ヴァーリside
ようやく戦える。そう意気込んだ私に対して始めにやーさんが出したのは『スライム』。なめすぎだと思う。いくら冥界にいるのとは違うと言われても…ねえ。歴代最強の白龍皇、その力を見せつけるわ!
「さて、アルビオン、私の力だけで大丈夫よ。次のドラゴン戦で使うわ」
『あぁ。『スライム』程度に『
アルビオンもやる気だね。さて、さっさと終わらせよう!
私対スライムがはじまった。
私は余裕綽々でスライムの一体に近づいた。さっさと殴り倒してドラゴンと殺る。そのためにも力は温存しないとね。
対するスライムは、私の狙った一体はとどまり、残りは散開した。まぁ関係ないよね。そのまま腕を降り降ろした。
が、軽くうけとめられた。正しくは、まともにはいったものの、まったく手応えがない。
見ると少し体が光っている。なにか魔法をつかったようだ。私の攻撃を止めるほどの魔法。おもしろい。
私は距離をとり、身構えた。すると、周りに蛍のような光がでた。逃げられないような配置だ。それが集まり始める。
私は両腕をクロスさせてガードする。
次の瞬間には光が爆発した。
『ヴァーリ!』
アルビオンが慌てる。身体中がいたい。かなり威力が高いみたいだ。これはまずい。
「アルビオン、『
私は白い翼を生やす。本気でいこう。温存なんかしてる場合じゃない。
三体のスライムが突っ込んでくる。それをかわして一体を殴る。今度は手応えがある。しかしスライムは倒せなかった。耐えきられたのだ。
すべてのスライムの体が三度光る。なにか様子が変わったか?わからないまま構える。すると再び突っ込んでくる。
同じかとも思ったがやはり違った。先程よりもスピードが桁違いに速い。
一体の突進をくらってしまう。威力はあまり高くない。ここは所詮『スライム』か。
『Divide!』
私は二体のスライムの力を半減した。ちょうど一体分だ。すると、翼が一気に広がった。
私の持つ
『ヴァーリ、大丈夫か?かなり強いぞ。こいつら』
「あぁ。わかってる。禁手化するよ、アルビオン」
『わかった』
「バランスブレイク!|白龍皇の鎧《ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル》!」
体に白い鎧を纏う。
『Half Dimention』
瞬間、スライムが半分につぶれる。この力はすべてを半分にする力。
スライムは全員が集まって同じ動きをし始めた。同じ魔法を使うのか?
させまいと一気に近づき一体を殴り飛ばす。すると消滅した。続けて殴る。消滅する。蹴る。消滅する。
なんとか数を減らすが、結局間に合わなかった。
先程よりも大きな爆発が起こる。あぁ負ける…。私は目を瞑った。
しかしいつまでたってもダメージがない。なにごとかと目を開けると、すぐ目の前にやーさんの顔があった。
「大丈夫ですか?強いでしょう?俺のスライムたち」
近い近い近い近い近い近い近い近い近い。今まで戦いばっかだったからこうゆうのに耐性とかないんだってば!
「う、うん。//威力が凄かった//」
「こいつらはドラゴンより強いですよ。さすがにランクB以上はわかりませんが」
ドラゴンより強い『スライム』。やーさんの言ってることが嘘ではないと感じる。あぁ、こいつらを従え、育てたのがやーさんなのだろうか。
彼についていけばどれほど強くなれるのだろうか。少なくともやーさんはあのスライム達より強いと思う。あの奏という悪魔もだ。
自分はまだまだだ。強くなれる。これほど嬉しいことはない。あぁ、早くアザゼルのところから彼のところに移りたい。アザゼルのところでは得られなかったものがどんどん手にはいる。
強くて好きに何度でも戦える敵。それをさらに鍛えられる指導者。暴れても大丈夫な空間。
強くなりたい。それが彼ならできる。
「やーさん、私、やーさんの『
はっきりと意思をもって伝える。彼のもとで強くなる。そのために彼の兵士になるくらいは別にかまわない。むしろお願いしたい。
彼はたぶんだけど強いやつから狙われる。そうすればそれだけ強い敵と戦える。そして強くなれる。
「俺の眷族になるのでしたら中途半端は許しませんよ。最強の兵士になってくださいね」
やーさんが笑いかけてくる。だからそうゆうのに耐性とかないんだってば!あーなんか顔暑くなってきた!変じゃないよね?普段通りの顔してるよね!?
そこでふと今の自分の状態を改めて考えてみる。
まずやーさんの顔が目の前にある。次に地面についていない。最後に抱えられている。その答えは?
お姫様抱っこ
さらに顔が赤くなる。
「お、おろして//」
「はい」
降りる。ふと他の人たちを見ると嫉妬の視線をむけていた。やってほしいんだろうな、やーさんに。そこで私は彼女たちの方へいき、彼に聞こえないようにいう。
「お仕置きってことで好きなことしてもらったら?膝枕とかさ」
みんなそれだって顔になる。やーさん、がんばってね♪わたしもしてもらおうっと。
「ここでは向こうと時間が違いますから気を付けてくださいね。ここでの一時間はむこうでの30分になります。あんまりここにいすぎると時間感覚が狂うので」
「じゃあ修業し放題じゃん!」
やっばい、すごい!早く次やろう!
「あとヴァーリ、これを食べてください。傷がなおります」
なんか豆を渡される。傷がなおる?そんな馬鹿な。
「それの効果はすごいわよ。イッセーの体に空いた穴が塞がっちゃったのもの!」
アナガフサガッタ?
半信半疑で食べる。すると傷はすべてなくなった。それどころか体が軽い。疲れもとれている。
「これなに?なんかすごいんだけど」
「やー兄さんの神器で作った豆です。怪我や傷がなおります」
「修業中はよくお世話になったにゃん…」
小猫と奏が遠い目で言う。
「あなたたちもモンスターと戦ったの?」
「はい。私も少し前までは『スライム』に勝ててたんですが、今はたぶん無理です」
「私はまだなんとかなるかにゃ。前よりレベル上がってるみたいにゃ」
「やー兄さんなら余裕で倒しますよ」
すごいこといってるな。あれを余裕って…
『やーさんはモンスター全部対やーさん一人とかでも勝つからヨー。ふざけてるヨー』
規格外だな。そんな彼の兵士か…。楽しみだな♪
「さて、次はドラゴン系統を出しますよ。軍団は無理そうなので一種ずついきます。ランクFから順にいきますよ。露さん、お願いしていいですか?」
『任せるヨー。じゃあヴァーリちゃんいくヨー』
「は、はい!」
みんなと離れて露さんのところにいく。さて、修業開始だ。今日だけでもかなり強くなれる気がする。
「アルビオン、私達で強くなるよ。必ず彼を驚かせてやるんだから!」
『俺も『スライム』に負けっぱなしは癪だからな。二日以内に倒す!』
『その意気ヨー。やーさん倒すヨー。じゃあまずは『ドラゴンキッズ』ヨー。スタートヨー』
ドラゴン連戦がはじまった。
ヴァーリsideout
どうもコクトーです。
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ありがとうございます!
ただ一作目の『明久一行』をあとの二作が超えているのがなんか悲しい…
スライムを魔改造シマスタ
ゲームのスライムが持つ『スラフォース』ってスキルは何気に重宝する
HP自動回復とかホイミとかすげえいいじゃん!
魔王の使いにみずげいとスラフォースつけて頑張ってた時期もありました…
次回もイッセーはお休みです
ではまた次回