ゴリラ的人生哲学   作:ヤン・デ・レェ

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はい!ウリウリ!説明の必要なし!
前回の篠原=サンの回とハナシの進み方は大体同じです。
ただ前回は伸びてしまったので、読みやすさを追求して1000文字台で収めようと思います。

伸びたら次に持ち越します。


俺はウリウリ

「ウリー!今度さ、例の新人とメシに行くんだけど一緒に来ないか?」

 

例の新人。

 

その言葉ですぐ様思い浮かぶのは一人しかいない。

 

この前入った安浦でも、田中丸でもない。

 

フレッド君、数ヶ月前に二等捜査官として突如として20区の局内に現れる。

 

喰種の駆逐及び捕縛において獅子奮迅の活躍を続けその存在感を示し始めた。

 

20区での突然の被害件数激減事件に伴い注目度が増し、大々的に本局より一等捜査官への昇進が認められる。

 

短期間での圧倒的な喰種捕縛及び駆逐数。

 

戦闘ログとパートナーの真戸呉緒一等捜査官による毎回のレポートから見られる現実離れした実力。

 

現在は姿をめっきりくらませた"白スーツ"の群との戦闘における、クインケを用いず素手でAレート以上を制圧するという史上類を見ない武力。

 

人間の範疇から逸脱したとしか思えない巨躯と頑強な肉体。

 

眉唾の話ばかりの例の新人。

 

いつもは頭を重厚なヘルムで覆い隠しているらしい。

 

偶然見かけた人による証言は特にその傾向にある。

 

それもそのはず、中には巨大なゴリラそのものだと言う捜査官もいるらしい。

 

…あってみるのもいいかもしれない。

 

気になって仕方がないと言うのも正直な所だ。

 

「あぁ。俺も会ってみたいと思っていたんだ。」

 

「お?ウリもか〜。だよな、気になるよな。あのイワが見たことないくらいワクワクしてたくらいだからな。」

 

「そうだな。俺もそんな感じだ。」

 

これからその新人がこの組織においてどんな役割を果たしていくのか見極めるのも必要だろうからな。

 

それに、単純に楽しみというのもある。

 

 

 

当日

 

で、デカいな…うん。

 

「で、デカいな、ウリ…。」

 

あぁ、そうだな、うん。

 

なんなんだ、デカいとか言うレベルじゃないぞ。

 

物が違うと言う感じがする。

 

服ももちろん大きいが、その上からでも分かるくらい肉体の逞しさの主張がすごい。

 

筋肉の隆起がまじまじと服の上からわかる。

 

ここまでとは…確かに人間離れした膂力にも納得してしまうな。

 

…それ、しても、なんて広い肩幅…丸太のような腕…大木の幹のような存在感だ…

 

もはや関心すら通り越して、感心やら感嘆やらしか胸に沸かないとは…

 

流石に驚きだな。

 

ハハハ…本当に面白い新人だな。

 

 

自己紹介も終わり、全く話が弾まない中でなんだか気まずい空気が漂っていると…

 

ぐぐぅぅぅぅううううぅーーキュゥゥルルルルゥゥ〜

 

ぶはっ!

 

あ、アブナイ危ない。

 

危うく吹き出す所だった。

 

うん、そうだな、あんだけ体が大きいんだもんな!

 

そうだな、うん。

 

wwwお、お腹が空きすぎて腹の虫が鳴るのも仕方ないよな…

 

はー、はー、はー…よかった。

 

顔の筋肉は動いていない、よかった。

 

いつもの俺の印象からかけ離れないようにしなければ。

 

…笑いのツボに入るととんでもないことになっているなど人には言えない。

 

ユキノリにもイワにも流石に言えんな、うん。

 

こんなにせかせかと胸中で焦っているなど知られたくない。

 

ふふは、この際彼ともっとお近づきになろう。

 

すでにとても面白い新人だが、これからの彼の活躍が気になって仕方がない自分がいる。

 

どれどれ、空腹で腹の虫がなってしまう外見に似合わずお茶目な彼に直々にオーダーを取ろう。

 

さぁ、何がいい?

 

なんでもいいから、先輩の財布を借りるつもりでどんどん頼んでくれ!

 

「今日は俺たちの奢りだ!ーーーー…」

 

ふふふ、ユキノリもいいことを言うじゃないか!

 

さぁ!どんとこい!!超大型新人!

 

若手の上等3人が相手だ!

 

それはそうと…イワの調子が振るわないようだが大丈夫だろうか?

 

 

 

 

 

 

…ど、どんときたなぁーーーー…うんうんうん。

 

そっか…おっきいもんなー。

 

うん。

 

…ふふふふは、はははは…

 

超大型新人は伊達じゃないと言うことか…

 

面白い!!

 

今回は痛い目をみたが、次は同じようにはいかんぞ!

 

なんだか日常的に感じているストレスが吹っ飛んだ気がするな。

 

アイツの、食欲にバカ正直で飾らずに自分をさらけ出してる感じが接してる俺も気を負わなくていいから楽なんだろうな。

 

何かと疲れやら辛いことが多い仕事だが、がむしゃらに走ってきた分自分は疲れてるんだと気付かなかったんだろうな。

 

今まで気を張ってたことが一気に溢れてきたみたいに、どっと疲れた気がする。

 

だが不愉快な疲れではないな、まるでいい汗をかいたみたいな疲れだ。

 

疲れたのに辛くない、むしろスッキリしている自分がいる。

 

…あいつは動物みたいに無邪気な感じがするからな、アニマルセラピー(御名答)的な効果でもあるのか?

 

まぁいい、今度会ったときにでも意識しておこう。

 

変わったやつだがむしろ気に入った。

 

次回が楽しみだ。

 

 

 

少し食べる量を自重して欲しいのも正直な所だがな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




眠たくなってきたので誤字などがあるかも知れません。
ごめんなさい、謝っときます。

今度は暫くグールのターンになる予定です。
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