ハイスクールDQM   作:コクトー

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ドッキリ大成功(?)

 

 

やーさんside

 昨日、アーシアが殺されたり家族が増えたりと劇的な変化を迎えたものの、今日はまた今まで通りの日常が始まろうとしていた。

 殺された者は二度と生き返らない。まあ一度死んで転生してる自分が言うのもなんだが…。あっイッセーも一回死んでたっけ?あれ、常識が変わってく感じがする…。

 

「おーい席につけー。HR始めんぞー」

 

 担任のどこかやる気の無さそうな声が響く。

 

「あー今日はいいお知らせと悪いお知らせが一個ずつある。とりあえず悪い方からいくぞー」

 

「せんせー聞きたくありません!」

 

 クラスの一人が大きな声で言う

 

「却下なー」

 

 担任はそれをバッサリと切って黒板に「課題」と書いた。課題というと明後日締め切りのやつか?たしかもう提出したはずだから関係ないか。

 

「範囲を増やしてくれるそうだー」

 

 えー、と声が重なる。

 

「先に出してたえらい奴は後で職員室まで取りに来いよー。八草ー」

 

 名指しすんなよ。つかなんか損した気分になった。

 

「じゃあ次はいい話なー。今日からクラスに転校生が来るぞー」

 

「「うおおおおお!!!」」

 

「男?イケメン?」

 

「いや女だろ!美少女に決まってる!」

 

「はっはっは!ついに俺にも春がー!!」

 

「新しいカップリングが…木場きゅん×転校生?やーさん×転校生!?」

 

「いえ!そこは木場きゅんとやーさんが転校生の美少年を取り合う三角関係よ!」

 

「「「それだ!」」」

 

 待てこら。この学園はどうなってやがる、腐ってんのか?腐り果ててんのか?実はグールが混じってんじゃねえの?グールとか見たことないけど。まぁ転校生が来ようと俺にはあんまり関係ないかな。とゆうかこの時期に転校なんてなにかあったのか?

 

「その転校生だが…………」

 

 担任がたっぷり間をおいて言った。

 

「喜べ女子どもー」

 

「「きゃぁぁぁあああ!!!」」

 

「やっぱりイケメンなのね!」

 

「私たちの勝利よ!」

 

「妄想が膨らむわ!」

 

「おめでとー。転校生は女子だー。仲良くしてやれよー」

 

「「えぇええええ!!!???」」

 

「「よっしゃぁぁあああ!!!」」

 

「じゃあ呼ぶからなー入っていいぞー」

 

 扉を開いて入ってきたのは、どこかで見たことのある金髪の女の子。

 

「どうも、アーシア・アルジェントです。よろしくお願いします」

 

 アーシアだった。あれ?死んでなかったっけ?俺も奏もイッセーを慌ててみた。

 イッセーはニヤリと笑っていた。してやったりとでも言いたげだな。ちくしょう、やられた。これは後で聞かないといけないな。うん。

 

 

 

 

 そして放課後、俺と奏はイッセーを捕まえて部室でお・は・な・ししていた。

 

「イッセー?どうして教えてくれなかったのですか?」

 

「イッセー?言い訳しちゃだめにゃよ?」

 

「あのーえーっと…」

 

 イッセーは正座で震えている。ドウカシタノカナ?ナニカコワイモノデマアルノカナ?

 

「あの、えっとやーさん?あんまりイッセーさんを怒らないであげてくださいね」

 

「アーシアは優しいですね。でもイッセーだから大丈夫ですよ。ね、奏?」

 

「そうにゃよアーシア、イッセーたら大丈夫にゃ」

 

「うーん……ですね。イッセーさんなら大丈夫です!」

 

「アーシアぁぁ!!???」

 

 そのあとイッセーを解放したのは2時間後だった。

 

 

 

 

 

「それにしても酷いですよみなさん。おしえてくれてもいいじゃないですか」

 

「ビックリさせたかったのよ。実際ビックリしたでしょ?」

 

「まぁ、かなり…」

 

 黒歌も視線をそらしていた。そりゃ俺たちからしたら死んだはずの人間だからな。シスターって悪魔に転生できたんだな。

 

「アーシアはよかったのですか?」

 

「はい!後悔してません。それに悪魔になればイッセーさんとずっといられますし…」

 

 最後の方は小さくなってたけど聞こえちゃってるな。イッセーには聞こえてないみたいだけど。

 

「そろそろやーさんも教えてくれない?どうして堕天使総督と知り合いだったのかしら?お仕置きは後にしてあげるから」

 

「お仕置きはあるんですか!?」

 

「もちろん。明日はやーさんの家に行くわ。そこでやってもらいましょう。イッセーはアーシアに町を案内したあげて。二人(・・)で♪」

 

「逃げられない…」

 

「はい!アーシア、どこいきたい?」

 

 落ち込む俺を無視してイッセーとアーシアは明日の予定を話し始めた。嬉々としてんじゃねえよ。あれか?お前は俺の不幸(お仕置き)がうれしいのか?……まあこっちはこっちで説明しますか。

 

「えっと、アザゼルさんとどうして知り合いだったのかってことですが…朱乃さんと初めてあった日に、バラキエルさんに頼んで会わせもらったのがきっかけなんです」

 

「やっぱりあのときなのね」

 

「私は知らないわね。たしか朱乃と朱乃の母親が襲われたんだったかしら?」

 

「えぇ。それをいきなり現れたやーさんが助けてくれたんです。かっこよかったですわ」

 

 朱乃さんの頬が赤く染まる。なんか恥ずかしいな。

 

「私達もいたんだけどにゃ」

 

「私はたしか寝てた気がします」

 

「まぁ疲れてるようでしたから。寝ている小猫もかわいかったですよ」

 

「もう//」

 

「でもたしかあの日うちに来てたのよね?なんで私はあってないの?」

 

 確かに俺と黒歌はあの日魔王の城に行ったがグレモリー家はいってない気がする。門の前に直接転移してそのあと魔王二人と交渉して、そのまま魔方陣で家に帰る。うん、いってないね。

 

「なんででしたっけ?」

 

「魔王様に直接送ってもらったからにゃん」

 

「お兄様……」

 

 リアス部長から殺気が…サーゼクスさん、生きてください。

 

「それで昨日は俺の神器『豆の木(オートビーン)』を研究したいって前々から言われていて、豆を渡す代わりに今回のことについて聞いたんです。そしたらまったく知らないって言ってて、彼女たちの処分を任せるって言われたんです」

 

「そういえば、なんでレイナーレを助けたんだよ?あいつは俺とアーシアを殺したんだぞ?」

 

 イッセーが参加してきた。まぁ普通は許せないよな…。

 

「それは私も気になるわね。彼女を助ける義理はなかったでしょ?」

 

「それなんですが、彼女が心から悪になってるって感じがしなかったんです。アーシアから神器を抜いた後でも乱暴に扱ったりしなかったでしょう?」

 

「それでも、殺したことにはかわりないだろ?実際アーシアは悪魔になってようやく助かったわけだし」

 

「それを言われると言い返せませんが、あのあと彼女と話したんですが、ただ一人が辛かっただけなんです。強い力を持っていたがゆえに孤独だったんですよ、彼女は」

 

 皆が黙りこんでしまった。思うところがある人もいるのか。たとえばアーシアだと『聖女』って呼ばれ続けてきた。それほどの人が一人にならないとは思えない。

 

「今彼女はうちで家事をしてもらってます。今はまだ無理ですがいずら必ず謝罪するといっていました。そのときまだ許せないって思うなら俺を殴ってください。彼女は俺の家族です。家族は俺が守ります」

 

「…私は許します」

 

「アーシア?」

 

「私も一人で辛かったってのはよくわかりますし、今は悪魔になったことを後悔してませんから」

 

「アーシアは優しいわね」

 

「…アーシアがそう言うなら俺も許す。アーシアは本当にいいのか?」

 

「はい。私は許します」

 

 そして今日はそのまま解散となった。うまく説明できた感じがしないけど…。それにしても孤独か…俺はこの世界に来てすぐに奏と小猫に出会って一緒に暮らすようになったからよかったけど、俺がその孤独な立場になってる可能性だって十二分にあったんだ。二人もいつかはここを出て行ってしまうのだろうか…。

 それを感じ取ってくれたのかわかんないけど奏と小猫が抱き締めてくれた。私たちはここにいると言ってくれてる気がした。二人にはかなわないな…。

 結局今日は三人で寝た。明日二人が来ることなんかすっかり忘れて……。

やーさんsideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもコクトーです。


今回は戦闘なしの日常回でした
アーシアは原作通り『僧侶(ビショップ)』です
これで女王、兵士に続いて僧侶がうまりましたねまだ出てきてませんが

それより織田信奈の野望の新刊延期ってどうゆうことだぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!





ではまた次回
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