ハイスクールDQM   作:コクトー

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二種のはぐれとアーシア

 

 やーさんside

「大公から討伐依頼が来ています」

 

 部長のお説教が終わったころ、朱乃さんがそういった。

 

「あら、ちょうどいいわね。イッセー、やーさん、今回はあなたたちは見てるだけね。駒の能力を説明するわ」

 

「わかりました」

 

「じゃあみんなも行くわよ。今日は普通の依頼はおやすみね」

 

 俺達は魔方陣で移動した。

 

 移動した先はどこかの廃屋のそばだった。

 

「血の臭いです。近くにいます」

 

「一体。廃屋の中にゃん」

 

 さすが元猫魈。仙術かな?ほんと便利な技だな。

 

「不味そうな臭いがするぞ?でも美味しそうな臭いもするぞ?甘いかな?苦いかな?」

 

 上半身は人間、下半身は蛇という化け物が姿を表した。

 

「出たわね、はぐれ悪魔バイサー!グレモリー公爵の名においてあなたを消滅させるわ」

 

「ただの悪魔がいきがるんじゃないわよ!」

 

「祐斗、お願い」

 

「了解!」

 

 木場が素早くバイサーに肉薄する。そして手にした剣でバイサーの右腕を切り飛ばす。

 

「祐斗は『騎士(ナイト)』。その能力は圧倒的なスピードよ」

 

 バイサーは左腕でリアス部長に殴りかかる。

 

 

「させません」

 

 それを小さな体の小猫が受け止める。そして投げ飛ばした。

 

「小猫は『戦車(ルーク)』。能力はバカげたパワーと防御力。朱乃、お願い」

 

「次は私ですか。いきます」

 

 手に雷の槍をもち、バイサーに向けて放つ。それが直撃しダメージを負うバイサー。しかし、朱乃さんは次々と槍を放つ。

 

「どこまで耐えられますか?うふふ…」

 

「朱乃は『女王(クイーン)』。騎士のスピードと戦車の力、それから僧侶の能力を併せ持つ。それと…」

 

 いまだ攻撃を続ける朱乃さんを見た。

 

「彼女生粋のドSよ。まぁ仲間には優しいから」

 

「うふふ。部長、最後はお願いね」

 

 死ぬ少し手前状態のバイサーがいた。そしてリアス部長が近づいて尋ねる。

 

「なにか言うことは?」

 

「殺せ」

 

「わかったわ」

 

 リアス部長が魔法でバイサーを消し飛ばした。塵一つ残っていない。

 

「私の魔力は滅びの魔力。文字どおり相手を滅ぼす力よ。あと見せられなかったけど『僧侶(ビショップ)』は魔力を大幅にあげる能力よ。駒の能力は理解できたかしら?」

 

「リアス部長、兵士の駒にはなんの能力が?」

 

「なにもないわ。兵士はプロモーションといって条件を満たせば王を除いたどんな駒にもなれる」

 

 つまり戦車になって肉弾戦もよし。騎士になってスピード勝負もよし。僧侶になって魔力戦もよし。女王になって色々やるのもよしと言うわけだ。

 

「俺は感じ的に僧侶があいますね。魔法中心ですし」

 

「やーくんならどれでもいけるにゃん」

 

「はい。やー兄さんなら戦車として私と一緒に戦えます」

 

「女王になって私と一緒に戦うのがいいですわ」

 

「ともかく、今日は依頼も終了ね。さて、帰りましょうか」

 

 再び魔方陣を開いて部室に戻った。それから久しぶりに三人で帰った。

 

その道中、

 

「ん?あれは」

 

「どうしたんですか?やー兄さん?」

 

「あのシスターがなにかあるのかにゃ?」

 

「彼女が今日いってたシスターです。アーシアさん、また会いましたね」

 

 彼女が振り向く。

 

「あ、八草さん。こんにちは。隣のお二人は?」

 

「奏にゃん」

 

「塔城小猫です」

 

「奏さんに小猫さんですね。皆さんは今お帰りですか?」

 

「はい。アーシアさんは?」

 

「私は、実は散歩に」

 

「ならどこか遊びにいきませんか?四人で」

 

 そう言った瞬間小猫が小声で聞いてくる。

 

「やー兄さん、シスターですがいいのですか?」

 

「大丈夫です俺が保証します。それとも小猫は遊びに行きたくないですか?それなら先に帰」

 

「いきたいです」

 

「なら決定ですね」

 

 俺のセリフをさえぎってくい気味に言った小猫をつれ、四人で出かけることにした。

 

「ならやーくん、ゲーセンいくにゃん!四人いるしホッケーでもやるにゃん!」

 

「アーシアさんもいいですか?」

 

「は、はい!こういうの初めてですから楽しみです」

 

 四人は日がくれるまで遊んだ。時間が早く過ぎた気がする。

 

「はい、クレープ買ってきましたよ。小猫と黒歌はブルーベリーでよかったですか?」

 

「ありがとにゃん」

 

「ありがとうございます」

 

「アーシアはストロベリーでいい?」

 

「はい!」

 

 みんなでクレープを食べる。途中頬についたクリームを黒歌が舐めとるというハプニングも起きたが笑いながら楽しんだ。

 

「私、こういうの夢だったんです。友達をつくって、その友達と一緒に遊んで仲良くおやつを食べたりするのが…」

 

「なら今日叶ったにゃん♪私達はもう友達にゃん」

 

「そうです。私も楽しかったです」

 

「ありがとう…ございます…。こんな時間が、いつまでも続けばいいのに…」

 

「またできますよ」

 

「そうですか?あ、そろそろ行かなくちゃ。八草さん、奏さん、小猫さん失礼します」

 

「またね。アーシア」

 

「またにゃん♪」

 

「また遊びましょう。アーシアさん」

 

 そしてアーシアは教会の方へ歩いていった。今日は迷わないかな?

 

「さて、私達も帰りますか。今日はハンバーグですよ」

 

「やったにゃん!やーくんのハンバーグは美味しいからにゃ~」

 

「はい。楽しみです♪」

 

「なら腕によりをかけますね」

 

 三人は家に帰った。

 

 

 

 

 

 

そして次の日の夜。

 

「今日は二人にも依頼人のところに行ってもらうわ。イッセーは小猫の依頼が重なったからその片方。やーさんは新規の人ね。本当は木場なんだけど、木場も他の依頼があるからお願いね」

 

「すまないね、八草君」

 

「かまいませんよ。木場も依頼頑張ってください」

 

「じゃあイッセーからね。行ってらっしゃい」

 

「いってきます!」

 

 イッセーは意気揚々と依頼に行った。もちろん自転車で。俺もいくとしますか。

 

「では俺も行きます。リアス部長、お願いします」

 

「えぇ。頑張ってきてね。頑張ったらご褒美をあげるわ」

 

「ははは、なら頑張らないといけませんね」

 

 さて、どんな依頼かな?

 

 俺も魔方陣でとんだ。

 

 

 

 そして依頼先に着くと、そこには見知った顔がいた。

 

「あれ?同じクラスの村山さんですか?」

 

 そう。クラスメイトだ。

 

「あれ?八草さん?あ、悪魔だったの?」

 

「まぁ驚きますよね、普通は。こないだからわけありで悪魔になりました。それで依頼人は村山さん?」

 

「う、うん。冗談のつもりで呼んだんだけど…ほんとに来るなんて…」

 

「まぁ普通本気にしませんよ。せっかくなのでなにか依頼はありますか?できる範囲ならしますよ?」

 

「え、えっと…あっじゃあご飯作ってくれない?一部で八草さんのご飯が美味しいって噂なの」

 

「やーさんでいいですよ。ご飯ですね。では少々お待ちください。材料は使ってもよろしいですか?」

 

「うん、大丈夫」

 

 俺は軽く料理を作る。口に合うといいけど…

 

「出来ましたよ。召し上がれ」

 

 俺が作ったのはハンバーグだ。得意料理だし簡単だ。

 

「あ、ありがとう」

 

 そういいつつも村山さんは手をつけない。

 

「どうかしましたか?」

 

「あの~よかったら、あ、あーんしてくれない?//」

 

 顔が真っ赤だ。うちの二人は赤面せずに言ってくるからなんか新鮮だな。

 

「いいですよ。ハンバーグでいいですね。はい、あーん」

 

「あ、あーん//」

 

 村山さんの口元に料理を運ぶ。奏や小猫によくやるので手慣れている。

 

「おいしい!」

 

「それはよかったです。もう一口どうぞ」

 

「ありがとう」

 

 一口ごとに美味しいと言ってくれながら食べ進める。そして食べ終わった。

 

「ごちそうさまでした!」

 

「お粗末様です」

 

「ほんとにおいしかったよ、やーさん」

 

「それはよかったです。では依頼完了ですね。あとはこの報告書をお願いします」

 

「ね、ねぇ、また頼んだら、作りに来てくれる?」

 

「そうゆう依頼であれば、いつでも来ますよ。ただ、俺が悪魔ってことは内緒で」

 

 そして俺は家路につく。満足してくれてよかった。

 

そして次の日の放課後

 

「すごいわ二人とも!やーさんは初依頼で初契約、イッセーも契約こそしなかったものの評価は最高だし次呼んだときも語り合おうって」

 

 いったい何を語ったんだろうか。もしかして依頼人の人もイッセーなみにエロい人だったんだろうか…。

 

「やー兄さんすごいです」

 

「さすがやーくんにゃん」

 

「じゃあ今日の依頼も頑張ってね♪」

 

「「はい!」」

 

 そして夜になり、依頼に行った。

 

 

 

 

 イッセーが行った依頼先で事件が起こった。

やーさんsideout

 

 

 

 

イッセーside

 俺は魔方陣で依頼人の自宅に飛ぶ。

 

「こんちわーっす。依頼できまし、っ!?」

 

 そこに依頼人の姿はなかった。正しくは依頼人の死体が壁に吊るされていた。

 その格好はおそらく逆十字。むごたらしいことしやがる。

 

「いったい誰が」

 

「おれっちだけど?」

 

 ぼろぼろになったソファに男が座っていた。手には拳銃。おそらく特別製のものだ。

 

「いやー悪魔に頼っちゃうようなくずは死んで当然っしょ。もちろん悪魔ちゃんもおんなじ♪俺はそんな愚か者をかっておまんま食べるのよーんっと」

 

 胸くそ悪い。たしかこのイベントはなんだっけ?フリードとかゆうはぐれ悪魔祓い(エクソシスト)の仕業だっけ?

 

「てめぇ、なにもんだ」

 

「おれっち?おれっちはフリード・セルゼン。はぐれ悪魔祓いだよーん」

 

 やっぱり当たってた。となるとあの銃は危険だな。

 

「とゆーやけで、さっさと逝っちゃいなよ!悪魔くぅうううん!!」

 

 フリードは拳銃を撃つ。しかし発砲音がせず、一発が俺の足に当たる。いてぇなこのやろう!

 

「痛いだろ?光の拳銃だぜ?光は悪魔には弱点だしぃ、さっさと死んじゃえよ!」

 

 フリードは続けざまに撃つ。それをなんとかかわすが、少しかするたびに激痛が走る。と、そこに

 

「な、なんですか?これ…」

 

 アーシアが現れた。この光景を見て絶句している。

 

「あっるぇええ、アーシアたんではあぁぁぁありませんかぁぁぁああ。結界ははりおわったのかにゃー?」

 

「そ、それよりこれって…どうゆう…」

 

「ん?悪魔に頼っちゃうようなくずの末路だよん♪それとその元凶の悪魔」

 

「い、イッセーさんが悪魔?嘘ですよね?」

 

「アーシア…」

 

 そこにリアス部長の魔方陣が開かれる。そこから眷族のみんなが現れる。

 

「イッセー大丈夫!?」

 

「治療します。『ホイミ』」

 

 少しずつ痛みが引いていく。てかやっぱこいつ転生者か!完全にドラ○エだ!

 

「悪魔ご一行のご登場かなー?」

 

「部長、ここに堕天使が向かってます」

 

「なんですって?イッセー、ここは引くわよ」

 

「でもアーシアが!」

 

「この魔方陣は眷族しか飛ばせないの。諦めなさい」

 

「アーシア!」

 

「アーシアさん!」

 

 俺とやーさんの叫びもむなしく俺達はそこから部室に飛んだ。くそ!

イッセーsideout

 

 

 




どうもコクトーです。


なんとなくフリードを書くのが楽しい今日この頃。
何気に気に入ってるキャラなんですけどね。死んでしまうのが惜しいくらいには。
まあ生存はしませんのであしからず。



最近月光校舎のエクスカリバーのとこ書いてるんですが難しい…
とゆうか早く会議のとこ書きたい…







次回教会突入!?

ではまた次回
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