やーさんside
俺達は運動場付近まできた。
「やぁイッセー君、やーさん、小猫ちゃん。無事でよかったよ」
「おぉ!木場もやったみたいだな。すげぇじゃん!」
「…祐斗先輩さすがです」
「まぁやーさんの『ぐんたいあり』も頑張ってくれたんだけどね。もう魔方陣に戻っていってしまったけど」
「そうですか。では、運動場に向かいますか」
俺達は運動場にむかった。
運動場のすぐそばに身を潜めて様子を伺うと、運動場には人影が六つ。てか全員じゃねぇか。
「どうしますか?相手の方が人数は上ですが…」
「僕はあのカーラマインって人をやるよ。剣を使う相手なら僕がやっとほうがいい」
「じゃあもう一人の剣士は俺がやるわ。籠手があれば剣を弾けるしな」
「双子は私がやります。やー兄さんは残った二人をお願いします」
「了解です」
誰が相手取るかも決まったし、そろそろ出ますか。と、そのとき
「私はライザー・フェニックス様の『騎士ナイト』カーラマイン!逃げも隠れもしない!でてこい、グレモリー眷族!」
なんか名乗りをあげてる。いいねぇあーゆー感じは嫌いじゃない。
「ここは僕も名乗らないといけないね」
木場、お前もか
俺達は一斉に飛び出した。
「僕はリアス部長の『騎士ナイト』木場祐斗。あなたは僕が相手するよ」
「同じく部長の『兵士ポーン』兵藤一誠!ぶったおしてやるよ!」
「『戦車ルーク』搭城小猫です。双子さんは私が」
「リアス部長の『兵士ポーン』八草信玄です。さぁやりましょうか」
「ふふふ、私はこうゆう馬鹿が大好きだ!リアス・グレモリーの騎士、いざ尋常に勝負!」
カーラマインが一気に木場との距離をつめる。木場は黒い剣を出し、それを受け止める。対するカーラマインの剣は炎が灯っており、いわゆる燃える剣というやつだ。
「それが貴様の神器か。おもしろい」
カーラマインの猛攻が続く。木場も負けじと切り返している。五分五分ってとこか。
「私はニィにゃあ。「リィにゃあ」」
「「私たちの動きについてこれるかにゃあ?」」
小猫は双子と格闘戦をくりひろげている。相手も耳と尻尾がはえているからおそらく猫又だろう。つか口調とか黒歌とかぶるな…
「私はあなたですか。私は『騎士』シーリス。カーラマインとは違ってスピードに自信はありませんが……」
シーリスさんが籠手でガードしたイッセーをガードの上から弾きとばす。
「パワーなら自信があります」
いやならなんで騎士なんだよ。戦車になれよ!
「はぁ。私はあいつみたいな剣馬鹿はきらいなんだけどな。まぁ『戦車』のイザベラだ。あんたの相手は私かするから」
「おや?そちらの方はやらないのですか?二対一でもいいですよ」
少し挑発してみる。のってくるかな?
それに対してイザベラさんはばつが悪そうに答えた。
「あー、そうゆうことじゃないんだ。彼女の名前はレイヴェル・フェニックス。ライザー様の妹なんだ」
「………………………え?」
妹?いや聞き間違いだろ。まさか自分の眷族をハーレムだと思ってるやつが妹を加えてるはずが…
「なんかライザー様曰く『妹萌えってあるだろ?妹をハーレムに加えることに意味があるんだ』ってな。つーわけで彼女は見学だけなんだ」
「んな馬鹿な…。ライザーはそこまで馬鹿なのな…」
「まぁ私も少しは思うところがあるよ。といっても」
イザベラさんの雰囲気がかわる。戦闘モードってとこか。
「一人で充分なんだけどな」
イザベラさんがむかってくる。俺も戦闘開始だ。
俺は自分に『スカラ』をかけて最初の一撃をガードする。
(お、重い!)
『スカラ』込みのガードですらこの威力。かなり強い。実力的には相手の『女王』と同等。いやそれ以上かもしれない。まぁ女王と戦ってないからなんともいえないけど。
俺はすぐに反撃に出る。彼女の背後に出現させた魔方陣から『ヒャド』を放つ。気づいたようで振り返り氷を砕く。
その隙に俺は『しっぷうづき』で彼女の腹を狙う。しかしこれも防がれた。
すぐに切り替えゼロ距離でのヒャドを放った。さすがにこれは当たったが、そこまで大きなダメージにはならなかった。
「近接も遠距離もいけるくちか。やりづらいな」
「まだまだこんなもんじゃないですよ。『デイン応用』螢」
彼女の周囲に『デイン』の光がいくつも現れる。俺が修行で身に付けた呪文の『応用』。『デイン応用』はこの『螢』だ。直接ぶつけるのではなく周りを囲み、囲んだまま不規則に動かし、任意のタイミングで爆発させる。
「なんだ?この光は?」
「集結。爆!」
光が一斉に爆発する。悪魔にとってデインが効果的なのは既に確認してある。至近距離での爆発。かなりきついはずだ。
現に若干ふらついている。てか耐えきるのかよ。
「なかなかやるね。今のはかなり効いたよ。でも私もそう簡単にはやられないよ」
先程よりも早く距離をつめられる。そこから連打が放たれる。なんとか防ぐも、一発きついのをもらってしまった。
しかし反撃に『バイキルト』込みの一撃をくらわす。それが決定打になったようでイザベラさんは地面に倒れて消えた。
『ライザー様の戦車一名リタイアです』
「えー!イザベラ姉さんがー!?ニィ、さっさとおわらせるにゃあ!」
「コンビネーションをくらうにゃあ!」
「…甘いです。こないだ食べた苺大福より甘いです!」
小猫が双子の腕を抑えた。これは決まったかな。
そのまま振り回し上へ放ると力を込める。仙術を使っているため相手の二人はすでに動ける状態ではなかった。表面上はダメージがあまりないように見えるが、仙術は内部を砕く力。表面で表れないところにダメージをあたえているのだ。黒歌には及ばないものの小猫の仙術はかなり強い。勝負ありだ。
両拳が双子にささる。そのまま双子は消えた。
『ライザー様の兵士二名リタイアです』
小猫がブイサインをしてこっちを見ている。後で撫でてあげますか。
「ぐぁ!」
「しぶといですね。こちらが不利になってきましたしさっさと終わらせてカーラマインの援護にいきたいのですが」
イッセーがシーリスにさんにとばされる。みたところイッセーは体のあちこちに傷がついていた。イッセーが押されてるな。ここは援護にまわったほうがいいか…。
『Boost!』「そんなんさせねぇよ!そろそろ貯まったしな。いくぜドライグ!」
『おう!』
イッセーが腕に魔力を集める。
「くらえ!『ドラゴンショット』!」
『赤龍帝の籠手ブーステッド・ギア』の倍加の力ではねあがった魔力で特大の間砲弾を撃つ。
シーリスさんはそれを大剣で防ごうとするが、それは判断ミスだ。これまでの戦闘をみていてそう判断したのだろうが、イッセーは長期戦にればなるほど強くなる。現に今のあいつの倍加はざっと5回ってとこか?
「どうだ!これが俺の実力だ!」
シーリスさんが消える。一撃で相手を倒す威力。さすがイッセーだな。
『ライザー様の騎士一名リタイアです』
「うぉー!みてくれてたか小猫ちゃん!俺の活躍を!」
「イッセー先輩少し見直しました」
「そうだろそうだろ!惚れてもいいぜ!」
「それは確実に絶対に永久にないです」
「永久に!?」
なんかコントみたいなのがはじまった。最後のあれがなければイッセーもかっこよかったのに…
「おい、貴様の仲間は何者だ?全員実力はあるのだがな」
「僕たちを侮っちゃダメだよ。鍛えてきたんだからね」
木場の手元には折れた黒い剣。まずい!
「そうか。なら敬意をもって私が倒す!まずは貴様だな。折れた剣ではなにもできまい」
「何を言ってるんだい?折れたなら作ればいい『魔剣創造ソード・バース』」
木場の手に新たな剣が現れる。
「凍えよ!」
カーラマインの手にある燃える剣が凍りつく。それで木場の剣は溶けていく。
「なんだと!?貴様、二つの神器をもっているのか!?」
カーラマインは腰の短剣に炎を灯し木場に切りかかる。
「まだだよ!」
溶けた剣からまた新たな剣が生まれる。今度の剣は風を纏っており炎をすいこんだ。
「剣系の神器を複数持ってる訳じゃない。ただ作っただけさ。僕の神器は『魔剣創造ソード・バース』。魔剣を作り出す神器だ!」
炎を失いただの短剣にもどったそれを弾き、カーラマインを切りつける。木場の勝ちだ。
「ぐっ、見事だ」
『ライザー様の騎士一名リタイアです』
これでライザーの眷族は残り二人。一人は戦わないらしいから実質一人。その一人も朱乃さんが相手してるから直に終わるはずだ。
『やーさん、イッセーさん!大変です!部長が!』
突然アーシアからの通信がなった。
「どうしたアーシア!?」
『部長が、相手の王と一騎討ちをするって屋上に!』
突如屋上で炎があがった。ライザーの攻撃か!
「部長!こい『メタッピー』俺らを屋上に」
「まさか行く気ですの?勝てるわけありませんわ」
ライザーの妹さんが俺らに言う。
「勝てる勝てないではありませんよ。勝つんです」
「やーさんの言う通りだぜ!俺がぶったおしてやるよ!」
俺達は屋上に急いだ。
やーさんsideout
どうもコクトーです
お気に入りが300超えました!!
ありがとうございます!!!!!!!
戦いがどんどん進みます
やーさん以外は細かい描写はあまりやらなくてすいません
やーさんのもできてませんが…
次回はいよいよライザー戦!
イッセーくんは活躍できるのか!
ではまた次回