ハイスクールDQM   作:コクトー

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ゲームの決着

 

 

やーさんside

 俺は自分を運ぶ『メタッピー』に『ピオラ』をかけ、一足先に屋上にきた。

 見ると炎が部長に迫っている。まずいっての!

 

「『まもりのきり』」

 

 部長を霧で包む。これで一撃は耐えられる。そしてすぐさま部長のもとに行き後ろから抱き締めた。

 体には所々に傷がある。無理しすぎですよリアス部長。あなたは『(キング)』なんだからもっと堂々としていればいいのに。その傷を『ベホイミ』で癒す。

 

 部長はわずかに震えた声でよぶ。

 

「やーさん」

 

 ライザー、俺は怒ってるんだぜ?止まらないからな。

 

「ライザー・フェニックス、ここからはリアス部長の『兵士』八草信玄が相手だ!」

 

「貴様…!」

 

 遅れて他のみんなもやって来る。

 

「木場、リアス部長を安全なところへ」

 

「わかった。部長こちらに」

 

 リアス部長にはさがってもらった。さて、これど心置きなく ドン!

 

 小猫がいた場所が爆発した。

 

「テイク」

 

『リアス様の戦車一名リタイアです』

 

「小猫!」

 

「ようやくきたか、ユールベーナ。あいつらに格の違いを見せてやれ。リアスとそいつは俺がやるからやるな」

 

「はい」

 

 木場はアーシアをかばおうとしてともに爆発のダメージを受けた。イッセーはなんとか避けていた。

 

『リアス様の騎士、僧侶それぞれ一名リタイアです』

 

「なにしやがる!」

 

 イッセーが女王を殴り飛ばす。あの人の相手はイッセーに任せよう。俺は

 

「どうした下等なゴミ。かかってくるがいい」

 

「徹底的に潰す」

 

 俺の戦だ。

 

 早速『デイン応用』螢をライザーに放つ。先ほどやったのと同様にライザーの周りを包む。

 

「こざかしい」

 

 ライザーは炎で螢を焼こうとする。甘いな。

 

 炎が当たったとたん、デインは、爆発した。その煙の中からライザーが出てくる。若干ボロボロになった。やはり不死鳥(フェニックス)といえど悪魔であるのには変わりないようで、光は大きな弱点だ。

 

「貴様ぁ!」

 

 炎が迫りくる。俺は回避できずに少しくらう。だがそれだけだ。耐えきれない威力ではない。

 俺は自身に『ピオラ』『スカラ』『バーハ』『インテ』『バイキルト』を積む。準備は完了だ。

 

 そして、行動に移した。

 

 ライザーの放つ炎を円を描きながら避ける。そして同時に『てっぽうみず応用』剣山をセットする。俺が走った跡に等間隔で水の球が残される。それが完全に円一周分囲んだとき、、一斉にライザーに放つ。炎にはやっぱり水がいいと思う。

 ライザーにあたったが、火には水と簡単ではないようで、多少のダメージは与えるものの、すぐに蒸発してしまった。だがすぐ次を構える。『ヒャダルコ応用』ハリネズミ。『ヒャダルコ』は本来多数の標的に対する呪文だが、応用操作で多数の標的ではなく一体の標的のみにそのすべてをぶつける。ライザーはそれをすべてくらった。

 俺は『しっぷうづき』で上に回り込みライザーを叩きつける。屋上から土埃が上がる。

 

(ん?今のはきいたみたいだな)

 

 土埃の中、ライザーは隠すように『フェニックスの涙』を飲んでいた。たぶん相手の『女王』が一本使っているはずだからこれで終わりか。

 

 それから再び炎が飛んでくる。空中にいる俺は避けられない。なら

 

「『マホカンタ』」

 

 ライザーの炎を弾き返す。しかし熱自体は返せず食らってしまう。熱い!

 

「ふざけるなぁぁああ!」

 

 次々ライザーから炎がくる。それを避けながらもいくつかが俺の体を燃やす。

 『ホイミ』で回復するもそれほど効果はない。そこで俺は回復をあきらめた。

 

 攻撃のみに魔力を注ぐ。

 

「『ライデイン応用』紅螢」

 

 『ライデイン応用』紅螢。『デイン応用』の螢の強化呪文だ。螢よりも大きさと威力が大きく、その分扱いが難しい。正直現時点では螢のような操作はできない。ただ周りに出現させ、そこにとどまらせることだけだ。だが、今のライザーにはそれで十分だった。ライザーは再び爆発にのまれ、落下しながらまた隠すように『フェニックスの涙』を飲む。女王は使わなかったのか?でも朱乃さんがそれで負けるとは信じがたい…だが、今は考えていても仕方がない。

 

『ライザー様の女王一名リタイアです』

 

 イッセーはやってくれたみたいだ。

 

 だが俺は今ので決めるきだったこともあり魔力が残り少ない。ここは勝負に出る。

 

「ライザー、俺の最高の一撃を食らわしてやる。『イオラ、ライデイン、ヒャダルコ、メラミ、ベギラマ、バギマ、ドルクマ』集結」

 

イオラの光

ライデインの光爆

ヒャダルコの氷

メラミの炎

べギラマの爆炎

バギマの風

ドルクマの闇

 

 これらすべてを完全に威力を一致させて集結させる。今の俺の最強の技。

 初めは二つの呪文を合わせたものにしようと考え練習していたが、なぜか全部いっぺんにやらないと成功しなかった。

 残りの魔力をほぼすべて持っていくかわりに強大な威力を誇る合体魔法。

 

「ラストだ」

 

 回復したもののいまだにふらついているライザーに向ける。

 

「『グランスパイク』」

 

 ライザーにその一撃が直撃する。

 

光に包まれ

光が爆発し

氷が凍らせ

炎が燃やし

爆炎が包み

風が切裂き

闇が壊す

 

 ライザーのいる校舎ごと破壊が襲う。もはや校舎の面影はほとんどなくなった。間違いなく俺はもう攻撃できない。だがライザーは倒せたはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、次の瞬間、俺は炎に包まれた。

 

 薄れゆく意識のなか、俺はたしかに見た。

 

「ふははははは!貴様の言う最高の一撃とやらも所詮は無駄撃ちだったな!俺にはこれがある!」

 

 ライザーの手にあったもの。それはあってはいけないものだった。

 

 

フェニックスの涙。

 

 

 ライザーの使う、3つ目(・・・)のフェニックスの涙。

 

 ライザーは畳み掛けるように言う。

 

「不死鳥の前では所詮貴様も無駄死にだ!いくら強力な攻撃だろうと不死鳥の前にはすべてが同じ!どんな攻撃だろうと俺は再生する。下等な転生悪魔などどれほどあがいたところで純血の悪魔には敵わないのだ!貴様はせいぜい下等らしく地に付していればよいのだ!」

 

 あぁ、なんてことだよ…。俺は負けるのか?あんなくずに。もう俺もリタイアか。なら…

 

「…最後の…一撃…だ…」

 

 俺はなけなしの魔力をふりしぼり小さな火の玉をとばす。それはとても儚く、もろい。ライザーの手の一振りできえてしまった。

 

『リアス様の兵士一名リタイアです』

 

 俺は意識を失った。

やーさんsideout

 

 

イッセーside

 やーさんのやつリタイアしちまった。だが、こうなったら俺がやるしかねぇよな!ブーステッド・ギアの倍加は既に8回。ここで俺がどーんと焼き鳥野郎をたおせば……ぐふふふふ。俺ならやれる!

 

「おいライザー!今度は俺が相手だ!」

 

「イッセー、もういいわ」

 

「部長?」

 

「リザインするわ。私の負けよ」

 

「なんでだよ部長!まだ俺が…」

 

「私は、もう、誰も傷ついてほしくない…」

 

 部長の目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。悔しいのだろう。悲しいのだろう。でも…自分にそれを越える力がない。それを感じている。

部長は眷属である俺が傷つくのを恐れているのだろう。たしかに俺の体は相手の女王との戦いでぼろぼろ。あと一撃放つくらいしか力は残ってない。やーさんみたいに光での攻撃もできない。小猫ちゃんみたいに仙術は使えない。木場みたいに剣は扱えない。朱乃さんみたいに魔力の操作はうまくない。アーシアみたいに回復もできない。しかもぼろぼろの俺だ。本当に倒せるのだろうか?

 

「だけど!俺がいるじゃないですか!俺が倒すんだ!」

 

 部長に言うと共に自分を奮い立てる。しかし、無情にもアナウンスが鳴り響く。

 

『リアス様がリザインなされました。勝者、ライザー・フェニックス様。フィールドから転送します』

 

 俺達はゲームに負けた。

イッセーsideout

 

 

 




どうもコクトーです

ようやくレーティングゲーム終了!
展開的にはどうなのかな?

イッセーの戦い?
イッセーくんの戦いは省略ですよ?


今日から4月になりましたね
消費税が…
あと明日からいよいよ大学始まるので毎日はきつくなるかもしれません

今日はもう一話書くかも


ではまた次回
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