ハイスクールDQM   作:コクトー

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部室に火の鳥

 

 

 

やーさんside

「今日も無事すみましたね」

 

リアス部長たちにお仕置き(?)をされてから数日、とくに何もない毎日が過ぎていた。

 

 

 

何かあったかと聞かれたらヴァーリが帰ったくらいとしか言えない。彼女疲れはてて寝ちゃうまで戦い続けるから大変だった。俺が運んで奏と小猫とレイナーレで風呂にいれてまた俺が運んで次の日気づいたら戦い始めてるの繰り返し。

 軽かったからそんなでもなかったけどね。

 

 一方イッセーはアーシアと一緒に朝走っているらしい。偉いな。まぁ俺らは空間で実戦だけどね。

 

 二人のところに謝りにいったレイナーレも、受け入れられて今ではアーシアとも仲が良くなった。

 

 依頼から戻ってきてしばらく雑談したあと別れて部屋に入った。

 

 それから少し能力の確認をしつつ布団にはいる。さて寝ようと電気を消したとき、突然魔方陣が現れた。

 

「?リアス部長の魔方陣?」

 

 予想通りリアス部長が出てきた。こんな夜遅くになんだろう?

 

「やーさん、私を抱いて」

 

「???」

 

 暗くて気づくのに遅れたがリアス部長は全裸だった。包み隠さずさらけ出している。慌てて視線をずらす。

 

「やーさんなら安心できるし信頼もある。それに私はあなたが気に入ってるし何も問題ないわ。他のみんなは抱いたのでしょう?私も抱いてちょうだい。今すぐ」

 

イミガワカラナイ。

 

「抱くってことはその…つまり…えっと…」

 

「私の初めてをもらってちょうだい。今から。疲れているなら私が動くから大丈夫よ」

 

「なんで俺?」

 

「木場は根っからのナイトだし、イッセーは……なんかね。やーさんのことを気に入ってるしやーさんならすぐにしてくれると思ったしね。さぁ早くしましょう」

 

「…なんの冗談ですか?」

 

「時間がないのよ。こうすればきっと」

 

「後悔だけが残ります。リアス部長、落ち着いてください。もしこんな形であなたを抱いたりしてもきっと後悔だけが残ります。それに今のあなたはとても悲しそうで辛そうだ。何があったのですか?俺が相談にのります。リアス部長の願いを遮るのなら俺がその障害を除きます。まずは話してくれませんか?リアス部長。いや、リアス」

 

 俺は布団からでてリアスをぎゅっと抱き締める。今にも泣きそうな女性にできることなんかこれくらいしか知らない。

 

 そのとき、また魔方陣が現れた。俺はリアスを背にかばうようにして構える。

 

「リアス様。こんなことをしてまでとめたいのですか?はやく戻りましょう」

 

「早いわねグレイフィア。今のあなたはあなたの意思?それとも家の命令?」

 

 グレイフィアさんだった。

 

「どちらもです。八草様も夜更けに失礼しました。リアス様、こんなことをしても変わりませんよ?」

 

「…そうみたいね…。やーさん、ごめんね。あと抱き締めてくれてありがとう。お礼よ」

 

 頬にキスされた。そして二人は魔方陣で戻っていった。なんだったんだろうか。

 

 そのあと突然現れた魔力の反応について三人に問われたけど事情を話すとみんな戻っていった。

やーさんsideout

 

 

 

 

 

 

イッセーside

次の日

 

「部室に行こうか、やーさん」

 

「はい。行きましょう、奏とイッセーとアーシアも」

 

「待ってにゃ、やーさん、木場!」

 

「そうだぜ。アーシア行こう」

 

「はい。行きましょうイッセーさん」

 

 ああ、アーシアはかわいいなぁ。徐々に他の部員もおとしていかないと。やーさんに持ってかれたままになっちまう!

 

 部室に向かい、扉の前にくるとなにやら部室から気配がする。あれ?焼き鳥イベントか?リアス部長夜這いにきてないよ?

 つか奏さんとやーさんも気づいてるみたいだな。さすが奏さん!

 

「僕がここに来るまで気づかないとはね…。かなりの手練れだ」

 

 やっぱ気づいてなかったか。原作通りだな。

 

 部室に入るとそこには他のメンバーとグレイフィアさんがいた。やば、貫禄ぱねぇ!

 

「ちーす。あれ?部長、この人は?」

 

 知らないフリ~。

 

「どうもはじめまして。私リアス・グレモリー様のメイドのグレイフィアと申します。以後お見知りおきを」

 

「よろしくお願いします。グレイフィアさんはどうしてここに?」

 

「それは私から説明するわ。実は」

 

 リアス部長が話そうとしたとき、魔方陣が現れた。やっぱり焼き鳥か。こらはいいとこ見せるしかないでしょ!

 

「ふぅ、久しぶりだな人間界も」

 

 キザな焼き鳥野郎が現れた。ドOクエみたいになったけどキニシナイ。

 

「やあ愛しのリアス、迎えに来たよ」

 

「あの、こちらのかたは?」

 

 やーさんが聞いてる。あれ?あなんかガチぽい?原作知らねぇのか。

 

「リアス、下僕の教育がなってないんじゃないか?俺を知らないとは」

 

「教える必要が皆無だもの」

 

「八草様、こちらはソロモン72柱のフェニックス家三男のライザー・フェニックス様です。そしてリアス様の婚約者でもあります」

 

「「「「えぇぇえええ!!??」」」」

 

 知ってたけど言われると驚くな!

 それからソファに座り直した部長の隣に焼き鳥が座る。

 

「あぁ、リアスの女王のいれた紅茶はうまいな」

 

「ありがとうごさいますわ」

 

 朱乃さん、目が笑ってないよ!恐い恐いよ!

 

 部長も部長で腕を組んで不機嫌そうにしている。

 焼き鳥は部長の太ももや髪をさわっている。嫌がってるのが見えねぇのかよ!

 

「いい加減にしてちょうだいライザー。私は前にもいったけどあなたとは結婚しないわ。 自分の旦那様は自分で決める」

 

 部長はライザーの手を払ってソファをたつ。

 

「しかしリアス…お前も知ってるだろう?先の戦争で純粋な悪魔の72柱の大半は消えた。この縁談は純粋な悪魔を減らさぬよう、俺の父やリアスの父、そしてサーゼクス様の考えの総意なんだよ。それに君のお家事情はそんなに言うほど切羽詰まっていないものでもないだろう?」

 

「家は潰さないし婿養子は受け入れるわ」

 

「なら」

 

「でも、それは私が本気で好きになった人とよ。決してあなたではない。だからもう一度言うわ。ライザー、私はあなたとは絶対に結婚しない!」

 

 部長が真剣な顔で言い切る。対してライザーは部長の目の前にたち舌打ちする。

 

「リアス…俺も炎と風をつかさどるフェニックスの看板を背負っているんだよ。名前に泥を塗られるわけにはいかないし、俺が泥を塗るわけにはいかないんだ。俺はお前の眷族を燃やし殺してでもお前を冥界に連れて帰る」

 

 ライザーから炎が漏れる。同時にやーさんがなにか呪文を唱える。こらはなんだろう?少し火に強くなったきがする。

 

 そしてライザーが、部長の手を伸ばす。

 

「なんだ、きさまは?」

 

「部長に触れるな、ライザー・フェニックス」

 

 やーさんがライザーの腕をつかんでいた。それ俺の役目だろうが!

 

「貴様、この俺が誰だかわかっていってるんだろうな?」

 

「知りませんよあなたなんて。リアス部長が嫌がってるのが見えないんですか?それと、俺の大切な人たちには手を出させない。俺とモンスターたちが相手しよう」

 

「やーさん、俺もやる。そいつは気に入らねえ」

 

「ははは!たかだか転生したての下級悪魔の分際でよく言う!いきがるなよ小僧ども!」

 

 ライザーから炎が噴出する。しかしやーさんはまるでひこうとしない。むしろ手に魔力が集まっていく。俺も神器の準備をする。

 

 と、そこで背筋に冷たいものを感じた。

 

「おやめください。八草様、ライザー様」

 

 いつ移動したのか、二人の間にグレイフィアさんがいた。さすがはグレイフィアさん。溢れる魔力も恐ろしいほど強力だ。

 

「私はサーゼクス様の命でここにいます。故にこの場において一切の遠慮はしません」

 

「…最強の女王と称されるあなたに言われたら俺も止めざるを得ない」

 

「おれも引きます。ですがこの件は認めません」

 

「そうだ!その焼き鳥に部長は渡さねぇ!」

 

「焼き鳥だと!貴様!」

 

「ライザー様、兵藤一誠様、やめてください。グレモリー家もフェニックス家も当人の意見が食い違うことははじめから気づいてました。ですのでこの場で話が終わらなければということで最終手段を用意しました」

 

「最終手段ですか?」

 

 やーさんが尋ねるとグレイフィアさんは続けた。

 

「お嬢様が意見を押し通すのであればこの縁談を『レーティングゲーム』で決めてはどうでしょうか?」

 

 レーティングゲーム、それは爵位のある上級悪魔同士が自分の下僕を戦わせるゲームだ。ただしそれは成人した悪魔に限るが。

 

「リアス、俺はすでに成人していてゲームの経験もある。それに勝ち星もかなり多い。どう考えても君が勝てる見込みはない」

 

「…圧倒的に不利ですね…」

 

 やーさんがポツリとつぶやく。いやいや、俺がいるから不利でもないぜ?

 

「おいリアス。もしかしてだが君の眷族はここにいるので全部か?」

 

「奏は違うけどそうよ」

 

 部長がいうとライザーは笑い出す。

 

「あはははは!おいおい、それでこの俺と戦おうって言うのか?君の下僕のなかで俺の眷族とまともに対抗できるのは『雷の巫女』と言われる『女王』くらいじゃないか。それに」

 

 ライザーは指をならす。するとフェニックスの紋章の魔方陣が部室に現れた。

 

 そして炎が噴出し、その炎の中から15人の人影がでてくる。

 

「俺の眷族は全部で15名。フルで揃っている。君が俺に勝てるとはおもえないね」

 

 そう言うライザーの眷族は全員女。しかも美少女。

 

「小猫ちゃんにアーシア、こんな男に引っ掛かっちゃだめだぜ」

 

 おっとつい本音が。

 

「おい貴様、もしかして羨ましいのか?」

 

「羨ましいぜ焼き鳥。全員その香ばしい薫りで誘ったのか?」

 

「貴様!」

 

 ライザーの眷族含め大半が笑いをこらえている。てか奏さんに至っては腹かかえて笑ってる。

 

「俺を愚弄する気か!」

 

「うっせー種まき焼き鳥」

 

「なんだと!」

 

「ライザー様」

 

 眷族の一人が焼き鳥に声をかける。

 

「ん?ユールベーナか。あぁそうだな。少し落ち着くとしよう」

 

 するとライザーはそのユールベーナと呼ばれた女性に突然キスし始めた。舌までいれやがって、見せつけてる気か?

 

「おい、リアス部長と結婚する気で来たんだよな?」

 

「ああ。その気だが?あぁリアスも愛してやるよ、俺のハーレムの一人として」

 

 虫酸が走る。こんなやつに…。

 

 それにやつの眷族の中にも嫌そうな顔をしてる人がいる。

 

「人間界のことわざであるだろ?英雄色を好むって。あれだよ」

 

「違うな。変態焼き鳥種をまくの間違いだ」

 

「一人を愛せないのに複数人を愛することなんかできませんよ。お前は女性を道具としか思ってない」

 

「俺をどれだけ怒らせる気だ?ミラ、やれ」

 

 一人の女の子が棍棒を俺に突きつけてくる。俺はそれをつかんで壁に投げる。それだけで彼女はダウンした。

 

 ライザーは少し驚いているようだが言った。

 

「ふん、しょせんこいつは俺の下僕で一番弱い。こいつに勝てないくらいなら俺の前にたつことすらできんよ」

 

「そいつは違うな」

 

 やーさんが否定した。

イッセーsideout

 

 

 

 

 

 

 




どうもコクトーです。



ライザー登場です
自分としては最も嫌いなキャラだったりします
ちなみに二番は松田くん
なぜかと言われればわかりませんがなぜか嫌いです





ではまた次回
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