イッセーside
球技大会当日、今俺たちはドッジボールの真っ最中だ!
今日の天気は晴れのち雨。午後から雨の予報で、なら早く始めようということで午前から大熱狂だ!
そして現在
「死にさらせ、イッセー!」
「あたりやがれ!」
「お前はいらないんだよ!」
ボールがすべで俺に飛んできていた。いやなんで?と思ったが、ふと考えるとピンときた。
学園の二大お姉様
部長、朱乃さん
マスコット
小猫ちゃん、奏さん、アーシア
二大王子様
やーさん、木場
二大お姉様にあてれば全男子の敵。
二大王子様にあてれば全女子の敵。
マスコットにあてれば全生徒の敵。
狙うの俺しかいないわけだ!だが、悪魔になってはねあがった身体能力でことごとくかわす。かわす。かわす!はっはっは、誰も当てれまい!
「くそーイッセーのくせに…こうなったら、敵になっても構わねぇ!あたれこのイケメンめぇぇええ!」
たしか野球部の田中(?)が木場の顔面めがけてボールを投げる。あれ?木場のやつ動かない?
「なにボーッとしてんだこのやろう!」
俺は無理矢理ボールをつかみとる。あぶねぇ…。
「すまないイッセーくん、ありがとう」
「気を付けろよ」
結局木場はこの日ボーッとしてばっかだった。
パシンッ!
「どう?少しはめが覚めたかしら?」
結局雨により中止となった球技大会のあと、部室で木場が部長に頬を叩かれていた。
試合中にも怒られては数分だけ立ち直り、またボーッとするのを繰り返していたことへのお叱りだ。
「…すいませんでした。以後気を付けます」
たんたんと答える木場。うーんやっぱりなんか変なんだよな…。
「木場、最近おかしいぞ?」
「君には関係ないよ」
「関係なくねぇだろ。俺も心配だしよ」
「心配?僕をかい?そんな心配は無用だよ。まあ今回は主の命令に背いた僕が悪かったけど」
「お前……」
「イッセーくん…僕は最近基本的なことを思い出していたんだよ」
「基本的なこと?」
悪魔の弱点とかについてか?
「ああ。僕がなんのために悪魔となってなんのために戦っているのかね」
「部長のためじゃないのか?」
「いや、そうじゃない。僕の目的はただ一つ………復讐さ」
そうして木場は雨の中へと消えていった。
「部長、木場になにがあったんですか?復讐ってただ事じゃないし」
「…祐斗は聖剣計画の生き残りなのよ」
「聖剣計画…たしか協会で聖剣の研究をしていたときに、被験者となった子供たちを全員殺した事件だったかにゃ?」
「ええそうよ。祐斗は私があったとき既に死にかけだったわ。でも、彼は生きたいと願っていた。復讐目的だったとしても見過ごせなかったの」
その後部室では暗い雰囲気のまま全員が帰宅した。
イッセーsideout
やーさんside
次の日、部室に呼ばれた俺たちは教会からの使いだと言う人物を待っていた。そのとき、扉がノックされ、ゆっくりと開いた。
「教会の使いできたゼノヴィアだ」
「同じく紫藤イリナよ。イッセー君久しぶりね♪あぁでもイッセー君が悪魔なんかになっているなんて。これも神からの試練なのかな…」
「イリナ!?お前なのか、教会の使いって!」
「うん」
イッセーの知り合いか?天子陣営に知り合いとかすげぇな。あっ俺のほうがあれか。それより木場の目がヤバイな。憎悪のこもった眼で睨み付けてるし。こないだの聖剣計画ってのが関係あるんだろうな…。
「話を進めたいのだがリアス・グレモリーだな」
「ええ。天使陣営の人がなんのようかしら?」
「先日、カトリック教会本部ヴァチカン及びプロテスタント側、正教会側に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われた」
「エクスカリバーが奪われたってまずすぎんだろ」
「やーさん、イッセー、エクスカリバー自体はもう現存してないのよ」
「え?でも盗まれたって」
「うちの眷族の一部はそのあたりは知らないから説明しながらでいいかしら?」
「えぇ。イッセー君、エクスカリバーは大昔の大戦で折れてしまったの」
折れるもんなのか?仮にも聖剣なんだろ?
「今はこのような形になっている」
ゼノヴィアが抱えてた袋から剣を取り出す。それを見た瞬間、俺たちは言い様のない恐怖を感じた。
「聖なる力の宿っている剣だから悪魔にはそこにあるだけで毒なのにゃ」
黒歌はわりかし平気そうだが少しはきいているようだ。
「大昔の大戦で四散したエクスカリバーの破片を拾い集め、錬金術によって新たな姿となったのだ。七本作られたうちの一本だ」
ゼノヴィアは袋に剣をしまう。術式のようなものが見えたから普段は封印でもしてるらしい。
「私がもっているのは『
「私のはこれよ」
イリナも袋から紐のようなものを取り出す。それはうねうねと動き剣の形となった。つか二人ともエクスカリバー使いかよ。撃退されたらさらに二本奪われるのに気にしてないのか?
「私のは『
「イリナ…悪魔にわざわざエクスカリバーの能力をしゃべる必要はないだろう」
「いいえ、ゼノヴィア。悪魔と言えど交渉には信頼関係が大事なのよ。それに能力が知られていても悪魔に遅れはとらないわ」
自信満々だな。こうゆうのみてるとちょっと『ドラゴン』とかけしかけたくなるな。しないけど。
「それで奪われたエクスカリバーとこんな小さな地方都市になんの関係があるのかしら?」
「カトリック、プロテスタント、正教会それぞれに二本ずつあったエクスカリバーだが、それぞれの陣営にあったうち一本ずつが奪われた。残る一本は今だ捜索中なのだがな。その奪われたエクスカリバーがここに持ち込まれたのだ」
なんでここなんだよ…。魔王の妹二人いる町だぞ?下手なことやれば戦争じゃねぇか!
「奪ったのはだれなの?」
「『
「コカビエルですって?聖書にも記されたような大物堕天使の名前が出るとはね」
「先日から何人もの悪魔祓いや神父を秘密裏に潜り込ませているが悉く始末された」
「それで、私たちに協力を仰ぎにきたってわけ?」
まぁ普通はそうだよな。悪魔祓いを返り討ちにしまくれるレベルの相手なんだからな。
「いや違う。我々の願い、いや要求は私たちと堕天使のエクスカリバー争奪戦にこの街にいる悪魔が一切介入しないことだ。つまるところ事件に関わるな。ということだ」
「ずいぶんな言い方ね。私たちが堕天使と手を組んで聖剣をどうにかしようとしている。とでも?」
うわぁリアス部長お怒りだな…。
「可能性がないわけでもないと本部は思っているのでね」
バンッ!
ゼノヴィアの言葉にリアス部長が机を叩いて立ち上がる。
「私たちは堕天使と手を組んでどうこうしようなんてまったく思ってないししないわ。グレモリーの名に懸けて。魔王の顔に泥を塗るようなことは決してしない!」
「上は悪魔を少しも信用してないのでね。『堕天使コカビエルと手を組めば例え魔王の妹だろうと消滅させる』上司より」
「無理だろうがな…」ボソ
「そこの悪魔、なにかいったか?」
「別に。なんでわざわざこの町なのかと考えていただけだ」
「まぁ一応このことを悪魔側にも知らせておかなければ教会本部が色々と恨まれるのでな」
「正教会からの派遣はあと何人来るのかしら?それを把握しておかないといらぬ面倒が起こるわ」
「増援はない。私たちだけだ。おおかた私たちが失敗したときに備えて残る一本を死守するつもりなのだろうさ」
「たった二人で堕天使の幹部からエクスカリバーを奪還するつもりなの?死ぬつもり?」
「そうよ」
「私もイリナと同意見だができたら死なずに終わってほしいよ」
「相変わらずあなたたちの信仰心は常軌を逸してるわね。死ぬつもりで来るなんて」
「私たちの信仰心をバカにしないでよね、リアス・グレモリー。ね、ゼノヴィア」
「まあ上は最悪エクスカリバーを破壊できればそれでいいと考えているからな。私たちはエクスカリバーを堕天使の手からなくす役目だ。死んでも困らないのさ。エクスカリバーに対抗できるのはエクスカリバーだけだ」
その気になれば俺の『特技』でも戦えると思うがな。
「それではそろそろ行くとするよ。イリナ、帰るぞ」
「ええ。イッセー君また今度ゆっくり話しましょ」
二人は扉へと歩き出す。が、ふと歩みを止めた。
「ん?そこにいるのはアーシア・アルジェントか?」
ゼノヴィアがアーシアに気づいた。
やーさんsideout
どうもコクトーです
ゼノヴィア&イリナ登場です
口調これでいいのかな?
それにしてもこのシリーズは書きにくい…
新しく書いてるほうだとすらすら書けるのに…
えーこの辺は結構あいまいな状態でやってるのでおかしなところが多いかと思うます
他の方のを何種類か読んでやってるのですがいまいちわからない…
はやく会議のとこ入りたいよぅ…
次回はちょっとやーさんいじわるかな?
ではまた次回