいで仕事を割り振られることもないため、そもそも残業の必要が生まれないのである。

 

おかげで完全定時帰宅の匠、(残業)永遠のゼロである。

 

無論、残業手当もゼロである。

 

更に、まだだとは思われるがドイツの方で大規模なグール掃討が予定されるとかしないとからしい。

 

この調子だとまだまだ何年もかかりそうだとも考えたが、いざとなった時に飛行機が使えないとなると…日本海を泳いで渡った上でドイツまでモンゴル帝国の西洋制覇RTAになること間違いなしである。

 

正直言って出来なくはないとも思う…だがしかしソレとコレとは別問題である。

 

是非ともソーセージとカリーブルストをつまみに本場のドイツビールと洒落込みたい所である。

 

つまり、グール案件ついでにドイツで観光を楽しみたいがために貯金をしていると言うわけである。

 

 

かちゃかちゃ…かっかっかっ…

 

もぐもぐもぐ…

 

うううむ…それにしてもゴマ塩と海苔の佃煮は偉大である。

 

昨日の食事会の帰りに立ち寄ったスーパーで購入したのだが、やはりというか大正解であった。

 

たまにはコレくらいの贅沢をしたいと思いふりかけとはまた違う風味を探索した結果である。

 

ご飯に合うものはゴリラになったからと言って変わらないのだ。

 

あぁ、ゴリラの体は丈夫で色々と優秀だが、中でも手が分厚くデカいその分手先が余り器用に動かせないのだ。

 

箸と鉛筆を始めて握った時、軽く力を込めればは弾けるようにして折れたものだ。

 

私は本当にゴリラなんだと改めて明確に晒された気がした。

 

職場では鉛筆は持たないようにしている…結果として事務も出来ない武力に逆振りの脳筋と化したが。

 

箸に関してはクレオに相談したら樫の木を削り出した鉄棒より二回りくらい細い菜箸くらいの特注品を作ってくれた。

 

…君が相方で本当によかったよ、ありがとうクレオお陰で私は手掴みから抜け出せたよ。

 

もぐもぐもぐ…

 

…ごっくん!

 

ゲフゥ…

 

おっと失礼。

 

しかしなぁ、これじゃ昼前にはすぐに腹が減りそうである。

 

一升は食べた気がするのだが…本来何もなければこのゴリゴリボディーにはいい感じの量なのだが…私はゴリラミートを生成しなければならないわけで。

 

今は、午前10時13分…ロマがお昼ご飯に私を齧りにくるまで大体2時間くらいあるな…午後3時には20区の今週の配達分を用意しなければならない。

 

毎日食べる必要がなく、さらに言えばいくつかに配達を分割しているとはいえ1週間の間にオンボロ冷蔵庫一杯のゴリラミートを用意するのも大変である。

 

…また上司三人組にご飯に連れて行ってもらえないかと期待してしまうな、いけないいけない。

 

よし!俺も悪質なグールの捕縛に精を出さなきゃな!

 

事務出来ないし!!




ドイツ旅行…楽しみですね。
私は行けませんが、今後の展開ですけども彼にはドイツに行く宿命が待っています。
そろそろそれなりに稼いでいる方(捕縛数と駆逐数)なんですけども、ドイツ"だけ"じゃぁないのでね、今はそれこそまだまだですが。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。