イッセーside
「今日は使い魔の契約に行くわよ」
「使い魔?」
ある日の部活で部長が突然言い出した。
「えぇ。イッセーたちもそろそろ使い魔を持った方がいいと思ってね」
「使い魔ってどうゆうのがいるんですか?」
「使い魔の種類は実に多種多様よ。その人によって大きく異なるわ。私はこの子達」
部長はコウモリを数匹だす。小猫ちゃんは白い猫、朱乃さんは小鬼、奏さんは黒い猫、木場のやつは小鳥だった。
「あれ?やーさんはいないのか?」
「俺はモンスターたちはいるが使い魔はいないよ。まぁこいつらがいれば使い魔はいらんがな」
やーさんは『ドラキー』を召喚する。たしかに使い魔よりよっぽど使い勝手かいいよな。
「やーさんも使い魔と契約してもらうわよ。モンスターは出すのに毎回やーさんの魔力を使うんでしょ?」
「あぁ。そうだが微々たるものだぞ?」
「それでも少ないに越したことはないわ」
俺たちは部室の魔方陣で冥界にある『使い魔の森』と呼ばれる森に転移した。
そこは若干薄暗く、嫌な感じのする森だった。遠くからはなにかはわからないが獣の声も聞こえてくる。
「ここが使い魔の森よ。そろそろだと思うんだけど…」
部長がキョロキョロと周りをみる。待ち合わせでもしてんのか?
「ゲットだぜぇ!」
「うわぁ!」
突然茂みから変なおっさんが飛び出してきた。
「俺の名前はザドゥージ、使い魔マスターだ!使い魔のことなら俺に任せろ!どんな使い魔がいい?強いのか?毒があるのか?それとも狂暴なやつか!?」
「あまり強くないのがいいな。オススメとかあるのか?」
「最近のイチオシはこいつだな。五大龍王と呼ばれた
「従えれるわけねぇだろ!」
「じゃあこいつはどうだ?最近発見したヒュドラ!こいつの毒はなんでも溶かすぜ!」
「物騒極まりねぇよ」
「じゃあこいつはどうだ!
「子供でもドラゴン相手はまずいっての」
「そうか…じゃあ有名どころから見ていくか。きてくれ」
ザドゥージは俺たちを森の奥へと案内しだした。
少し進んでいくと、小さいがきれいな池が見えてきた。
「ここにいるのは水の精霊ウンディーネだ。通称ディーネちゃんって呼ばれてる」
「ウンディーネっていやぁゲームとか漫画とかでよく見るあのウンディーネかよ!うぉー!興奮してきたぁ!早くみてぇ!」
突如水上が光だす。
「おっ運がいいな!ウンディーネのおでましだ!」
俺はばっと池をみる。光が集まり、徐々に体をかたちどっていく。下半身は人魚のように魚の下半身。そして体は美しい女性のからだが……
「あれ?」
そんなものはなく、そこには筋肉ムキムキのがたいのいいまるでボディービルダーのようなのが二体いた。
「ぇぇぇえええええ!!!??あれがウンディーネ!?どう見てもムキムキのおっさんだろ!?」
「イッセー、ウンディーネは基本的にみんなああよ。激しい縄張り争いを繰り広げるからそれに勝ち残れるように体を鍛えているの」
「ちょうど縄張り争いみたいだぜ!」
ムキムキのウンディーネが互いの体をぶつけはじめた。うわぁ、みたくないなぁ…。
「部長、こいつを使い魔にするのはやめときます…」
「そうか、じゃあ次に行くか」
激しい争いを続ける二体をよそに俺たちは森の奥へと歩を進めた。
しばらく行ったとき、空からなにかが降ってきた。ん?なんだこいつら?
「げっ、スライムだなこいつは」
「スライム?」
やーさんが即座に反応した。いややーさんの持つスライムとは違うと思うぞ。
落ちてくるスライムが部長や朱乃さんたちの服に張り付いていく。な!これは!
「部長!服が!」
みんなの服が溶けていく。うぉぉ!あと少しで見える!
「スライムは女性の服を溶かすんだ。だから女性の老廃物を好む触手と行動を共にすることが多い」
「服を溶かす!?」
なんだその生物は!
「部長!俺こいつを使い魔にします!」
「イッセー!?使い魔は悪魔にとって大事な存在よ!しっかり考えなさい!」
部長がスライムを剥がそうとしながらそう言うので考える。
「やっぱこいつを使い魔にします!」
思考時間実に一秒。しかし、俺の意志は決まったぜ!
「…やっぱり変態です」
「『くろいきり』」
霧がみんなの体を隠す。てめぇやーさんこのやろう!なにしやがる!
「イッセー、何をいってるかわかってるの?」
「はい!俺はこいつを使い魔にします!こいつらは、俺が求めてきた存在なんです!きっと俺はこいつを使い魔にするためにここにきたんだ!なんと言おうと譲るきはありません!」
「スライムにここまで入れ込むやつははじめてだ…。グレモリー、あんたの眷族はすごいな」
「なんか複雑ね」
「…………ム……………う」
俺が部長に猛抗議している横で、やーさんがなにやらブツブツ呟いていた。怖いよ!
「『バギ』応用操作」
やーさんの魔法ででた風がスライムと触手を体から剥がし一ヶ所に集める。
「やーさん、ありがと…う?」
「…あんなのはスライムじゃない。これが俺の相棒たちだなんて絶対に認めない。絶対に違う……………」ブツブツ
今だブツブツと呟いていた。
「やーさん、どうかしたのかにゃ?」
「こい、『スライム』………」
やーさんの『スライム』が召喚される。
「………『スライム』、ここでのお前らの同種は女性の服を溶かすらしい」
「!?」
やーさんの発言に『スライム』たちが驚く。そして周りを見渡し、それぞれの前に行き頭を下げる。
「………『スライム』、燃やし尽くせ。灰すら残すな」
「「「「「ピキー!!」」」」」
『スライム』たちが一ヶ所に集まり魔力をためる。あれ?なんっつった?燃やし尽くせ?
「ちょ!やーさん、こいつらは俺の使い魔に」
「『メラゾーマ応用』十連火柱」
やーさん自身の魔法と『スライム』の魔法が合わさって激しい炎となる。あれ?フェニックスよりすごいんじゃね?
ジュッ
「スラ太郎ぅぅぅぅうううう!!」
文字通り灰一つ残らず消え去った。あぁ…あいつら使って学園でエロいことしまくろうと思ったのに…。
「『スライム』、お前らは俺の相棒だ。この森のスライムを燃やし尽くすぞ…。お前らの名を汚すものは許さねぇ…」
「やーさん!?どこに行くの!?」
部長の声を無視してブツブツ呟きながらやーさんは森の奥へと入っていった。
それから、数秒おきに炎が上がっていた。あれ全部やーさんだろうか?もしかしてあの火柱のもとには全部スライムがいた…なんてことは……ない…よな?
「……アーシア先輩、それは?」
「ん?おぉ!
そいつはアーシアの腕の中で震えていた。
「さっきの炎で怖がってたんです。それで、使い魔にしました」
笑顔で言うアーシア。ドラゴンを使い魔にするなんて…。てかなんでさっきからそいつは俺をにらんでんの?なんで雷をうち始めたの!?
「
「なんでぇぇぇえええええ!!!??」
雷を避ける。避ける。避ける。あぁなんでこうなったんだろう…。
それから何発か食らったところでアーシアがなだめて雷はとまった。はぁいたかった。
それから数十分後。
「戻ったぞー」
「やーさん!どこいってたの!心配したじゃない!」
今まで見たことないようなすごいいい笑顔のやーさんが戻ってきた。
「ちょっと害虫駆除に。な、スライム」
「ピキー!!」
スライムはやりきったって顔をして帰っていった。
「はぁ、で、やーさんは使い魔見つけたの?」
「いや、やっぱり俺にはモンスターしかいないかな。同じ種類がふがいないとこ見ると絶めt…倒したくなってくるし…」
過激発言だなぁ…。
で、結局使い魔をゲットしたのはアーシアだけだった。ラッセーくんっていうらしい。
それから関係ないと信じたいが後日、数時間にわたり火柱が上がり続け、その日以降あの森でのスライム被害がなくなったって森周辺の悪魔や使い魔マスターを目指すやつら(主に女性)からグレモリー家に感謝状がきたらしい。
イッセーsideout
どうもコクトーです
イッセーもでましたね
アーシアの使い魔はそのまま蒼雷龍です
そしてやーさんやりすぎました
まあ大丈夫だよね!(汗)
次回からついに聖剣編入る予定←ココ重要
だんだんと伸びてくれてうれしい限りです!
超感謝!
ではまた次回